2026/05/31 - 2026/06/01
87位(同エリア86件中)
夏秋さん
この旅行記のスケジュール
2026/05/31
2026/06/01
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当初は個人でクロアチアを巡る予定でしたが、昨今の国際情勢を鑑みて、バルカン半島周遊ツアーに参加することにしました。結果的に6か国を効率よく巡ることができ、ツアーメンバーとの出会いにも恵まれて楽しい旅となりました! クロアチアの古都ザダル・スプリットの旅と、ボスニアヘルツェゴビナへの入国の様子を綴ります。
巡る国々(計6か国):スロベニア → クロアチア →ボスニア・ヘルツェゴビナ →モンテネグロ→ アルバニア→北マケドニア
5/29
羽田→イスタンブール05:10
5/30
イスタンブール07:30→ リュブリャナ(スロベニア)08:45
ブレッド湖・ポストイナ鍾乳洞
オパティア泊(クロアチア)
5/31
プリトヴィッツェ湖群国立公園
★ザダル泊
6/1
★スプリット
モスタル(ボスニア・ヘルツェゴビナ)泊
6/2
ドブロヴニク
6/3
コトル(モンテネグロ)
ティラナ(アルバニア)泊
6/4
ティラナ・ベラート
オフリド泊(北マケドニア)
6/5
オフリド湖・スコピエ
20:05スコピエ→イスタンブール
6/6
02:05イスタンブール→19:20 羽田
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
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プリトヴィッツェ湖群国立公園を出発したバスは南下し、1時間半後の17:30ザダルへ到着しました。クロアチアのザダル(Zadar)は、アドリア海に面した歴史ある港町です。
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海の門(聖クルシェヴァン門)から、城壁に囲まれた旧市街へ入ります。ザダルはかつて約400年間にわたりヴェネツィア共和国に支配されていた歴史があり、この城壁や門もその時代に造られたものです。
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ザダルは白く輝く街でした。建物も床も、すべてが美しい大理石でできています。
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紀元前から港湾都市として栄えたザダルの中心にある「フォーラム」と呼ばれる広場には…
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古代ローマ時代の遺跡や中世の教会が時を超えて佇んでいます。
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紺碧の空に映える聖マリア教会
聖マリア教会 修道院 寺院・教会
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円形の「聖ドナト教会」や「聖ストシャ大聖堂」の塔がシンボリックに佇んでいます。
聖ドナト教会 寺院・教会
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海の門からフォーラムを通り抜け、まっすぐ進むと視界が一気に開け、アドリア海が姿を現しました。海の色がとても濃いです。
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海岸に出て右手へ進むと、「ボーボー」と不思議な音が聞こえてきます。これは「シーオルガン」と呼ばれる装置が鳴っている音です。オルガンの響きというよりは、まるで「波の声」のように聞こえました。
シーオルガン 現代・近代建築
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さらに進むと、半島のように突き出しているザダルの町の先端には…
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太陽光パネルが埋め込まれたモニュメント「ザダルの太陽」
太陽への挨拶 現代・近代建築
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海岸線を離れ、再び白い路地へと戻ると、教会の鐘の音が響いてきました。
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鐘の音に導かれ、たどり着いたのは「フランシスコ会修道院」です。
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訪れたのは日曜日の夕方。中ではちょうどミサが行われていました。
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修道院の中は静寂に包まれており、人々が祈りを捧げていました。
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修道院を後にし、再び大理石の路地を進みます。
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街のシンボルである「聖ストシャ大聖堂」でも日曜日のミサが行われていました。信者の方たちは、聖水を頭にふりかけて入場していきます。
聖ストシャ大聖堂 寺院・教会
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先ほどの修道院のミサは静かでしたが、こちらの大聖堂のミサはとても賑やか。赤いローブを着た司教がフォークソングのような聖歌を歌い、ギターを弾く人もいて、参列者も一緒に賛美の歌を歌っています。
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温かな祈りの声を聴きながら、私はザダルがたどった悲しい歴史に思いを馳せます。
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中世の時代、ヴェネツィアへの借金返済に困った第4回十字軍は、同じキリスト教徒の街であるこのザダルを攻略・略奪しました。
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時を経て2000年、当時のローマ教皇ヨハネ・パウロ2世が、十字軍の遠征、ザダルへの攻撃など過去に教会側が犯した過ちを認め、公式に謝罪しました。
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かつての悲劇を乗り越えた、ザダルの白い街並み。
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大聖堂を出て、通りを正門方面へ歩いてゆきます。お店がたくさん並んでいますが、今日は日曜日なのでクローズしているお店が多いです。
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やがて、時計塔のある広場へ。
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ナドロニ(Narodni)広場です。
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カフェのテラス席では、くまちゃんたちがくつろいでいました。
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再び海岸へと戻り、ザダルの夕日を眺めます。
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まだ日没前でしたが、映画監督のヒッチコックが「世界一美しい」と称したザダルの夕日を見ることができました。
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フリータイムの時間が終わり、集合場所である「海の門」へ向かうと、門のすぐ近くにある聖クルシェヴァン教会の前に人だかりができていました。
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出番を待つ、ゴスペル隊のみなさんです。
