2006/02/25 - 2006/03/02
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ajiajiroさん
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先生、這个雨傘最好的!
15塊銭一把、要不要?
旦那さん、この傘は良い傘ですよ!
一本15元です、どうですか?
雨宿りで入った土産物屋の店先で傘を売っていたので買うことにしました。
10元と15元の傘があったのですが、言われるままにより丈夫で大きいという方の傘を買いました……
今回は上海近郊のちょっとマイナーな水郷古鎮の錦渓jinxiと甪直luzhiにダブルヘッダーで行ってみるをおおくりします。(luは用の上にカタカナのノを乗せたような字です。)
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今回の旅行の日程の中でいちばん悩んだのが、今日の錦渓と甪直の旅。
本とネットでかなり下調べをしたものの情報が少なくきっちりとした行程を汲むことができませんでした。
おまけに、このふたつの水郷は比較的近い距離にあるため限られた日程の中で一日で2ヶ所をまわって来ようという計画。
それもタクシーの貸し切りなどはしないで一般の交通機関を乗り継いで行こうという計画でした。
写真は今回、入手した本2册
中国古鎮游/浙江・江蘇・上海編 陜西師範大学出版社 32元
中国各地の古鎮が紹介されている5册組の中の一冊です。古鎮好きにはたまりません。
江南古鎮游 浙江人民出版社 22元
この本は名前の通り、周荘・西塘・烏鎮・南潯・同里・甪直の6つの水郷古鎮がとても詳しく紹介されています。
大きな本屋さんにあると思いますが、どうしても手に入れたい人は上海体育館の旅游集散中心の中にあるちいさな本屋さんにあります。 ここは場所柄、地図やガイドブックの類がとても豊富に取り揃えてあります。 -
この日は朝早く7時半にホテルを出発したのですが、いろいろと中国特有?のトラブルもあり上海体育館から旅游バス4号線に乗って出発したのは9時半でした。
そして、11時に朱家角でバスを降り、白タクと交渉して、およそ45分、100元でやっとここ錦渓jinxiに辿り着きました。
この写真のタイムスタンプは11:46です。
この時点で予定より2時間遅くなっています。
先ずはお昼なので一番高級そうな店を見つけて腹ごしらえです。
新南洋大酒店での昼食は二人で120元でした。 -
相変わらず、そんなに強くはないのですが、雨は降り続いています。
ホテルを出るときにもう少し強く降っていれば、傘を取りに戻ったのですが、微妙な強さの雨だったため傘はトランクの中です。
ここで、冒頭の会話になります。
10元と15元の傘をひとつずつ買いました。
写真は錦渓の入場券50元です。 -
錦渓の代表的な風景。
屋根付きの回廊が湖に掛かっています。 -
同じ場所を別の角度から… -
ご覧のとおり、ここのお寺、文昌閣の金ぴかのお守りカードです。
お詣りに行くと強引に誘われてなにやら偉そうな坊さんの前に坐らせられます。
そこで占い兼人生相談のような話をひとくさりされます。
そして、幸せになるには霊験あらたかなこのカードをいつも身につけている必要があります。と言って机の中から高額な寄進者の名前ばかりが書かれた名簿を出されます。
それから、その坊さんが耳元で囁くのです…
あなたは999元と書きなさいと…
キレてやろうかとも思いましたが、それも大人げないので199元と記帳し、しぶしぶ100元札を2枚、寄進箱に入れました。
悪徳商法の見本のようなお寺です。皆さんもご注意を! -
ここは、簡単に言うと湖の畔に拡がる水郷古鎮で数多くの民間博物館があります。
2000年から解放されたようで、まだあまり有名ではない所為か、あまり人は多くありません。
場所は周荘から直線距離だと10数キロです。 -
雨降りが水郷の風情を増しています。
-
通りは比較的に道幅も広く、色合いなども統一されているようです。
人はほとんどいません。
商店も戸が閉まっているところが多いようです。
でも雨に濡れた石畳がいい感じです。 -
普慶橋でしょうか?
ここ錦渓jinxiには趣のある良い橋がたくさんあります。
古鎮好き?にはたまりません!
