2013/01/08 - 2013/01/11
223位(同エリア1173件中)
はぴさん
15世紀前半に生まれ、16世紀には南北4千キロにまで広がったアンデス史上最大のインカ帝国。スペインが征服しにやって来た際、山の頂きにあるこのマチュピチュはその目を逃れることができました。そして今からたった100年前にアメリカ人の歴史学者ハイラム・ビンガムにより発見されたのです。おかげで、今我々がその姿を目にすることができるのです
天空の都市マチュピチュ。
インカ帝国の時代に思いをはせて、いざペルーへ。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 4.0
- ショッピング
- 4.0
- 交通
- 3.0
- 交通手段
- 鉄道 観光バス タクシー 徒歩 飛行機
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United航空、成田発ヒューストン経由でリマに飛ぶ。
ヒューストンにて機械的なトラブルがあり機体チェンジ。おかげで2時間ほど遅延が出てしまう。もともと23時20分リマ着だったので、入国審査が終わったのは午前2時頃だった。 -
事前に予約しておいた「Kike B&B」のご主人が空港でピックアップしてくれた。彼は日本滞在経験があるとの事で、日本語と英語で対応してくれた。
いつもの事なのだろうけれど、深夜・早朝の送迎大変だなぁ。
私達は3時頃就寝、5時半起きで、9時の国内線に乗る。
すぐに標高3200mのクスコに飛ぶということで、奥さんが朝食にコカ茶を出してくれた。味は飲みやすいハーブティー。 -
1時間半ほどのフライトでクスコへ。眼下に広がる画はリアルにGoogle Earth。
緑のない山々が連なっている。
機内ではドリンクとお菓子のサービスがあり、さっそく有名なインカコーラを飲んでみた。かき氷のシロップ炭酸割りといった感じで、かなり甘め。
クスコの空港で、現地通貨(深夜リマ到着早朝発の場合、クスコに着くまでは米ドルだけでも事足りる)と酸素スプレーを入手。3200m、とりあえず今のところ高山病は大丈夫そう。 -
タクシーにて Tierra Viva Cusco Plaza ホテルへ。
メインスクエアである、アルマス広場からすごく近いのだが、ちょっとした坂道になっている。標高3000m超えのここでは、階段の上り下りさえ堪える。すぐに息があがってしまうのだ。とりあえずウェルカムドリンクのコカ茶を飲んで、ひと休み。 -
高山病でダウンする可能性もふまえ、クスコは奮発してお高めの宿。
見た目もサービスも良く・・・
ただこの夜、周辺の騒音に悩まされることとなる。部屋の向きによっては要注意な宿だ。 -
この国ではよく山に文字が描かれている。
VIVA EL Peru (ペルー万歳!)
誰がどうやって描いているのだろう。 -
雨季だからといってずっと雨がふっている訳ではなく、ザッと降って、カッと晴れ渡る。その繰り返し。
まずは、ネットで頼んでおいたマチュピチュ・ワイナピチュの入場券をとりに、現地の旅行代理店まで歩いて行く。たいした距離ではないが、すぐに息切れ。高地トレーニングって効くんだろうなぁ。 -
街なみ。きっと、近くで撮ったらチップ払う感じ?
