2026/06/01 - 2026/06/02
449位(同エリア452件中)
夏秋さん
この旅行記のスケジュール
2026/06/02
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バルカン半島周遊の旅、3カ国目はボスニア・ヘルツェゴビナの美しき古都「モスタル」です。15世紀から19世紀にわたるオスマン帝国支配の歴史が、ヨーロッパのなかに奇跡のようなオリエンタルな風景を生み出しました。しかし、その美しい風景の裏側には、今も紛争の傷跡が残されていました。光と影が交錯する、モスタルの街歩きを振り返ります。
【旅程】
巡る国々(計6か国):スロベニア → クロアチア →ボスニア・ヘルツェゴビナ →モンテネグロ→ アルバニア→北マケドニア
5/29
羽田→イスタンブール05:10
5/30
イスタンブール07:30→ リュブリャナ(スロベニア)08:45
ブレッド湖・ポストイナ鍾乳洞
オパティア泊(クロアチア)
5/31
プリトヴィッツェ湖群国立公園
ザダル泊
6/1
スプリット
★モスタル(ボスニア・ヘルツェゴビナ)泊
6/2
★モスタル
ドブロヴニク
6/3
コトル(モンテネグロ)
ティラナ(アルバニア)泊
6/4
ティラナ・ベラート
オフリド泊(北マケドニア)
6/5
オフリド湖・スコピエ
20:05スコピエ→イスタンブール
6/6
02:05イスタンブール→19:20 羽田
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
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クロアチアからの国境越え。EUの出国手続きに予想以上の時間がかかり、モスタルに到着したのは予定より1時間以上遅れた17時30分でした。
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バスを降りてまず目に飛び込んできたのは、空へ向かってまっすぐにそびえ立つ高い塔。聖ペーター・パウロ教会です。
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この教会の鐘楼の高さは107メートルもあり、南東ヨーロッパで最も高いのだそう。
聖ペーター教会 寺院・教会
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オリジナルの教会は1992年のボスニア・ヘルツェゴビナ紛争の際に砲撃で破壊され、現在の建物は1999年に再建されたもので…
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そのモダンなデザインが印象的でした。
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街歩きを始めると、早速、砲弾の跡に出会いました。かつてのボスニア紛争の傷跡。
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さらに進むと、趣のある石畳の道が現れました。
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通りにはお土産物屋さんが並んでいます。
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今回の旅では円安・ユーロ高に苦しめられてきましたが、ここモスタルはクロアチアより物価が安いようです。
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丸いつるつるとした石がはめ込まれた石畳を進みます。
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モスタルの象徴である「スターリ・モスト」
スターリモスト橋 建造物
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夏になるとこの高い橋の上から川へ飛び込む人がいるらしく…
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レッドブルが協賛する飛び込み選手権大会まであるのだとか。
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下を流れるネレトヴァ川では、ボートが猛スピードで走り抜けていきました。
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河原から上へのぼり、橋を渡ります。
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橋の上からの眺めは素晴らしく…
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トルコの面影が色濃いオリエンタルな雰囲気。
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まさに美しい古都です。
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「スターリ・モスト」とは、古い橋という意味。
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この橋は1993年、クロアチア人勢力の砲撃により破壊されましたが…
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川底から引き揚げられた当時の石と、同じ採石場から切り出された石を使い、世界各国の資金援助のもとで2004年に創建当時の姿へと再建されました。
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散策していると、西日が射し込んできました。
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夕方のオレンジ色の太陽に照らされた街は、輝きを増して美しかったです。
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散策後の夕食の時間は、ツアーのお仲間とのお喋りに夢中で、すっかり写真を撮り忘れてしまいました。今夜の宿「ホテル ブリストル」は、ネレトヴァ川沿いにある、アンティークな雰囲気のホテルです。
ホテル ブリストル ホテル
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ホテルにチェックインし、部屋に荷物を置いたら…
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夜の散歩に出かけます。
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先程訪れたスターリ・モストまでは、歩いて15分ほどの距離です。
夕景のモスタルの路地はお昼間歩いた時よりも、エキゾチックな雰囲気。オールドバザール クユンジュルク 市場
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オールドバザールでお買い物を楽しみました。
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コスキ・メフメット・パシャ・モスクのテラスに立つと、闇の中に浮かび上がる、ライトアップされたスターリ・モストが見えました。
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月と共に昼間とはまた違う幻想的な美しさ。
