2026/07/30 - 2026/07/30
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AandMさん
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ローマとバチカン市国の観光を終えましたので、次の目的地フィレンツェに向かいます。ローマからフィレンツェまでは約300km、イタリア国鉄(Trenitalia)の特急列車フレチャロッサ(Frecciarosa)なら1時間半程で到着できます。チケットは事前にイタリア国鉄ホームページで購入しました。エコノミー・ビジネス席料金は60.9ユーロ(約11,000円)でした。
午前10時過ぎにローマを出発すれば昼頃にフィレンツェに到着できます。駅近くのホテルにチェックインしてから、午後に主要な観光スポットのドゥオーモ広場を訪れ、サン・ジョバンニ洗礼堂、大聖堂(ドゥオーモ)、大聖堂付属博物館などを見学します。
フィレンツェは10年以上前、仕事の関係で訪れたことがあります(https://4travel.jp/travelogue/11620525)が駆け足観光でした。今回は時間のとれる個人旅行ですので、フィレンツェの名所をしっかりと見学したいと思います。
サン・ジョバンニ洗礼堂、大聖堂地下にあるサンタ・レパラータ(Santa Reparata)、大聖堂付属博物館の3か所を見学できるギベルティ・パス(15 Euro/person)をネットで事前購入しました。このパスがあれば長い行列に並ぶことなく入場できるはずです。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- 鉄道 徒歩
- 航空会社
- ITAエアウェイズ
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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7月30日
ホテルをチェックアウトし数分歩いて、テルミニ駅に到着。大きな表示板に発着列車が表示されていました。我々が乗車する列車名と到着時間は表示されていますが、番線が空欄のままでした。暫く待っていると、番線が表示されました。テルミニ駅 駅
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駅構内を進み、「番線」への改札口を探します。
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改札機に購入済チケットQRコードをかざして、入場。
我々は印刷紙を用いましたが、皆さん、スマホ画面を利用されていました。 -
番線には既に列車が到着していました。プラットホーム上部の表示板に列車の行き先(TORINO P.N.)と出発時刻(10:25)が出ています。
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特急列車FRECCIAROSSA。"Frecciarossa"の意味は「赤い矢」だそうで、列車の最高時速は300km/h、日本の新幹線と同様の高速列車です。
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エコノミー・ビジネス席は、新幹線と違って、テーブルを介した対面式座席でした。
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列車は、ほぼ定時にテルミニ駅を出発。車窓には野原や丘の光景が延々と続きました。
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フィレンツェに近づくにつれ家屋や工場などが増え、列車が減速します。
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定刻の12時にフィレンツェ駅(Firenze Santa Maria Novella)に到着。結構沢山の乗客が乗り降りしました。
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プラットホームを歩いて出口に向かいます。
フィレンツェ サンタ マリア ノヴェッラ駅 駅
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駅構内を通り過ぎて、数百メートル先にあるホテルを目指します。
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駅南側、パンツァーニ通りにあるホテル(Hotel Floren)に到着。
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ホテル・ロビーは広くはありませんが、イタリア的なオシャレな風情が感じられます。ホテルのチェックイン時間は15:00でしたが、早めの12:30頃にチェックインすることができました。部屋の準備が出来ていたようで、ラッキーでした。
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部屋は細長で、ベッドの前後に収納スペースやバスルームがある変則型。狭めスペースが工夫して活用されている印象です。
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バスルームは、壁と床は大理石張り
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浴槽付きです。このホテルに2泊する予定。
部屋で少し休憩した後、早速フィレンツェ観光スタートです。 -
ホテルから数分歩き、ドゥオーモ広場に到着。
前方の大きな建物はサン・ジョヴァンニ洗礼堂、後方に見えるのがドゥオーモ(サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂)です。ドゥオモ広場 広場・公園
