2006/08/19 - 2006/09/19
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こまちゃんさん
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9月5日後半。
国際市場で、高級なハンドメイドの花帽子を買ったクニクニは、気分一新、ぼさぼさに伸びた「髭」をあたる事にした。そのついでに、いっそのこと散髪もしてしまえ!と言う事で、この理髪店初めての日本人客になったのだった。
ホテルへ戻ると、爺ぃの「歓迎会兼同窓会」が今日もあるという。
クニクニは、中国語が判らない事と、連日の宴会続きでちょっと大変だったので、今日の宴会はパスさせて貰った。
じゃぁ、こまが訳せば良い事になるが、実は彼ら、日常のクセで全員維吾爾語での会話になるのだ。なので本音を言うと、こま自身も遠慮させて貰って丁度良かったのだ。(^^;
と言うことで、韓さんと3人で「漢餐庁」で夕飯を取る事にして、ホテルロビーの例のカフェで休憩、珈琲を戴き夕飯に向かう事にした。韓さんもアメリカ出張で毎日飲んだ珈琲のおかげで、珈琲党の1人だった。
散髪を含め、艾提{及小}爾清真大寺(エイティガール)から其尼瓦克喀賓館(チニワクホテル)までの小径散歩と、夕飯にお付き合い願いたく。
- 同行者
- 友人
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 交通手段
- タクシー
- 航空会社
- 中国国際航空
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-
エイティガール寺院の門。
実は、昨日もそうだったが、今日も参拝時間に当たってしまい、中には入れず。
エイティガール寺院に沿って右側へ行くと、商店が並んでいる。
そこには歯医者が沢山並んでいる。何か最新設備を導入している所もあった。
そのまま進むと、地場の小径に出る。 -
暫く歩くと、クニクニのぼさぼさな髭を見てたまりかねたのか、韓さんが理髪店で剃って行くか?と尋ねてきた。
5角くらいだと言うのでクニクニにそう伝えると、「値段はともかく、髭だけなら」と言う事で、目に付いた理髪店におじゃました。
そこは、清潔そうで、辺りよりは遙かに立派な面構えで目立つお店だった。 -
中から、サッパリした感じの維吾爾主人出てきた。
韓さんがオーダーすると、主人は寝っ転がる方の椅子を案内。
そこに寝転がる方向を間違えたクニクニ、今のはギャグ?それとも…マジ?
こまにも判らなかったが、様子から察するに「素」だった気が・・・(ーー;
普通あれは方向間違えないでしょう!?(==;
画像は、バーバーの中から見た小径通りの風景。 -
髭を当たり始めて数分、韓さんが「頭もどう?」と聞いてきた。
クニクニに尋ねると、主人の手際の良さに安心したそうで、頭もする事に決定!
これでめでたく(?)、このお店初の日本人客になってしまった。
画像は、バーバーから観た対面のお店の風景。 -
シャキシャキシャキ、サクサクサク・・・と、軽快なはさみの音と、カットを導き出す櫛がスムーズに動く。
クニクニの直感は正解だった。中々の手際の良さで、いい加減な床屋とは違うようだ。
韓さんが「髭剃り幾ら?5角?」と尋ねたらしい。
すると主人は、「その辺のと一緒にしないでよ。ボクは修行もしてきた理髪師、5元は戴くよ」
ほほ〜。なるほど。
一寸ハイソな理髪店だった訳だ。
まあ、町を見てきて、その他の店とは大違いだって事は判っていたが、やはり自信の裏付けだったんだ。そうでなけりゃ、店舗をここまで内装したり、設備を揃えたりはしない。
(表、もう一寸綺麗にしようよ!) -
そう言う会話をしながらも、散髪はドンドン進んで行く。
その間、こまは暇をもてあまし、店内のソファに座りながら、バーバー店内観点の写真を撮っていた。 -
まずは可愛いお客さん。
この辺りに沢山居る「斑鳩(ban jiu)」君。
この小振りの山鳩は、日本語では「鳩」でも済むけど、中国語は分類が細かい。
日本の街中で見かけるあの「鳩」は、「鳩」と言うと違うものを指す事になる。
あの鳩の場合は、中国で「鴿子(ge zi)」と呼ぶ。
日本語では「鴿」も「鳩」も「はと」と呼んでいるけど、中国語では音が違うので、違いを知らないと、鳥なのか何なのか判らなくなってしまうので、覚えておくと便利だ。 -
向かいのお店。ナンや小吃を提供している。
-
ここにも葡萄売りが。
ホント、葡萄売りが多すぎて、こんなの商売になるのかな・・・と要らぬお節介を感じてしまう。
殆どが自分の家でできたモノで、南疆の一般家庭には、大抵の家には葡萄棚があり、みんな自給自足したり、隣近所に分け合ったりしている。
かく言う韓さんの家にも、大きな葡萄棚があって、玄関先に沢山ぶら下がっていた。
余りにも多いので、8割は以上はそのまま朽ちてしまうものだった。
なので、売り子を見ると、そんな事を感じてしまう。
でも、これからは需要が上昇するだろう。
都市開発で立ち退きが多く、そう言った家々が無くなっている。
韓さんも立ち退きに遭い、今は公団に住んでいるのだ。
・・・ん?では、売り子の家が立ち退きに遭うと、、、
説が成り立たん〜(@@; -
殆ど完成!
