2026/04/29 - 2026/04/29
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worldspanさん
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この旅行記のスケジュール
2026/04/29
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電車での移動
南海電鉄
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関西国際空港免税店ショップ
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飛行機での移動
アシアナ航空
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この旅行記スケジュールを元に
ベトナム・フエ王朝の壮麗な宮殿や古き良き遺構には、以前から並々ならぬ興味を抱いていた。今回、たまたままとまった休みが取れたことで、その憧れの地を訪れる絶好の機会が訪れた。
旅の舞台に選んだのは、近年の発展が目覚ましい中部ダナン。ここをベースに、ランタン煌めく古都ホイアン、謎に包まれたミーソン聖域、そして念願のフエを3泊4日かけて欲張りに巡る計画だ。ベトナムの地に降り立つのは、かつてバックパッカーさながらにホーチミンを訪れて以来、実に20年ぶりのこと。あのみずみずしい熱気あふれる国が、時を経てどう変わったのか、再訪への期待に胸が膨らむ。
せっかくの大人の休日だ。今回は「ヒルトンダナン」に身を置き、街に溢れる新鮮な海鮮料理を心ゆくまで堪能する、どこかノスタルジックでありながらも「プチリッチ」な旅。
そんな旅の始まりを彩るフライトには、スケジュールと価格帯が絶妙だった韓国系のエアラインを選択した。乗り継ぎの都合上、往路は仁川(インチョン)で乗り継ぎ時間に9時間、復路で一泊を挟むルートだ。
実は、これまでに世界90社以上の航空会社を利用し世界中の空を飛び回ってきたが、驚くことに「韓国系のエアライン」の翼に身を委ねるのは、今回が人生で初めての経験だった。
これまで何度も見かけていながら、なぜか縁のなかった未知のキャビン。フエ王朝の壮大な歴史に触れる興奮はもちろんのこと、この「初めて利用するエアライン」への純粋なワクワク感もまた、旅のプロローグに小気味よいアクセントを加えてくれた。
仁川での心地よい前泊を経て、飛行機はまもなく、世界遺産のゲートウェイであるダナンへと進路を向ける。20年ぶりのベトナムが、今の私にどんな景色を見せてくれるのか。極上のリゾート滞在と、古の歴史を巡るプチッと贅沢な旅。
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旅の始めも関空から。
今回はおそらく最初で最後になる深夜便のアシアナ航空で仁川国際空港を目指した。航空券を購入の際、関空を深夜2時台に出発する大韓航空でインチョン迄飛び全て大韓航空にまとめ上げることもできた。
しかしチケットを購入する際に仁川国際空港までアシアナ航空を選択できたので、乗り継ぎ時間は長くはなるもののこちらを選択。大韓航空はスカイチーム、アシアナ航空はスターアライアンスとことなるが、26年12月にアシアナ航空は大韓航空に吸収されてしまい、今後ブランドも消える予定だ。消失する前に一度はアシアナ航空に乗ってみようOZ117便を選んだ。すでに両航空会社は提携しているので、チケットは関空でダナン迄発見が可能であり、荷物もスルーバゲージとなる。
アシアナ航空は王朝の壮麗な宮殿や古き良き遺構には、以前から並々ならぬ興味を抱いていた。今回、たまたままとまった休みが取れたことで、その憧れの地を訪れる絶好の機会が訪れた。
旅の舞台に選んだのは、近年の発展が目覚ましい中部ダナン。ここをベースに、ランタン煌めく古都ホイアン、謎に包まれたミーソン聖域、そして念願のフエを3泊4日かけて欲張りに巡る計画だ。ベトナムの地に降り立つのは、かつてバックパッカーさながらにホーチミンを訪れて以来、実に20年ぶりのこと。あのみずみずしい熱気あふれる国が、時を経てどう変わったのか、再訪への期待に胸が膨らむ。
