2006/12/17 - 2006/12/25
707位(同エリア1849件中)
窓際さん
やっぱり一生のうちに1回は訪れておきたいモンサンミッシェル。とうとう行くことができました。映画『ロード・オブ・ザ・リング』で“ミナスティリス”のモデルになった話を聞いて、すんごい行きたかったんですよね〜。それでは始まり始まり〜。
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6時半です。朝食です。
早すぎてまだ和食が用意されてません。炊飯ジャーもまだ湯気を上げてる状態。しょうがないんで今朝はパンで。 -
バター、こんな風に出されると楽しい〜。
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本日もマイバス社のオプションツアーに参加です。
このとき時間は7:10。まだ真っ暗。この空なんで、天気がどうなってるのかさっぱり分からない。晴れるといいが・・・と心配しながら歩きます。結果は快晴だったんですけどね。ラッキー♪
早朝なんで、歩道脇に水を流して掃除してます。寒いのにじゃぶじゃぶ水を流すから、余計に寒く見える・・・・。 -
7:15集合、7:30出発でノルマンディへ向かいます。写真はちょうど9時。やっと日が昇ってきました。パリからは360キロ。バスで片道4時間の旅です。言葉が達者なヒトなら、電車でもっと早く行けるみたいですけどね。
夏場は何を育てるのか、広大な農地が広がります。それにしても寒そうだ。 -
車窓から撮ったロクでもない写真ですが、これ、セーヌ河です。高速道路の下を大きく蛇行しながら、たまに見かけるんですよね。日本では想像できないスケールの河です。
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10時。トイレ休憩にスーパーに立ち寄ります。
もうメール・プラールのビスケットが売ってました(笑) さっそく買ってみる。それからフリスク。日本のよりキツイそうですよ。わたしはミントのお菓子は嫌いですが・・・・。 -
北へ北へ走ると、だんだん農地より牧草地が増えてきます。牛・馬・羊がいっぱい。雰囲気ありますね〜。そういやフランスなのにぶどう畑を見てないなと思ったら、ノルマンディ地方は土地に湿気が多すぎるのと寒すぎるといった理由で、ぶどうが育たないんだとか。変わりに果樹は育つんで、りんごのお酒、シードルや、蒸留酒のカルバドスを作って飲むそうです。バターたっぷりのノルマンディ料理には、きっついカルバドスで消化を助けるのがいいんですって。
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ちょっと見づらいけど分かりますかね?左の木にいっぱいくっついてる緑のまるい物体。「やどり木」だそうです。もぉね、あっちこっちにいっぱいあります。寄生植物なんであんまり付きすぎると元の木が枯れてしまうそうです。寄生植物なんてなんとなく不気味ですが、“魔よけ”として考えられてるそうで、クリスマスなんかに飾るらしい。ソコは聞いたことあったけど、「やどり木」ってコレのことだったんだと驚き。
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時間は12時。見えてきましたよ!
まっ平らな平原に突然現れる山の姿に感動。
そうそう、バスで行かれる方、座席は右側がお勧めです(笑) 左でも帰りに見れますが、振り返りながら見るより、やっぱ行きがけの感動の方がデカいですもんね。それにバスの2列目(最前列はガイドさんなんで)だと、フロントガラス越しにも見えて、なおいいです。
そういや脱線ですが、フランスはバスもシートベルト着用義務があるそうです。しかもしてないのがバレたら本人責任。たまに検査があるんですって。ほんまかいな。ま、旅先の地で事故に遭いたくないんで、真面目に締めときました。それからバスの運ちゃん。この国では連続で4時間を越えて運転したらダメなんですって。だから交代要員がひとり付きます。おかげで人件費も嵩んで、このツアーは高めなんだろうな。ま、ムリされるよりはいいですが。 -
思うんですが、やっぱこの島は外から眺めてるほうがいいですね(笑) 泊まりでくれば、夜景が素晴らしいんだろな。
クリスマス前のオフシーズンだからか、島直前の集落も閑散としてました。ホテルやらレストラン、キャンプ場まであって、夏はすごい人出なんでしょうな。たまにクリスマスの飾り付けを見かけますが、やっぱり寂しい雰囲気でした。 -
