2003/01/16 - 2003/01/18
2000位(同エリア2654件中)
Cnoさん
この時はリスボンへは飛行機で、そのまま寝台列車でスペインへ抜けました。
オフシーズンで、しかもどっぷり冬でした。着いたその日はとてもいい天気でしたが、翌日は寒い寒い寒い。非常に寒かったです。なんとなく、リスボン=南西ヨーロッパ=暖かいだったんですが、甘く見ていました。しかもどこも石畳。足元から深深と寒さが来ました。
さらに雨季でして、信じられないくらいの暴風雨。傘が壊れました。建物のドアも閉まらないくらいでした。さすがオフシーズンでした。
でも一旦晴れて太陽が出ると、暖かくてぽかぽか。良い感じでした。
途中で行ったロカ岬とシントラはこちらです。
http://4travel.jp/traveler/cno/album/10226804/
- 同行者
- 家族旅行
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 交通手段
- 鉄道
- 航空会社
- LOTポーランド航空
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ロンドンから行ったんですが、当時リスボンには格安航空会社はあまり入ってなくて、正規の値段の航空券しか見つけられなかったので高いなぁと思っておりました。TAPポルトガル航空と、BAブリティッシュ・エアウェイズだったと。1日の便数は多いので、機内は結構ゆとりを持って座れました(混んでいない)。
ちなみにTAPはお勧め。ものすごくお勧めです。チェックインからサービスや接客スタッフの態度も凄くよくて機内食もばっちりでした。
こんな事いっちゃなんですが、ロンドンー日本間の日系航空会社の機内食の内容・ボリュームもはるかに超えて美味しかったです。たった1時間半の旅ですが、TAPの方が食事が豪華とは、これ、いかに。
いつも格安航空会社で機内食どころか飲み物さえ出ないのに慣れていた私は、食事が付くというだけで舞い上がってました。たまには良い物なんですね、ちゃんと料金払うのも。ちなみにロンドンからTAPでリスボンへの片道は12,000円でした。 -
この日は着いていきなりストでした。デモ行進で町はにぎやか、交通渋滞していました。
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リスボンは、坂がいっぱいでした。平らな所はあまりないくらいです。サンフランシスコなんてモンじゃないくらい、坂かもしれないです。しかも足元は石畳なので、とても足腰が疲れました。
ケーブルカーやエレベーターが市民の日常の足になっているくらいだから、その土地の高低さはもう凄いです。階段もあちこちにありました。
市電も乗るととても面白かったです。かなり急な坂もガタゴト上ったり下りたり、かなり揺れるので立って乗るときは気をつけたほうがいいかもしれません。 -
コメルシオ広場です。ここまでは道はまっすぐで碁盤の目のように整っていて、お店もいっぱいありました。カフェも多く、夏とかはテーブルやいすが並んでさぞかし賑やかにさわやかに過ごせるのだと思います。
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これもコルメシオ広場です。時は夕暮れ。昼の明るい時とはがらりと雰囲気が違っていました。この広場には、麻薬売人らしき怪しい男たちがうろうろしていました(見ればすぐに分かります)。リスボン初日にして、いきなり弟が声をかけられて英語で『良いのあるよ』って。ビビッタ所であります。
そのほか夜になるとロッシオ広場辺りには、黒人の人が急にそこだけ多くなるところがありました。そしてそこに入ったとたんに、何か違った空気を感じるので、居心地はあまり良くなかったです。黒人の人=犯罪と結びつけるのは安易だし良くはないと思いますが、こちらのヨーロッパでは、ある程度の目安にはなる、と教えられたことがあります。 -
夕飯はポルトガル料理を探してウロウロ。轟々と燃えるソーセージで、こんな感じで出てきました。ブランデーがかけてあって、それに火をつけてあるんですが結構激しかったです。熱々で美味しかった。
このレストランは気に入って何度も行った所なんですが、残念ながら店の名前が分からなくて。詳しい場所はポンバル侯爵広場の近くで、EDUARDO?公園のわきにあるホテル「EDUARDO?」のすぐ横です。そのホテルの入り口の横、銀行があってその次です。FONTES PEREIRA DE MELO通り沿いなんですが、カフェと並んでいまして、その横のレストランの方です(2003年当時)。
ここはスタッフがやさしいし、メニューもポルトガル料理が多かったです。さらに日本人だからってあまり過剰なサービスはせず、現地人と同じように扱ってくれました。味もいいし、値段も安くて安心でした。 -
