シンガポール訪問記２ 「プラナカンの香り漂う、美しい街並み」 古き良き時代のシンガポール。

2009/11/03 - 2009/11/04

マリーナ･エリアからシティ･ホール周辺の２１世紀型都市シンガポールを十分堪能した後、今度はプラナカンな香りが漂うマラヤ地方独特の街並みを見に回ります。
前回マラッカでも十分見ているのですがやはり、シンガポール。美しく手入れされた町並みが残っています。ＭＲＴシティ･ホール駅から南北線で２駅のサマセット駅まで行き、駅から北へ延びるエメラルド･ヒル･ロードを散策。続いてサマセット駅からＭＲＴを乗り継ぎ南北線からシティ･ホール駅乗り換えで東西線で６駅のパヤ･レバ駅からゆっくり１時間歩いてジョー･チアット･ロードとカトン地区を満喫。優雅なプラナカン文化を味わってきました。

お仲間トラベラーの唐辛子婆さんさんがジョー･チアット通りとカトン地区を訪問された旅行記です。↓

http://4travel.jp/traveler/tougarashibaba/album/10439433/

こちらはSUR SHANGHAIさんのカトン地区クン・セン・ロード旅行記です。

http://4travel.jp/traveler/casa/album/10069583/

今回の旅程は下記の通りです。
１０月３１日（関西空港⇒シンガポール･チャンギ空港）
　ＪＬ７２１　ＫＩＸ１３：０５⇒ＳＩＮ１８：３０
１１月０１日（シンガポール⇒クルアン）
　ＥＫＳＰＲＥＳ　ＳＩＮＡＲＡＮ　ＰＥＴＡＮＧ（ＸＳＰ６）
１１月０２日（クルアン⇒シンガポール）
　ＥＫＳＰＲＥＳ　ＳＩＮＡＲＡＮ　ＰＡＧＩ（ＸＳＰ５）
１１月０３日（シンガポール･チャンギ空港⇒関西空港）
　ＪＬ７２２　ＳＩＮ２２：５５⇒ＫＩＸ０６：０５※

エリア シンガポール(シンガポール)

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: 鉄道
• 航空会社: JAL

サマセット駅を降りて道路の反対側に中華風の建物が見えます。ここがエメラルド･ヒル･ロードの入口です。道路はカフェになっていてクルマは通れません。

前の写真の建物の向かい側の建物。１Ｆは宝石屋さんにケーキ屋さんとショッピングビルになってます。

エメラルド･ヒル･ロードを登っていくと次々と美しい建物が見えてきます。

途中に学校があり、イギリス人と思われる白人の子供や中国系の子供たちが一緒の制服で通学。日本の学校ではないシチュエーションです。

学校の前から

'７２年から'７７年のアルファロメオ･ジュリアシリーズの１.３か１.６のジュニアシリーズ最終型です。
こういう街並みにはよく似合います。

こんな家なら借りて住んでみたいですね。

このあたりで写真を撮っていたらシビックに乗った若い女性がやってきてパーキングエリアに駐車するのに苦戦、「あんた、ボーっとしてないで私の駐車を手伝いなさい！」と駐車を誘導する羽目に。シンガポールの女性は強いですね。後で追い越して下っていく際に「サンキュー！」と笑顔で言ってくれましたけれど。

エメラルド･ヒル･ロードをまた下ってきました。
オーチャード･ロードからの入口は道路ではなくカフェとして使用されています。

サマセット駅からＭＲＴ南北線に乗り、またシティホール駅で東西線に乗り換えてもう一つのプラナカンの町、ジョー･チアット･ロードを南に歩き、イーストコースト･ロードまで歩きます。建物はチャンギ･ロードとジョー･チアット･ロードの交差点にあるマレー風の建物。モスレム･レストラン街です。マレー、トルコなどのレストランが並んでいました。

ジョー･チアット･ロードの入口はこのホテル８１が目印。ジョー･チアット･ロードにはホテル８１が３軒ありますが３軒ともこのカラーリングです。次に来たときにはこのあたりに宿を取りたいですね。

