2012/09/14 - 2012/09/16
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AandMさん
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新型コロナウイルスの影響で、海外だけでなく国内旅行も困難になり、旅行や出張を中止することになりました。残念ですがコロナには逆らえませんので、止むをえません。自由時間を使って、以前行った旅行記を纏めてみました。
コロナ騒動、早く収束してほしいものです。
2012年9月初旬、イタリアを仕事関係で仲間と一緒に10日間程の予定で訪問しました。ボローニャはイタリア鉄道網の要所で、フィレンツェ、ピサ、ベニスなどの日帰り観光にも便利な所です。ボローニャにホテルをとって、仕事をこなしながら観光しました。ボローニャ発で斜塔で有名なピサと中世イタリア文化が栄えた中心地フィレンツェを2日間に亘って観光しました。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 4.0
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 友人
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス 徒歩
- 航空会社
- ルフトハンザドイツ航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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9月14日(金)
ボローニャ中央駅です。これからフィレンツェ経由でピサ駅(Pisa Centrale)に向かいます。ボローニャ中央駅 駅
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ボローニャからピサまで、約2時間の乗車です。車窓の移り変わる景色を見ているうちに、あっというまにピサ中央駅に到着しました。
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ピサ中央駅前広場です。駅からピサの斜塔まで、2km以上ありますのでバスで行くことにしました。駅前のバス停(LAM Rossa Direzione)からSan Jacolo行のバスに乗車し、Piazza Maninのバス停で下車すれば、斜塔はすぐそばです。
ピサ中央駅 駅
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途中で見た銅像です。ピサだけでなく、イタリアではこのような立派な銅像があちこちに立っています。ピサの発展に貢献した歴史上の有名人でしょうか。
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バスはアルノ川に架かる橋(Ponte Solferino)を渡ります。右手前方に見える白亜教会はサンタマリア・デッラスピーナ教会です。13世紀に建てられています。大きな教会ではありませんが、川のほとりの素敵な教会だと思います。
サンタ マリア デッラ スピーナ教会 寺院・教会
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川の反対方向に見える茶色の建造物は、ピサ要塞(Citadella di Pisa)です。地中海からアルノ川を遡ってピサを攻撃する敵から町を守るための要塞です。修復作業が行われたようで、外見がしっかりしています。
川を渡ると、斜塔が見えてきました。バスを降りて、斜塔に向かいます。 -
白色の見事な塔ですが、確かに傾いています。
ピサの斜塔 (鐘楼) 建造物
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斜塔だけでなく、大聖堂と洗礼堂もあります。いずれも白色系で繊細な彫刻装飾が施された立派な建造物です。しばらくの間、遠くから観賞しました。
ドゥオーモ広場 (ピサ) 広場・公園
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大聖堂に近づくと、巨大な建物の迫力を感じます。
ドゥオーモ (ピサ) 城・宮殿
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大聖堂は普通に建っていますが、塔は傾いています。建設当時は直立して建っていた塔が傾き始め、教会関係者やピサ住民はさぞかし驚いたことでしょう。
傾きが途中で止まって、今日まで塔が残っているのは幸運です。 -
サンジョバンニ洗礼堂も見事です。同名の洗礼堂がフィレンツェにもありますが、ピサの方が新しく、1152年に着工で1363年の完成です。
洗礼堂 (ピサ) 城・宮殿
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ピサに来たからには、斜塔の上まで登ってみたいと思います。入場料は、洗礼堂や大聖堂は2か所で6ユーロと高くはありませんが、斜塔の方は値段が高く15ユーロも取られました。
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下から見上げた斜塔です。
ピサの斜塔 (鐘楼) 建造物
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塔に上る人の行列が出来ていました。皆さん、それぞれ15ユーロを支払った方々です。
1日平均入場者が何人か知りませんが、200人とすると入場料収入は約50万円、一か月で1500万円になります。ピサ市の観光収入に対する斜塔の寄与は群を抜いているようです。 -
螺旋階段を上ります。296段の階段があります。
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塔の上から見た大聖堂、遥か下方です。
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広場の人たちの姿が小さく見えます。
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遠くにピサの町が広がり、塔上からの眺めは抜群です。
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サッカー試合が行われるピサの競技場(アレーナ・ガリバルディ・スタジアム)です。
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斜塔の頂上に六角形状の窓がありました。
