2013/03/23 - 2013/03/24
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kurakuraさん
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3月下旬に仕事がひと区切りついたところで東地中海クルーズへ。
船はMSCクルーズのファンタジア。
全長333m、総トン数13万7900t、定員4363人という、これまでに乗ったことのない大きさの船で、東地中海(アドリア海、エーゲ海)の人気コースを回る。
乗船を楽しみにしながら慌ただしく東京を発つ。
日程は、
3/23 成田発→アムステルダム経由→ヴェネチア
3/24 ヴェネチアからMSCファンタジア乗船
3/25 バーリ
3/26 カタコロン
3/27 ピレウス
3/28 サントリーニ島
3/29 コルフ島
3/30 ドブロブニク
3/31 ヴェネチア着
4/1 ヴェネチア発→アムステルダム経由
4/2 成田着
主な費用は、
〇クルーズ料金…約9万
(諸税&サービス料込、cruisedirect.comから予約)
〇航空券…約15万4000円
(KLMオランダ航空、エコノミーコンフォート、サーチャージ込)
〇ホテル…2泊で約4万3000円
以上はすべて個人手配で、一人当たり約26万円。
同じクルーズを組み込んだ日本からのパッケージツアーと比べ、個人手配のほうが1人あたり5~10万円程度安くアレンジできる。
(手配時の為替レートは、1ユーロ=120円前後、1ドル=90円前後)
このほかヴェネチアおよび寄港地での観光、船内での飲み物代などが
必要。
①ヴェネチア~乗船 ☆☆☆
http://4travel.jp/traveler/kurakura2001/album/10763076/
②バーリ&船内設備 ☆☆☆
http://4travel.jp/traveler/kurakura2001/album/10763549/
③カタコロン&船内施設 ☆☆
http://4travel.jp/traveler/kurakura2001/album/10763729/
④アテネ ☆☆☆
http://4travel.jp/traveler/kurakura2001/album/10764048/
⑤サントリーニ島 ☆☆☆☆☆
http://4travel.jp/traveler/kurakura2001/album/10764348/
⑥コルフ島 ☆☆☆☆
http://4travel.jp/traveler/kurakura2001/album/10765628/
⑦ドブロヴニク ☆☆☆
http://4travel.jp/traveler/kurakura2001/album/10766012/
⑧下船~ヴェネチア ☆☆☆☆☆
http://4travel.jp/traveler/kurakura2001/album/10766395/
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 25万円 - 30万円
- 交通手段
- 鉄道 船 徒歩
- 航空会社
- KLMオランダ航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
KLMオランダ航空(KL0862便)で成田からアムステルダムへ。
座席はエコノミーコンフォートというもので、通常のエコノミーよりも前後のピッチが10センチ程度長く、リクライニングを2倍倒すことができるシート。
ちょっとした違いだが、これほど楽なものかと思うほど、身体の大きな私にとっては負担の少ない快適なフライトとなった。
料金は通常のエコノミーシートに+3万円(往復)となるが、
個人的には利用価値大だと思われた。 -
ホテルオークラの料理人が監修しているという機内食もかなり美味しい。
何かのランキングで、KLMは長距離国際線の機内食ランキングの1位になっていたが、それも頷ける。
これから欧州便はKLMで決まりか? -
ノルウェーのオスロフィヨルド上空を通過。
クルーズ中にオスロからの家族連れと出会って話す機会があり、彼らも言っていたが、3月のオスロはまだ完全に冬だ。 -
11時間半のフライトのあと、アムステルダムでKL1659便に乗り換え。
実は成田出発が2時間ほど遅れたために、5時間のトランジットの予定が3時間弱に短縮された。