このリゾットは味はパエリヤに近いんですが、とても温まる料理でした。蟹がごろごろ入っていて、後はあさりやえび、いか、たこ等など。ひとつの鍋で2人か3人でもいいかもしれない、結構ボリュームがありました。手前は魚のフリッターで、大きなフィレが2枚来ました。これもボリューム満点。
ちなみにリスボンは魚介類が豊富で、魚ではバカリャウという干したタラが有名だそうで。これをグリルしてもらうととても美味しそうでした。 -
これが、あの、ザビエルさんだそうです。彼は日本にキリスト教を伝えた宣教師の一人で有名ですが、絵でしかお顔は見たことがなかったんだけど、実際はこのようなお顔をしていたそうな。
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さて、これはマリンミュージアムにあったもので、本物です。
日本の鎧。しかも下には大将の兜です。いつの時代の物かとか、説明が何もなかったので分からないんですが、おそらく戦国時代のものでしょうか、安土桃山でしょうか、江戸? -
これは日本の刀として置いてあったんですが、でもこれって日本かな・・・???なんて思って説明書を見ると、その説明が「A sword that cut off some head」とありまして、なんて物騒な、と驚いた次第であります。
1926年に上海で日本軍関係者から贈られた物らしいです。この刀に着いているリングがあるんですが、それが切った頭の数を表しているらしいです。 -
このカフェは国立古美術館の直ぐ斜め前のお店です。この美術館は昼にシエスタがあるので2時まで開かないことがあって、少し時間をつぶしに入りました。
いろんな人が入れ替わり立ち代り入ってきて、一杯飲んでさくさく出て行きます。コーヒーも小さいカップで、とても美味しかったです。ここはいろんな食べ物もとても美味しそうだったし、横に座ったおじさんが食べていた煮込み料理も美味しそうだったんですが、いかんせん、ここは英語が通じない。
おばちゃんもお姉ちゃんも、両方とも英語がだめでした。だから身振り手振りで話をしました。
飲み物だけで1時間座っていても、ぜんぜん気を使わなくていいので助かりました。ここも我々のことをちょっと気にしつつもほっといてくれるので、居心地がよかったです。 -
カフェを出たらものすごい雨と風で、慌てて美術館まで走り込んだのですが、この国立古美術館はなかなか面白かったです。
我々は雨をしのぐ意味もありましたが、観るのに3時間かかりました。日本の物がいろいろと展示されていて、日本ではまずお目にかかれない一級品が見ることができました。それで有名なのが、この美術館の屏風だそうです。
狩野派の作品で、観れば観るほど面白かったです。南蛮の貿易の様子を描いているんですが、きちんと日本人と南蛮人の書き分けがされていて、
その書き分けが、興味深い。きちんと二重とか、鼻の形とか。
この部屋は床一面がしっかり畳で、イグサの良い匂いが漂ってまして入ったとたんに「日本・・・」と、香りでも演出?なかなか良かったです。 -
国立古美術館には、「日本の間」という部屋が専用にあったりしました。そこにはいきなり裃と、目録が。
この目録の字が・・・・・なんて、細かい事気にしてはいけません。気持ちですから。 -
ちゃんと漆の金箔で、かなり凝った造りです。しかも3段重。こういうのは今でも人気があるんじゃないかなぁ、と思ったりもしましたが、こういうのが、日本からはるばるここまで、昔に来たのよなぁ、と。昔はこれも日本にいた(あった)のよなぁ、と思うと感慨深い物があります。
こうして逆に海外で日本の物を観てみるのも、感覚が変わって面白いと思いました。 -
リスボンの街の中心から少し離れた所にあるベレン。市電か列車で行かないといけないんですが、まぁ歩けない事もない、のかなと思いました。
これは市電からどーんと見えるジェロニモス修道院です。この前は広場になっており、かなり広くて大きかったです。これは大航海時代の繁栄を象徴する大建造物だそうで、中は大きな礼拝堂があって、決してきらびやかではないけれども迫力は凄いものがありました。
この日は天気が悪く、また降り出しそうな空ですが、入って見学しているうちにパァッと晴れていました。 -
ポルトガルの教会をあちこち見てふと思ったんですが、こちらの教会には聖人の像がとても多いのです。きちんと洋服を着たり飾りをつけています。
その聖人がどんな格好でどんなお顔をしていたのかが、よく分かるのです。ひげや髪の毛もあります。目の色も、分かります。着ている服からも当時の事が分かったりとかします。しかもこの洋服も豪華でとてもよく出来ています。 -
これは大きな「発見のモニュメント」です。高さが50メートルを超え、大航海時代にかかわった偉人たちが両側に掘られていまして、その先頭に立つのが、航海王子と呼ばれるエンリケ王子だそうです。
