【２００９年春】子連れで東欧３ヶ国～ウィーン編～

2009/04/28 - 2009/05/05

子供がこのGWで２歳になりました。
国際線は１歳までが幼児運賃で、２歳からが大人と変わらない料金になるということで、このGWはぜひ海外へ出かけたいと考えていました。

旅の最終目的地はクロアチアのドブロヴニク。
さぁ、移動が苦手なうちの奥さんと当時１歳と３６３日目の子供を連れて、どうやったら、負担が小さいかと考えていました。
住まいが熊本であるため、そう簡単には海外には行けません。

最初は、安くて評判が良く、かつ熊本空港からも出ているアシアナ航空を検討しました。
熊本もしくは福岡空港→ソウル→フランクフルト→ドブロヴニク
と乗り継ぎたかったのですが、ソウルで１泊する必要があり、またGW期間中であるため、ソウルから熊本、福岡の飛行機が取れなかったため断念しました。
そこで、次に目をつけたのが、オーストリア航空。
福岡→成田→ウィーン→ドブロヴニク
と乗り継げば、成田→ウィーン線以外は２時間以内のフライトです。
実質１回しか乗らないようなもんだと思い、決定しました。
結果的にこれが大成功！
特に帰りはうまくいきました。

今回の旅の行程は・・・
４月２８日
　朝４時３０分　自宅を出発
　　７：１０　福岡空港発→成田
　１０：５５　成田空港発→ウィーン（１２時間）
　ウィーン宿泊
４月２９日
　ウィーン市内散策。シェーンブルン宮殿散策
　ウィーン宿泊
４月３０日
　１０：１０　ウィーン発→ドブロヴニク
　ドブロヴニク宿泊
５月１日～３日
　ドブロヴニク宿泊。旧市街散策。
　５月２日はモンテネグロへ行きました。
５月４日
　　７：５０　ドブロヴニク発→ウィーン
　１４：００　ウィーン発→成田
　機内泊
５月５日
　１１：３０　成田発→福岡

以上です。
あまり移動をせず、ウィーンとドブロヴニクだけに宿泊し、そこを起点に動きまわるという、３年前にギリシャ、サントリーニ島に行ったときと同じような日程をとりました。
今回が前回と違うのが、子供がいることです。
当時１歳。
どうなるかとひやひやしながらの旅行でした。
飛行機内で１２時間。はたして、まわりに迷惑をかけずに過ごせるのか、心配は尽きませんでしたが、最善の準備をしていきました。
機内に持ち込んだ、子供のおもちゃ類・その他必要なものは
　絵本、DVDプレイヤー、シールブック、ミニカー、電車のマグネットのおもちゃ、落書帳
です。
１２時間のうち、最初に客室乗務員さんからもらったオーストリア航空のシールブックで２時間、DVDプレイヤーで３時間、食事なんかで２時間、電車のおもちゃで２時間をつぶし、残りの３時間程度は寝てくれました。
普段より声を少し小さくする以外は、家で遊ぶのとあまり変わらない状態でいてくれたので、特別疲れたということはありませんでした。

この旅行の他の地域は下の旅行記をご覧ください

【２００９年春】子連れで東欧３ヶ国～ウィーン編～
　http://4travel.jp/traveler/dada1120/album/10337476/
　この旅行記です。
【２００９年春】子連れで東欧３ヶ国～ドブロヴニク編（１）～
　http://4travel.jp/traveler/dada1120/album/10342381/
【２００９年春】子連れで東欧３ヶ国～ドブロヴニク編（２）～
　http://4travel.jp/traveler/dada1120/album/10342861/
【２００９年春】子連れで東欧３ヶ国～コトル編～
　http://4travel.jp/traveler/dada1120/album/10344439/
【２００９年春】子連れで東欧３ヶ国～ウィーン空港編～
　作成中です。

エリア ウィーン(オーストリア)

• 同行者: 家族旅行
• 一人あたり費用: 30万円 - 50万円
• 交通手段: 鉄道
• 航空会社: オーストリア航空

成田空港です。
うちの子供は飛行機が大好きなため、なかなかこの場所を動いてくれませんでした。

ほかに青い飛行機がたくさんあるとか言ってなんとか連れ出しました。

今回搭乗するオーストリア航空のＢ７７７です。

搭乗前に子供には思いっきり遊んでいていただきます。
そもそも４時半に連れ出しているため、車の中でも寝ていたとは言え、けっこう眠いはずです。

出発して１時間ちょっとで食事です。
２種類から選択できますが、今回は２人とも同じものにしました。
鶏肉とほうれん草の炒め物、バターライス、蕎麦です。
ちょっとしょっぱかったけど、かなりおいしかったです。
子供の食事は出ませんでした(^^ゞ
まぁ、うちは本来抱っこ席だったので、期待してなかったのですが、隣の同じくらいの子供さん連れのところは１歳の子供ですが、１席予約されてて、子供食をオーダーされてたにもかかわらず、出てきませんでした。
離陸してからなので、もう準備ができない、大人の食事で勘弁してもらえないだろうかということになってました。

