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新緑が眩しい5月下旬から、初夏の気配を感じる6月上旬にかけて、北海道を巡る旅に出た。<br /><br />前半は札幌での甥の結婚式への出席と市内観光、後半は女満別から知床・羅臼、そして中標津へと至る、世界遺産の大自然と野生動物をファインダーに収める一人旅である。撮影旅行という特性上、日中の限られた光を捉えるためにランチ時間は惜しんで撮影に没頭したが、その分、一日の区切りや移動の合間に、北海道ならではの極上の味覚を存分に堪能することができた。<br /><br />今回は、この旅を彩った素晴らしい食の記憶を、訪れた順に振り返る。<br /><br />1. 回転寿司 根室花まる 南郷店<br />札幌に到着し、まず向かったのは「根室花まる 南郷店」。<br />ここは活気ある雰囲気の中で、北海道近海で獲れた抜群に新鮮なネタが味わえる人気の回転寿司店である。席に座り、お目当ての品を次々と注文していく。<br /><br />特に感動したのは、肉厚でみずみずしい「生ほたて」と、今が旬の「時知らず(時鮭)」。口に入れた瞬間に広がる濃厚な脂の甘みと旨味は、まさに北海道に来たことを実感させてくれる贅沢な味わいだった。さらに、楽しみにしていた「たら(真鱈)のたち(白子)」の軍艦も注文。クリーミーで濃厚なコクが口いっぱいに広がり、その圧倒的な鮮度の良さに言葉を失う。旅のスタートを飾るにふさわしい、大満足のディナーとなった。<br /><br />2. サンドイッチ工房 サンドリア<br />翌朝の朝食を求めて、札幌で24時間営業を続ける名店「サンドリア」へ足を運ぶ。<br />夜遅い時間や早朝でも途切れることなく地元の人が訪れる、まさに札幌のソウルフードとも言えるサンドイッチ専門店である。<br /><br />ずらりと並ぶ魅力的なメニューの中から、定番の「エッグサンド」と、ボリューム満点の「カツサンド」を購入。しっとりと柔らかく、ほんのり甘みのあるパンに、溢れんばかりの具材が美しく挟まれている。エッグサンドは卵のコクとマヨネーズのバランスが絶妙で、どこかホとする優しい美味しさ。カツサンドはジューシーな肉の旨味がしっかりと閉じ込められており、シンプルながらも職人のこだわりが詰まった確かな味だった。<br /><br />3. ピエトラ・セレーナ<br />この旅の大きな目的の一つである、甥の結婚式。会場となったのは、札幌の美しい緑に囲まれたウエディングミュージアム「ピエトラ・セレーナ」である。<br /><br />祝福の拍手が響く華やかな空間で振る舞われたのは、目にも鮮やかな祝宴のフルコース。北海道の豊かな大地の恵みと、新鮮な海の幸が随所に散りばめられた一皿一皿は、どれも繊細で美しい盛り付けが施されている。素材本来の力強い旨味を最大限に引き出す絶妙な火入れと、洗練されたソースの組み合わせは実に見事。新郎新婦の門出を祝う素晴らしいおもてなしの料理を、華やかな時間とともにゆっくりと味わった。<br /><br />4. 北海道名物らー麺 えびそば 一幻 総本店<br />結婚式の余韻に浸りつつ、札幌の夜を締めくくるために「えびそば 一幻 総本店」へと向かった。<br />深夜でも行列が絶えないことで知られる、札幌の新しい味覚を代表する超有名店である。<br /><br />注文したのは、甘海老の頭の旨味を極限まで凝縮した「そのまま えびみそ」。<br />運ばれてきた丼からは、香ばしく力強い海老の香りが湯気とともに立ち上り、一気に食欲をそそられる。スープを一口すすると、海老の濃厚なコクと味噌のまろやかさが完璧に調和した、五臓六腑に染み渡る味わい。この旨味がガツンと効いた濃厚スープに、独自のストレート太麺がよく絡み、箸が止まらない。最後の一滴まで海老の贅沢な余韻を楽しめる、至高の一杯だった。<br /><br />5. 北こぶし知床 ホテル&リゾート(夕食・朝食ビュッフェ)<br />旅の後半は女満別へと飛び、一気に知床の大自然の中へ。滞在先は、オホーツク海を望む名宿「北こぶし知床 ホテル&リゾート」である。<br /><br />ここの楽しみは何と言っても、地元の旬の食材がこれでもかと並ぶ豪華なビュッフェ。<br />夕食ビュッフェでは、知床の豊かな海が育んだ新鮮なお刺身をはじめ、目の前で豪快に焼き上げられるジューシーなステーキ、地元野菜の天ぷらなど、目移りするほどの美食が並ぶ。<br />そして翌朝の朝食ビュッフェでも、そのクオリティは健在。炊き立てのご飯に、大粒のいくらや秋鮭を自分で好きなだけのせて作る「オリジナル親子丼」を堪能。窓の外に広がる雄大な海の景色を眺めながら、エネルギーをフルにチャージできる最高の食事の時間となった。<br /><br />6. 知床食堂(道の駅 知床?らうす)<br />知床半島を横断し、羅臼側へと移動。撮影の合間に立ち寄ったのは、羅臼の海の恵みが集まる道の駅内にある「知床食堂」である。<br /><br />ここでのお目当ては、羅臼が誇る最高峰の味覚「マホッケ(真ホッケ)の開き焼き」。<br />運ばれてきたホッケは、驚くほど丸々と太っており、器からはみ出るほどの圧倒的な大きさ。箸を入れた瞬間に、じゅわっと透明な脂が溢れ出してくる。流氷がもたらす豊かな栄養で育った羅臼のマホッケは、身が驚くほどふっくらと柔らかく、凝縮された上品な旨味と、とろけるような良質な脂の乗りが抜群。これまで食べてきたホッケの概念を覆されるような、本場の圧倒的な実力を見せつけられた逸品だった。<br /><br />7. 手打そば 伊とう<br />旅の締めくくりは、中標津の静かなロケーションに佇む隠れた名店「手打そば 伊とう」。<br />美しい大自然を巡った旅の最後に、凛とした佇まいの蕎麦を味わうために訪問した。<br /><br />注文したのは、瑞々しく美しい光沢を放つ手打ち蕎麦。<br />まずは露をつけずにそのまま手繰ると、口の中に清々しい蕎麦の豊かな香りと、奥深い甘みがふわっと広がる。地元産の蕎麦粉の個性を職人の見事な技で引き出した細切りの麺は、喉越しも実に滑らか。キリッと端正に仕上がった辛口の露との相性も抜群で、手繰るごとに心が洗われるような洗練された味わいだった。旅の終わりを穏やかに締めくくってくれる、素晴らしい手打ち蕎麦に出会うことができた。<br /><br />札幌の洗練された美食から、知床・羅臼の野生味溢れる大自然の恵みまで、北海道の食の層の深さを改めて体感した今回の旅。レンズに収めた圧倒的な風景の記憶とともに、これらの極上の味覚の数々は、これからも鮮やかに心に残り続けるだろう。

