2010/08/04 - 2010/08/15
16位(同エリア29件中)
MILFLORESさん
- MILFLORESさんTOP
- 旅行記352冊
- クチコミ221件
- Q&A回答161件
- 1,626,885アクセス
- フォロワー115人
カナリア諸島での夏休み つづき
1 → http://4travel.jp/traveler/milflores/album/10490740/
ラス・パルマス県の県庁所在地ラス・パルマス・デ・グラン・カナリアへ遠足しました。
カナリア諸島の先住民はGUANCHE(グアンチェ)族 (ベルベル族系)
15世紀に島々はカスティージャ王国に植民地化される。
首都ラス・パルマスの起源は1478年。
スペインからの征服者JUAN REJONが街の基礎を造った。
旧市街の大聖堂(カテドラル)、新大陸発見の旅に出るコロンブスが寄ったとされるカサ・デ・コロン、新市街のドラマス公園、市街地にあるビーチとしてはスペインでも屈指の広さ綺麗さのカンテラスビーチ等に行ってみました。
ところで、「カナリア諸島 ISLAS CANARIAS」は「カナリア」がいたからそう呼ばれたのではありません。
3説あって、一番有名なのがラテン語の「CANNIS」(犬)からきたという説。
島に大きな犬がたくさんいたから「GRAN CANARIA」。
もう1つはモロッコの「CANARII」族がいたから、という説。
最後の1説は島で「CANNA」と呼ばれるサトウキビの一種からきたという説。
で、「カナリア諸島」やポルトガル領アゾレス諸島やマデイラ諸島にもいた鳥のことを「カナリア」と呼ぶようになった。 島の名が鳥の名より先。
表紙の写真: CASA DE COLON(コロンブスの家)のパティオ
****************************
今回の旅プラン (●印がこの旅行記の部分)
○1日目: 移動日 マドリード → ラス・パルマス
(グラン・カナリア島 マスパロマス泊)
○2日目: マスパロマス ホテル+ビーチ満喫日
(グラン・カナリア島 マスパロマス泊)
●3日目: 首都ラス・パルマス観光 / マスパロマス
(グラン・カナリア島 マスパロマス泊)
○4日目: マスパロマス / プエルト・デ・モガン散策
(グラン・カナリア島 マスパロマス泊)
○5日目: 移動日 マスパロマス → クルス・デ・テヘダ
(グラン・カナリア島 パラドール泊)
○6日目: 移動日 ラス・パルマス → テネリフェ
(テネリフェ島 コスタ・アデヘ泊)
○7日目: ラグーナ / ラ・オロタバ / プエルト・デ・ラ・クルス観光
(テネリフェ島 コスタ・アデヘ泊)
〇8日目: コスタ・アデヘ ホテル+ビーチ満喫日
(テネリフェ島 コスタ・アデヘ泊)
○9日目: 移動日 コスタ・アデヘ → テイデ国立公園
(テネリフェ島 パラドール泊)
○10日目: 移動日 テイデ国立公園 → プラヤ・デ・ラス・アメリカス
(テネリフェ島 プラヤ・デ・ラス・アメリカス泊)
○11日目: プラヤ・デ・ラス・アメリカス ホテル+ビーチ満喫日
(テネリフェ島 プラヤ・デ・ラス・アメリカス泊)
○12日目: 移動日 テネリフェ → マドリード
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- グルメ
- 4.0
- ショッピング
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- レンタカー
PR
-
宿泊していた南部マスパロマスから、
島東海岸沿いを高速道路にのって55Km
首都 Las Palmas de Gran Canariaは
島北東に位置しています -
道路標識に「?}なもの発見
「TARIFA」ってスペイン本土最南端
あっちって・・・? 海? 港?