食事をとったら、子供は寝てしまいました。
今回はバシネットをつけることができる席をとってもらったので、足元は広々でした。
それで、最初は足もとに寝かせてたら怒られてしまい、バシネットを持ってきてくれました。
本当はバシネットを使うには子供は大きすぎたのですが、そのまま使わせてくれました。
座席も、真ん中４列のうち、２席をとってもらい、１席をブロックしてもらえたので、離着陸時以外は、子供も座席に座ることができました。

しばらくすると、軽食ということで、チキンラーメンが出てきました。
行きはともかく、帰りは日本食が恋しくなってたので、うれしかったです。

気圧の関係で、パンパンになってました。

着陸前に出てきた軽食です。

冒頭に書いてたように、なんとか長いフライトを乗り越え、ウィーンに到着しました。

今回は、下調べの時間は長かったのですが、旅行を最終決定したのが１０日前だったため、ホテルと飛行機しか押さえておらず、現地での移動はすべて自分たちでということでした。
タクシーを使うかいろいろ悩みましたが、ウィーン空港からホテルまでは、ＣＡＴ（City Airport Tain）と地下鉄を利用しました。
ＣＡＴは２日後の空港までの分をあらかじめ往復で購入。地下鉄は２４時間チケットもあったのですが、今回は１回分だけ購入し、翌日から、２日後の空港までの時間が２４時間で収まるため、そちらで２４時間チケットを利用しました。

写真は世界遺産ウィーン歴史地区を構成するシュテファン寺院です。
この写真を撮った場所が地下鉄のエレベーターが地上に出る場所で、ホテルはここから徒歩３０秒程度でした。
ウィーンでは、この時間が一番天気よかったです。

ホテルの部屋です。
ここに２泊しました。
到着したのが夕方６時くらい。
天気は良かったのですが、日本時間で言うとすでに午前１時となっており、前日２時間の睡眠で、朝３時半に起きた身としては、すでに限界であったため、３人とも、この時間で寝てしまいました。
夕食も食べずにもったいなかったのですが、１０時間程度ぐっすり眠ることができ、朝早く起きることもでき、時差ボケも一発で解消できたので、結果としてはよかったです。
とくに、子供がこの睡眠のおかげで、一切時差ボケに苦しまなかったので本当に助かりました。

ホテルの内部です。
アテネで泊まったホテルに雰囲気がよく似ています。

４月２９日、前日が夕方６時には寝てしまったため、朝も６時前には３人とも起きてしまったため、朝食（７時〜）前に散歩に出かけました。

写真はホテルの外観です。
ホテル・ロイヤルというホテルで、入口は本当小さいホテルです。

シュテファン寺院の目の前で、観光の拠点には素晴らしい立地です。

ちなみに、このホテルには歯ブラシは置いてありませんでした。

ホテル前の街並みです。
マックにスーパーマーケットがあります。

隣にはカフェもありました。

シュテファン寺院の麓？にミニチュアがありました。
大きさはうちの子が隠れていますが、それから想像してください。

朝食です。
ビュッフェ形式ですが、ウィンナーなんかはおいてなく、ハム、野菜、チーズが中心でした。
ハム、チーズ、パンともに種類が豊富で、大満足でした。

ホテルを出て観光に向かいます。
まず最初はシェーンブルン宮殿に向かいました。

ホテル目の前のシュテファンスプラッツ駅から１駅で地下鉄を乗り換えて約２０分で到着です。

写真は電車の中ですが、普通にベビーカーを置くようになってるのにびっくりしました。

ウィーンではベビーカーは市民権をもってるみたいで、日本だと、電車の中ではベビーカーは折りたたむべき、いや、そのまま子供を乗せて電車に乗っていいと議論されてるみたいですが、ここでは、普通に乗ることができましたし、地下鉄の駅にはすべて、必ずエレベーターがついており、ベビーカーで乗り込めるようになってました。

さらに、人々もとても親切で、自分が空港からの移動の際に、スーツケースを２個持って移動し、うちの奥さんがベビーカーと子供を担当したのですが、階段では、通りすがりの人がさっとベビーカーを持ってくれ、階段の一番下まで運んでくれました。
電車に乗る時も段差があれば、必ず手を貸してくれます。
日本じゃなかなか考えられないことですね。

