2011/10/15 - 2011/10/23
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mistralさん
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ホテル周辺の教会めぐりと午後は半日のバスツアーで近郊へ出かけました。いよいよポルトガルも最後の日となりました。翌日は夕方の便で日本へ戻ります。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- 観光バス 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
10月21日、夫とは午前中別行動。私はホテルからすぐ近くにあるサンタ・ジュスタのエレベーターに乗ってバイロ・アルト地区へ行くことにしました。
正面から何度か通りががりには見ていましたが、乗るのは初めて。ここも乗り放題ティケットが使えます。午後になると乗車待ちの人の列ができますが、朝は誰もいませんでした。向かって右側から乗車、上から降りてくる人は左側から出ていきます。 -
降りて螺旋階段を上っていくと、展望台兼カフェがあります。
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リスボンの街並みやサン・ジョルジェ城が一望にできます。
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渡り廊下を通って行くとバイロ・アルト地区へ出ます。その地区へ行くにはロシオ駅の裏手にまわると石段があって、その階段を上り続けると行けますが足の弱い人には結構つらい上りです。階段の上りがきつい人には楽にバイロ・アルト地区にたどりつけますのでお勧めです。
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連絡橋はカルモ教会の横を通りぬけていきます。
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連絡橋が終わりすぐ右手に出るとカルモ教会の正面入り口にでます。オープニングは10時からですが、少し前に着くことができました。
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14世紀末建てられた教会は1755年の大地震で倒壊。当時はリスボン最大といわれた石造建築物まで崩壊させてしまった地震の規模はかなりのものだったことが想像されます。
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内部全体が博物館として公開されていました。
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カルモ教会から徒歩5分ぐらいのところにサン・ロケ教会があります。この教会は1584年、リスボンにたどりついた天正遣欧少年使節団の一行が一か月ほど滞在したイエズス会の教会です。日本にもご縁のある教会として是非訪れてみたいと思っていました。正面ファサードは1755年の大地震で破壊、その後再建されたとのことです。
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教会正面入口のドアはロックされていましたので、どこから入るのかとウロウロしましたが、右側の付属美術館のスタッフの方が出てきてくださり、美術館のドアから入ることがわかりました。もちろん教会のみの見学は無料でした。教会内部はイタリア・バロック様式とのことです。
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内部の礼拝堂は貴石のモザイクで飾られていて、リスボン有数の美しいチャペルとのことです。16世紀末にイタリア人建築家によって建てられたそうですが、イタリア・バロック芸術の傑作といわれていることも、なるほどとうなずける豪華さでした。
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主祭壇内部の様子です。
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サイドにある祭壇の内部ですが、モザイクの様子がわかると思います。
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帰り道は教会の裏手にあるグロリア線のケーブルカーを利用してリベルターデ通りに降りていきました。この路線もリベルターデ通りでは夕方には沢山の乗車待ちの人の列を見かけましたが、午前中のせいかのんびりと車窓の景色を楽しみながら降りることができました。
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午後、グレイラインのシントラ半日というツアーを事前にネットで申し込んでいました。シントラからロカ岬、カスカイス、エストリアルを回って帰ってくるツアーです。夫も2,3日前からロカ岬には行ってみたいと言い出し、ホテルのコンシエルジュを通して追加の申し込みをしました。ネットでの申し込みの際は指定された集合場所へ集まるという指示でしたが、ホテル経由で申し込みしたおかげ(!!)で、1時50分、スタッフが迎えにきてくれることとなりました。ラッキーでした。ポンバル侯爵広場で行先方面別のバスに分かれ、出発。最初の目的地シントラに着きました。
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シントラの街の様子。
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シントラは「この世のエデン」とバイロンによって讃えられたとのことですが、緑の中のあちこちにお城や貴族の館が点在している景観から、世界遺産に登録されています。その中心となる王宮に入場しました。14世紀、ジョアン1世によって建てられた夏の離宮とのことです。巨大な二本の煙突がひときわ目をひきました。
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豪華な部屋の一つ、アズレージョで覆われたアラブの間です。
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シントラの街をあとにし、バスは更に西に向かいました。
ここがまさにユーラシア大陸の西の果て、ロカ岬です。ポルトガルの詩人、カモンイスが詠んだという ‘ここに地果て、海始まる’ という詩の一節が書いてあるという石碑がポツンと立っています。 -
深夜特急の主人公もこの近くのサグレスの岬までたどりついて、ユーラシア大陸の東のはじから始めた旅を終わりにすることに心をきめることができたということです。目の前に広がる太平洋からの強い風をうけながら、突端に立ってみると、まさに地の果てを実感しました。
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この岸壁に立ってみると、海のはるか彼方の未知なる土地を目指して航海に出て行った船乗りの勇気を讃えたくなってきます。
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リスボンへの帰路、立ち寄ったカスカイスにて小休止しました。コスタ・ド・ソルの西端に位置する街で、漁師町ではありますが、北ヨーロッパやアメリカからのツーリストが訪れるリゾート街でもあります。
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リスボンに戻ってきました。ポルトガル最後の夜となりました。ロシオ駅の裏手の石段を上っていき、とあるレストランに入りました。お店の名前がネットの書き込みにもあったお店でしたので、呼び込みのおじさんに誘われるままに外の階段に張り出した席に腰を下ろしました。偶然とはいえそこで初めて日本人のグループに会うことができました。
翌日は夕方の便でパリ乗り継ぎで日本に帰ることになっています。ライティングされたサン・ジョルジェ城をながめながら久しぶりのご飯(リゾット)をいただきました。
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この旅行記へのコメント (3)
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- ふらどくさん 2011/11/24 22:36:15
- こんにちは!
- mistralさん
当方にお越し頂きありがとうございます。
ろか岬は私も行きました。
定番ではありますが、ユーラシア大陸最西の碑と証明書を買うと
やることがありませんよね。
しかしこの場に立つと何となく達成感がありますね。
では
ふらどく
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- TSUNEさん 2011/11/05 12:02:31
- はじめまして
- 1〜6まで一気よみさせていただきました。
ポルトガル、日本ではあまり観光ではメジャーではないですよね。
でもいった人に感想をきくと必ずすすめられます。
今回、じっくりと写真を含め拝見させていただきました。
ぼんやりとですが、興味がわいてきました。
街の雰囲気がイタリアやフランスのように洗練されていない素朴な感じがいいですね。
- mistralさん からの返信 2011/11/07 11:42:08
- RE: はじめまして
- ツネさん
書き込みいただきありがとうございました。
またつたない写真、コメントでポルトガルの雰囲気をお伝えできたか、心配しています。ポルトガルという国は直行便もありませんし、なかなか思い切ってでないと行きにくい国ですよね。それでも、帰ってきて改めて、魅力ある国だったな〜と今思い出しています。
ツネさんの旅行記、たぶん沢山おありだろうと思います。是非、近く訪問させていただきます。
mistral
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