その下、バスステーションの表示なんだけど、カナリアではバス(スペイン語ではAutobus)のことを「Guagua」(グアグア)と言います。
幼児語みたいで可愛いこの呼び方はキューバやドミニカ共和国とも共通です。 -
Triana(トリアナ)地区は商業地区らしい
洋品店などがとっても多い
カナリア諸島はスペイン本土より税金が低いので物が安い。
服や靴など、トランクに余裕があれば買い物たくさんしてたのにな〜 -
黄色・オレンジ・青・緑・・・
様々な色の建物が可愛い -
Vegueta(ベゲタ)地区が旧市街
真ん中の高い建物がラス・パルマスの大聖堂 -
道路名を記したタイル
ラス・パルマス市章には椰子の木が2本描かれてる -
カテドラル前の
PLAZA DE SANTA ANA
サンタ・アナ広場 -
「カナリア」の名の由来になった犬の像
-
カテドラルの鐘楼へ上がるエレベーターがあったので、まずは上からラス・パルマスの街並みを見てみることにしました。
1500年に開始したカテドラル建築ですが、資金不足で1570年にストップ。
その後18世紀になってから完成した。 -
この下がカテドラル本陣
この後行きますが、上からは想像できない美しさでした。
(夫撮影) -
サンタ・アナ広場
-
余り美しい街並みとは言えないかも・・・
-
アップにすると尚更
(夫撮影) -
でもこういう風にカラフルで可愛い所もある
(夫撮影) -
カテドラルパティオ
「オレンジのパティオ」という名の通り、オレンジの木が数本ある。
(写真左の木がそう) -
イチオシ
だけど、オレンジよりもっと目立っていた椰子の木と・・・
-
パパイヤ♪
何かと思ってたのですが、
れいろんさんから教えて頂きました。
れいろんさん Gracias!
(夫撮影) -
スペイン本土のカテドラルだったら石造りの回廊だけど、ここでは「パティオ」という名が相応しい木製の温かみあるバルコニーに囲まれています。
大聖堂の中庭とは思えない造りと美しさにうっとり
(夫撮影) -
新大陸発見以来、新地での布教も勤めたカナリアの司教たち
パナマ カラカス ボゴタ モンテビデオ
オアハカ ユカタン ミチオカン (メキシコ)
なんて中南米の土地名が見えます。
(夫撮影) -
イチオシ
本陣に入る
白い壁
椰子の木の幹のように林立する柱
大して期待しないで入ったカテドラルなのにビックリした -
天井を見上げてため息
椰子の木をモチーフにしてデザインされたとしか思えない
幾何学的な美しさにうっとり☆ -
ガラスのランプ越しにモダンなデザインのステンドグラスを写してみました
-
イチオシ
宗教テーマのクラシカルなステンドグラスも美しい
これはプラド美術館にあるMurillo(ムリージョ)の「聖女アナと少女マリア」母娘ですね
(夫撮影) -
聖女アナ SANTA ANA だと思います
この大聖堂の名は
CATEDRAL DE SANTA ANA ですから
(夫撮影) -
パティオ2階部分にはカテドラル所有の美術品コレクションが展示されています。
-
雨どいも木製
-
バルコニー
(夫撮影) -
2階からパティオを見下ろす
本当に期待以上のカテドラルで、これだけでラス・パルマスに来て良かったな、と思えました。 -
地名入り市章入りマンホールを見つけたら・・・
パチッ!!
コミュニティ「下を向いて歩こう!」 よろしく
http://4travel.jp/community/main/10000502/ -
Ermita San Antonio Abad
聖アントニオ・アバッド礼拝堂
ここで新大陸発見の旅に出るコロンブス(スペイン語ではコロン)が祈ったとされている。
(夫撮影) -
イチオシ
礼拝堂の前にあるこの建物が現在「コロンブスの家」(Casa de Colon)と呼ばれているもの。
ラス・パルマス市創設当初の統治者の館だった。
コロンブスが1回目(1492)・2回目(1493)・4回目(1502)の航海の際に寄って泊まっていったとされている。
この建物に美しいカナリア建築の特徴がよく現れています。
漆喰の壁
木の窓枠に飛び出す木のバルコニー
装飾の施された石造りの門枠 -
これだけでも見応えある
面白い彫刻の数々
建物こっち側は現在は図書館として利用されている
なんと贅沢な!