世界遺産シェーンブルン宮殿に到着しました。
雨が降り出しましたので、最初に宮殿内部を観光することにしました。

ガイドブックでは、とても混み合うと書いてあったので朝いちばんに来ました。
全く待つことなく、すぐに入場することができ、スムーズに見ることができましたが、４０部屋を回るチケット（グランドツアー）であったため、子供が途中で飽きてしまい、奥さんと子供は先に外に出て行きました。

宮殿内部は撮影禁止だったのが残念です。
一見の価値ありです。

宮殿内部を見学し、写真の電車みたいなバスで一番頂上のグロリエッテを目指そうと思いましたが、３０分に１本で、乗り過ごしてしまったため、先に動物園を見ることにしました。
動物園を見て、１時間後のバスでグロリエッテまで行きました。
ガイドブックにはバスは１回２ユーロ、１日５ユーロと書いてありましたが、５ユーロの１日券しか売ってくれませんでした。

庭園に出ました。
奥に見えるのがグロリエッテです。
ハプスブルク家の時代からあり、カフェも当時からあったらしいです。

あんなところまでベビーカーを押して行きたくはないです・・・

庭園から、宮殿を振り返ってみました。
少し天気が回復してきました。

動物園の入口です。
ここは宮殿の中に動物園があって、けっこう古いみたいです。
パンダとコアラがいます。
日本で、パンダとコアラがいる動物園はなかったと記憶してます。

宮殿は子供は退屈だったでしょうが、ここでパンダを見ると言い続けてごまかしてきました。

庭園から見る宮殿です。

この庭園は無料で入ることができます。
市民の運動（ジョギングコース）になってるようです。

動物園に入りました。
一人１４ユーロ。
高いです。

見たこともない動物がけっこういました。

カエル？

ペンギン。

これは孔雀？？
普通に通路を歩いてました。

やっとパンダを見れました。

パンダは子供も自分も見るのは初めてです。

コアラも始めて見ました。

動物園を出て、さきほどの写真のバスに乗り、グリロエッテに到着しました。

写真はグロリエッテから見た宮殿です。
この場所の高さがわかるかと思います。

後ろにウィーン市内が広く見えます。

昼食はグロリエッテの中のカフェで食べました。
日本人が３組ほどいらっしゃいました。

写真は付け出しのパンとグラーシュ（ビーフシチューみたいなもの）です。

パスタです。
両方ともおいしかったです。

ウィーンのカフェは、店員さんは、席の担当以外は呼んでるのがわかっても絶対来ないんですよね。

ウィーンのビールをくれと言って出てきたビールです。
銘柄は忘れました。

カフェの店内です。天井が高く、解放感があってよかったです。
ちなみに、屋上へ上ることができます。（２ユーロ）

グロリエッテの屋上から見た宮殿と庭園です。

ホテルに戻ったら、奥さんと子供は昼寝をしてしまいました。
時間がもったいないので、カフェと世界遺産散策と夕飯の目星をつけるために外に出ました。

国立オペラ座です。
外では、演劇のカッコしたおっちゃんが客引きしてました。
声かけられました。
「エイゴハナセマスカ？」
「コンサートニキョウミアリマスカ？」
「アスイカガデスカ？」
正直見てみたい気持ちはあったのですが、高いし、時間ないのでやめました。
次回ゆっくり来る機会があれば・・・

今回、ウィーンで絶対食べたかった２つのうちの１つ。
ザッハートルテです。
カフェザッハーに行きました。
思ったほどは高くなかったです。
確か４．９ユーロほどだったと思います。
カプチーノが２．５ユーロだったと思います。

トルテは濃厚です。添えてある生クリームがかえって、味をさっぱりさせてくれるような気がしました。

本当は、デメルのザッハートルテ、インペリアルトルテまで梯子したかったのですが、これ１つでずっしりとおなかにきましたので、ここ１件だけにしました。
デメルのザッハートルテは空港で買って日本で食べました。