ジョー･チアット･ロード。

ジョー･チアット･ロード。

これもホテルです。ここもいいですね。

ここは雲呑麺屋（うんとんめん≒うどん）さんです。

傑威酒店というホテルです。７−１１もあって便利ですね。

ジョー･チアット･ロードにあったモスクもやはり美しいパステルカラーです。

美しい街並みが続きます。

このあたりからジョー･チアット･ロードのもっとも美しいエリアになります。

美しい作りの窓です。

レストラン、龍閣餐館。

一本奥側はごく普通の住宅街ですが、やはり美しいカラーリングです。

ここは白い建物です。

ジョー･チアット･ロードもそろそろ終わり、イースト･コースト･ロードと交差します。ここまで約一時間のお散歩です。

イースト･コースト･ロードの『金珠肉棕』の２階にあるプラナカン･ショップの店内。

パヤ･レバ駅からイースト･コースト･ロードまで１時間掛けて歩いたので今回初めてタクシーで荷物を預けてあった『麗晶酒店』に戻り、デジカメのバッテリーを充電させてもらって２２:５５分の帰国便前に夕食にまたゲイラン通りの中華屋さんに食事に行きます。

注文したカールスバーグ･スペシャルブリューと食事。食事は４＄弱（≒２５０円）、ビールは大瓶で８＄（≒５００円）。

カールスバーグ･スペシャルブリュー。アルコール度８.８％。
やっぱり美味しくない。

食事の内容は、おでんの煮卵と麻婆豆腐、鶏の煮込みをご飯と一緒にいただきます。

２０時３０分。腹こしらえも済ませて、ＭＲＴに乗ってチャンギ国際空港へ向かいます。

ＭＲＴの車内、この時間にＭＲＴに乗って空港に行く人は少ないようです。

到着した第２ターミナルから、ＪＡＬの発着する第１ターミナルへシャトルで移動。

第１ターミナルに２１時３０分頃到着。
会社のお土産用にチョコレートを買ったら後はゆっくり。第１〜第３までのターミナルってコの字になっていて歩いて移動できるんです。ＪＡＬ７２２便の出発ゲートはＤ４０、隣はもう第二ターミナルのゲートでした。
なんだ、シャトルに乗らなくても歩いてぶらぶらしながら来れたんだ。

離陸直後の軽食。プレミアム･モルツがまたまたありました。ウレシイ。

着陸前の朝食、中華粥でした。
関空への到着が１５分遅れて６時２０分になり、急いで出たけれど６時４０分になり、６時３０分のバスに乗れず次の７時５分のバスに。着替えてシャワーを浴びてたら会社に５分遅刻しちゃいました。

この旅行記へのコメント （12）

• 熱帯魚さん 2010/04/14 12:56:25

  懐かしいです。

  Arfaさん
  
  初めまして。
  以前シンガポールに住んでいました。
  
  カトンでもサマセットでも仕事をしたことがありますので、懐かしく写真を拝見させていただきました。（以前の仕事場の写真がうつっていましたよ、ははは）
  
  カトン、私も大好きな地区です。バスに乗ってあのあたりをぐるっと回ると、パステルカラーの素敵なおうちが沢山あって、思わず見とれてしまいます。

  arfaさん からの返信 2010/04/15 20:50:16

  RE: 懐かしいです。

  熱帯魚さん、こんばんは。
  
  最近忙しくて返信を打つのが遅くなり、申し訳ありません。
  
  ＞以前シンガポールに住んでいました。カトンでもサマセットでも仕事をしたことがありますので、懐かしく写真を拝見させていただきました。（以前の仕事場の写真がうつっていましたよ、ははは）
  
