2007/09/08 - 2007/09/16
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アルデバランさん
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2007年9月15日(土)
<張壁古堡>
張壁をさっと見て、もう一つの古鎮、山西静升村王家大院に介休から行く予定であった。
やや、強行スケジュールながら、今日は最後の夜を太原で過ごすだけだし、太原ではホテルは決めていないが、特に目的は無いので少し遅くなっても良い…
だがしかし、思わぬ伏兵が張壁で待っていた。
元来、張壁の名所の「地道」はその昔、いたる所に伏兵が隠れていたようでまさにそれにはまってしまった形だ
詳細は以下につづく…
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相当な傾斜でどんどん下っていく。
高さは2mぐらいで横幅は1.2mくらいか
下り坂なので、ルンルン気分で下っていく… -
実際には照明が少ししかなくて暗い!
相当暗い。
しかも、やけに涼しい
壁は素掘りなので土がむき出し。
土も黄土高原の細かい土だ。
だから崩れないのだろう… -
行けども行けども同じトンネル。
たまに、横にちょっと小さい空間が作られている。
道が分岐しているところが数箇所あるが、
案内も何も無い。
適当に感で右に行ったり、左に行ったり… -
壁の横に空間があり、天井の上まで
空気穴のように繋がっている穴があった。
心持、空気が新鮮のように感じる…
直径10センチぐらい、
一体何の為の穴なのか… -
たしか、この看板何度も見かけた…
やば!やば!
地下道は結構涼しく、なんか寒気もしてきた…
他に観光客は一人もいない…
誰かいれば着いていくのに… -
その秘密連絡坑がこれ。
どうやって連絡したんだろ…
?普通にしゃべれば穴を通じて連絡が出来た?
?紙のようなものを穴に通して連絡した?
それどころじゃない!
出口はどこじゃ! -
ほんとに、やば!
どこがどうだか判んなくなって来た…
相当歩いたのに、なんか同じところを
何度も歩いている。
フラッシュ焚いてるから明るいけど
実際は真っ暗に近い… -
ほれ、こんな具合…
しかし、どうなてなってるんじゃ…
もう、1時間近くもウロウロしている。
そして、やっと着いたのが出口でなく
入り口。
つまり、戻れただけ…
入り口の建物には男女の夫婦らしき人が寝起きしており、ウオー・ミー・ルー・ラと泣きつく。
「簡単だよ…、もし迷ったらでかい声で叫べ」と言われる。
入り口の地図をもう一度眺め、再挑戦… -
デジカメに撮った地図を見たりして行くが、どうしてもダメだ…
また、迷った。
熱がだんだん上がってくるような気もして、体もだるい。
「おっ、なんか出口っぽい所」と一瞬期待するが… -
人間がかがめば何とか出れるけど…
どう見ても、出口ではない。
しかし、明るい世界が外にある。
何とか出たい…
やむなく引き返してまた、暗い地下道を歩くが、
パニック状態になってくる… -
そして、また戻ってしまった。とうとうギブアップだ。
チケット売り場の小姐に泣きつくと20元で案内してくれると言う。最初のチケット買うときに聞かれたのが「案内はいるか?」のようだ…。
タクシの運ちゃんが煩いのでついつい「不要」と言ってしまったようだ。
さらに、帰りの車も頼んだ。
40元也。
案内嬢は右側の青小香(仮称)
人相から危ないと思われたのか、左端の黄梅香(仮称)も何故か着いて行くと言う。
両手に花状態… -
未開発の道?こんな所一度も通らなかった…
まったく、道案内も無、明かりも最小限。
案内嬢を雇う為にわざと分かりにくくしているとしか思えないような措置、とイジケてしまうが、
よくよく考えると、オリジナルな形で手が加わっていない。彼方此方にあるような似非古い状態とは違う素朴さがいい… -
いとも簡単に出口まで到達出来た。
長さ1.5kmなんてあったのかと思えるほど
あっけない。
どこをどう間違ったのだろう…
それにしても土曜日だと言うのに
誰もいないなんて。
日本人はほとんど来ないそうだ。
欧米人は結構来ると言うがホントかねー… -
結局、出口は先ほど一人で村をウロウロしたときに崖っぷちに出てしまったところのすぐ下のところであった。
この崖っぷちに猫に額ほどの畑で旨そうなトマトを作っている。広い土地は幾らでもありそうなのに…
案内嬢の青小香(仮称)がガサガサと藪に入って行き、木の実を取ってきて食えと言う。
ナツメを素朴にしたような実で決して旨くは無かったが、マズイと言うと、崖から突き落とされそうなので
ハオチ、ハオチといっといた。 -
その崖の対面。
小道があり、写真では分かりにくいが
崖の中腹に花輪らしき物が転々としている。
あれはムーかと聞くと、そうだと言う。
崖の中腹に横穴でも掘って墓にしてるのかなー?
