
2007/01/01 - 2007/01/08
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azianokazeさん
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2日早朝、ヤンゴンから空路マンダレーに移動。
今回はここマンダレーに4泊しながら、市内および近郊の旧王都をまわります。
先ずはマンダレー最大の聖地、マンダレーヒルに向かいます。
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 15万円 - 20万円
- 航空会社
- タイ国際航空
-
ミャンマーの国内航空便は、例えばヤンゴンからマンダレー、マンダレーからヘーホー、ヘーホーから・・・と巡回して関係で朝第一便はとても早い時間のフライトになります。
この日ヤンゴンからマンダレーに向かう便は6:45発。
1時間前にはチェックイン、ホテルから空港が40分ぐらい・・・と逆算していくと、結局4時過ぎには起きて5時にはホテルを出ることになります。
当然まだ真っ暗です。タクシーは予約してあったのですが同乗者がいるみたい。
たまたま日本の方でした。
行き先もマンダレーと同じ。
同行者がいると何かと心強く、また、マンダレーに到着するまで楽しく過ごせました。
タクシー料金はホテル予約で市内→空港が5500K(チャット)(10Kが約1円)。
ただ、このときは私も同乗者もそれぞれ5500K支払いました。
恐らく一人でも同額だと思います。
同乗者もその点は問題にしていませんでしたし、特にサービス内容に問題がある訳でもないのでそれで了解。
なお、空港→市内はタクシーカウンターで6ドル(約7400K)でした。
(市内→空港の方が、帰路でも客を拾えるので割安になります。)
写真は空港でのチェックイン時の様子。
チェックインに30分以上かかりました。
ひとりだと不安になるところですが、二人だと意味もなく安心です。 -
ヤンゴンの空港は5年前同様、フライトの案内表示などが一切ありません。
機内に乗れる時間になるとプラカードを持った人間が「××航空 ○○便 どこそこ行き」と叫ぶので、それにあわせて待合室の乗客がいっせいに動きだします。
大体各社同じ時間帯のフライトになっているので(トラブルがあったときの振り替え対策だとともガイドブックにありました。)、人の動きがあるたびに自分の便かどうかと確認作業が必要になります。
国内線はほぼプロペラ機のようです。
マンダレー空港で日本語ガイドのウィーさん(30歳ぐらいの男性)と落ち合い、タクシーで市内へ。
空港は新しく建設されたもので、ヤンゴンの空港よりはるかに立派です。
立派なんですが、ひどく遠く不便です。
市街から40〜50km離れていて、基本的にバスはありません。
タクシーで1時間近くかかります。(空港→市内 15000K、市内→空港 10000K)
何故こんな不便なところに建設したかについては「きっと100年先を見越したのではないか」と地元でも皮肉られているそうです。 -
マンダレーは人口50万ほどのヤンゴンに次ぐ大都市。
マンダレーに限らずこの時期は乾期で雨が降らないため、街路樹は埃で白く覆われ、市街の空気はスモッグ状態。
夜など停電で真っ暗な道路を走る車のライトが空中の埃で夜霧のように滲みます。
写真はゼェジョーマーケット近くの時計塔。
イギリス植民地時代の“ビクトリア女王即位60周年記念”のものだそうです。
市街を歩くときの目印になって便利です。 -
ホテルの部屋からの街の眺め。
仏教国とは言え、ムスリムもいますのでモスクもあります。
(後日ホテル近くの中華料理店に「ビルマ料理も飽きたので酢豚でも食べよう」と出かけたところ、ムスリム経営のお店で豚料理は一切ありませんでした。) -
マンダレーはミンドン王が遷都した1852年からイギリス植民地となるまでのわずか25年間の最後の王都です。
写真は旧王宮の城壁です。
一辺が約3kmの正方形で、周囲を幅70mの堀が囲みます -
内部の王宮自体はイギリス軍と日本軍の戦闘で消失し、現在が軍関係者が居住しているとのこと。
一部王宮が再建され外国人にも解放されています。
王宮を含め市内3箇所ほどは入場にマンダレー入域チケット(10ドル)が必要になります。
日本語ガイドのウィーさんにマンダレーヒル方面のタクシー代が高いとか最初に少しゴネたので金にうるさい客と思われたのか、「外から眺めるだけならただです。」とチケット購入を特に勧められなかったこともあって今回は入城していません。
マンダレーの入域チケットはインワとも共通で後日購入しましたが、王宮は“再建”ということで結局いきそびれました。
“歩き方”によれば、監視塔からの眺めはいいそうです。 -
空港からホテルへの道すがら街を眺めていると「ちょっと困ったな・・・どうしよう・・・」という感じがありました。
タイやインドのようなトゥクトゥク・オートリクシャとか、ベトナムやカンボジアのようなバイタクとかが殆ど目につきません。
バスと称する改造トラックは人間が鈴なり状態でとても乗れそうにありません。
