2026/07/30 - 2026/07/30
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AandMさん
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13-15世紀に建造されたフィレンツェの大聖堂(ドゥオーモ)とサン・ジョヴァンニ洗礼堂には、イタリアの巨匠ミケランジェロ製作の彫像やロレンツォ・ギベルティ製作の「天国の門」などがあります。ただ大聖堂や洗礼堂にある作品はイミテーション(偽物)で、実物は大聖堂付属博物館で保管されています。この他、大聖堂が所有してきた絵画、彫刻、工芸品などの大部分は、付属博物館で展示されているようです。
本物の美術工芸品を見るために、大聖堂付属博物館を訪れました。博物館は大聖堂の東側にあり、ギベルティー・パスで入場できました。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- 徒歩
- 航空会社
- ITAエアウェイズ
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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サン・ジョヴァンニ洗礼堂と大聖堂を見学した後、大聖堂付属博物館を訪れました。博物館建物は、大聖堂の東側にありますが、分かり易い表示が出ているわけではありません。
スマホの地図を頼りに入り口に辿り着きました。大聖堂と違って、入館行列ができている訳ではありませんので、博物館入り口は分かりにくいと思います。ドゥオーモ付属美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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入口ドアに小さめの文字で"MUSEO DELL'OPERA DEL DUOMO"と書かれています。ドアを押して中に入り、係員によるチケット確認を経て、建物内部に進みます。
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博物館1階のロビー
ここには大聖堂ファサードにあるオリジナル彫像やサン・ジョヴァンニ洗礼堂の「天国の門」などの本物が展示されていました。 -
ジローラモ・ティチャティが1732年に製作した「洗礼者聖ヨハネ像」
サン・ジョヴァンニ洗礼堂の祭壇にあった大理石彫像です。 -
大聖堂ファサードにあったオリジナル彫像類、大聖堂が建造された15世紀半ばに製作された作品
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アルノリフォ・ヂ・カンビオが1300-1305年に製作した「ガラスの目をもつ聖母像, Glass-eyed Madonna」
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大聖堂のファサードにあった大理石彫像、1300-1325年の製作
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古代ローマ時代(2世紀)に製作された「メルクリウスを伴う夫婦の石棺」
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ロレンツォ・ギベリティ(1378-1456)が1425-1452年に製作した「天国の門」
サン・ジョヴァンニ洗礼堂の東側にある門、オリジナル
ギベリティは初期ルネッサンスにフィレンツェで活躍した彫刻家、金細工師で遠近法を取り入れた精巧なレリーフ技術で知られます。ミケランジェロに大きな影響を与えたことでも知られます。 -
「天国の門」の一場面、旧約聖書に出てくる場面が描かれているようです
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「天国の門」の他の場面、精巧なレリーフ像です
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ロレンツォ・ギベリティ(1378-1456)が1403-1424年に製作したサン・ジョバンニ洗礼堂の「北門」、オリジナル
司教像やキリストの生涯が描かれています。 -
「北門」の一部拡大
有名な司教(Doctors of the Church)のレリーフ像のようです -
これはサン・ジョバンニ洗礼堂の「南門」、アンドレア・ピサノ(1290-1348)が1330-1336年に製作した金メッキを施したブロンズ製の扉
洗礼者ヨハネの生涯場面が描かれています。 -
「南門」の一部拡大
「洗礼者の埋葬」の場面が描かれています。 -
「南門」の一部拡大
洗礼者ヨハネ像のようです。 -
「サン・ジョルジョ・アッラの聖母」、ジョット(Giotto di Bondone, ?-1337)が1288-1295年に描いた作品
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ミケランジェロ(1475-1564)作品「ピエタ」
ミケランジェロが1547-1555年に手掛けた未完成の大理石像
博物館にある展示品の中で最も有名な作品の一つ -
「聖レパラータとその生涯」と題する絵画、1400-1410年にフローレンスの画家が描いた作品
大聖堂の祭壇に掲げられていた作品だそうです。 -
「アレクサンドリアの聖カタリナと寄進者」と題するベルナルド・ダッディ(1280-1343)の作品
ダッディはジョットの弟子、画風が似ているように感じます。 -
「アレクサンドリアの聖カタリナーその生涯場面と寄進者の肖像」、ジョバンニ・デル・ビオンド(1378-1410)が14世紀後半に描いた作品