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サン・ジョヴァンニ洗礼堂の前にあるのは「聖ゼノビウスの円柱, Column of Saint Zanobi」。聖ゼノビウス(337-417)はフィレンツェの初代司教で幾つかの奇蹟を成したと伝えられ、ボッティチェリ(1445-1510)の絵にも描かれています。
円柱の建造時期は不明ですが、1333年頃にはこの場所にあったそうです。
由緒ある円柱ですが、説明板もなく、殆どの観光客が足を止めることなく通り過ぎていました。 -
サン・ジョヴァンニ洗礼堂入口、ここで事前購入していた「ギベルティー・パス」を係員に提示し、洗礼堂の中に入ります。
サン ジョヴァンニ洗礼堂 (フィレンツェ) 城・宮殿
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サン・ジョヴァンニ洗礼堂は大聖堂付属の連霊堂で大理石で造られた八角形の建物。内部には巨大な空間があり、壁や天井にフレスコ画が描かれていました。
洗礼堂の起源は4-5世紀、現在の形に改修されたのは1355-1357年だそうです。 -
洗礼堂内部の後陣
天井にはフレスコ画、壁面は色違いの大理石で幾何学模様が描かれています。サン ジョヴァンニ洗礼堂 (フィレンツェ) 城・宮殿
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大理石模様に縁どられた美しいフレスコ画
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壁面に描かれたフレスコ画、キリストや聖人たちが描かれています。
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天井ドームのモザイク画、キリストの姿が描かれています。このドーム、13世紀の製作です。
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教皇ヨハネ23世(1360-1419)墓碑。
ドナテーロ(Donatello)とミケロッツォ(Michelozzo)が1420年代に製作 -
サン・ジョヴァンニ洗礼堂を出て数メートル進むと、人だかりができていました。厳重な鉄柵に囲まれているのは、「天国の門」で、洗礼堂の東側門です。
初期ルネッサンス期の彫刻家ロレンツォ・ギベルティ(1378-1455)が1452年に製作したもので、旧約聖書に登場する場面が10枚の黄金色レリーフ像で表現されています。鉄柵で保護されていますが、この門はレプリカで本物は大聖堂付属博物館に保存されています。
洗礼堂には、この他、「北側の門」と「南側の門」がありますが、いずれもレプリカで実物は大聖堂付属博物館にあります。私達が持っているギベリティー・パスで博物館にも入館できますので、後で行ってみたいと思います。 -
サン・ジョヴァンニ洗礼堂の南側広場から見上げたジョットの鐘楼
大聖堂に隣接して建つ高さ84mのゴシック様式の塔で、洗礼堂とほぼ同時期の1387年の完成です。修復工事が進行中で柵で覆われていました。ジョットの鐘楼 建造物
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大聖堂の周りを一周しました。どの方向から眺めてもその巨大さと美しさに圧倒されます。大聖堂の正式名称は「サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂, Cattedrale di Santa Maria del Fiore」、(花の聖母マリア大聖堂)です。
フィレンツェの象徴でもある大聖堂は、1296年から140年以上かけて建造された大理石製の建造物で、その大きさは世界で4番目だそうです。フィレンツェ歴史地区 旧市街・古い町並み
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大聖堂入口前には、数十メートルの長い行列ができていました。7月下旬、気温は30℃を優に超えていますので、入場するのも一苦労です。
サンタマリア デ リッチ教会 寺院・教会
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私達はギベルティ・パスを持っていますので、大聖堂地下にあるサンタ・リパラータ(Santa Riparata)に別の入り口から入場します。サンタ・リパラータの出口は大聖堂内部ですので、長い行列をスキップして大聖堂に入場できることになります。
ギベルティ・パス、役に立ちます。サンタ レパラータ地下教会遺構 寺院・教会
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大聖堂の南側、ジョットの鐘楼の横が、「サンタ・リパラータ」入口で、行列はありません。
「サンタ・リパラータ」は大聖堂が建造される以前にあった古いサンタ・レパラータ教会跡で、フィレンツェのタイムカプセルとも呼ばれているようです。 -
サンタ・リパラータ遺跡、大理石で建造されている大聖堂とは異なり、素朴なレンガや石で構成されています。
サンタ レパラータ地下教会遺構 寺院・教会
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祭壇が復元されていました。質素な教会です。
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小さな宗教画もありました。
これ等の絵も、多分、再現です。サンタ・リパラータ教会は質素な教会であったことが想像されます。 -
モザイクタイルの床もあります。モザイク床は古代ローマ時代からの伝統ですが、教会の床にも採用されていたことが分かります。
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粘土板に彫られた十字架、質素です。
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古い墓碑でしょうか、文字と紋章が刻まれています。
