2026/07/17 - 2026/07/27
1546位(同エリア2996件中)
犬ポンさん
日本では連日のように猛暑日、酷暑日のニュースが報じられています。世界各地でも異常な高温が続いているようで、今年は特にヨーロッパで記録的な暑さとなりました。
そんな暑さのさなか、フランスとベルギーを旅してきました。
今回は、フランスのストラスブールから国境を越え、ベルギーの首都ブリュッセルへ。街を歩き、食を楽しみ、ちょっとした旅の苦労も味わいながら過ごしたブリュッセルの旅をご紹介します。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 20万円 - 25万円
- 交通手段
- 鉄道 徒歩 飛行機
- 航空会社
- ANA
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
パリ北駅
ストラスブールからパリ東駅へ。そこから徒歩10分ほどのパリ北駅へ移動し、ユーロスターに乗車してブリュッセルへ向かいました。
パリ東駅も北駅も、とにかく大きな駅です。初めて利用する者にとっては、それだけでちょっとした冒険のように感じられます。
そして、駅で少し困ったのがトイレです。両駅とも無料のトイレは見当たらず、有料のトイレを利用することになりました。料金は2ユーロ。日本の駅に慣れている身としては、少し驚かされます。
もう一つ、ヨーロッパの大きな駅で印象に残ったのが、発車ホームの表示です。
ホームはかなり直前まで表示されません。そのため、乗客は掲示板を何度も確認しながら、ひたすら待っています。
そして、ようやくホームが表示されると――一斉に人が動き出します。
まさに「民族大移動」。
大きな荷物を抱えた旅行者たちが、一斉に目的のホームへ向かって歩き始める光景は、なかなか壮観です。
ユーロスターは、ヨーロッパ各地からベルギーのブリュッセル南駅へ到着します。ブリュッセルの中心部からは少し離れていますが、地下鉄や徒歩などを利用すれば、街の中心へアクセスできます。 -
ベルギー建国記念日
今回の旅行中、7月21日はベルギーの建国記念日でした。
ベルギーは1830年にオランダから独立を宣言し、翌1831年に立憲君主制が成立しました。現在の国王は、日本の天皇と同じように、政治的な権限を持たない象徴的な存在です。
街を歩いていると、いたるところで国を祝う雰囲気が感じられます。
国中がお祭り気分――そんな言葉がぴったりの一日でした。
とはいえ、観光客にとってありがたいのは、祝日でも店舗などが比較的いつも通り営業していたこと。旅先では、祝日だから何もできないという事態が意外と困ります。
ところで、ベルギーといえばチョコレートやワッフルを思い浮かべる人も多いでしょう。
私が今回初めて知ったのは、フライドポテトもベルギーが発祥とされていることでした。
「フランス料理」のイメージが強いフライドポテトですが、ベルギーでは国民的な食べ物。街を歩けば、フライドポテトを売る店をあちこちで見かけます。 -
海外コインランドリー事情
長期の海外旅行で意外と困るのが、洗濯です。
今回もコインランドリーを利用しました。
使い方は、日本と大きく変わりません。まず洗濯機を選び、料金を支払います。支払いは現金だけでなくカードにも対応していました。そして、選んだ洗濯機のスタートボタンを押せば洗濯開始です。
パリでも同じようなシステムでした。
海外でコインランドリーを利用するときは、どうしても「言葉が通じなかったらどうしよう」と身構えてしまいます。しかし、実際に使ってみると、操作そのものはそれほど難しくありません。
洗濯機の前で表示をじっくり眺めていれば、何となく仕組みが分かってきます。
旅というのは、こうした小さな「初めて」の積み重ねなのかもしれません。 -
おすすめのカフェ
今回のブリュッセルでは、ブリュッセル南駅の近くにホテルを取りました。