結果的にはラッキーだった。 -
ヴェネチアまでのフライトは1時間40分ほど。
マルコポーロ空港には夜の22時20分に到着した。
空港からメストレへバスで移動(6ユーロ)。
バスは20〜30分に1本の間隔で走っているようだった。
ホテルはメストレの駅前に建つ、
Best Western Hotel Bologna(1泊1部屋1万5000円)。
(※写真は翌朝の撮影) -
到着が深夜になること、
それにヴェネチア市内の宿が高いことから、
前泊のホテルはこのメストレにした。 -
メストレ駅前でヴェネチアへのアクセスが便利、というほかには、特に見どころもない場所だが、ホテル内部は小奇麗で快適。
-
インテリアは、家具といい色使いといい、
日本にも、アメリカにもないセンスで、居心地のいい空間。 -
朝食も美味しい。
また泊まりたいホテルだ。 -
フライトも楽だったし、ホテルではぐっすり休むことができて、ここまではひとまず順調。
-
しかし、現地はあいにくの雨で、しかも予想以上に寒かったのは計算外だった。
(東京ではすでに桜が咲いていたのに…)
メストレ駅から列車に乗ってヴェネチアへ。
1駅(15分程度)で到着する。
写真は車窓からでヴェネチアへの橋が始まるあたり。 -
小雨降るヴェネチア、サンタルチア駅。
…寒い。この日のヴェネチアは気温5〜6℃。
このサンタルチア駅の構内に、MSCクルーズの手荷物カウンターがあり、ここに預けると船のキャビンまで運んでくれる(1個5ユーロ)。
これで身軽になったので、昼過ぎの乗船までの4時間ほどだが、駆け足でヴェネチア市内観光へ。 -
サンタルチア駅から水上バス(ヴァポレット)に乗ってサンマルコ広場方面に向かったが、間違えて大運河ではなく反時計まわりルートの便に乗ってしまう。
すると、しばらくして港に停泊中のMSCファンタジアが見えてきた。
思わぬ形でこれから乗る船にご対面。 -
MSCファンタジアのプロフィールは以下のとおり
2008年12月就航
総トン数…13万7936t
全長…333m
全幅…37.92m
乗客定員…4363人
乗組員数…1325人
…乗船が待ち遠しい。 -
水上バスからは早速ヴェネチアらしい風景が見えてくる。
寒いが後部デッキに出てシャッターを切る。 -
-
-
40分ほどでサンマルコ広場近くの
スキアヴァーニ河岸に到着。
私が持っているヴィヴァルディのマンドリン協奏曲のCDジャケットの写真がまさにこの場所の、こんな写真。 -
デュカーレ宮殿へ。
3月でこの悪天候にもかかわらず、宮殿前には長蛇の列ができている。日曜だからか。
結局、40分ほど並んで、ようやく入ることができた。 -
黄金の化粧漆喰で天井が飾られた階段。
撮影禁止なのだが、結構みんな撮っているので(ノーフラッシュで)数枚撮らせてもらう。 -
元老院の間や十人委員会の間、大評議の間、といった部屋を装飾に圧倒されながら見ていく。
-
宮殿のあと、サンマルコ広場周辺を少し見物して、そのままローマ広場へ向かうことに。
地図で見て大した距離じゃないと思われたので、
歩いて行こうとしたが、これが結構な距離だった。 -
小雨の中、小一時間近くかけて徒歩でローマ広場へ。
それでも道中、何度も写真を撮りたくなる。
ヴェネチアの街は雨模様でも絵になる。 -
ローマ広場からクルーズターミナルへは、ピープルムーバーという小型モノレールで移動(1ユーロ)。
しかしピープルムーバーを降りてからさらに結構な距離がある。
徒歩でしばらく行ったところにMSCのテントが張ってあり、そこからMSCが運行するシャトルバス(無料)でターミナルの建物へ。
あまりアクセスがいいとは言えない。
荷物を預けていたからよかったものの、スーツケースを持っていたら冷たい雨の中で疲れ果ててしまっただろう。 -
乗船手続きもあまりスムーズではない。
オンラインチェックインを済ませていたが、1時間近く待っただろうか。
(ただし、クルーズ中の寄港地での乗下船はスムーズで、待たされたり並んだりということが全くなかった。)
15時過ぎにいよいよ乗船。 -
乗船すると、まず目に飛び込んでくるのが、5層吹き抜けのアトリウム。
-
アトリウムを眺めながら上下するエレベータ。
-
この船の代名詞でもある、スワロフスキー・クリスタルの豪華な階段もあって、きらびやかな空間だ。
この階段は、特に航海中2度あるフォーマルナイトの日など、乗客達の記念撮影スポットになっていた。 -
