2006/06/26 - 2006/06/26
444位(同エリア532件中)
EMUさん
礼文島上陸4日目、自転車で礼文島を縦断した。
香深フェリーターミナルからスコトン岬まで自転車で行き、帰りは礼文空港を経由して帰ってきた。
全工程 約55キロ。
往路は緑、復路は赤。
2日前、歩いて礼文島最北端のスコトン岬から南部の桃岩荘まで8時間コースを歩いた。
この時、スコトン岬は曇っており、トド島を含め景色をほとんど見る事ができなかった。
ぜひ、もう一度スコトン岬に行き、晴れた日の景色を見たいと思っていた。
また、8時間コースでは見る事のできない車道沿いの景色、船泊の集落の様子も見てみたい。
その為には、自転車、バイク、レンタカー、バスと手段は色々とあるが、礼文島の自然を堪能し、縦断する達成感を一番味わう事ができるのは、自転車であると考え、自転車で縦断する事にした。
感想として、晴れたスコトン岬の景色、車道から見える海、船泊集落の店、礼文空港からの景色、縦断した達成感、礼文島を十分に堪能する事ができた。
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- 高速・路線バス 船 自転車 JALグループ ANAグループ 私鉄
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この日は、礼文島に来て初めて朝6時に起きる。
初日は夜行バス、2日目8時間コース4時40分起き、3日目ウニ丼食べる為4時40分起き。
桃岩荘の起床の音楽で初めて目覚めた。
渋〜〜い曲で起こされる。曲は石狩挽歌。
起床後、朝食、ラジオ体操、見送りの儀式、掃除といつものパターンで進んでいく。
この日は、自転車で縦断する予定であったので、フェリーの見送りをする車に乗せてもらい、見送りをしてから、香深フェリーターミナルを自転車で出発する事にする。
この日も曇り。雨が降りそうな天気。
前日、北部の船泊まで自転車で行った人によると南部のフェリーターミナル辺りが曇っていても、岬を越えた反対側の中部辺りでは快晴だったそうだ。
だから、曇りであったとしても予定を変更するのはもったいないと言っていた。
というわけで、自転車縦断決行決定。
前日と同じようにフェリーの見送りをしてから、レンタル自転車の店へ。
レンタル代:4時間以上2000円。
離島料金、高すぎる。でも選択肢は他になし。
出発前、香深郵便局の前で記念写真を撮って出発。 -
出発してしばらくは追い風。
しかし、天気は曇り。
礼文岳の入り口、内路辺りまではずっとこんな感じの天気だった。 -
内路を通過すると晴れてきて、段々日差しが強くなってきた。
島の北と南で全く天気が違うようだ。
内路からしばらく行くと礼文高校があった。
学生数は100名弱。
小さな島でも高校があるもんだなぁと思った。 -
しばらく行くと、分かれ道。
左に行くと礼文島北東部の金田ノ岬、
右に行くと峠越えの近道。
往路は峠越えのルートをとる。 -
峠の頂上付近に、最北端の自衛隊、礼文分屯地がある。
写真はその入り口。 -
入り口から入ると進入禁止となっていた。
遠くに見えるのが自衛隊の建物と思われる。
8時間コースを歩いている時に山の上から見えた建物だった。 -
峠を越えたら湖が見えてくる。
それが久種湖。
キャンプ場がこの近くにある。 -
最北端のたいやき屋、よこの商店。
峠を越えたところが、船泊集落。
集落の外れによこの商店はある。
この商店は、たいやき屋専門と言うわけではなく、離島の商店として、生活雑貨が色々と売っていた。
このたいやき屋、ただ最北端にあるというだけでなく、尻尾の先までしっかりとあんがつまって、おいしいので有名。
あんことクリームの2種類がある。
到着したのは10時30分。
出発してから、約1時間30分。
たいやきを買おうと店の中に入るとおばあちゃんが一人いた。
結構、年をとっている。
この人がたいやきを焼いてくれる。
たいやきを注文するとまだ鉄板があたたまっておらず、時間がかかるようだ。
スコトン岬までたいやきを食べながら行こうと思っていたが、食べられなかった。
残念。
折角ここまできたので、お世話になっている桃岩荘のヘルパーの皆にたいやきを買おうと思う。
おばあちゃんにスコトン岬へ自転車で行って来るので帰ってくるまでに焼いておいて欲しいと頼んだ。
大体スコトン岬までよこの商店から往復で1時間。
1個100円。
あんこを10個、クリームを10個ずつ注文した。 -
よこの商店を過ぎて、スコトン岬までは上り坂中心。
途中に久種湖の展望台やトド島展望台があったが、通過し、スコトン岬を目指す。
途中、浜中のバス停で4時間コースに参加していたインド人ご夫妻がバスを待っていた。
このご夫妻、桃岩荘に泊まっており、昨夜何度か会話した。
さすが、ユースホステルだけあって、国際色豊か。
