２０１０年スイス（３０）　ディアボレッツァ＋モルテラッチュ　「ペ」編

2010/08/10 - 2010/08/10

この日は、午前中、ピッツ・ナイール展望台に行き（既出）、午後にディアボレッツァ展望台へ登りました。
前回のディアボレッツァは、晴れた午前中でしたので、雲の無い山々を見ることができました。
今回は、前回と違い、雲が沢山。でも、幸い山の後ろに湧く雲でしたので、どちらかと言うと趣の違った山を見られて良かったかなと思います。

今回は、ディアボレッツァから下りた後、モルテラッチュ氷河を間近で見るハイキングに行ってみました。
コース上は、何カ所かに、過去の氷河の先端だったことを示す標識があります。それぞれの標識どうしの距離と標識に書かれた年代の期間は、反比例するようで、期間が短くなるにつれ距離は長く開いて行きます。
同じような光景は、オーストリアや北欧でも見ました。
以前、科学雑誌「ニュートン」紙上に、氷河の現在と過去の写真が掲載されていたことがあり、世界中の氷河で起きている、同じような衰退を、驚きをもって見た記憶があります。
ディアボレッツァでは、氷河の溶解を遅らせる試みを見ることもできました。しかし、満足できる結果を得られるとは、残念ながら思われませんでした。全世界が、同じ意識を持って動かない限り、状況が改善されることは考えられない状況です。

ディアボレッツァ＋モルテラッチュ「オ」編もどうぞ!!
http://4travel.jp/traveler/onsen_swiss/album/10549268/

エリア サンモリッツ(スイス)

• 旅行の満足度: 4.0

この写真は、14時ころです。
ピッツ・パリュ（Piz Palu、３，９０５ｍ）と、その右にベラビスタ（Bellavista、３，９２２ｍ）。目の前には、ペルス氷河が広がります。

こちらは、ピッツ・ベルニナ（Piz Bernina、４，０４９ｍ）と、右にピッツ・モルテラッチュ（Piz Morteratsch、３，７５１ｍ）。

ペルス氷河とモルテラッチュ氷河が合流します。

ディアボレッツァ展望台にあるレストラン。ホテルですよね、確か。一度、泊まってみたいなぁと思っています。

氷河にカバーを掛け、溶けるスピードを抑える試みを行うと、以前、ウェブで見ました。そのひとつですかね。
やらないよりマシだとは思いますが。どれだけの効果があるのでしょう。期待はしたいです。

ディアボレッツァ展望台の後、こんどはモルテラッチュ氷河へのハイキング開始。
このような標識がたくさんあります。
1900年頃、このあたりにモルテラッチュ氷河の先端があったようですね。

前の標識の写真が、15時09分撮影。
この写真が、15時12分。でも、現在の氷河先端は、まだまだ遠いようです。

15時31分、おおっ、見えてきたか？

15時32分。結構、1分で歩けるなぁ。
（でも、意外とツアーらしき日本人に抜かれてました…。逆に、ツアーだから急いでいたんだ。きっと。）

15時47分。氷河です。
多分、この写真を撮る数分前に到着していたと思います。
でも、40分近く歩くほど、1900年から溶けているんですね。はぁ〜あ。

歩いてきた方は、こんな感じです。