しばらく街を動き回っていると、四つ角の路地奥などにトゥクトゥクの四輪版(以後“ミニタクシー”と呼びます。セダンタイプのタクシーは外国人専用です。)やリキシャの一種のサイカー(客はサイドカー状態で横に乗ります。)が客を待っているのがわかってくるのですが、最初その類が目にとまらず、「この街を歩くには一体何を使えばいいのだろうか?」そんな疑問にかられました。
そんな状態のときにウィーさんから「マンダレーヒルに行くのですか。(外国人用)タクシーを半日チャーターして25000Kだそうですがどうしますか?」なんて言われたので、「いや、そうじゃなくて・・・」とついゴネてしまいました。
私としては、“単に専用車でオートマチックに回るのではなく、できるだけ歩いたりサイカーみたいなものを使ったりしてまわりたい”といった気持ちがあったものですから。
最初そのあたりがうまく伝わっていなくてちょっとギクシャクした感じがありました。
結局、マンダレーヒルへはホテルの紹介のタクシーで向かいましたが、「ここは登る階段の入り口ですが、歩くと1時間以上かかります。車で登って上で待っていてもらい、また車で下りてきましょう。」とのこと。
「そんな車で往復しても仕方ないじゃない。私は歩きたいんですけど。」と言うと、結局“車で上まで行って、タクシーはそこで乗り捨て、歩いて下りてくる”ということで話がまとまりました。
写真は丘の麓にあるクドードォ・パヤー(“パヤー”はミャンマー語でパゴダ(仏塔)の意味)からマンダレーヒルを見上げたものです。 -
車は丘の7合目付近まで上がります。そこからはエレベーターもあるのですが、“幸い”いつもの停電で動いていませんでした。
歩いて頂上まで上がります。
みやげ物屋が並ぶ参道を登ると先ずサンダームキ(鬼)の像があります。
鬼にしては美しい顔立ちですが、その訳は感動的な由来を聞けばわかります。
昔仏陀に対し何もお布施として差し上げる物がないことを悩んだこの鬼は自分の乳房を切り取って仏陀に差し出したそうです。
仏陀はマンダレー方面を指差し「お前は来世では王となり、そこに町を造るであろう。」と予言されたそうです。
そして来世でミンドン王に生まれ変わったサンダームキはこの地にマンダレーを築いたとのことです。(“歩き方”より) -
その「予言を与え給う仏陀」の像“ビャーデイペー・パヤー”はここより下の方にあるのですが、ついでなので先に写真を出しておきます。
チークの木彫りに金箔を貼った像です。 -
頂上には“スタンピー・パヤー”があります。
-
スタンピー・パヤーの仏塔です。
-
スタンピー・パヤーのテラスは展望台になっていてマンダレー市街を見下ろせます。
ここからの夕陽が観光客には有名で、日暮れどきには見物客が集まるそうです。
しかし乾期で埃のせいでしょう、天気はいいのですが霞がかかったように視界がききません。
「これでは夕陽もどうだろうか?」と思われたのと、このあと“ウー・ベイン橋の夕陽”、“バガンの夕陽”も予定していたので「そうそう夕陽ばかり追っかけても・・・」というところもあって、マンダレーヒルの夕陽はパスしました。 -
さて、参道を下ります。
参道は屋根付きで両側に石のベンチや、みやげ物屋・屋台などが並びます。 -
そんな屋台のひとつ。
バナナのフライです。
一口いただきましたが、もともとがバナナですから味にも問題はありません。 -
少し下ると、日本人慰霊碑が少し参道からはずれてひっそりと建っています。
先の戦争では日本軍がこの地を占領したことから、多くの戦没者を出しました。
マンダレーヒルの慰霊碑以外に、近郊のザガインの丘“ザガインヒル”にもより大きな慰霊碑があります。
今この旅行記を書きながら“歩き方”を読むと「墓守がきちんと掃除などしてくれているので、お参りしたら少し心付けを渡したい」との記述。
確かにそうすればよかったと少し反省。 -
日本人慰霊碑近くの仏陀。
仏陀がウズラとして前世を生きていた頃の“ウズラの仏塔”でしょうか?
よくわかりません。 -
先に紹介した「予言を与え給う仏陀」の“ビャーデイペー・パヤー”です。
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仏陀の隣に控えるのは弟子アーナンダです。
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更に下ると“ピーロンチャンター・パヤー”。
“町が栄えるように”との意味だそうです。
広いスペースで、のんびり休憩ができます。
茶店などもあります。 -
ビルマ料理を並べた屋台。
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気持ちよさそうに涼む犬。
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仏足石です。
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そして下り終わって南参道の入り口を守る2頭のライオン“チンテージーナッカ”。
高さは8m。大きすぎて正面からは一頭しか写真に入りませんでしたが、右にもう1頭います。
この後昼過ぎまでガイドのウィーさんと更にマンダレー市内をまわりますが、長くなったので編を改めることにします。
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