角を周って裏側から入るとカサ・デ・コロンの入り口 -
イチオシ
嬉しいことに入場料取りません
入ると、またウワァー!!
カテドラルで見て魅了されたカナリアパティオがここにも。
どんなアングルからも絵になる
このおじさんみたいに、ここに座っていると時が過ぎるのを忘れるようです。 -
パティオの壁にコロンブスの航海ルートが描かれています。
ちょうど1年前の夏休暇では、コロンブスが1回目の航海を開始したパロス・デ・ラ・フロンテラを訪問しました
http://4travel.jp/traveler/milflores/album/10368474/
1492年8月3日にパロスを出たコロンブスはラス・パルマスとゴメラ島に寄っています。
ラス・パルマスではピンタ号の修復をしています。
ゴメラ島を離れて未知の航海路へ出たのは9月6日
(夫撮影) -
Casa de Colon には小部屋がいくつもあって、コロンの航海に関する資料や、中南米の土器・土偶、カナリア諸島関連の絵画、島の説明など興味深い展示がされています。
写真はメキシコのコリマ文化の土偶
手前のPerro Durmiendo(寝ている犬)は分かる
奥のはPerros Peleando(喧嘩している犬)だそうな
Perros Bailando(踊る犬)の方がしっくりくるけど(笑) -
ラス・パルマス生まれの小説家ベニート・ペレス・ガルドス(Benito Perez Galdos 1843-1920)の肖像画。
ソロージャ (SOROLLA) の絵です。
ソロージャに関してはこちらでどうぞ↓
http://4travel.jp/traveler/milflores/album/10327931/
スペインで勉強した者ならこの絵、教科書の絵で見てるから誰だかすぐ分かる。
ラス・パルマスにはガルドスの名をつけた劇場があります。
ラス・パルマス生まれの著名人もう1人
テノール歌手のアルフレド・クラウス
(Alfredo Kraus 1927-1999)
こちらは音楽堂がある。
(夫撮影) -
グラン・カナリア島の模型
写真では手前が北、奥が南
(夫撮影) -
昔のラス・パルマス市
真ん中に大聖堂が見えます
(夫撮影) -
ラス・パルマス市の北部に城発見!
Castillo de la Luz(光の城)
地図を見るとまだある?!
後で行ってみよう
(夫撮影) -
旧市街から車で北部新市街へ移動しました。
駐車場の建物内で見つけたペイント犬♪
もしかして・・・牛・熊・豚に続いて「犬狩り」旅行記作成できるか!と思ったのですが、残念なことにこれともう1体見つけただけ。
カナリア諸島の名前の由来になっている犬です。
2006年にラス・パルマスへいらっしゃっている方の旅行記に、まさにこのペイント・ワンコだらけの旅行記がありました。
その頃にイベントやったのかな。 -
Parque Doramas ドラマス公園
熱帯植物が元気いっぱい -
ブーゲンビリアと椰子の木
-
ドラマス公園内に PUEBLO CANARIO(カナリア村)というカナリア建築の建物がいくつか集まっている所がある。
-
MUSEO NESTOR
ネストル・マルティンというカナリアの画家の美術館
入りませんでしたが -
この木のバルコニーがとっても気に入った
-
公園内にあるグラン・カジノ・ラス・パルマス・ホテル(5つ★)
カナリア建築を意識した造りですね -
ホテル前にいたカジノ犬
もっと犬いたら楽しかったのにな。 -
で、また車で港の方へ
先ほどのカサ・デ・コロンのジオラマで見た城を探しに行きました。
中は入れないけれど、城好きなので一応チェック。
(夫撮影) -
この城前の公園内に、何故か船も
(夫撮影) -
最後に、ラス・パルマス市内にあるカンテラス・ビーチへ。
PLAYA DE LAS CANTERAS
地方都市市内でビーチがある所はスペインに多いけれど、これだけ長くて綺麗な所はそうない。
(夫撮影) -
仕事帰りにちょっとビーチへ行こうか・・・ってやってみたい!