それにしても多分予備知識なかっただろうから、ミーティングは驚いただろうなと思う。
写真は、途中車道から見えたウニ漁師。
丁度ウニをとろうとしているところだった。 -
よこの商店から30分。
フェリーターミナルから2時間でスコトン岬に到着。 -
2日前、8時間コースを出発する時は、霧でこの辺りは何も見る事ができなかったが、この日はきれいにトド島まで見る事ができた。
自転車で来ると、自分の力で縦断したという達成感があった。
スコトン岬は、観光客でいっぱいだったが、さすがに誰も自転車で来ている人がいなかった。
しばらくトド島を眺めて出発。
30分後、よこの商店に到着。
往復約1時間、予定通り。
たいやきも丁度全部焼きあがっており、受け取って出発。
たいやきは、評判通り尻尾の先まであんがつまっているだけでなく、あんこもおいしかった。 -
船泊集落にある双葉食堂。
桃岩荘のヘルパーに自転車でスコトン岬に行くと言ったら、食事は、双葉食堂ですればいいと勧めてくれた。
おいしいので有名らしい。
特にウニ丼がでるとか、魚介類がおいしいとかいうわけではなく、普通の定食屋である。
ヘルパーのお勧めは、中華丼、カツ丼、炒飯らしいが、この店には、道北だと思うが、ラーメンのおいしい店2位という賞状が飾ってあった。 -
注文したのは、中華丼大盛り。
確かにおいしかった。
次来た時は、他のメニューも試してみたい。
この食堂ではがきを書いたり、テレビを見たりして休憩をし、1時間後出発。 -
復路は、峠越えをするのではなく、礼文空港経由で岬の海岸線をまわる事にする。
写真は、船泊の漁港。
カモメかウミネコかはわからないが、たくさん飛んでいた。 -
礼文空港付近の写真。
奥に見えるのが滑走路。
船泊集落から山を登ったところに礼文空港はある。
小高くなっているだけあって、景色はきれいで遠くまで見渡せる。
海の青が印象的だった。 -
礼文空港。
空港としての機能はあるらしいが、定期便は飛んでいない。
よって、閉鎖中。
礼文空港を通り過ぎ、坂を下ると、海岸線。
往路と比べて遠回りだが、海岸線を潮風を浴びながら走る。
この辺りの天気はよく、直射日光を浴びまくっていた。
おかげでかなり焼けた。
ここから14時までに香深フェリーターミナルまでに到着する事を目指し、急いだ。
なぜ14時かと言うと、香深にフェリーが到着する時間で桃岩荘の車がおそらく出迎えに来ている。
これに乗る事ができれば、楽に桃岩荘まで帰る事ができる。
逆に間に合わなければ、40分歩いて帰る事になる。
この日もウニ丼を食べようと思っていたので、乗せてもらって帰る事ができるかどうかは、結構重要だった。
歩いて帰ると、夕食までの時間がなく食べる事ができなくなる。 -
14時40分、香深フェリーターミナル到着。
14時までに到着する事はできなかった。
往路は追い風で楽に走る事ができたが、復路はずっと向かい風。
南部に入ると天気まで悪くなり、小雨まで降ってくる中、到着した。
一応、周辺を探してみたが、桃岩荘の車や出迎えの声も聞こえないので、諦めた。
翌日、朝一番の船で帰る為、フェリーターミナル付近の土産物屋で土産を買う事にする。
・ぬかほっけ3尾
・鰻昆布巻き
・じゃがいも甘納豆
・鯨の肉缶詰(写真上)
・鯨のカレー缶詰
・えぞ鹿カレー缶詰(写真下)
全ておいしかった。
上記の土産とたいやき20個、その他荷物を持ちながら、香深の街から桃岩荘まで約40分を歩く。
途中の道は、桃岩展望台への道と同じなので観光客と多くすれ違う。
当然、土産物をぶらさげてこんな所を歩いている人はいないので、少し不思議そうな目で見られながら歩いた。 -
約40分後、桃岩荘に到着。
ヘルパーにたいやきを渡したら、皆喜んでくれた。
到着後、荷物を置き、とりあえず汗を流す為に風呂に入った。
風呂あがりに、脱衣所にある体重計に乗ってみる。
初日に普段あまり量らない体重を量っていた。
2日目8時間コースを歩き、この日も自転車で往復55キロ+40分歩いた。
当然、数キロやせているものと期待し、量ったのだが、2キロほど増えていた。
正直、ショックだった。
原因は、ウニ丼だろう。。。 -
BEN&JOEハウス。
↑の写真の手前にある緑の屋根の建物。
風呂上りに周辺を散歩した時に撮った。
ここ7月に入ると女のヘルパーが運営する休憩所となるそうだ。
昼間暇な宿泊客がだらだらとするらしい。
この時はまだオープン前で開いていなかった。
次回来た時はぜひ利用したい。
この日もいつものようにミーティングに参加し、終了後、ヘルパーとしゃべって就寝。
翌日は、最終日なので朝からウニ丼を食べる為に早く起きようと携帯のバイブレータの目覚ましをセットする。
体重が増えた事など無視。
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