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「マグダラのマリア」、ドナテッロ(1386-1466)の木彫作品、1453-1455年
この像、サン・ジョバンニ洗礼堂に置かれていたそうです。 -
「信者と聖ゼノビウス、および受胎告知」と題するジャコボ・ディ・シオネ(1325-1399)の作品、1383-1398年
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見事な聖具が沢山展示されています。
これは「大公妃の十字章」、ビザンチンの芸術家が17-18世紀に製作したもの -
「聖ペテロの鎖の聖遺物容器」、フィレンツェの金細工師が15世紀に製作した作品
「聖遺物容器」とは、聖人や殉教者の遺骨や遺品などを納めて敬拝する器です。宗教儀式などで用いられたようです。 -
「聖アガタのヴェールの聖遺物容器」、ジョバン・バッティッサ・フォギニ(1652-1725)とベルナルド・ホルツマン(?-1728)による1700-1714年の作品
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「聖体安置用の骨壺」、トスカーナの工芸品(17世紀)
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「オドワルド・ファルネーゼの祭服」、16世紀後半
オドワルド・ファルネーゼ(1573-1626)は1591年頃に枢機卿であったようです。 -
「サン・ジョバンニの銀製祭壇」、複数の彫金家達の合作、1367-1483年
レリーフ像には聖ヨハネの生涯が描かれています。 -
「レオ10世の司教冠」、15世紀、ルカ・デッラ・ロッピア(1400-1482)の作品
レオ10世(1475-1521)はローマ教皇(在位1513-1521年)を務めた方です。 -
「聖アガタ・マスター」
ヤコボ・デル・カセニーノ(1330-1380)が13世紀後半に描いた作品
色が黒ずんでいるのは、大聖堂で長年掲げられていたためと思われます。 -
「聖母マリアと聖カタリナ・オブ・アレクサンドリアと聖ゼノビウス」
ベルナルド・ダッディ(1290-1348)の作品、14世紀 -
博物館の1階と2階が吹き抜けになっており、壁に沢山の展示品が置かれています。
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吹き抜けの壁に、ベランダ風の見事な彫像作品が展示されていました。
大聖堂の翼廊、南東壁のミサ聖堂室の上部にあった幼年合唱隊のための大理石製のバルコニー壁で、ルネッサンス期を代表する彫刻家ドナッテロ(1386-1466)が1433-1439年に製作したそうです。 -
似た形の大理石製バルコニー壁がもう一基展示されています。
こちらはルカ・デッラ・ロッビア(1400-1482)による1432-1438年の製作で、大聖堂翼廊の北東壁、ミサ聖具室の上にあった聖歌隊席のバルコニー壁です。 -
楽譜も展示されていました。聖歌隊用の楽曲楽譜のようです。
光照射による印刷物劣化を防ぐため、ほの暗い照明だったため、写真が鮮明ではありません。 -
こちらも楽譜
小さな説明板に「聖歌集、M. n. 25, 聖ザノビウスの祝日」と書かれていました。バルコニーで歌った聖歌隊用の楽譜であることが分かります。 -
絵画、彫刻、工芸品など立派な展示品だけでなく、遺跡から発掘された破片なども展示されています。
これらの品々は、建造物や家具の補強や装飾に用いられていた品々です。 -
建造物を支えていた柱にも繊細な彫刻が施されています。13-14世紀頃に製作されたものと思われます。
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こちらは建物補強に用いられた飾りのようで、菊もしくは薔薇の文様が刻まれています。
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口を開けた面白い表情の頭部像、似たような作品をヨーロッパの教会などで頻繁に見かけます。中世時代の芸術家達のユーモアの一端を表しているように感じます。
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ライオン像の留め具、表情がリアルです。
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「1396年」が彫りこまれた文字板、その他の文字は人名のようです。
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大聖堂付属博物館の見学を終え、建物の外に出てきました。右が入口で左が出口になっていました。
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大聖堂の右脇を通って、ホテルに戻ります。夕方になり日が傾き、日影が多くなり、気温も下がってきましたが、それでも30℃近くはありました。暑い夏の日の観光、一段落です。
大聖堂とサン・ジョバンニ洗礼堂が所有してきた美術工芸品、彫像、建造物のオリジナルな品々が展示されている大聖堂付属博物館、ミケランジェロやジョットなど有名芸術家の作品もあり、見応えがありました。また中世芸術の粋を集めて製作された聖具類の緻密な美しさにも驚かされました。大聖堂とサン・ジョバンニ洗礼堂ほど混みあっていなかったのも好印象。大聖堂付属博物館はフィレンツェ観光のお勧めのスポットです。ドゥオモ広場 広場・公園
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