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有名な12角の石。カミソリの刃1枚通さないという石組み。
いろんな形の石を組み合わせることで、力が分散してより崩れにくくなるとか。15〜6世紀のインカ帝国時代にこんな技術があったなんてスゴい。 -
そして14角の石(扉右側)。
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14角の石にズームするとこんな感じ。
技術だけでなく、遊び心も感じられる。 -
太平洋・赤道をはさんで、日本と対象にあり、環太平洋地震帯に位置するペルーは、何度も大きな地震に見舞われているという。そんな中、インカ時代のこの石組みはびくともせずにその姿を残しているのだ。
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スイーツのお店ではディズニーのケーキ。
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クラフトマーケット。坂を下って行った、駅の近くにある。
ほんの少し坂を下っただけなのに、体がすごく楽に感じる。
寒いのでここでアルパカのセーターをゲット。
マチュピチュ(アグアスカリエンテス)で売っているものは、みなここでも買えるそうだ。 -
マーケット内に食事ができるスペースがあり、3店舗ほど入っている。
これがあなどるなかれ、なかなかのお味。
魚介のマリネ「セビーチェ」新鮮でおいしい! -
アルパカのお肉。これまたイケる。
セーターになったり、食用になったり、アルパカはインカの人達にとって無くてはならない存在なのでしょうね。 -
太陽神のモニュメント
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サント・ドミンゴ教会(インカ時代のコリカンチャ=太陽神殿)
1533年、スペインのフランシスコ・ピサロが壁などに敷き詰められていた黄金を奪い去ったという。
土台だけインカ時代の石組みを残し、上にヨーロッパ風の建物を建築したそうだが、地震のたびに上物だけ崩れ、再建築をしたのだとか。 -
台形の穴が、隣の部屋の穴とぴったり同じ高さになっている。
これまた非常に精巧な作りである。 -
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大聖堂。これもインカ時代の神殿の土台の上に建てられている。
1550年から1625年にかけて造られ、メイン祭壇には300トンの銀が使用されている、非常にゴージャスなものである。また1659年に取り付けられた鐘は南米最大のものだとか。3度の大地震にあい、1755年に修復完成した姿が現存のものである。
内部は撮影禁止なのでお見せ出来ないのが残念だが、筆舌し難い、本当にまばゆいばかりの荘厳な教会だった。ヨーロッパの大きな教会はいくつも見てきたが、こんな教会は初めて。仏壇を思わせるようなきらびやかさがある。 -
アルマス広場
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クスコは本当にステキな町です。時間があればもっと滞在したかった。。。
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夕食は食欲が出ずにスープとコカ茶。
寝込むほどではないが、軽い高山病なのだろう。 -
ホテルの朝食で、tamalesという、トウモロコシ粉のちまきを食べた。道端で売っていて気になっていたものだが、食欲がなくてもイケる。
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Peru Railのホームページで 7:42発POROY駅発の電車を予約したので、30分前の
7:12に駅に到着しなければならない(と、チケットに書いてある)。クスコの町からPOROY駅まではタクシーで約30分なので、およそ6時半ホテル発。早い。。。 -
無事にPOROY駅到着。ネット上で購入したチケットのプリントアウトがあれば、そのまま列に並んで電車に乗る事ができる。この時パスポートが必要なのでお忘れなきよう。
日本のパスポートを見た駅員さんが片言で「おはようございます」とニッコリ。 -
一番安いExpeditionという列車なのだが、お茶のサービスもあり、天井に窓があるおかげで景色も抜群。雨季とは思えない晴天で、サングラスが手放せないほど。
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ボックスシートなので、お向かいさんとお友達になれるのも楽しい。ニューヨークから来たという家族。通路はさんで隣のボックスシートに、パパ、ママ、双子ちゃん。我々の向かいにはおばあちゃんとお兄ちゃんが座っていた。このお兄ちゃん(想定7歳)、あまりの可愛らしさに女の子と勘違いしてしまった。
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ずいぶん遅い電車だなぁと思っていたけれど、景色を楽しむために、あえてスピードは必要ないのだということを実感。他の乗客もみんなカメラに夢中。
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雪山も見えて来て
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マチュピチュへようこそ、的な。
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早くも段々畑のようなものが。
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4時間弱かかって、Aguascalientes駅に到着。
Aguas Calientesとは、熱い水という意味。実際、ここには温泉がある。この町の規模・雰囲気自体、日本の温泉地のよう。徒歩で全て移動できる範囲の小さな町なのだ。
宿のお兄ちゃんが「徒歩で」駅まで迎えに来てくれたが、スペイン語を話せないと言うと、すっかり黙ってしまった。観光業なんだからちょっとくらい英語の勉強すればいいのに、と思ってしまった。というか、スペイン語を勉強していかなくてごめんなさい。 -
このPeru railが走っている線路沿いにレストランが建ち並び、その上の階が宿になっているところが多い。この黄色いADELA'S HOSTALが今回私達が選んだ宿。ツインで55米ドル。遅いけれど一応Wifiもつながる。
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窓の外は電車から見えていた川が流れている。この轟音に私の友人や悩まされる事となる(私は爆睡)。線路側で電車の音に悩まされるか、反対側で川の音に悩まされるか、町中の宿ではほぼ二択なのではないだろうか。
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昼時になったので、マチュピチュに向かう前に腹ごしらえ。
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バスで30分、マチュピチュの発見者の名にちなんだハイラムビンガムロードを登ってようやく到着。ちなみにマチュピチュ内にはトイレがないので、エントランスを入る前にトイレを済ませましょう。
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さっそくリャマがお出迎え。
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ついに、ついに来てしまった!