船室のあるデッキ9へ上がる。
デッキ9からアトリウムを見下ろしたところ。 -
CruiseDirectというサイトから予約していた船室はオーソドックスな海側バルコニー付客室。
第一印象は「広い」。
緑を基調としたインテリアはなかなか落ち着ける。
CruiseDirectでの予約では、デッキプラン(図面)をみながら部屋を指定できたので、位置的に船のちょうど中央部にあたり、移動距離も少なそうなこの部屋にした。 -
ソファは1人掛けのタイプ。
2人掛けソファがある、もう少し広めの部屋もあるが、個人的にはこれでも十分と思われた。
バルコニーは広くはないが、やはり必須だ。 -
水回りはコンパクトにまとめられていて、清潔だ。
本船は2008年12月の就航だから、この時点での船齢は4年と4か月。
まだまだ新しくて気持ちがいい。 -
そして驚いたことにバスタブがあった。
従って水回りのスペースも決して狭くはない。 -
クローゼット。
1週間の航海であればこのくらいで十分。
上部のオレンジ色のものが救命胴衣。
出港前にこれを付けて客室ごとに決められている集合場所に集合する避難訓練があった。 -
バルコニー側から部屋を見たところ。
正確な数字は分からないが、おそらくバルコニー別で20平米くらいか。
船の客室としては広いほうだし、少なくともこれまでに乗った船(スターヴァーゴ、セレブリティインフィニティ、HALノールダム、いずれも海側バルコニー客室)の中では最も広く、快適なキャビンだった。 -
船は、定刻の18時にヴェネチアを出航する。
ジューデッカ運河を抜けて海へ向かう。 -
ヴェネチア発着のクルーズは、ヴェネチアの出入港シーン自体がクルーズのハイライトの一つだと聞いていたが、確かに船上からしか見られないヴェネチアの風景は見ごたえがある。
-
小雨交じりでかなりの寒さにもかかわらず、
15階デッキは人だかりで撮影もままならないほど。 -
ヴェネチア共和国時代から古い造船所のあったザッテレ地区。
1週間後の下船日には天候が回復しているようにと願いながらヴェネチアを見送る。 -
本船には2つのメインダイニングがあり、我々は6階船尾部分のチェルキオドーロというレストランに席がアサインされていた。
夕食は伝統的な2回制で、
ファーストシーティングが18時半〜
セカンドシーティングが21時〜。
我々は希望通りファーストシーティングで、
2人掛けのテーブルになっていた。
メインダイニングとビュッフェレストランでの食事はクルーズ料金に含まれている(飲み物は有料)。 -
今回のクルーズ、全体としての満足度は高かったが、
残念だった点のひとつが食事だった。
メインダイニングの食事があまり美味しくない。
確かにイタリア船らしく、パスタやリゾット、それにデザートなどはおいしいものもあったが、それ以外の料理が…。 -
結局、メインダイニングで食事をしたのは、最初のフォーマルの夜(3日目)までで、それ以降はビュッフェで済ませることになった。
最近のクルーズ客船はメインダイニングのほかに、複数の有料レストランがあるのが普通だが、本船にはメインダイニング、ビュッフェのほかには、テックスメックス(メキシコ料理)のレストランがあるだけで選択肢が乏しい。
(※優等クラスであるMSCヨットクラブの客には専用レストランがある。)
そもそもイタリアの船に乗って地中海をクルーズしながら、なぜメキシコ料理を食べる必要がある? -
食事が美味しくないのは残念だが、今回のように毎日どこかに寄港するという忙しいクルーズだと、毎晩メインダイニングでフルコースのディナーに2時間近くもかけるのは、それはそれで大変。
ビュッフェで手軽に済ませるほうが何かと楽でいい、と(無理矢理?)ポジティブに考えることにする。 -
-
-
デザートは甘さも控えめで、結構美味しかったのだが。。。
-
-
食事から戻ると部屋はターンダウンされていた。
振動もエンジン音などもほぼなく、窓の外を見なければ動いているのか止まっているのかも分からないくらいだ。 -
船はアドリア海を南下。
低気圧が接近しているせいか、外洋に出ると風が強くて波もかなり高く、14万トン近い巨船が、ゆっくりとではあるが結構揺れる。
(といっても、バスなど乗り物に弱い妻でも全く問題のない程度。)
明日は最初の寄港地、バーリに入港する。
これ以降の旅行記は…
①ヴェネチア~乗船 ☆☆☆