駅から歩いて10分ほどのところには、14世紀に建てられた要塞の門「ハレ門」があります。歴史を感じさせる建物ですが、その周辺には現代のカフェやショップもあり、古いものと新しいものが自然に共存しています。
そして、このあたりでぜひおすすめしたいのが「Chien Andalou」というカフェです。
私は旅行先で店を選ぶとき、口コミを細かく調べてから訪れるタイプではありません。歩いていて「ここ、ちょっと入ってみようかな」と感じた店に入ることが多いのです。
この店も、そんな気軽な気持ちで訪れました。
店員さんはフレンドリーで、店内もどこか落ち着いた雰囲気。観光地を歩き回ったあと、コーヒーを飲みながらひと息つく時間は、旅の中でも特に贅沢なひとときです。
有名観光地を巡るだけが旅ではありません。
こうした何気ないカフェで過ごす時間もまた、その街を好きになるきっかけになります。 -
ベルギー王立美術館
ブリュッセル観光で外せない場所の一つが、ベルギー王立美術館です。
ここは一つの美術館というより、複数の美術館から構成されており、今回訪れたのは「オールドマスターズ」「世紀末」「マグリット」の3つの美術館です。
特に興味深かったのが、シュルレアリスムを代表するベルギーの画家、ルネ・マグリットの作品を集めた美術館です。
マグリットといえば、「これはパイプではない」という言葉で知られる《イメージの裏切り》など、現実とイメージの境界を揺さぶる作品で有名です。
チケットも分かれていて、マグリットとオールドマスターズを組み合わせたもの、マグリットのみ、オールドマスターズのみ、といった種類があります。
美術館をじっくり巡るなら、時間に余裕を持って訪れたい場所です。 -
物価との戦い
ヨーロッパを旅していて、どうしても気になるのが物価です。
日本でも物価高が続いていますが、海外旅行ではそこに円安が加わります。さらに、ヨーロッパでは付加価値税(VAT)の存在も大きく感じます。
ベルギーの標準税率は21%。フランスも20%です。
数字だけを見ると、かなり高く感じます。
とはいえ、実際に生活してみると「これは思ったより安いな」と感じるものもありました。
その代表が、パンとワインです。
もちろん商品によって価格は違いますが、スーパーマーケットを眺めていると、パンやワインが身近な食品として売られていることがよく分かります。
今回の旅では、できるだけ外食をせず、スーパーマーケットで食材を購入して食事を済ませました。
旅先のスーパーは、単なる節約の場所ではありません。
現地の人々が普段何を食べ、どんな商品を買っているのかを見ることができる、ちょっとした「生活の博物館」でもあります。
円安と物価高に悩まされながらも、スーパー巡りを楽しむ。
これもまた、今回の旅の一つの思い出になりました。 -
まとめ――パリから少し足を延ばして
ブリュッセルは、パリからユーロスターでおよそ1時間半。
思っていた以上に近い街でした。
しかも、パリよりさらに北に位置するため、今回の滞在中は気温が22~25度ほどと比較的過ごしやすく、ヨーロッパの記録的な暑さの中では、ほっとできる場所でもありました。
ベルギー名物のワッフルやチョコレートはもちろん、フライドポテトも楽しめます。
そして何より興味深いのは、ブリュッセルという街が持つ独特の文化です。
フランス語とオランダ語が共存し、街並みや食文化にもさまざまなヨーロッパ文化の影響が感じられます。
ラテン文化とゲルマン文化、その狭間に位置するベルギー。
街を歩いているだけで、ヨーロッパの複雑な歴史と文化の交差点に立っているような感覚になります。
パリから少し足を延ばすだけで、まったく違う空気に出会える。
そんなところも、ブリュッセルの魅力なのかもしれません。
ワッフルを食べ、チョコレートを味わい、美術館を巡り、カフェでひと休みする。
そして、街角でヨーロッパの歴史に触れる。
次にパリを訪れる機会があれば、もう一度ユーロスターに乗って、ブリュッセルまで足を延ばしてみたい――そう思わせてくれる街でした。
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