  おっ、ということはホテルかレストランか、塗装屋さんですか。（笑：
  
  ＞カトン、私も大好きな地区です。バスに乗ってあのあたりをぐるっと回ると、パステルカラーの素敵なおうちが沢山あって、思わず見とれてしまいます。
  
  シンガポールのプラナカンはマレーシアとは違い、生き生きと現役の生気が感じられます。マレーシアのは手入れが悪いのか廃墟のような建物もありました。
  
  こんなお家なら住んでみたいと思わせてくれます、｢Ｆｏｒ　Ｒｅｎｔ｣の建物を見てみましたが家賃は分かりませんでした。まったく、ニョニョ文化の中に住んでいるという感じですね。

• SUR SHANGHAIさん 2010/03/28 22:17:29

  プラナカンの住居

  こちらへのご訪問、ありがとうございました。(^^♪
  
  シンガポールに長期滞在するなら、プラナカンの住居を借りてみたいと思ってましたが、「長屋風に連なって両隣に挟まれた部分だと窓が少なくて暗いし、両隣からの物音がうるさいし。」と言われて、泣く泣くあきらめたわたくしめでございます。
  こうして画像を鑑賞するとすごくいい感じなんですけどね…。
  プラナカン趣味は食器にちょっとだけ取り入れるだけにしておこうと思います。(^O^)
  サマセット駅あたりならエメラルド・ヒル、カトン地区ならジョー・チアット・ロードあたりが私のお気に入りです。
  これからもシンガポールに行く時にはこの辺をぶらつこうと思ってます。

  arfaさん からの返信 2010/03/29 00:15:49

  RE: プラナカンの住居

  ＞プラナカン趣味は食器にちょっとだけ取り入れるだけにしておこうと思います。(^O^)
  
  はい、私もシンガポールのお土産は食べ物以外は食器にしようとサマセット駅あたりで聞いても『ない！』とのつれない返事。ジョーチアット通りをぶらぶらと街を見ながら歩いてイースト･コースト･ロードで目星を付けてたの『金珠肉棕』の２階でまとめてお土産に買いました。
  
  ＞サマセット駅あたりならエメラルド・ヒル、カトン地区ならジョー・チアット・ロードあたりが私のお気に入りです。
  
  エメラルド・ヒル通りには税金が高いだろうに好きなアルファロメオのジュリアに乗っていらっしゃる方と話したりしました。文化的な香りが高くていいところですよね。
  ところでサマセット駅近辺て１００円ショップみたいなお店が並んでいましたね。また、それが安いこと。羨ましいです。
  
  > これからもシンガポールに行く時にはこの辺をぶらつこうと思ってます。
  
  ゲイラン地区の駅に近い方に宿を取ってましたがこれからはジョー・チアット通り近辺に情緒ある宿を何軒か見つけたのでこちらに泊まるつもりです。
  
  それではまた。

  SUR SHANGHAIさん からの返信 2010/03/29 08:20:16

  RE: プラナカンの住居

  チャイナタウンのはずれとタンジョン・パガーとの間あたりにも、プラナカンのショップ・ハウスを改装したブティック・ホテルがいくつもありますよね。
  あのあたりもフォトジェニックでお気に入りなんです。(^^♪
  マラッカのヒーレン・ストリートとはまた別のシンガポーリアン・レトロを感じてしまいます。
  
  話は変わりますが、唐辛子婆さんがリンクしてくださった縁もありますし、わたくしめもarfaさんのプラナカン建築旅行記にリンクさせていただきたく思いますが、いかがでしょうか。m(__)m
  

  arfaさん からの返信 2010/03/29 22:55:24

  RE: プラナカンの住居

  ＞arfaさんのプラナカン建築旅行記にリンクさせていただきたく思います
  
  ありがとうございます。写真の腕も良く綺麗な絵を並べられているお二人と比べてただ並べただけの私の旅行記をリンクしていただけるなんて誠に恐縮です。
  
  私の方も近々にリンクさせていただきます。

  SUR SHANGHAIさん からの返信 2010/03/30 19:17:28

  RE: プラナカンの住居

  ご了承ありがとうございました〜。
  リンク作業の途中、arfaさんの旅行記の表紙にもわたくしめのページへのリンクが出ていたのに気付き、とても光栄に思いました。(*^_^*)
  重ねてお礼申し上げます。m(__)m

