MSCファンタジア・東地中海クルーズ（2013年春）⑥コルフ島

2013/03/29 - 2013/03/29

クルーズ6日目は、コルフ島（ケルキラ島）。

コルフ島は、かつてヴェネチア共和国の拠点のひとつだった島で
旧市街が世界遺産になっている。

事前にあまり情報がなかったが、訪ねてみると予想以上に魅力的な場所だった。
特に古い路地好きの私にとっては、旧市街の何気ない風景にとても惹かれた。

入港は12時半、出港は6時半。


①ヴェネチア～乗船　☆☆☆
　http://4travel.jp/traveler/kurakura2001/album/10763076/
②バーリ＆船内設備　☆☆☆
　http://4travel.jp/traveler/kurakura2001/album/10763549/
③カタコロン＆船内施設　☆☆
　http://4travel.jp/traveler/kurakura2001/album/10763729/
④アテネ　☆☆☆
　http://4travel.jp/traveler/kurakura2001/album/10764048/
⑤サントリーニ島　☆☆☆☆☆
　http://4travel.jp/traveler/kurakura2001/album/10764348/
⑥コルフ島　☆☆☆☆
　http://4travel.jp/traveler/kurakura2001/album/10765628/
⑦ドブロヴニク　☆☆☆
　http://4travel.jp/traveler/kurakura2001/album/10766012/
⑧下船～ヴェネチア　☆☆☆☆☆
　http://4travel.jp/traveler/kurakura2001/album/10766395/

エリア ケルキラ島(ギリシャ)

• 旅行の満足度: 5.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 25万円 - 30万円
• 交通手段: 船 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