ピサの斜塔 (鐘楼) 建造物
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鐘が吊り下げられています。
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「鐘の下に入るな」と注意書きがありました。
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鐘はしっかり固定されているように見えますが、落下可能性があるようです。設計時には傾かないはずだった塔が傾いたのですから、鐘の落下があっても不思議ではありません。要注意です。
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大聖堂は、ミラノやフィレンツェにもありますが、11世紀に建造されたピサの大聖堂も立派です。建物の形が上から見ると十字架形になっています。
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斜塔の影が広場に投影されています。
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斜塔上展望テラスは金網フェンスで覆われ、ぐるりと回りながら下方を眺めることができます。
ピサの斜塔 (鐘楼) 建造物
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斜塔がある広場に向かって、次々と人が入ってきています。
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斜塔に上ってぐるりと周囲を見渡すと、大聖堂、洗礼堂、そしてピサの町の光景だけでなく、塔の高さや傾きも含めて、しっかりと印象に残りました。15ユーロの料金は、高いけど妥当なのかも知れません。
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塔上から、降りてきました。再度、塔を見上げました。見事な斜塔で、世界遺産に相応しいと思います。
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斜塔見学を終えて、バスでピサ中央駅に移動します。途中で見かけた彫像です。
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アルノ川を渡って駅に向かいます。
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ピサ中央駅からホテルのあるボローニャ駅に移動します。
ピサ中央駅 駅
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ピサ駅のホームは、結構大きくて広々しています。
途中フィレンツェ駅で列車を乗り換え、ボローニャまで約1時間かかりました。ホテル宿泊後、次はフィレンツェを観光します。 -
9月16日(日)
ボローニャ中央駅を朝9時半発の列車に乗り、10時頃にフィレンツェ(Firenze SMN)駅に到着しました。フィレンツェ中心にあるドゥオモ広場まで駅から徒歩で10分ほどです。
フィレンツェの大聖堂(サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂)とジョットの鐘楼が広場に聳え立っています。ドゥオモ広場 広場・公園
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大聖堂の横にあるサンジョバンニ洗礼堂の「天国の門」扉の前には、観光客が一杯です。ガイドさんに率いられた団体さんです。
サン ジョヴァンニ洗礼堂 (フィレンツェ) 城・宮殿
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扉には、旧約聖書に書かれている物語が彫られています。「天国の門」の名称を付けたのはミケランジェロと伝えられています。見事な扉彫像です。
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大聖堂の横の通りは観光客行きかっていました。
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我々もドゥオモ広場の大聖堂周りを一周しました。どの方向から見ても立派な大聖堂です。
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大聖堂入口の装飾は、圧巻です。
ドゥオーモ (フィレンツェ) 寺院・教会
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入口扉上方の絵はキリストと弟子たちです。
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扉彫刻も見応えがあります。
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大聖堂の内部です。アーチ状の高い天井はスッキリ感のあるデザインで、扉の緻密で重厚感ある彫像とは様相が異なっていました。
ドゥオーモ (フィレンツェ) 寺院・教会
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丸窓のステンドグラスもスッキリ感があります。「聖母の戴冠」を描いたもので、1438年に設置された、とのことです。
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ドーム天井一面にフレスコ画が描かれています。「最後の審判」の場面のようですが、遠いので詳細は良く見えません。
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主祭壇は予想外にシンプルです。
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ドーム下部に小さな明かり窓が沢山設置されています。中世時代、明かり窓から差し込む光に照らされたドーム画を信者達が眺めていた様子が想像されました。
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「24時間時計文字盤」でパオロ・ウッチェロが1443年に製作したものだそうです。
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立派な絵が飾ってありました。聖書の物語の一場面でしょうか?