• 唐辛子婆さん 2009/11/24 00:37:17

  プラカナン

  というの知りませんでした。
  
  arfaさん、こんばんは、
  
  レトロな雰囲気がいいですねえ。
  カラチで同じアパートだったリリーはシンガポール出身でした。
  彼女を訪ねて私も古い町並みを歩いて見たくなりました。
  
  それにしてもマーライオンをこんなにシゲシゲみたのは初めてです。
  けっこうオマヌケな顔だったんですねー。
  
  　　〜唐辛子婆〜
  
  

  arfaさん からの返信 2009/11/24 00:53:17

  プラカナン

  はマレー半島に在住の中国人たちが現地のマレー文化と自分たちの文化をミックスさせて作った文化と言われています。マラッカにもあります。このパステルカラーは優しそうで私は好きですね。
  
  唐辛子婆さん、こんばんは。
  
  ＞カラチで同じアパートだったリリーはシンガポール出身でした。
  
  リリーさんとよく買い物に行かれたりしていたのを覚えていたので、多分唐辛子婆さんはシンガポールに行きたくなったと言われるなと現地で写真を撮ってるときから頭に浮かんでいました。（＾＾）
  
  ＞それにしてもマーライオンをこんなにシゲシゲみたのは初めてです。けっこうオマヌケな顔だったんですねー。
  
  子マーはちょっと抜けてますよね。
  
  シンガの前に南インドに行ったのですが観光客が比較的少なく遺跡は多いし、パキスタンもこんな感じだろうなぁと思っていました。
  インドではヒンドゥー寺院にもモスレムさんはたくさんおられたし、別にヒンドゥー遺跡などは民族の歴史として普通に見学されていたのであの宗教対立っていったい誰が煽っているのかと思いますね。

  唐辛子婆さん からの返信 2010/03/24 02:02:35

  RE: プラカナン

  arfaさん、こんばんは
  
  リリーをたずねてシンガポールに行ってきました。
  プラナカンのジョーチアット通りからさほど遠くないところに住んでいたので助かりました。
  
  というわけで、arfaさんのこの旅行記をリンクさせていただけると嬉しいんですけど。
  
  よろしくお願いいたします。
  
  　　〜唐辛子婆〜
  

• 熟年ドラゴンさん 2009/11/15 08:29:35

  綺麗な街だとは聞いていましたが。

  パステルカラーの色使いが綺麗な町並みですね。
  それにしても建物のデザインがみんな同じに見えます。
  わざと統一しているのでしょうか?
  まさかシンガポールは同じテラスハウスばっかりと言うことはないですよね？
  タイからマレー半島下って行ってみたいものです。
  
  ＰＳ：スズキさん情報ありがとうございます。私は２度お会いしただけで連絡先も知りませんので、無事を祈るだけです。

  arfaさん からの返信 2009/11/15 11:37:53

  RE: 綺麗な街だとは聞いていましたが。

  おはようございます。カキコミありがとうございます。
  
  ＞パステルカラーの色使いが綺麗な町並みですね。それにしても建物のデザインがみんな同じに見えます。
  
  建物自体は中国のごく普通の町の長屋の造りなので珍しいものではありませんが。このプラナカン文化と言われる美しい色彩はマレー半島独特のものです。以前、マラッカで見ているのですがシンガポールの方が手入れ･保存ができているようです。
  町並みがきれいなのは、シンガポールの人は豊かなのでしょう。綺麗に塗り直されています。色褪せたものが多いと気が付きませんがこう綺麗に塗りなおされていると目を引きますね。
  
  もう近代的ビルを建てるために取り壊される予定のところを保存運動が起きて整備されてるようです。
  現存するところで規模が大きいのは写真をアップしたエメラルド･ヒル･ロード、ジョー･チアット･ロード、カトン地区にチャイナ･タウンのアウトラム･パークの南側あたりでしょう。