わ・か・ら・ん… -
地下道だけでなく村の名所も案内してくれた…
道の真ん中のレンガは龍の背中を表しているそうな…
この後、お寺も案内してくれて、我輩も仏教徒(一応だけど)だと言うと中国式のお祈りの仕方を教えてくれた。そして志だと言われ賽銭を20元もとられた…
だから、熱心な仏教徒でなく、一応仏教徒だって言ったのに…
でも、中国の線香ってなんであんなにデカイのだろう。まるでポッキーだ… -
一周りしてチケット売り場に戻ると車が来ていた。
地下道で迷ったりして、非効率な時間の使い方をしたので、王家大院に行く時間がなくなってしまった。
残念…
地下道での変な空気を吸ったのかなんか熱っぽくだるい。天気は良くて空気は凄く乾燥している。
張壁村を下ったところの無舗装の道を介休目指して車は進む -
平野部に降りてきた…
振り返ると黄土高原の乾いた丘陵地。
そして点在する鎮 -
介休市に戻ったが王家大院はあきらめ、中途半端に時間があるので市内をうろつくがとにかく乾燥しており埃っぽい。
駅まで戻ってきて昼飯がまだだったことを思い出した。そこで、目に付いた店に入ってみた。
看板どおり駅の東側にある宿も兼ねている店のようだ。手前が主人のようで入ろうとすると笑顔で迎えてくれた。 -
頼んだのが、回鍋肉と炒飯。
炒飯はまずまずの味であったが、回鍋肉は凄まじかった…
何がって…、ショッパイ!、ショッパイ!
塩の塊を食べているようでとても全部は食べきれない…
12元+4元也 -
でも、店の主人はとてもいい人だった。
中国はどうだとか、日本はどうだとか
いろいろ話をした。
最後に「昔、日本は中国に色んなことを教わった、しかしながら、この回鍋肉はあまりにも塩辛い!」と言ったら、ちょっとだけシュンとした。
きつい事言ってゴメン。でもほんとに塩辛かったんだから…
ちなみにバックの中に「柿の種」があったので食べてみ、とあげたら旨いと言っていたので塩辛いのもに慣れているのかも… -
介休駅の待合室
写真を撮ろうとすると皆こちらを
向いてしまった…
手前は我輩のザックと手荷物の掛け軸
何してんだ、早く来いと改札係りに催促されてしまった… -
駅のホームに出ると係りの人が急げ!急げ!向かいのホームに列車が来る、と言う。
あれ?太原行きはこのホームのはずなんだけど…
言ってみるとやはり反対方面行きの列車で、危うく間違えるところだった…
対面のホームの列車と係りのおばちゃんたち。線路に下りて水のような物をホースで補給する。
列車が出るときは整列してお辞儀。礼儀正しい…
でもアブナイ… -
こちらは太原行きの列車。
やはりホーム上の係りのおばちゃんたちも列車が到着すると整列して礼儀正しい。ホームの上だからアブナクない… -
太原まで2時間弱。無座チケットだから
空いている席を見つけ座る…
列車の中は、いつもと同じで皆黙って我慢強くジーとしている。新聞とか本とかを読んでいる人は皆無だ。
日本のように携帯メールを打っている人も…
でも、携帯は皆持っているようだ…
無愛想で恐そうな顔をしているけど、ちょっと話しかけると以外と人懐こく、いろいろ聞かれたり、打ち解ける… -
で同席した兄ちゃん。
臨汾から仕事の帰りだと言っていた…
沿線に生えている樹木の名前から、
携帯電話の月額料金まで
話はつきませんでした…
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