12時ちょい過ぎ。とうとう到着です。
駐車場もガラ空き。この写真、バスを降りたところから撮ったんですよ。真下に停められるほど空いてます。島へ渡る道路の付け根では、ちょっとずつ工事が始まってました。この道路のせいで海流が変わり、周囲に砂がたまりすぎたんで、道路を外して橋に代えるそうです。そうなったら観光バスで直接至近距離まで近づけなくなるそうです。何年も続く大工事が始まる前に見に行けてよかった。 -
では中へ入ります。
狭い通りの両側にびっしりお土産屋さんが並びます。ちなみに最初の“王の門”を入ってすぐ左にオムレツで有名な『ラ・メール・プラール』がありました。その何軒か先にはお土産屋さん。プラールおばさん公式お土産が売ってます。しかも安心の日本人スタッフあり(笑) そっから少し進むと島内に1軒だけの郵便局があります。慣れてるのか何も言わなくてもハガキを見せるだけで記念切手を売ってくれます。値段は90セント。局内には手紙を書けるように机もあり。 -
ちなみにコレが、自分で自分に送ってみた絵はがき(笑)
到着まで2週間近くかかった気がするな。着いたのは年賀状と一緒だったんで。だけどユーラシア大陸の西の果てからこんな極東の辺境まで、たった90セントで1枚のハガキが届けられるなんて、ちょっと感動。消印もなかなかステキでしょ? -
で、まずはランチ。ツアーに付いてます。
シードルにスープにメインはコレ。あとはりんごのタルトが出てきました。なんでオムレツ食わしてくれないんだろ?
店内には日本と違う模様のスズメが入ってきて、パンくずを食べてます。
そういやこのレストラン、オムレツじゃ無いんで恨みましたが、マイバス社がいつも使ってるのか、トイレだけでも貸してくれました。いくら閑散期とは言え、少ないトイレはちこっと行列で、帰る直前にはガイドさんに言われてこのレストランで借りちゃいました。ラッキー。 -
それでは登って行きましょうか。
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城砦として使われた名残。
周りには随分砂がたまってます。全部水に沈む満潮が見てみたかったな。それでも水が来ない場所も増えたとかで、そんな場所は草も生え始めてました。周囲の砂地は“底なし沼”状態の流砂もあるらしく、ガイド無しで入ることは危険だそうです。 -
上の写真、上が太くて下が細くなってる塔ですが、細くなってる場所を内側から見るとこんな感じ。
この隙間から、這い上がってくる敵に熱湯をぶっかけてたんだとか。 -
干潟に島の影が。
向こうの島にも昔は教会があったそうです。今は無人島なんですって。 -
途中、水道発見!
昔は井戸があったそうですが、今は枯れたそうです。井戸が枯れた後は、雨水を溜める水槽を作ったとか。この水道も雨水が出るんだろうか?なんかすごい勢いで水が出そうなんで、出すのは止めときました(笑) いや、ホントは出してみたかったんですよ。でも小心者のダンナに止められましてね。 -
これが礼拝堂内部。
質素ですよね。しかも水槽工事で基礎部分が崩れて、一部崩壊したこともあるそうです。そんなコトで、堂内の建築様式はバラバラ。
そういやこのガイドさん。すんごい建築オタク?もぉ長々と細かい建築様式の説明するんで、しんしんと底冷えする堂内で、すっかり凍えてしまいました(笑) -
これは礼拝堂の天井。
島の頂上部に無理やり乗せてるんで、軽量化のために屋根は木造だそうです。船を造る技術の応用だとか。 -
尖塔の上には大天使ミカエル様。
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ちなみにコレが尖塔のモノと同じサイズだそうです。
マジ?!でか〜。 -
教会の前の“西のテラス”には、こんな印の付いた石がいっぱい見つかります。
これは建設当時、石工さんが「自分が運んだ石」だとサインしたそうで、後からその数に応じて報酬を請求したそうです。こういった習慣、世界中にあるそうで、「日本でも見つかりますよ」とガイドさん。そんなの見たことあったっけ? -
これが“西のテラス”からの眺め。絶景です。
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天気もいいし、風もおだやかだし。
もっと寒いかと思って着込んできましたが、まぁ〜ったく。 -
礼拝堂内にはクリスマスのお飾りが。