せっかくの大人の休日だ。今回は「ヒルトンダナン」に身を置き、街に溢れる新鮮な海鮮料理を心ゆくまで堪能する、どこかノスタルジックでありながらも「プチリッチ」な旅。
そんな旅の始まりを彩るフライトには、スケジュールと価格帯が絶妙だった韓国系のエアラインを選択した。乗り継ぎの都合上、往路は仁川(インチョン)で乗り継ぎ時間に9時間、復路で一泊を挟むルートだ。
実は、これまでに世界90社以上の航空会社を利用し世界中の空を飛び回ってきたが、驚くことに「韓国系のエアライン」の翼に身を委ねるのは、今回が人生で初めての経験だった。
これまで何度も見かけていながら、なぜか縁のなかった未知のキャビン。フエ王朝の壮大な歴史に触れる興奮はもちろんのこと、この「初めて利用するエアライン」への純粋なワクワク感もまた、旅のプロローグに小気味よいアクセントを加えてくれた。
仁川での心地よい前泊を経て、飛行機はまもなく、世界遺産のゲートウェイであるダナンへと進路を向ける。20年ぶりのベトナムが、今の私にどんな景色を見せてくれるのか。極上のリゾート滞在と、古の歴史を巡るプチッと贅沢な旅。
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旅の始まりは、やはり勝手知ったる関西国際空港から。
今回のベトナム・ダナンへの旅では、おそらく私の人生において最初で最後になるであろう、ある特別な深夜便を選択した。アシアナ航空OZ117便、仁川国際空港行きだ。
実は航空券を手配する際、関空を深夜2時台に出発する大韓航空(KE)を選び、すべての行程をKEで美しくまとめ上げることも可能だった。しかし、選択肢の中に「アシアナ航空」の文字を見つけた瞬間、私の指は迷わずそちらをタップしていた。乗り継ぎ時間は長くなってしまうが、どうしても譲れない理由があったのだ。
ご存知の通り、大韓航空は「スカイチーム」、アシアナ航空は「スターアライアンス」と、本来は異なるアライアンスに属している。しかし、アシアナ航空は2026年12月をもって大韓航空へと完全に吸収合併されることが決まっており、その歴史あるブランドは間もなくこの世界から姿を消す。
因みに自分はスカイチーム、スターアライアンスともマイレージをためているので、マイレージの取りこぼしはない。
「あの美しい5つ星のブランドが消失してしまう前に、一度はアシアナの翼に乗っておきたい」
そんな旅人の矜持が、私にこの便を選ばせた。幸い、すでに両社の統合プロセスは進んでおり、提携関係にあるため、関空のカウンターでダナンまでの航空券が2枚まとめて発券され、荷物も無事にスルーバゲージで預けることができた。
かつてアエロフロートなどの格安便を追いかけていた若き日から、数々の空を飛んできた。アシアナ航空といえば、韓国の中堅財閥である錦湖(クモ)グループをバックボーンに持ち、一時は航空会社の格付け「スカイトラックス」で最高峰の5つ星(ファイブスター)を獲得していた超実力派だ。当時のサービス水準は、時に大韓航空をも凌ぐとさえ評価されていた。
そんな名門エアラインが、まさか大韓航空に飲み込まれる日が来ようとは、10年前の私には夢にも思わなかった。
確かに、私の地元である広島空港では、着陸時にあわや崖から墜落するという大惨事となりかけた重大インシデント(2015年の着陸失敗事故)を起こすなど、暗い影を落とした時期もあった。それでも、その高いブランド力とアジアを代表するプレミアムなイメージは、私の記憶に強く刻まれていた。それだけに、今回の搭乗はどこか惜別の情が隠せない。
静まり返った深夜の関空から、いよいよ機内へと乗り込む。
今日の機材は、最新鋭のナローボディ機「エアバスA321neo」だ。
実際に座席に腰を下ろしてみて、正直な感想を抱いた。
「……思いのほか、クッションが薄いな」
近年のコストカットや軽量化のトレンドなのか、最新機材であるはずのシートは決して座り心地が良いものとは言えなかった。さらに、深夜出発かつ仁川までは2時間に満たない超短距離路線の悲しさか、運ばれてきた機内食も「まぁ、深夜便だしね」と苦笑いしてしまうような、少々味気ないものだった。かつての5つ星の面影を探すには、時代の流れはあまりにも残酷かもしれない。
消えゆく名門の翼に揺られながら、まずは中継地・韓国へ。いよいよ20年ぶりのベトナム、憧れのダナンへ向けて、私の特別な旅が始まった!
