ミャンマー2007･･･?インワ　荒波のホースクルージング

2007/01/01 - 2007/01/08

ザガインをあとにしてインワへ向かいます。
インワへは車を捨てて渡し舟でエーヤワディー川を渡ります。
着いた船着場には馬車が多数待機していて、この馬車で３箇所ほどのスポットをまわります。
馬車は見た目にはのんびりした感じですが、でこぼこ道のため乗るのはなかなか･･･。

エリア マンダレー(ミャンマー)

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 15万円 - 20万円
• 航空会社: タイ国際航空

インワの渡しに接岸された車運搬用の“フェリー”。
桟橋がわりに使われています。
日本語ガイドのウィーさんと土地の子供がなにやら話しています。

エーヤワディー川の流れ。

インワ側から船が戻ってきました。

客は私達と自転車の数名。

他に牛もいたのですが、なぜか牛は乗りませんでした。

向こう岸に到着。
馬車が二十台ほど待っています。
あたりは土埃でもうもうとしています。

そのうちの１台（多分タクシー同様客待ち順番があるのでは）で出かけます。
金額は4000Ｋか5000Ｋ。後日ガイドブックで見た金額より随分高いですが、値上りしたのか“いろいろ”あるのか。
「（元手もあまりかからないし、楽だし）なかなかいい商売ですね。」と尋ねるとウィーさんは「客がつくのは1日に1回かせいぜい2回ですから。」とのこと

最初のスポットは“バガヤー僧院”
1834年建築の総チーク材造りの建物です。

中では小坊主さんがお勉強中でした。
しかし、疲れそうな姿勢ですね。

薄暗い本堂にみごとなチークの柱が並んでいます。
銀ピカの参道、金ピカのお釈迦様、電飾の後光、真っ白いパゴダを見慣れた目には、こちらの方が日本的なお寺のイメージにも近くなごみます。

不用意に撮影していたため写真がブレてしまいました。
見苦しいですが、チークの柱の美しさを伝えたくて敢えて掲載しました。

彫りもすてきです。
（こういうのが部屋飾りに欲しいんだけどな･･･）

僧院の周囲はヤシの木とのどかなたたずまい。

馬車のことをふざけて“ホースクルージング”とも言うとか。
このクルージング、見た目はのんびり牧歌的ですが何分でこぼこ道ですから相当の荒波です。

次のスポットは物見塔。
1822年につくられたものだそうで、1838年の地震で一部崩れ傾いています。
“インワの斜塔”と呼ばれることもあるそうです。

この壊れかけた斜塔は上がれます。
危険については自己責任で。
上からの眺め。
エーヤワディー川対岸の白いものが点在する丘は?で紹介したザガインヒル。
白いものはパゴダです。
インワはかつて400年もの間王都だったところですが、1838年の地震以後アマラプラ（?参照）に遷都されたそうです。
都の面影は今は全くなく、わずかにこの斜塔と一部残る城壁がその記憶をとどめるだけです。

最後のスポットが“マハーアウンミェ僧院”

レンガ造りの重厚な建物です。

バガンのパゴダにも似たような雰囲気です。

境内では子供達が遊んでいました。

すっかり日が傾いてきました。
アマラプラのウー・ベイン橋はここから15分ほどとのこと。
丁度いいぐらいの時間かな･･･とも思ったのですが。（?参照）
ウィーさんも夕陽の具合が気になるようで、立ってみつめています。
民話の長者なら金の扇で「夕陽よ、もどれ！」とあおぐところですが。