写真ではまだらに見えるが、それはごま塩ヘアのせい。実物は中々の出来だった。
一気に10歳若返り、田舎の爺さんから都会の爺さんに変身!。(*o☆)\バキッ!(褒めてないぞ!)
仕上げの洗髪類は梨という事で、最後の仕上げに入ってもらう。
その間にも写真を撮り続けるこま。 -
店の脇で手を洗う子供さん。
維吾爾の街中の小店(小さな個人の店)では、手を洗う設備としてこう言うモノがぶら下げてある店が多い。
ゴシゴシゴシ・・・
奥から兄ちゃんが出てきて、「サッサと洗え!水が無くなるだろ」と言うようなやり取りで、水を止められてしまった。(^^; -
会合中の斑鳩。家の窓蓋に沢山停まっていた。
維吾爾では鳩を飼って競走させる人が多い。娯楽の少ない地方ならではの流行か?
だからなのか、維吾爾人は鳩類を進んでは食べない。
だからなのか、さっきの斑鳩君もカメラを向けても殆ど逃げようともしない。
うっかり近づきすぎて、やおら逃げても、「足」で避けて行くくらいで飛んでは行かなかった。
かく言う韓さんもレース鳩(鴿子)を沢山飼っている。
なので鳩は食べない。 -
白装束の人達は巴基斯坦(パキスタン)人。
維吾爾人は彼らを「巴佬」と言って軽蔑するそうだ。
詳しくは敢えて聞かなかった。 -
維吾爾人の挨拶風景。
何かとっても親密性が高い感じ。
こう言った挨拶があちこちで見られる。
手を胸元に充てながらお辞儀もする。
礼法は漢民族の雑で濃い挨拶よりも、遙かにシュールで素敵に感じる。 -
散髪終了!
15元なり。
現地の青空散髪が3元前後、普通のお店が5元前後だから、結構高い方になる。
店から其尼瓦克賓館方向を見た所。
標準。 -
店からエイティガール方向を見た所。
望遠。
寺院脇の新疆ポプラ(白楊樹)が見える。 -
またまた葡萄売り。
この画像なんか見ていると、この人役者さんかな・・と感じてしまう。
「今日終わったらドコ飲みに行こか」
ってな具合で斜に構えて知人に言っている気がしたり。。。
ここに居ると、ここに居る維吾爾人って、みんな「ホンマは役者さんちゃうん?」と感じてしまう事がある。実はみんながエキストラで、町中が城市生活実演村。。。(^^;門票はドコで買うの??って感じ。
容姿もそうだが、生活習慣が余りにも違うので、異国にいる(中国ではないと言う意味で)と感じる事が原因だとは思うが。 -
小径終了!大通りに出た。
小径を出た所から見える其尼瓦克賓館。
ホテルに戻ってきて、またまたロビーで珈琲タイム。
3人で小一時間ほど珈琲タイムをし、程よい頃に夕食タイムとなる。
爺ぃは今日も同窓会。我々は遠慮して、韓さんと漢餐庁へ向かう事に。
漢民族の運転するタクシーを探し(喀什では中々見つからない)、その人等が通うようなお薦めレストランを聞き出して連れて行って貰う事にした。 -
到着した店は「味中味」と言う店で、味も値段も、そして第一にその量がグレートな店だった。
-
まずは「冷たいビール」。。。がこんな感じのしかなかった。(^^;
でも、歩き疲れて喉が渇いているし、これでも充分。
「カンペイ!!」 -
古佬肉。所謂スブダだ。
日本よりは甘めで、あの酸っぱさは期待できない。
でも、パイナップルが入っているので、甘酸っぱい食感と、軟らかくほぐれた肉が魅力。
でも、、、ここの多すぎ!