内陸マドリードじゃ所詮無理な話
(夫撮影) -
昼食はビーチ沿いに並んでいるレストランの中から選ぶことに
名前と看板に引かれて入った店。
EL GALLO FELIZ (幸せな鶏)♪ -
「上も向いて歩こう!」 看板コミュもよろしく
http://4travel.jp/community/main/10000512/ -
中、鶏グッズが所狭しと置かれていて楽しい
-
夫の前菜
ウナギの燻製が乗ったトースト -
私の前菜
アボガドとエビのサラダ -
ここのガーリックパンも美味!
ホカホカ -
私のメイン
CHERNE (チェルネ) スズキに似た魚
ここのもうまっ♪
カリカリのガーリックもうまっ♪ -
夫のメイン
牛フィレにマッシュルームベースのソース掛け
これも美味しかったらしい -
スペイン本土よりずっと南なのにカナリアスが暑くない証拠を
夕方4時 28度
冬でも22−24度と春の陽気なので、年間通じて海水浴・日光浴が目的の観光客がヨーロッパ中からやってくる訳。 -
この後、マスパロマスへ帰りました。
ラス・パルマスも気に入った!
(夫撮影)
【島へ!】旅行記 2/10 完
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
この旅行記へのコメント (2)
-
- れいろんさん 2010/08/22 10:11:28
- 第2段!
- MILFLORESさん
ワクワクしながら旅行記を読んでいます。
?[Guagua]は南米コロンビアでも使いますね〜。
理由はグアグアと音を立てながら走るからだとか。
ただし、市内のバス限定かな?
都市間バスなど大きいバスはBUSだった気がします。
ちなみにチリで{guagua}というと{bebe}のことですよ。
?カテドラルのオレンジのパティオで、
「オレンジよりもっと目立っていた、、、、椰子の実」は
ヤシの実ではなくてパパイヤですよ〜。
大きな椰子の木の隣に、小さなパパイヤの木があるみたいですね。
こんなのも、ラテンアメリカ(特に中米)っぽいかも。
布教の帰路に持ち帰ったのかしらね。
れいろん
- MILFLORESさん からの返信 2010/08/22 16:49:08
- RE: 第2段!
- れいろんさん
旅行記読んでくださってありがとうございます!
> [Guagua]は南米コロンビアでも使いますね〜。
そうでしたか〜
亡くなった義父がコロンビア人だったのですが(40年以上スペイン在住)、GUAGUAは聞いたことありませんでした。
1度だけコロンビアに行ったことある夫に確認したら、「そうだよ、僕はGUAGUAに乗ったよ」と言っております。
コロンビア土産でもらったことある木製のバルコニーの飾り物があるのですが、テネリフェであれとそっくりな物を見ました。実際、その通りのバルコニーがたくさんあるんですよー
やっぱり中南米に似ているんだなーって確信。
> ちなみにチリで{guagua}というと{bebe}のことですよ。
そっちの方が雰囲気ですね! (笑)
> カテドラルのオレンジのパティオ
> ヤシの実ではなくてパパイヤですよ〜。
> 大きな椰子の木の隣に、小さなパパイヤの木があるみたいですね。
ご指摘ありがとうございます!
椰子の実にもツルンとしたのあるけど、木と葉が違うよなーって気になってたんですよ。
まさか、パパイヤとは・・・、私の知っているパパイヤとは実の形が違うので。
早速、コメント訂正いたします。
本土のカテドラルには見られない雰囲気でしょう?
カナリア建築、カナリアパティオ、この後テネリフェでもいっぱい見るんですが、本当に気に入りました♪
投票もしていただき、どうもありがとうございました!
MILFLORES
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
MILFLORESさんの関連旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
2
61