船はエーゲ海からイオニア海に入って北上。

イオニア海の夜明け。

コルフの港と街が見えてくる。

中世の雰囲気がそのまま残っているような島だ。

建物の色が、エーゲ海の島の街のような白でなく、
飴色というのか、また雰囲気がずいぶん異なる。

コルフの港への着岸は12時半。

コルフ島では、この島がオーストリアの支配下にあった時代のアヒリオン宮殿を訪ねるオプショナルツアーに多くの人が参加する。

船の前にはずらりとバスが待機していた。

われわれは例によってここでもツアーには参加しない。

MSCが運行するシャトルバス（8ユーロ）で市内中心部へ。

バスは10分足らずで旧市街の中心部の広場に到着。

目の前に、見どころのひとつ、ヴェネチア時代の旧要塞がある。

門をくぐり、石造りの階段をどんどん上る。
階段脇には雨水を排水するためであろう溝も設えられている。

コルフ島はアドリア海の入り口に位置することから、
海上交通の要衝であり、軍事的にも重要だった。

ヴェネチア共和国の三大拠点だった。
ほかの二つは、キプロス島とクレタ島。

最上部まで登っていく坂は結構急だ。

登り切ったところにある展望台からは、
コルフの旧市街（世界遺産）が一望できる。

遠く、港に停泊するMSCファンタジアも見える。

砲台の跡か。

旧要塞からコルフの旧市街へ。

旧市街は世界遺産となっている。

ヴェネチア、フランス、オーストリア、トルコ、ギリシャと様々な国々の配下におかれた複雑な歴史が、そのまま街並みにも反映されており、街は独特の雰囲気でとても刺激的。

狭い路地が縦横に走っている。

路地好きの私にはとってはたまらない。

路地は地元の人達にとっての社交場でもある。

ギリシャは2009年以来、経済危機に苦しんできたが
そんなことを感じさせない豊かさというか、大らかさを感じる。

観音扉タイプのブラインドの一種か。

多くの建物の窓に同型のブラインドがついていて、
色もほとんどが緑色だ。

雨戸のようでもあり、ブラインドのようでもある。

八百屋の店先には、新鮮そうな色とりどりの野菜が並ぶ。

アーティチョーク

〈コルフ島の犬〉その①

雑貨屋の店先、陳列棚の最下段がこのワンコのお昼寝スペース。

〈コルフ島の犬〉その②

〈コルフ島の犬〉その③

結構人通りの多い中なのだが、…ぐっすり。

〈コルフ島の犬〉その④

我々がお土産にレモンチェッロとオリーブ石鹸を購入した土産物屋の看板犬。

カメラを向けると店の人も喜んでくれた。

〈コルフ島の犬〉その⑤

しばらくして先ほどの雑貨屋の前を通ると、彼（or彼女）は、ベッドから外に移動して、やはり昼寝を続けていた。

コルフ島特産の海綿。

〈洗濯物の似合う街〉その①

コルフ旧市街の路地では、そこかしこに洗濯物が吊るされている。

〈洗濯物の似合う街〉その②

万国旗のようにカラフルだ。

〈洗濯物の似合う街〉その③

こちらは窓辺に干された洗濯物

〈洗濯物の似合う街〉その④

かなりの高さだ

次にわれわれが向かったのは、最初の要塞とは旧市街をはさんで反対側にあるもうひとつの要塞。

つづら折りの石畳の坂道を登っていく。

新要塞（ネオフルレオ）。

新といっても、建てられたのは16世紀で古い。

この要塞からも旧市街が一望できる。

正面に見えるのが最初に登った旧要塞。

おそらくヴェネチア時代からほとんど変わっていないだろうと思わせる、旧市街の風景。

コルフの旧市街散策にすっかり満足して17時頃、船に戻る。

この日は二度目のフォーマルナイト

クルーズも終盤を迎え、夜の船内は賑やかさが一層増している。

…でも我々は美味しくないメインダイニングを避けて、この日もビュッフェレストランでの夕食。

われわれのような人、フォーマルの服装が面倒な人、小さな子供連れで気軽に食事したい人、そういう人達がかなりいるのだろう。ビュッフェレストランも結構賑わっている。

メインダイニングのコース料理ではないので少々さみしいし、毎日ここで食べているとだんだん飽きてくるが、料理はまずまず美味しい。

シアターでの出し物は、マイケル・ジャクソンをテーマにした歌と踊りのショーだった。

マイケルの、似てない「そっくりさん」みたいな人が出てきて、観客からはやんやの大喝采。

彼は歌は口パクだったが、踊りはうまくて確かにマイケルのようだった。

最後は相当な盛り上がり。

ターンダウンされた客室に戻る。

ハウスキーパーに頼んでおくとポットにお湯とカップを用意しておいてくれる。

事前に、この船のコーヒーが美味しくないという情報もあったので、われわれは日本からインスタントコーヒーを持ちこみ、時々飲んだりしていた。

明日はいよいよ最後の寄港地、クロアチアのドブロヴニクだ。


①ヴェネチア～乗船　☆☆☆
　http://4travel.jp/traveler/kurakura2001/album/10763076/
②バーリ＆船内設備　☆☆☆
　http://4travel.jp/traveler/kurakura2001/album/10763549/
③カタコロン＆船内施設　☆☆
　http://4travel.jp/traveler/kurakura2001/album/10763729/
④アテネ　☆☆☆
　http://4travel.jp/traveler/kurakura2001/album/10764048/
⑤サントリーニ島　☆☆☆☆☆
　http://4travel.jp/traveler/kurakura2001/album/10764348/
⑥コルフ島　☆☆☆☆
　http://4travel.jp/traveler/kurakura2001/album/10765628/
⑦ドブロヴニク　☆☆☆
　http://4travel.jp/traveler/kurakura2001/album/10766012/
⑧下船～ヴェネチア　☆☆☆☆☆
　http://4travel.jp/traveler/kurakura2001/album/10766395/

この旅行記へのコメント （2）

• tomvoさん 2013/04/25 08:54:07

  クルーズ

  同じような旅行とは思えないほどすばらしい旅行ですねー。
  旅下手な私どもからすればうらやましい限りです。
  最後まで拝見します。
  
  ちなみにここで海綿を買いましたが、使い物にならないクズでした。
  観光土産なんて・・・だめですねー。
  
  

  kurakuraさん からの返信 2013/04/25 22:13:48

  RE: クルーズ

  tonboさま
  
  ご訪問、ご投票、ありがとうございました。
  
  tonboさんは、クラウンプリンセスでのクルーズでしたね？
  
  プリンセスクルーズは乗ったことがありませんでしたが、
  私たちの乗ったMSCよりもランクが上ですし、
  食事も一般に美味しいと言われていると思いますが、
  あまりお好みに合わなかったのでしょうか？
  
  でも各寄港地で綺麗な写真をたくさん撮られていますが、
  いろいろな所に簡単に、しかも寝ているあいだに行ける、
  というのはクルーズの大きな魅力のひとつですよね。
  
  kurakura