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ザダルの街の散策を終え、再びバスに乗って今日のホテルへと向かいます。
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着いたホテルは、建物もお部屋もシンプルなホテル
昨日のオパティヤのホテルが良かっただけに、ちょっとがっかりしましたが、窓からザダルの海がすこし見えたのは良かった。ホテル ポルト ホテル
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そして翌朝の朝食も、予想通りシンプル
野菜がないのが残念。 -
朝9時、ザダル郊外のホテルを後にして、アドリア海を遠く右手に眺めながらスプリトへ向かいます。
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到着したスプリトは、多くの観光客で賑わい…
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太陽の光溢れる華やかな港街でした。
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城壁に囲まれた旧市街には東西南北に4つの門があり、海側にある「青銅の門」から城壁内へ。
青銅の門 城・宮殿
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この街の歴史はとてもユニークです。ローマ皇帝ディオクレティアヌス帝が、自らの引退後のために建てた巨大な宮殿遺跡が現在のスプリトの街の土台となっています。
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皇帝の死後、取り残された宮殿の廃墟に人々が移り住み…
スプリットの史跡群とディオクレティアヌス宮殿 史跡・遺跡
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遺跡のなかに出来た街が、世界遺産となったスプリットの旧市街です。
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かつて皇帝住居の玄関広場だった前庭。
上を見上げれば、ぽっかりと丸く開いた天井から青空が顔をのぞかせています。 -
その空間に響き渡る、伝統的なアカペラ(クラパ)の美しく力強い歌声
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前庭を抜けると、旧市街の中心である「聖ドムニウス大聖堂前の広場(ペリスティル広場)」です。かつてローマ皇帝が姿を現したというその広場は、歴史ある石柱群に囲まれ、黒いスフィンクスの石像が静かに広場を見守っていました。
ディオクレティアヌス宮殿 城・宮殿
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青空に向かってそびえ立つ大聖堂の鐘楼を見上げ、古代ローマ時代に思いをはせます。
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旧市街は、まるでタイムスリップしたかのような石造りの迷宮
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狭い路地を進むと、長い年月をかけて人々に踏み固められ、上品に鈍く光る石畳が続き…
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歴史の重厚感と、リゾート地らしい開放的で華やかな活気が、絶妙なバランスで同居する街並み。
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東側にある「銀の門」は19世紀に再建されたものだそう。
銀の門 建造物
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遺跡の中で暮らす人々の日常と、旅を満喫する観光客の賑わいが溶け合うSPLIT
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宮殿の歴史を堪能したあと、再び南側の青銅の門から旧市街の外へ出ると…
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目の前に広がるプロムナード(海沿いの遊歩道)は、とても華やか。
プロムナード 城・宮殿
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南国の強い陽光が、大理石の道と壁をより白く輝かせます。
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近くのブラチ島で採れるというこの大理石は、このスプリトの街だけでなく…
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ドゥブロヴニクの街並みや、遥か遠くアメリカのホワイトハウス、ペンタゴンなど、世界中の著名な建築物にも使用されているそうです。
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この海辺のプロムナードをさらに西へと歩いていくと、今度はカラフルで可愛らしい建物たちが目の前に現れました。
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気温は33度まで上がっていますが、海から吹き抜ける風が心地よく、日陰に入るとすっと涼しく感じられます。
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たくさん歩いておなかもすいてきたので、ランチにしましょう。
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地元でよく食べられている伝統料理。とうもろこし粉を練って蒸したペースト状の「ポレンタ」の上に白身魚がのり、トマトソースがかけられた一品です。お魚自体は美味しかったのですが、独特な食感のとうもろこしペーストは、私にはちょっと苦手な味かも……?
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とりあえずお腹は満たされ、出発の時刻です。
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華やかなスプリトをあとにし、次の目的地は、ボスニア・ヘルツェゴビナのモスタル。海辺のリゾートから、歴史深い内陸の街へ。
美しい景色が広がる高速道路を走り抜ける爽快なドライブでボスニア・ヘルツェゴビナとの国境へ。 -
ここで、旅の洗礼を受けることになりました。クロアチア側のEU出国ゲートは、機械の故障で団体用のレーンが1つしか開いていません。隣の個人用レーンを乗用車やバイクがスイスイ通り過ぎていくのを横目に、私たちのバスは1時間経ってもピクリとも動きません。
目の前には、たった1台のバスがいるだけなのに。原因は、その前方のバスに乗る50人のインド人グループで、税関職員の手によって、一人ひとり審査が進められています。 -
インド人グループの審査が1時間経過してもまだ半分しか終わらない様子を見かねて、職員が個人用ゲートを私たちに開放してくれました。全員でパスポートを持ってバスを降ります。スロベニア入国時と同じように、顔写真の撮影と4本指の指紋採取が行われましたが、私たちの手続きはあっという間に完了。走り出したバスの車窓からは、まだ手続きが続いている気の毒なインド人グループの長い列が見えました。
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それにしても不思議なのは、EUに入るときなら分かりますが、なぜ「出国するとき」に厳しいチェックが行われるのでしょうか……。ちなみに、その後に続いたボスニア・ヘルツェゴビナへの入国は、拍子抜けするほどスムーズに完了しました。
後に調べたところ、EU出国の際も審査がある理由は、今回だけでなく過去にもオーバーステイをしていないかのチェックと、インド人はEU入国にビザが必要なため、確認項目が日本のようなビザなしの国とは違うからのようです。
バルカン周遊記、第3章ボスニア・ヘルツェゴビナ編へ続きます。
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