2026年 初夏の北海道 親族結婚式・知床撮影紀行 旅行記 グルメ編

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2026/05/29 - 2026/06/04

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旅行大好きtakau99のフォトブログ

旅行大好きtakau99のフォトブログさん

この旅行記スケジュールを元に

新緑が眩しい5月下旬から、初夏の気配を感じる6月上旬にかけて、北海道を巡る旅に出た。

前半は札幌での甥の結婚式への出席と市内観光、後半は女満別から知床・羅臼、そして中標津へと至る、世界遺産の大自然と野生動物をファインダーに収める一人旅である。撮影旅行という特性上、日中の限られた光を捉えるためにランチ時間は惜しんで撮影に没頭したが、その分、一日の区切りや移動の合間に、北海道ならではの極上の味覚を存分に堪能することができた。

今回は、この旅を彩った素晴らしい食の記憶を、訪れた順に振り返る。

1. 回転寿司 根室花まる 南郷店
札幌に到着し、まず向かったのは「根室花まる 南郷店」。
ここは活気ある雰囲気の中で、北海道近海で獲れた抜群に新鮮なネタが味わえる人気の回転寿司店である。席に座り、お目当ての品を次々と注文していく。

特に感動したのは、肉厚でみずみずしい「生ほたて」と、今が旬の「時知らず(時鮭)」。口に入れた瞬間に広がる濃厚な脂の甘みと旨味は、まさに北海道に来たことを実感させてくれる贅沢な味わいだった。さらに、楽しみにしていた「たら(真鱈)のたち(白子)」の軍艦も注文。クリーミーで濃厚なコクが口いっぱいに広がり、その圧倒的な鮮度の良さに言葉を失う。旅のスタートを飾るにふさわしい、大満足のディナーとなった。

2. サンドイッチ工房 サンドリア
翌朝の朝食を求めて、札幌で24時間営業を続ける名店「サンドリア」へ足を運ぶ。
夜遅い時間や早朝でも途切れることなく地元の人が訪れる、まさに札幌のソウルフードとも言えるサンドイッチ専門店である。

ずらりと並ぶ魅力的なメニューの中から、定番の「エッグサンド」と、ボリューム満点の「カツサンド」を購入。しっとりと柔らかく、ほんのり甘みのあるパンに、溢れんばかりの具材が美しく挟まれている。エッグサンドは卵のコクとマヨネーズのバランスが絶妙で、どこかホとする優しい美味しさ。カツサンドはジューシーな肉の旨味がしっかりと閉じ込められており、シンプルながらも職人のこだわりが詰まった確かな味だった。