これ、どこの教会にもありました。当日になると、キリストのお人形も置くそうです。 -
回廊です。
内側には中庭。外側は干潟を見渡せました。 -
回廊にはたくさんの精緻な飾りが付いてますが、革命の時にキリスト像は暴徒によって打ち壊されたそうです。
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それでは下って行きましょうか。
写真は途中から見下ろした駐車場。やっぱこの道路、海流のジャマしてそうですよね・・・・。
下りもガイドさんの細か〜い建築談義を聞きながら。ちょっと“お腹いっぱい”な感じ(笑) -
時間は15時。やっと外へ。
監獄として使われていただけあって、一人で放り込まれたら暗いし迷路だし、めちゃくちゃ怖いだろうな。 -
自由時間は1時間弱。
ここまで来てオムレツ食べなきゃウソでしょう(笑) 他のツアー客はまだウロウロしてたみたいですが、ウチはバタバタと下っていきます。シーズンオフなんで閉まってるお店が多い〜。その代わり空いてましたけどね。 -
時間が時間なんで食べれるのか心配でしたが、なんとか入れた『ラ・メール・プラール』。
その代わり単品はダメでコースのみだとか。いやぁ、語学力が無いんで、よく分からないんですけどね。ランチはちゃんと食べたし、今さらコースもいらんので、身振り手振りで半分こはできるか聞いたら、できるとのコト。ラッキー♪
軽快で独特なリズムで卵を泡立てていきます。見てて飽きない! -
ま、コースと言ってもオムレツとデザートだけですけどね。写真のようにきちんと半分こして出してくれました。もちろん飲み物はシードル。でもランチの時も思いましたが、シードルって、なんか独特な香り。硫黄くさい? 肝心のオムレツですが、フワフワを保ちながら火は通ってるんですよ。生っぽいところは後がけ?ま、味はただのオムレツですが、やっぱり思い出に食べときたいですよね(笑)
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これがデザート。
旨かったですよ。でも取り皿欲しかったな(笑) 厚かましいってか?ちなみにお客はウチだけでした。
そういやココ、結構値段がしたような。でもとぼけたにーちゃん、シードル請求し忘れてやんの。もちろん内緒、内緒(笑)
食後、ここのテーブルで絵ハガキを書いて、何軒か隣の郵便局で出したわけです。 -
時間は16時前。
記念写真を撮って帰ります。
城壁にはフランス国旗と写真のノルマンディー公の旗が立ってました。
帰りのバスの中はもちろん爆睡。そういや隣席の夫婦はカルバドスをペットボトルで水割りして飲んでたな(笑) もちろん爆睡。 -
時間は20:44。
やっとパリです。写真はダイアナ妃事故現場。反対車線での話だそうです。
ところでこの辺りから大渋滞。運ちゃんは交代要員としゃべりまくり。他の道を考える気はまったく無いらしい。ガイドさんも諦め顔。しっかしまぁよくしゃべること。声をひそめちゃいますが笑いまくり。何話てるんだろ(笑)
そういや交代要員の運ちゃん、休憩所で果物を買ってきてたらしい。爆睡してて気がつかなかったけど。こっちのヒトって、結構果物を気軽に食べてる気がするな。地下鉄構内とかでも果物屋さんがあったりしました。 -
これ、なんだ?(笑)
バスから開放されたのは9時過ぎ。くたびれた〜!!ランチ+オムレツで腹も減らんし、夕飯はどうしたもんかとさ迷います。で、オペラ通りをブラブラとルーヴルの方へ。途中、なんとかオペラとか言うカフェ(笑)でクレープ焼いてるのを発見。ちょうど角にあるカフェです。気のいいオヤジがクレープ焼いてまして、日本語メニューもあり。そこでハムとチーズのクレープと、「シトロン エ シュクレ」とか言うレモンとお砂糖のクレープを買って立ち食い。旨いのなんの!!すんごい寒さでどんどん冷めるから、写真撮る暇無かったんですよね〜。でもマジで旨かった!
そういや「シトロン エ シュクレ」?いくら言っても通じない・・・・・。
で、写真はと言うと・・・・
一番絞り。
どこで飲んだかと言うと・・・・ -
すいません。また来ちゃいました、サッポロラーメン(笑) いや、他も考えたんですよ。だいたいクレープも食ったし。どこがお腹減ってないんやってか? ちょっと熱々のモノが食べたかったんですよ。で、ホテルへ向かってさ迷い歩くうちにね。時間は21時半。本日はこれにて終了〜!
明日はルーヴルです。
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