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1296年から140年以上をかけて建設されたフィレンツェの大聖堂の外装は白大理石を基調とし、緑、ピンクの大理石によって装飾されて華麗ですが、内部は思いのほかスッキリした造りだと思いました。
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大聖堂見学で大分時間を使いました。ここで遅めの昼食にします。イタリア料理の食事が続いていましたので、近くの中華料理のレストランを探しました。
中国ビールで喉の渇きを癒します。 -
麻婆豆腐です。
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中華麺、ボソボソ感があって食感と味は今いちでした。
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チャーハン味は良好で、期待通りです。久しぶりの中華料理でした。腹も一杯になりましたので、フィレンツェ観光を続けます。
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ドゥオモ広場の少し南にあるシニョリーア広場です。ここにあるヴェッキオ宮殿は、中世のフィレンツェ共和国の政庁舎として使われていた建物です。現在、フィレンツェ市役所もこの建物内にあるようです。
ヴェッキオ宮殿 城・宮殿
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ヴェッキオ宮殿前にあるダビデ像ですが、レプリカです。オリジナルはアカデミア美術館に保存されています。
シニョリーア広場 広場・公園
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ネプチューンの噴水です。1563-1565年に作られた彫像で、この像はオリジナルのようです。
ネットゥーノの噴水 (ネプチューンの泉) 建造物
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フィレンツェ市内を流れるアルノ川を渡り、ビッティ広場に来ました。ここにあるビッティ宮殿は1446年に建造されたルネッサンス様式の宮殿で、トスカーナ大公の住居として使用されていました。
現在、美術館として公開されていますが、時間がありませんので内部見学を省略して、次の目的地ヴェッキオ橋に向かいます。ピッティ宮殿 城・宮殿
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ヴェッキオ橋に向かう途中にあった教会です。フィレンツェには見どころが一杯ですが、見どころ毎に立ち寄っていると時間が無くなってしまいます。
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ヴェッキオ橋が見えてきました。フィレンツェを流れるアルノ川に架かるフィレンツェ最古の橋で、現在の橋は1345年に建造されたものです。
ヴェッキオ橋 建造物
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橋の上に住居や店があることで有名です。フィレンツェの有名観光スポットで、多くの観光客が訪れることで知られています。
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ヴェッキオ橋から見たアルノ川です。川の両岸に立つ建物、そして橋も美しく、素敵な景観です。
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橋上に彫像がありました。誰の像でしょうか?
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橋上には観光客が一杯いますが、橋幅が広めなのでギュウギュウ詰めの感じではありません。
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町中を歩いていると「レオナルドダヴィンチ博物館」の表示があったので、立ち寄ってみました。小さな博物館ですので、見学時間も短くて済みそうです。
レオナルド ダ ヴィンチ 博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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展示品に説明パネルが設置されています。レオナルドダビンチが作った小道具のようです。ただ、オリジナルでなく、レオナルドが描いた絵を参考にして再現されたレプリカです。
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太鼓を敲く人形です。
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レオナルドダビンチが描いた絵の中で赤枠で囲まれたものが、再現されて展示されていました。入場料が必要ですが、時間があれば立ち寄ってみる価値はあるように思います。
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夕方になってきましたので、ボローニャのホテルに戻らなければなりません。フィレンツェ中央駅に向かう途中、夕暮れのドゥオモ広場を通りました。
ドゥオモ広場 広場・公園
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夕日に照らされたジョットの鐘楼です。
ジョットの鐘楼 建造物
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日中見学では気づきませんでしたが、鐘楼の透かし窓には繊細で見事な彫加工がされていることが分かりました。ルネッサンス期の職人が残したイタリア芸術作品です。
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建物の像の彫も繊細で見事です。
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お土産ショップを覗いてみました。大聖堂の彫像は彫が繊細で見事ですが、お土産店の人形、貧弱な感じ作りです。
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広場近くのアイスクリームショップで、ジェラードを買いました。フィレンツェの味を楽しみました。イタリアのアイスは、レベルが高いと思います。
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フィレンツェ中央駅の列車時刻表示板に我々が乗車する列車が出ています。20:00発の列車がボローニャに到着するは20:37ですので、1時間ほどでホテル到着です。
今回、鉄道乗り換えのハブであるボローニャを起点で、ピサとフィレンツェを観光しました。2日間の観光でしたが、天候にも恵まれ、斜塔や大聖堂、そして町中を歩き回って楽しむことができました。観光客も一杯いましたが、人気スポットの見学待ち時間は許容範囲で、問題ありませんでした。ルネッサンス文化が栄えたピサとフィレンツェ、素晴らしい町だと思います。フィレンツェ サンタ マリア ノヴェッラ駅 駅
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