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「墓から発見されたロンバルディの聖杯」、と説明書に書かれています。 サンタ・リパラータ教会の建造は4世紀ですので、この聖杯もその頃に製作されたと思われます。
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サンタ・リパラータ教会の出口は大聖堂床で、出口をでると大聖堂の広大な空間が広がっていました。大聖堂の建造は1436年ですので、4世紀建造のサンタ・リパラータ教会より1000年以上後に建てられたことになります。
これは大聖堂の祭壇、サンタ・リパラータ教会の質素な祭壇に比べ大きくて豪華です。ドゥオーモ (フィレンツェ) 寺院・教会
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大聖堂の祭壇後方にはステンドグラス窓があり、上方は丸屋根天井になっていました。
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天井には華麗なフレスコ画が描かれています。
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「最後の審判」のフレスコ画、ジョルジュ・バザーリとフェデリコ・ツッカリが15世紀半ばに描いたもの
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ステンドグラス「聖母の戴冠」、ドナッテロによる1438年の作品
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ステンドグラス「聖母被昇天」、ロレンツォ・ギベルティによる1443年の製作
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大きな時計がありました。
最近設置されたのかなと思いましたが、調べてみるとこの時計を製作して設置したのはパウロ・ウッセロ(Paolo Uccello, 1397-1475)でルネッサンス期に活躍した画家で数学者であった人物であることが分かりました。この時計、新しそうに見えますが、中世の15世紀に製作された古い時計です。 -
大聖堂の壁面にある「ニコラ・ダ・トレンティーノ騎馬像」、彫像のように見えますがフレスコ画です。アンドレア・デル・カスターニョ(1419-1457)が1456年に製作したもので、「だまし絵の名作」とされています。
大聖堂にある多くの作品の中で最も面白い芸術作品だと思います。 -
誰の作品か分かりませんが、このような見事な彫像が大聖堂内に多くあります。
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大聖堂の床は色大理石で見事な模様が形作られています。床に書かれたOPAは"Ora Pro Animis"の略で、(Pray for Souls, 魂に祈りを)を意味します。
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大聖堂の床一面に色大理石が敷き詰められています。床はピカピカで摩耗の痕跡がありません。大聖堂が建設されたのは15世紀半ばですので、多くの人達に踏まれると、すり減るはずです。定期的に床補修が行われているようです。
ドゥオーモ (フィレンツェ) 寺院・教会
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大聖堂内部は広いので一通り見学するのに1時間程かかりました。観光客の皆さん、出口付近の壁際段差に座って休憩されています。
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大聖堂を出て、再び建物を振り返ります。後期ゴシック様式と初期ルネッサンス期を代表する中世イタリアの大理石積の建造物、その巨大さと美しさに驚嘆させられました。
内部にある見事な彫像やフレスコ画だけでなく、建造物も見事な芸術作品と感じます。 -
この後、大聖堂付属博物館も見学しました。沢山の見事な展示品がありました。博物館見学の様子は別旅行記で紹介したいと思います(https://4travel.jp/travelogue/12078440)。
フィレンツェを代表する観光スポット、ドゥオーモ広場付近の見学を終え、ホテルに戻ります。ドゥオモ広場 広場・公園
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夕食の時間になりました。イタリアン・シーフードを食べたいと思ってネット検索すると、ホテルから徒歩数分の場所に2-3件のレストランが見つかりました。これがその一つ"Trattoria La Madia"です。程々客が入っており、メニューの値段も許容範囲でした。
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家内が注文したシーフード・スパゲッティ、ムール貝、小エビ、タコなどが入っています。とても美味しいとの感想でした。
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私が注文したのは、店のお勧め品ロブスター・スパゲッティ、ムール貝の他に半切りロブスターが添えられています。ロブスターも美味しかったですが、味付けが抜群の一品で、満足感がありました。
今日はローマからフィレンツェに移動し、午後にフィレンツェの主要観光スポットであるサン・ジョバンニ洗礼堂と大聖堂(ドゥオーモ)を見学しました。イタリア全盛期の中世に建造された建物、中にあった彫像や絵画、素晴らしい芸術品を間近に見ることができ、感激しました。夕食のイタリアン・シーフード、久々に美味しい食事に出会えたように感じます。充実感のある一日でした。
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