時間を掛けてゆっくりと見てまわりたいものです。 -
張省美術館の外観です。
見学者が来ると係員が同行して電灯を点けてまわる状態です。
古磚瓦博物館の中国版鬼瓦?です。
屋根の上の魔よけの飾りだと思います -
古董館の入口外観です。
たぶん、ここがいちばん展示内容が充実しているかも… -
ここは古い家具などが並んでいます。
ベッドや輿などが展示されています。
こちらは美国双喇叭留声机(アメリカ製のダブルホーンの蓄音機)です。 -
三階の奥の方になにやら、あやしげな表示が…
【春宮館】
未成年人 不得入内 (未成年者 立入禁止)
期待して下さい! -
なかには、こんな品物が数十点…
おおらかなものです…
拡大しても修正してありますので… -
三階のベランダから下の中庭を覗いた風景。
ちょっと、高いところから見渡すと古い街並みの屋根瓦の様子がなかなかのものです。
機会があれば、是非ご覧下さい。 -
暖簾(のれん)です。暖簾というと日本ではそば屋の入口なんかに掛かっていて薄くて切れ目が入っている布の事を言いますが、本来ののれんは中国語の暖簾nuanlianがなまって日本語になったもので寒さ除けに使われた布団のような布のことで写真のようなものを言うそうです
ちょっと、めずらしいかも知れません。 -
天文館の展示物です。
天球儀というものだと思います。
こちらは漏刻(水時計)の一種だと思います。 -
雨の中、乗客を降ろした船頭さんが船を進めていきます。
なかなかいい感じです。 -
ある建物の門を撮ってみました。
中国っぽくてお気に入りです。
3時近くになってしまいましたが、次の目的地の甪直luzhiへ向かうことにします。 -
入口の門のところがロータリーになっていてバス停があるとすればこのあたりと予想をつけて待っていると程なく、『昆山・甪直』と行き先を書いたバスが交差点の真ん中に停まってクラクションを鳴らしています。
飛び乗って甪直までと言ったら、話が違って、甪直には行かないとのことです。
近くへ行けば何でもいいと言って3元払います。
写真はロータリー付近に停まっていた三輪車?
一応4ドアです。
日本の軽自動車よりはるかにちいさいサイズです。
どうも、客待ちをしているような様子から白タクなのではないかと思われるのですが… -
バスに乗ることおよそ1時間で車掌さんが大きな声で何か言っています。
きっと、降りろと言っているのだと思って降りました。
バス停の近くには【甪直→】なんて看板が立っていて、ちょっと歩くと目的地にたどり着けると淡い期待を抱いていたのはまったく甘い考えで… 浅はかでした。
雨と風の中で30分ほど探し回りましたが…見事になにもありません。 寒いだけでした…
写真は団結橋のバス停の近くで、下校時間にお迎えの自転車?に乗って帰る子ども達です。 -
途方に暮れてバス停に戻ると…
こんなものが…
ここ団結橋から109路のバスに乗って南港汽車站まで行ってその隣がきっと甪直では?
誰か、私たちの前にも乗り継ぎに迷った人がいて、この落書きをしたのでしょうか?
程なくして109路のバスが来ました。
一応、甪直へ行きたいと行ってみましたが、終点の南港汽車站まで行きなさいとのことでした。
バスのなかは、結構満員で写真のような状態です。
ブーツを履いて中央に坐っているのが、切符売りのお姉さんです。 -
およそ15分でバス終着の南港汽車站に到着です。
もう時間は16:40分です。
嫌なものを見つけてしまいました…
待合室の中のバスの時刻表をみますと最終が17:30です。
あと35分で戻って来なければなりません!!!
この旅が始まって以来の大ピンチです。
でも、せっかくここまで来たので、無謀にも怖いもの知らずで行ってみることにしました。
バイクの後ろにリヤカーのようなものが付いたタクシーと交渉して雨の中を飛ばしてもらいます。
およそ6分で5元でした。 -
より近い裏口の方へ到着です。
運ちゃんに相談しても、ここはまったく不便な場所なんだと言います。
近くに何軒か宿があるので泊まっていったら良いと話をしてきます…
確かに建物には甪直の文字が…
しかし、逆算すると、我々に残された滞在可能時間はうまく行ったとしても15分でした。 -
雨の中、夕暮れが迫って来ていまして…
時間がないのと相まって写真もブレてしまっています。 -
衆安橋です。 甪直には無数の橋があるはずなのですが橋の写真はこれ一枚です。
お土産物屋さんもあちこちでもう店じまいをしています。
よし、帰るか!と決めると甪直を後にすることにしました。
雨の中、通りまで歩いてくるとちょうど、見覚えのある色のタクシーがお客を降ろしているところでした。
運の良いことに上海の大衆のタクシーを渡りに舟でつかまえることができました。
一瞬、錦渓で200元の寄進をした御利益がさっそく現れたのかとも考えましたが…
(?_?)そんなことはないか… -
でも、このタクシーちょっと変でした。
ボンネットを開けて、水を補給したり、後ろのタイヤあたりからへんな振動がしたり…
極めつけは、この運ちゃん、道を知らないらしく、上海へ着くまで4回、車を停めて人に道を聞いていました。
写真はその4回目に道を聞いた、高速道路上の料金所のすぐ先の所の様子です。 -
でも、文句を言う筋合いではありません!
もしも、このタクシーに乗れなかったことを考えたら…
運良く、17:30の最終バスに乗れたとしても、雨の中、バスを乗り継いで昆山まで行き、今度は上海まで行く列車にうまく乗れるかどうか?