このモニュメントの中央にエレベーターがありまして、それで上まで上がると、かなり眺めがいい展望所になっていました。 -
これはベレンの塔です。なんかゲームに出てきそうな名前だと思っていたんですが、これは川を出入りする船を監視する為に作られた要塞です。5階建てで1階は牢屋になっている。水牢です。なんか怖い感じです。水の牢屋って、いったいどうなっていたんでしょう、水攻めでしょうか?見ようと思ったんですが暗くてよくわかりませんでした。
3階から王族が住んでいた部屋になっていました。 -
かなり急な螺旋階段が続き、息が上がる我々でした。他の人も皆ハァハァしながら階段を上っておりました。
中には隠し廊下のような細長い廊下があったりして、これなんて人が一人横向きになってやっと通れるくらい狭いんです。この先に何があるかというと、小さな部屋がありました。 -
監視部屋に通じる廊下だったようです、先ほどの通路は。でもなんであんなに狭いんでしょう。あんなに狭かったら、確かに攻め込まれてきても一人づつしか通れないし、さらに横ばいで攻撃なんて出来ないから守りやすかったんだろうか、とか。
色々考えてしまう、内部構造になっています。 -
マドリッドへはスペインの鉄道会社RENFEの寝台車を利用しました。TRENHOTELという呼び方でした。
夜の10時なので、駅の周りは少し怪しい雰囲気でしたが、この寝台列車へ乗る人たちはきれいな格好で荷物も持っているので、その人たちに遅れないように付いて行って乗り込みました。水やおやつくらいなら駅の横の売店で買えます。
我々はオフシーズンで2週間前に予約しましたが、その時点で個室はもう満員でした。お部屋はデラックスな個室、まぁまぁな個室、ツーリストクラスの4人部屋ですが、今回のように個室がいっぱいの時は、ツーリストクラスに2人づつ入ることは可能みたいです。つまり、2人部屋も混雑状況に応じて出現するようです。でも実際はまぁまぁな個室に入る事が出来ました。 -
車内はスペイン語です。英語も通じます。
食堂車もあり、ここで夕食も食べられるし、朝食もとります。その横にバーがあって、ここで飲み物を買うことが出来ました。
部屋には2段ベッドで、洗面台がありました。様子はこんな感じです。我々のクラスは夕食は付いておらず、朝食のみです。
リスボンはサンタ・アポロニャ駅からマドリッドはチャマルティン駅まで、所要時間は10時間で、夜の10時に出まして朝の7時過ぎに着きます。途中で時差があるので現地(マドリッド)では8時になります。乗る前や降りた後もパスポートチェックなどは無いです。 -
食堂車はなかなかきれいなんですが1車両しかなく、どう考えても全ての乗客分の席はないのです。夕食はまぁ自由だから予約で何とかなるのでしょうけど、朝食はどうするのかなぁと思っていたら、時間差で車掌が朝食を呼びに来る、仕組みになっておりました。
で、安い個室から呼ばれていきますんで、我々も6時前に起こされました。豪華で高い上等客室は後のほうで、いい時間帯に呼ばれるのでしょう。まぁ、座席も待つ事はなかったし、スムーズだったんですがまだ真っ暗な中、朝ごはんを頂きました。ちなみに個室乗客は朝食つきで夕食は豪華な個室には付いており、我々の個室ランクでも予約で可能との事です。
コンチネンタルで簡単な朝食だったが、食堂車で食事をするのは、やはり、楽しかったです。
*保存の関係上、写真の画像が悪いです。見づらい中、読んでいただきありがとうございました。
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この旅行記へのコメント (3)
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- るぅさん 2008/05/12 15:01:55
- 食べてみた〜い!!!
- 楽しそうです。
- Cnoさん からの返信 2008/05/19 11:19:49
- RE: 食べてみた〜い!!!
- 書き込みありがとうございます。
ポルトガル料理はとてもおいしかったです。
シーフードが多いせいか、馴染み深く。
ビールが安い(当時は安かった!)のも、大切なポイントですが。
- るぅさん からの返信 2008/05/20 08:40:33
- 一人だとなかなか・・・
- 最近は、あまり大食い出来なくなってしまい、ツーリストプレートに甘んじる今日この頃(笑)
それでも量が多く、買い食いの回数も減っている気がします。
それでも、「へぇ、こんな組み合わせがあるんだぁ」などと関心しつつ、ハズレをひかなかったのは幸い。
客の呼び込みバトルを見ながら楽しそうなお店にはいるのもまた楽し。
ポルトガルはさらっと通過してきた感じだから、今度はもっとゆっくり出来る様な行程を組める人夢見て・・・。
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