このボール、直径25cmはあった。 -
春雨の煮込み。
肉末粉絲堡(沙鍋のような感じ)からカップに取って撮影。 -
猪肉排骨。
どっちがメインか判らない程、やたらとトッピングされた大豆にびっくり。
一石二鳥菜とでも呼ぼうか・・・
でも、予め知らなかったので、今日は頼みすぎた感じがして来た。
3人で6個菜、1個湯で、しかも一品一品が25cmのボールでは食べきらない・・・(ーー; -
こちらもカップに取って撮影。
こうすると、大豆煮の具合が丁度良い感じ。 -
松仁玉米を頼んだら、揚げた玉蜀黍が出てきた。
揚げ玉に玉子を使うので、玉子で揚げた様なスナック的な感じ。
ビールのおつまみになって仕舞いそう。
食べきらないままお開きにした。
沢山残したままだったが、ホント量が多いので仕方がない。 -
夜、散歩を兼ねて「人民公園」へ出掛けた。(人民公園まではタクシーで)
ここには道路の向こうに毛沢東の像が。
公園内には獅子の塔があった。
お互いに南方向を向いている。 -
公園の様子。
夜なので良くは判らない。 -
「第○届民間文化節開幕」と言う事でイベントをしていた。
おかげで広場は沢山の人で賑わっていた。
静かな夜のお散歩を・・と狙っていたので外した感じだったけど、それはそれで一味違って良かった。 -
人混みの隙間から狙って・・・
これが精一杯のベストショットだった。(~~;
到底前には行けなかった。
舞台では民族音楽や踊りを実演していた。
維吾爾音楽の音調をお聞かせできないのが残念! -
クニクニと韓さんで記念ショット。
ぼけるのは覚悟の上で。。。
中国人は、このくらい寄り添ってくる。
別にその気が有る訳ではなく、彼らの習慣。
なので、やたら触れて来たり寄り添ってきても、決して引かない事。相手に不信感を与えると、折角の友好のチャンスが失われる事も・・・。
日本人には「絶対接近距離」と言う暗黙の空間を空ける事が身に付いている。でも、この国にはそんなモノ「無い」。
これを機に知っておいて欲しい。
クニクニは、日本でも「日本人離れ」したくっつき屋さんだったので(飲むと特に。くだを巻くってヤツかな?(^^;)、中国に来たら即地元化だった。
中国にバッチリ向いている人だと思った。 -
広場脇にあった「中国銀行」。
でかすぎ。(@@;
この白い建物全部がそうだが、両サイドは何だろう?
ビルを上に積めない砂の土地だから、その分横に拡げてあるのか・・・? -
銀行をバックにクニクニの記念撮影。
庫尼庫尼説;「中国真了不上〜(中国ってマジ判らん〜)」
これで最初の「喀什体験」の日々が過ぎて行った。
明日は、とうとう爺ぃの生まれ故郷「莎車(ヤルカンド)」へ向かう。
この旅行、クニクニの根本的な目的はこれ。
天山を踏みしめ、爺ぃの故郷へ足を降ろす事。
何にもない大地に、わざわざ2000kmもの馬車の旅をして来た爺ぃのお父さん。
それが今のこま達との出会いになっている事は言うまでもない。
蘭州隣の、甘肅省皋蘭県に居たのでは、今の爺ぃの存在すら無いかも知れないのだ。
では、次回をお楽しみに!
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この旅行記へのコメント (2)
-
- arfaさん 2008/05/24 12:31:44
- こまちゃんさんお久です、arfaです。
- >ここに居ると、ここに居る維吾爾人って、みんな「ホンマは役者さんちゃうん?」と感じてしまう事がある。実はみんながエキストラで、町中が城市生活実演村。。。(^^;門票はドコで買うの??って感じ。
ホント、喀什噶爾に居ると絵になる人が多いですよね。僕も街の写真を撮ってる時に、滅多に男性には目がいかないのですがここでは「爺さん、千両役者!」って人が多くて男性にもついカメラが向きました。
こまちゃんさんのパートナーの「爺ぃ」さんにも維吾爾人ということで一層親近感を感じられました。
私は今回、5日間の旅程でしたので喀什噶爾に絞り2日の滞在を計画したのに砂嵐のフライトキャンセルによって朝到着、夕帰りと短い滞在時間になり再度ゆっくり訪れ、勿論その折には「爺ぃ」さんの故郷莎車や若羌にも足を伸ばしたいと思っています。
私の最高の爺さんはこの方です。当日砂埃が一面に舞っていて少し霞んでいるのが残念です。
http://4travel.jp/traveler/arfa/pict/13827920/src.html
- こまちゃんさん からの返信 2008/05/24 13:37:41
- RE: こまちゃんさんお久です、arfaです。
- こちらこそお久しぶりです!
フライトストップ、残念でしたね・・・
次の機会には、春を避けて9月から10月を狙ってみて下さい。
新疆の醍醐味はフルーツですし、この頃はその真っ盛り。
日本の梅雨が厭で逃れるなら、6月の新疆もOKです。
その時は北疆。伊犁の6月は、宏大な草原に花真っ盛りです!
標高2000mの高原地帯には、絵にも描けない美しさが広がって居ますよ!
かく言うこまは、ここ半年北京でもごもごしているので、自分の旅行記に
追い立てられております。(今は一時帰国中ですが)(^^;
爺ぃは漢族なのですが、親の関係で莎車で生まれました。
なので、大陸でも珍しい「漢維語両刀遣い」の中国人です。
喀什や莎車などの、所謂「南疆」には、本来の新疆が残されていると
言われています。なので、「不去南疆不能談新疆」って言う言葉もある
くらいです。
新疆人の表情は、女性も綺麗ですが、男性の方も何かを語ってますよね。
アップも撮りましたが、皮膚の年輪から色々なことが伝わってきます。
http://chinaartjp.exblog.jp/4886296/(画像クリックで大きくなります)
新疆、もう2年も行ってません!
行きたいナァ〜・・・・
こま
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