【旅程】
4/29 KIX OZ117 0:15 - ICN2:15
ICN KE457 11:40 - DAD14:20
DAD 12番バス 15:12 -Đ?i Di?n 76 Nguy?n Chí Thanh15:33
…Hilton Da Nang
Hilton Da Nang-Grab-H?i s?n M?c quán Đà N?ngで夕食
Moc…Son Tra Night Market…Dragon Bridge…hotelへ
4/30 Hotel-Grab-My Son遺跡へ
My Son遺跡-Grab-Hoi An(旧市街散策)
・Aloha Restaurant Coffee & Blue Barで一杯
・IBERICO - TAPAS y VINO Hoi Anで夕食
Hoi An-Grab-Hotelへ
5/1 Hotel-Grab-Da Nang駅
SE10便9:06-Hue駅12:10
Hue駅-Grab-Hue Palace
・フエの宮殿を見学
・Homeland Coffee and Tea
Homeland -grab -3 February Park
バスの時間までビール
・DMZ Bar & Restaurantでピザとビール
・17時発のHop on Hop off bus 1時間周遊
3 February Park-grab-Nguyen Hoang Bus Station
バスターミナル発19:30 -寝台バス-NHÀ XE HOÀNG MINH (HAPPYCAR Da Nang) 21:30
NHÀ XE HOÀNG MINH (HAPPYCAR)-grab-hotel
5/2 Hotel…ダナン大聖堂…ハン市場…N?i Café…Hotel
Hotel-grab-コン市場
コン市場-grab-マーブルマウンテン
マーブルマウンテン-grab-お土産物屋Hantou
Hantou…Hotel
Hotel…Le Bambino French Restaurant…Hotel
5/3 Hotel - grab-DAD
5/3 DAD KE458 15:55 - ICN22:30
5/4 ICN KE723 9:35 - KIX11:20
-
ダナンではヒルトンダナンに宿泊予定、プールで泳ぐのでせっかくなので新しい水着を購入し、南海線で関空へ
なんばパークス ショッピングモール
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暗闇を切り裂くように、頭上には無数の赤い提灯がずらりと並び、あたたかみのある光を放っている。提灯には「KIX」と「Terminal 1」の文字。モダンな空港建築と、和の風情が織りなす幻想的なコントラストは、まるでどこか別の世界へといざなう境界線のようだ
関西空港駅 駅
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レンゾ・ピアノが設計した、流れるような美しい大屋根の骨組みが未来的につづく関空の国際線出発フロア。イラン戦争の影響でエミレーツやカタール航空など中という系の深夜便がキャンセルになっているため、歩く人もまばらだ。
ローソン 関西国際空港 スーパー・コンビニ・量販店
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アシアナ航空のカウンターで、ふと目の前の光景に足を止め、「あれ?」と思わず声を上げそうになった。
そこには、かつて見慣れていた有人カウンターの景色ではなく、「自動手荷物預け機(Self Bag Drop)」がずらりと並んでいた。
2025年の国際線万博に向けた大規模リニューアルを経て、関空のチェックインシステムは劇的な進化を遂げていた。
かつてはエコノミークラスの長い列に並び、グランドスタッフにパスポートを見せて荷物の重さを計ってもらうのが当たり前だった。しかし今や、画面の指示に従って自分でタグを貼り、ベルトコンベアに荷物を載せるだけで、あっという間に手続きが完了してしまう関西国際空港 空港
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荷物を預け、そのまま出国手続きを終えて制限エリアへと進む。目の前に広がったのは、かつての関空の面影を一新する免税店エリア、流線型のウォークスルー型の空間だ。嬉しいことに、このメインの免税店売り場は23時まで営業している。
今回私が搭乗するアシアナ航空OZ117便のように、日をまたいだ0時台のフライトであれば、搭乗前のひとときを十分にここで楽しむことができるのだ。もしこれが、さらに遅い深夜2時台の大韓航空便だったとしたら、せっかくのこの華やかな空間もシャッターが下り、寂しい静寂に包まれていたことだろう -
ディスプレイされていたのは、なんと私の生まれ育った地元・広島が世界に誇るジャパニーズウイスキーとクラフトジンの数々だった。
世界的にも大きな注目を集めている「SAKURAO DISTILLERY」。そのスタイリッシュなボトルや、日本の伝統美を纏った限定パッケージが、関西国際空港という日本最高峰の舞台で、海外の旅人たちに向けて堂々とその存在感を放っている -
23時を回り、あれほど華やかだった免税店街のショップたちが次々とシャッターを下ろしていく。アシアナ航空OZ117便の搭乗開始までは、まだ時間があったので。夜の空港の片隅で静かに灯りを灯し続けていた「Cafe&Bar 和SAKURA」へと向かった
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関空ならではの剥き出しの鉄骨(トラス構造)と巨大なガラス窓の「冷たい近未来感」があるからこそ、このバーの持つぬくもりが引き立ち、深夜の特別なオアシスとなっている