3. ピエトラ・セレーナ
この旅の大きな目的の一つである、甥の結婚式。会場となったのは、札幌の美しい緑に囲まれたウエディングミュージアム「ピエトラ・セレーナ」である。

祝福の拍手が響く華やかな空間で振る舞われたのは、目にも鮮やかな祝宴のフルコース。北海道の豊かな大地の恵みと、新鮮な海の幸が随所に散りばめられた一皿一皿は、どれも繊細で美しい盛り付けが施されている。素材本来の力強い旨味を最大限に引き出す絶妙な火入れと、洗練されたソースの組み合わせは実に見事。新郎新婦の門出を祝う素晴らしいおもてなしの料理を、華やかな時間とともにゆっくりと味わった。

4. 北海道名物らー麺 えびそば 一幻 総本店
結婚式の余韻に浸りつつ、札幌の夜を締めくくるために「えびそば 一幻 総本店」へと向かった。
深夜でも行列が絶えないことで知られる、札幌の新しい味覚を代表する超有名店である。

注文したのは、甘海老の頭の旨味を極限まで凝縮した「そのまま えびみそ」。
運ばれてきた丼からは、香ばしく力強い海老の香りが湯気とともに立ち上り、一気に食欲をそそられる。スープを一口すすると、海老の濃厚なコクと味噌のまろやかさが完璧に調和した、五臓六腑に染み渡る味わい。この旨味がガツンと効いた濃厚スープに、独自のストレート太麺がよく絡み、箸が止まらない。最後の一滴まで海老の贅沢な余韻を楽しめる、至高の一杯だった。

5. 北こぶし知床 ホテル&リゾート(夕食・朝食ビュッフェ)
旅の後半は女満別へと飛び、一気に知床の大自然の中へ。滞在先は、オホーツク海を望む名宿「北こぶし知床 ホテル&リゾート」である。

ここの楽しみは何と言っても、地元の旬の食材がこれでもかと並ぶ豪華なビュッフェ。
夕食ビュッフェでは、知床の豊かな海が育んだ新鮮なお刺身をはじめ、目の前で豪快に焼き上げられるジューシーなステーキ、地元野菜の天ぷらなど、目移りするほどの美食が並ぶ。
そして翌朝の朝食ビュッフェでも、そのクオリティは健在。炊き立てのご飯に、大粒のいくらや秋鮭を自分で好きなだけのせて作る「オリジナル親子丼」を堪能。窓の外に広がる雄大な海の景色を眺めながら、エネルギーをフルにチャージできる最高の食事の時間となった。

6. 知床食堂(道の駅 知床?らうす)
知床半島を横断し、羅臼側へと移動。撮影の合間に立ち寄ったのは、羅臼の海の恵みが集まる道の駅内にある「知床食堂」である。

ここでのお目当ては、羅臼が誇る最高峰の味覚「マホッケ(真ホッケ)の開き焼き」。
運ばれてきたホッケは、驚くほど丸々と太っており、器からはみ出るほどの圧倒的な大きさ。箸を入れた瞬間に、じゅわっと透明な脂が溢れ出してくる。流氷がもたらす豊かな栄養で育った羅臼のマホッケは、身が驚くほどふっくらと柔らかく、凝縮された上品な旨味と、とろけるような良質な脂の乗りが抜群。これまで食べてきたホッケの概念を覆されるような、本場の圧倒的な実力を見せつけられた逸品だった。

7. 手打そば 伊とう
旅の締めくくりは、中標津の静かなロケーションに佇む隠れた名店「手打そば 伊とう」。
美しい大自然を巡った旅の最後に、凛とした佇まいの蕎麦を味わうために訪問した。

注文したのは、瑞々しく美しい光沢を放つ手打ち蕎麦。
まずは露をつけずにそのまま手繰ると、口の中に清々しい蕎麦の豊かな香りと、奥深い甘みがふわっと広がる。地元産の蕎麦粉の個性を職人の見事な技で引き出した細切りの麺は、喉越しも実に滑らか。キリッと端正に仕上がった辛口の露との相性も抜群で、手繰るごとに心が洗われるような洗練された味わいだった。旅の終わりを穏やかに締めくくってくれる、素晴らしい手打ち蕎麦に出会うことができた。

札幌の洗練された美食から、知床・羅臼の野生味溢れる大自然の恵みまで、北海道の食の層の深さを改めて体感した今回の旅。レンズに収めた圧倒的な風景の記憶とともに、これらの極上の味覚の数々は、これからも鮮やかに心に残り続けるだろう。

旅行の満足度
4.5
観光
4.5
ホテル
4.5
グルメ
4.5
ショッピング
3.0
交通
4.0
一人あたり費用
10万円 - 15万円
交通手段
高速・路線バス 観光バス タクシー ANAグループ 徒歩
旅行の手配内容
個別手配
利用旅行会社
近畿日本ツーリスト
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