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紫のライトが怪しげな雰囲気のモスク
コスキ メフメド パシャ モスク 寺院・教会
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翌朝、まだ街が眠る朝6時、一人で散歩に出かけました。
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誰もいない静まり返った通りを歩いていると、黒い犬が一匹、私のほうを何度も振り向きながら、まるで先導するように歩いていきます。
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「神の使い」のようなその黒い犬の後をそっとついていきましたが…
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道端の景色に惹かれて写真を撮っているあいだに、犬はどこかへ消えてしまいました。
カラゴズ ベイ モスク 寺院・教会
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今度は、一匹の猫ちゃんに出会いました。
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細い木の枠の上で器用に眠っています。落っこちないでね、ねこちゃん。
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昨晩は観光客で賑わっていたオールド・バザールも、今はひっそりとしています。
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丸石の石畳に可愛らしいお花模様が紛れているのを見つけました。
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スターリ・モストまで歩いてきました。
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「DON'T FORGET 1993」と刻まれた石碑が佇んでいます。
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昨日は大混雑していた橋も静寂。
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橋の石畳は、長年多くの人に踏み固められ、つるつるに磨かれ…
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おまけに独特のきつい勾配があるため、油断すると滑ってしまいます。
スターリモスト橋 建造物
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足元に気をつけながら、そろそろと慎重に渡りましょう。
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誰もいない可愛らしい古都を、贅沢に独り占め
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橋のたもとにあるカフェも、まだ深い眠りについたまま。
ちょっとテラスにおじゃまして、席からの景色を眺めてみました。 -
美しい橋やネレトヴァ川の雄大な流れを眺めながら、のんびりとお茶ができたら最高でしょうね…
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通り沿いの可愛らしい扉に目を奪われ…
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こちらも趣のある扉だなと思って近づいてみると……ハッと息を呑みました。
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そこには、無数の激しい銃弾の跡が刻まれていたのです。
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この平和で愛らしい町が…
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わずか30年ちょっと前には、壮絶な戦いの場所であったことを強く思い出させます。
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そういう目で改めてこの町を歩いてみると…
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あちらこちらに今も紛争の傷跡が残されていることに気が付きました。
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建物の壁にポツポツと残る無数の穴。
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これらはあえて修復せずに、記憶として残しているのでしょうか。
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心の中で、さっきの言葉がもう一度リフレインします。
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DON'T FORGET 1993
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朝のひとり散歩を終えてホテルに戻ってくると、ちょうど朝食の時間です。
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ホテルの朝食会場は、ネレトヴァ川に面しています。美味しい朝食をもりもり頂き、次の目的地であるドブロヴニクに向けて出発です。
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昨日あんなに苦労してEUを出国したばかりなのに、今日はまたクロアチアに入るためにEUの入国審査を受けなくてはなりません。バスのドライバーさんが機転を利かせてくださり、「通常の高速道路ルートは出入国で混雑するから」と、山越えと海岸線を走るルートでクロアチアへ向かってくれたのです。
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バスは、ボスニア・ヘルツェゴビナ唯一の海に面した美しい港町「NEUM(ネウム)」を経由します。
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ドライバーさんの読みは的中し、このルートで国境越えをするバスは他には一台もいませんでした。
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ボスニアの出国も、EUへの入国も、拍子抜けするほどスムーズに通過できました。
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窓の外に広がるアドリア海の美しい景色を眺めながら、バスは走ります。
海の向こうに陸地があるのは、海岸線が複雑に入り組んでいるからです。
「アドリア海の真珠」ドブロヴニクは、もうすぐそこです。
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バルカン半島周遊の旅
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ホテル ブリストル
3.46
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