ザッハートルテはこのホテルザッハーのカフェとデメルの２か所でそれぞれ売ってるそうです。

こちらのカフェザッハーのメニューには「オリジナルザッハートルテ」と書いてありました。

カフェザッハーです。

ホテルに戻り、家族そろって夕食に出かけました。

ホテルに帰りながら目星をつけていたヒューリッヒってお店です。
ガイドブックにも載ってて日本語メニューもありました。

絶対に写真のウィンナーシュニッツェルを食べようと思ってて、最初は、カフェモーツァルトで食べようともってたのですが、高いんですよ。
で、ここにしました。

お店に入ったら、生演奏のおっちゃんが、いきなり「さいたさいた♪」とチューリップを演奏してくれました。

昼食に引き続いてグラーシュです。
奥さんが気に入ってました。
５ユーロくらいしかしないのに、大皿でした。

夕食のお店、ヒューリッヒです。
オペラ座の裏１ブロックくらい進んだところにあります。

ヒューリッヒです。

これで、ウィーンでの１日は終了です。
ホテルに帰って寝ました。

次の日はいよいよドブロヴニクに向かって出発です。

正直、ウィーンはもう１泊してもいいなと思いました。
悩んだんですけどね。
ゆっくりと段取りする時間がなかったものですから、すでに飛行機も発券してあったので、やむなく、ウィーンはこれだけになりました。
時間があれば、遊園地や、王宮なんかも見たかったです。


長い旅行記を最後までご覧いただいてありがとうございました。

【２００９年春】子連れで東欧３ヶ国〜ドブロヴニク編（１）〜に続きます。
　http://4travel.jp/traveler/dada1120/album/10342381/

この旅行記へのコメント （4）

• パンジーさん 2010/08/02 17:46:59

  家族旅行

  dada350GTさん、はじめまして。
  
  小さなお子さま連れでも　事前の計画と周到な用意しだいで
  こんなにヨーロッパ旅行を楽しめるのですね。
  
  シェーンブルン宮殿の動物園にパンダとコアラ、ペンギンまでいるとは知りませんでした。
  ゆったりとした日程の中に　大人も子供も楽しめるプランが練られていて、とても感心しました。奥様もお子様も大喜びの旅だったでしょうね！
  
  ホテル「ロイヤル」、懐かしいです〜
  初めてウィーンに行ったときに泊まりました。
  リピーターが多いと聞いて予約したのですが、確かに立地が抜群でお部屋もきれい、朝食も美味しくてまた泊まりたくなるホテルですね。
  
  それにしても、一才でウィーンとはうらやまし〜！
  今度はどこに行くのかな？　　　　パンジー

  dada350GTさん からの返信 2010/08/03 19:49:56

  RE: 家族旅行

  パンジーさんこんばんは。書き込みありがとうございます！
  
  子連れの海外旅行、周到な用意もなんですが、子供が
  飛行機好きという偶然（？）も必要となります。
  まぁ、早いうちから飛行機を見せたりしてたんですけどね(笑)
  
  > シェーンブルン宮殿の動物園にパンダとコアラ、ペンギンまでいるとは知りませんでした。
  > ゆったりとした日程の中に　大人も子供も楽しめるプランが練られていて、とても感心しました。奥様もお子様も大喜びの旅だったでしょうね！
  
  喜んだかどうかはわかりませんが、なかなかできない経験をしたと思いますよ！
  自分は本当に楽しみましたけど(笑)
  パンダもコアラもいたシェーンブルンの動物園、なかなかよかったです。
  人も少なかったし。少々高いですけどね(^^ゞ
  
  ホテルロイヤル、立地抜群でしたね！
  朝食も本当においしかったです。
  もしまたウィーンに行けるならまた利用したいです。
  前回は実質１日の滞在だったのがもったいないです。
  
  パンジーさんは、JALで行かれたのですね！
  自分はANAのほうなのですが、マイル全然たまらないので、あまり関係ないです(笑)
  でもワンワールドのほうはウィーン行きはないんですねぇ。
  
  次はドイツに行こうと思っていますが、いつ行けるかが一番の問題です。
  ３年後か５年後か(笑)
  子供が１名増えましたので、なかなか簡単には行けないだろうなぁって
  思いながら、今からうちの奥さんにノイシュバンシュタイン城の写真や、BS日テレのトラベリックスを見せてます。

• Maiさん 2009/05/30 20:39:12

  ザッハトルテと苦めのコーヒー

  dada350GTさん、こんにちは〜。
  
  ウイーンといえば、やはり、ザッハトルテですよね！
  苦めのコーヒーとマッチして美味しそうです〜。
  
  オペラ座や、町の風景や、にわかに記憶がよみがえってきました。
  また行きたい〜。
  
  Mai
  

  dada350GTさん からの返信 2009/05/31 00:51:34

  RE: ザッハトルテと苦めのコーヒー

  Maiさんこんばんは！
  書き込みありがとうございます。
  
  やっぱりウィーンと言えばザッハートルテですよね！
  
  家族で食べたかったのですが、妻子ともにお昼寝中で、一人で食べてしまいました。
  カフェのハシゴをしたかったのですが、時間と体力の都合でできませんでした。
  最初はただの経由地の予定だったウィーンですが、今度はゆっくり見てみたくなりました！