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雨季のおかげで、日がさしているところとそうじゃないところの対比がはっきり見て取ることができる。その陰影から、より天空の地という印象に。
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見張り小屋。
これまた雨季のせいで、奥の方が暗く、まるで水墨画との合成のよう。 -
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葬儀の石。
儀式の時の生け贄の台という説がある。 -
ツアーのみなさんが着ている赤いお揃いのカッパが小人みたいでかわいい。
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左手は石切場。
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3つの窓の神殿。この窓に差し込む太陽の光が、太陽の門の間から出ると夏至ということらしい。
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インティワタナと呼ばれる日時計。
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聖なる石。山に似ている大きな石は大事にされてきたようです。
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うさぎさん。
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居住区の石臼。水をはって鏡に、また天体観測に使っていたのではなど諸説あり。
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コンドルの神殿。地面が頭、後ろの大きな岩が羽に見立てられている。
半地下は牢獄だったと言われている。盗まない、怠けない、だまさないなどの掟をやぶると刑がくだされていたそうです。 -
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とにかく階段いっぱい。
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迷路のようで迷子になりそう。17時近くになると、出口に向かうように係員の人に促されます。
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見事な段々。
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町に戻ると、オーバーオールのわんこ。クスコもそうでしたが、本当に犬が多い。ペットというよりは、共存している感じです。
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高山病の不具合からアルコールを避けてきましたが、クスコで3000m超えをしてからのマチュピチュ2400mは、かなり楽に感じます。おかげで今日は元気にビール!
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ピザと・・・巨大ラビオリみたいなもの。ビールにピッタリ。
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マチュピチュ2日目の朝。
あいにくの雨&霧。でもそれはそれですごく幻想的。 -
マチュピチュの奥にそびえたつワイナピチュに登ります。一日400人限定なので、事前の予約が必要です。私はクスコのホテルに現地の代理店を紹介してもらい、そこでネット予約しました。本来ペルーのホームページでも購入できるようですが、クレジットカードの問題で当時は使えなくなっていました。
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登るのに、一旦下りなの??
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結構キツいです。空気の薄さもあって、みんなハアハア言ってます。
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落ちたらヤバいです。
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こんなハシゴを登ったり
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こんな狭いところも通ります。
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頂上に到着。
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頂上付近にはこんな花が。
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マチュピチュ遺跡は雲の下に。
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下り始めると
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なぜかハンバーガーを作っている人達。みんなに写真とられてます。
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断崖絶壁。降りるの怖い!
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ワイナピチュのentrance。無事帰還しました。
右側が入り口で、左側が出口。入場時、名前と時間を記入し、戻ったときに、自分のサインを探して、その横にサインをする。これで、無事全員戻ってきたかどうか確認できるのです。 -
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昨日まわっていない辺りを散策してみます。
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あのてっぺんまで登ったなんて信じられない!
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寄ってみると人が見えるかも?
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町に戻ると、ちょうど電車がやってきた。
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ランチをすべく、線路付近のレストランに入ると、店の前で演奏が始まった。
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タコスを頼んだら、中にご飯が。ボリューム満点。
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町中にはこんなペイントを施された壁が。
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クスコに戻るべく、またPeru Railに乗車。帰りは時間の都合で、ひとつ上のグレードの電車になってしまった。軽食、というには非常に微妙なお菓子。ソフトドリンクも料金に入っていて選べるのだが、私はもちろんコカ茶。また3000mを超えるクスコに行くのでちょっと心配。
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突然、この獅子舞のようなキャラクターが出て来た。
なんと、ファッションショーの始まり。 -
モデルとして出て来たのは、さっきまでコカ茶などをサーブしてくれていたPeru Railの職員さん。美男美女が多いとおもったら、モデルも業務の一環だからなのね。
何着か着替えた後、乗客も数人巻き込まれて、モデルを務めさせられる。これが、意外と盛り上がるのだ。 -
最後にみんなで決めポーズ。獅子舞さんもPeru Rail職員の方でした。
みなさん芸達者。 -
無事POROY駅に到着。TAXIで約30分、ふたたびクスコの町に戻り、荷物を預けておいた宿に向かう。
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マチュピチュに行く前にチェックアウトした際、夜中うるさかったので別サイドの部屋にして欲しいとオーダーしておいたら、ちゃんと全く違う部屋を準備しておいてくれた。内装も全く違って、ペルーらしい石積みっぽくなっている。これまたステキ。
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夕食は近くて評判の良い「プカラ」というお店にした。アルマス広場からほんの少し入ったところにある。クスコ初日の夜は、高山病の影響でほとんど食べられなかったが、ワイナピチュを登った今日は食欲がある。サーモンとカレーリゾット。リゾットが優しい味でとても癒された。
明日はバスでチチカカ湖に向かう。
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