http://4travel.jp/traveler/kurakura2001/album/10763076/
②バーリ&船内設備 ☆☆☆
http://4travel.jp/traveler/kurakura2001/album/10763549/
③カタコロン&船内施設 ☆☆
http://4travel.jp/traveler/kurakura2001/album/10763729/
④アテネ ☆☆☆
http://4travel.jp/traveler/kurakura2001/album/10764048/
⑤サントリーニ島 ☆☆☆☆☆
http://4travel.jp/traveler/kurakura2001/album/10764348/
⑥コルフ島 ☆☆☆☆
http://4travel.jp/traveler/kurakura2001/album/10765628/
⑦ドブロヴニク ☆☆☆
http://4travel.jp/traveler/kurakura2001/album/10766012/
⑧下船~ヴェネチア ☆☆☆☆☆
http://4travel.jp/traveler/kurakura2001/album/10766395/
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この旅行記へのコメント (2)
-
- funasanさん 2014/01/13 08:12:11
- バルコニー(9万円)とは安いですね。
- MSCファンタジアの旅行記、楽しく拝見しました。
3月とはいえ、バルコニー7拍で9万円とは安いですね。
私は2012年7月下旬から8月上旬(トップシーズン)にMSCムジカでエーゲ海クルーズに行きましたが、バルコニー7拍で約18万円(クルーズプラネット予約)かかりました。2倍ですね。まあ、トップシーズンのエーゲ海でバルコニー7拍にしては妥当な値段だと思いますが…。天気は最高でした。
最近、日本でもちょっとしたクルーズブームになってきて、外国船(プリンセスクルーズ、コスタクルーズ等)による日本発着クルーズが多数周航しますが、値段が割高のような気がします。
別件ですが、今年の4月にクルーズの本『夢の豪華客船クルーズの旅─大衆レジャーとなった世界の船旅─』(舟橋栄二著)を出版します。
アジアからエーゲ海まで人気の9クルーズを網羅してます。
kurakuraさんのように世界のクルーズを直接予約してお安くクルーズを楽しむ旅行記になっています。
また、連絡します。
- kurakuraさん からの返信 2014/01/13 23:03:04
- RE: バルコニー(9万円)とは安いですね。
- funasanさま
こんにちは。
旅行記いつも楽しみに拝見しております。
確かに日本でもクルーズブームですね。
何となくクルーズは外国船で外国の海をクルーズするというのに
惹かれてしまいますが、それでも手軽に多くの人が行けるようになって
選択肢も増えるのはいいですね。
クルーズの御著書を出されるとのこと、素晴らしいですね。
必ず購入して読ませてもらいます。
楽しみにしております。
それでは、また。
kurakura
> MSCファンタジアの旅行記、楽しく拝見しました。
>
> 3月とはいえ、バルコニー7拍で9万円とは安いですね。
> 私は2012年7月下旬から8月上旬(トップシーズン)にMSCムジカでエーゲ海クルーズに行きましたが、バルコニー7拍で約18万円(クルーズプラネット予約)かかりました。2倍ですね。まあ、トップシーズンのエーゲ海でバルコニー7拍にしては妥当な値段だと思いますが…。天気は最高でした。
>
> 最近、日本でもちょっとしたクルーズブームになってきて、外国船(プリンセスクルーズ、コスタクルーズ等)による日本発着クルーズが多数周航しますが、値段が割高のような気がします。
>
> 別件ですが、今年の4月にクルーズの本『夢の豪華客船クルーズの旅─大衆レジャーとなった世界の船旅─』(舟橋栄二著)を出版します。
> アジアからエーゲ海まで人気の9クルーズを網羅してます。
> kurakuraさんのように世界のクルーズを直接予約してお安くクルーズを楽しむ旅行記になっています。
>
> また、連絡します。
>
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