仮にうまく乗り継ぎができたとしても…何時になるかわかりません…
本当に甪直は上海から行くのに距離の割には不便なところです。
その時の領収書です。
17:06に甪直で乗車しました。
18:58に上海の人民公園の近くで降りました。
走行距離は78kmです。
上海近くになってすこし渋滞しましたので待ち時間が24分となっています。 ある速度以下の低速になると追加されるようです。
それで、料金は238元+高速料金30元です。
2時間弱乗っておよそ4000円ぐらいでした。 -
タクシーを降りると雨は小止みになっていました。
私が、一番最初になにをしたかわかりますか?
錦渓で買って、ものの5分もしないうちにおちょこになった、あの忌々しい傘をゴミ箱に捨てたことです。
今日はいろいろと勉強になった一日でした。
まだまだ 続く (^_^)/~
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この旅行記へのコメント (5)
-
- はんなりさん 2006/07/02 21:20:38
- 錦渓へも行って見たい!です。
- ajiajiroさん
上海・水郷の余韻に浸りながら
波瀾万丈シリーズにお邪魔しています。
屋根付きの回廊
まるで竜宮城へのいざない
のような風景です。
あぁ、またまた行ってみたい所が増えてしまいました。
今週からお出かけですね。
どうぞ、お気をつけて!
旅行記を楽しみにしています。
またお邪魔させて下さい。
はんなり
- ajiajiroさん からの返信 2006/07/04 00:45:16
- RE: 錦渓へも行って見たい!です。
- はんなりさん、毎度どうも…
はい、錦渓jinxiはいいところです。
機会が有れば、私ももう一度ゆっくりと行ってみたいと思います。
旅行に向けて行程表作りに没頭している今日この頃です。
私は性格的に細かく行程を組まないと納得がいかない方ですので…
ざっと、ご紹介しますと、おもな予定地は…
文庙、 洋山・东海大桥、 同里、 周庄、 甪直、 嘉定、 无锡、 南浦大桥 等々
暑いでしょうからあまり無理をしないようにと思っています。
では、また。 再 見 (^_^)/~
-
- こまちゃんさん 2006/04/03 13:30:21
- いつも、ご訪問有り難う御座います&ウケました。(^^
- ajiajiroさん、いつもご訪問頂き有り難う御座います。m(_ _)m
「999元と書きなさい」
済みません、ウケてしまいました。(^^
酷いですね。お坊さんでしょ?
でもありがちな話しなので、笑いながらも呆れておりました。
こまが現地で聞いた、敦煌での日本人観光客への30元ボッタクリ面の方がまだまだ可愛いですね。こま達が行ったら、8元しかボッタクとうとしませんでした(一寸複雑な心境ではありますが・・)。しっかり教育してしまいましたが。。。(^^ゞ(その後、正規料金5元で出てきました)
またちょこちょこ寄せて戴きます。
- ajiajiroさん からの返信 2006/04/03 23:22:37
- RE: いつも、ご訪問有り難う御座います&ウケました。(^^
- こまちゃんさん、こんばんは!
999元と書きなさい事件は正直なところ、かなりパニクっていました。
またひとつ、中国の奥深さ?をかいま見たようで良い勉強をさせていただきました。
ところで、寺廟での中国人の行動には驚かされるものがあります。
本当にお金持ちなのか、ものすごく信心深いのか判りませんが、一番大きい数百元もするお線香セットを買ったり、お賽銭箱に百元札を何枚も入れている中国人を時々見かけます。
中国人の事ですから多分に見栄っ張りな要素も含まれていると思われますが、その太っ腹振りには貧乏日本人はとてもとても太刀打ちできません…
これからも、ごひいきにお願い致します。
では、また。 再 見 (^_^)/~
- こまちゃんさん からの返信 2006/04/06 23:54:48
- RE: RE: いつも、ご訪問有り難う御座います&ウケました。(^^
- 奉納金のダイナミックさですね。
ホント、中国の方の信心深さには凄まじいモノがありますよね。
下のアルバムに載せている小母さん、広東広州でレストランチェーン店をしている人ですが、この人がまたまた凄かったですよ。
http://4travel.jp/traveler/chinaart/album/10040095/
写真では良く判りませんが、彼女が買った「スペシャル線香」は、他のどれよりも高く、コレを買った上にご奉納金に百元札を何十枚もバラバラ〜っと放り込んでいました。。。(@@;
で、その線香が何故スペシャルかというと、兎に角良く燃えまくって消えませんでした。。。(ーー;
挙げ句は地面に放り投げてしまう有様で、本堂前は煤で真っ黒になって仕舞いました。掃除府の小父さんに文句言われるし、線香のせいで、売ったのはその寺なので言い返して口喧嘩になるし、ありがたみも何〜んにもないって感じでした・・・
その時点では、他では「燃え盛る線香」を見ませんでしたので、余り人が使わないモノは買わない方が良いと言う教訓でしょう。
「贅沢は良くないよ」と言う戒めでしょうか・・・?(^^
でも、もし杭州で「燃え盛る線香」を目撃されましたら、それはきっと「最高級線香(値段だけ)」ですよ!!!
PS:
一寸一時帰国でドタバタしていまして、返事が遅れて済みませんでした。
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