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グラスの表面に細かな水滴をびっしりとまとわせた、完璧な黄金色の1杯。きめ細かくクリーミーな白い泡が、冷えたビールをそっと閉じ込めている
関西国際空港第一ターミナル 空港
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手前で静かに佇む冷えた生ビールから、奥へとまっすぐ伸びるグリーンのネオンライン。その視線の先には、美しくバックライトに照らされたスタイリッシュなボトル棚と、真剣な眼差しでサービスを提供するスタッフたちの姿。
何より、巨大なガラス窓越しに「空港の外の景色(夜の滑走路や空港の息遣い)」を視界の端に捉えながら、このウッディな特等席でグラスを傾けられる構造は、旅人にとってこれ以上ない贅沢 -
心地よいほろ酔い加減でバーのシートを立ち、静まり返ったゲートへと向かう。ふと大きなガラス窓から外の暗闇に目をやると、スポットの眩い照明の中に、今夜私を仁川へと連れて行く翼がその全貌を現していた。
アシアナ航空、エアバスA321neoは新しい機材なので楽しみだ -
24時を過ぎた今は、誰もが声を潜め、スマートフォンの画面を見つめたり静かに読書をしたりして、自分だけの時間を慈しんでいる。床に描かれた避難誘導のサインだけが静かに浮かび上がる、静まり返ったロビー
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23時45分を指したその時、静まり返ったロビーに搭乗案内が響き渡った。
向かった先は19番スポット。
電光掲示板には「BOARDING TIME 23:45」の文字が誇らしげに灯り、アシアナ航空のシンボルカラーである鮮やかなブルーの案内画面が乗客を誘っている。ビジネスマンや旅慣れた様子の旅客たちが、それぞれの搭乗順を待ちながら静かに列を作り始める。優先搭乗(PRIORITY BOARDING)のアナウンスが流れると、ゲート前は独特の心地よい緊張感に包まれた -
Asiana Airlines
29 April, 2026
KIX - ICN
Osaka(kansai) - Seoul(Inchon)
キャビンのレイアウトは、中央に通路が一本だけ通った「3-3列」の6アブレスト仕様。大型機のゆったりとした空間とは異なり、短距離・中距離路線の主役であるナローボディ機特有の密集感がある -
Asiana Airlines
29 April, 2026
KIX - ICN
Osaka(kansai) - Seoul(Inchon)
国際線の座席背面にある液晶モニターは、旅の退屈を紛らわせる定番の相棒だった。しかし、このピカピカの最新鋭機A321neoの背面に鎮座していたのは、見慣れた画面ではなく、無機質なプラスチックの壁と、見慣れない「ホルダー」の溝、そして緑色に光るUSBポートだけだった -
Asiana Airlines
29 April, 2026
KIX - ICN
Osaka(kansai) - Seoul(Inchon)
☆☆☆
深夜26時を回ろうかというこの時間、運ばれてきたのは、四角いアルミホイルに包まれたホットミールと、コンパクトな白い紙ボックスだった。
アルミの蓋を剥がすと、湯気とともにふわりと甘辛い出汁の香りが立ち上った。
メインは、ジューシーに焼き目のついた鶏肉を、とろりとした餡と玉子で綴じた「鶏肉丼」のような一品。 -
Asiana Airlines
29 April, 2026
KIX - ICN
Osaka(kansai) - Seoul(Inchon)
丁寧に花型に飾り切りされた鮮やかなオレンジ色の人参が添えられていたことだ。ピンクのかまぼこ、鮮緑のサヤエンドウ。プラスチックのスプーンでご飯と鶏肉をすくい、口に運ぶ。
優しく、どこかホッとする和風の味わいが、深夜の乾いた胃袋にじんわりと染み渡っていく -
Asiana Airlines
29 April, 2026
KIX - ICN
Osaka(kansai) - Seoul(Inchon)
白いボックスには、韓国では定番のミネラルウォーター「石水(ソクス)」のカップ、濃厚そうなチョコレートケーキ、そして日本語で「おつまみ」と書かれた日本のあられスナック。日韓の食文化が小さな箱の中で肩を寄せ合っているような、この路線ならでは。 -
飛行機のドアが開き、ボーディングブリッジへ一歩踏み出すと、関空の冷え込みとはまた違う、大陸の少し乾燥したピリッとした空気が肌を刺す。ついに、アジア屈指の巨大ハブ空港に降り立ち乗り継ぎ時のこの「Transfer」の文字を追いかけ、手荷物検査を抜けていく
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乗り継ぎの保安検査場を抜けて上のフロアへと上がった。そこは、さっきまで人が行き交っていた到着コンコースともまた違う、奇妙なほどの静寂が支配する世界。世界屈指の24時間ハブ空港である仁川とはいえ、深夜3時を回ればメインの物販エリアはこうして静かに眠りにつく
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見上げるほどの高さがある壁面いっぱいに描かれているのは、お馴染みのモノグラムと、度肝を抜かれるほど巨大なバッグのレザーストラップのグラフィック。これほど世界に名だたるハイブランドのファサードを、誰にも邪魔されずに一人占めして眺められる機会なんてそうそうない。
ルイ ヴィトン (仁川空港 新世界免税店) ブランドショップ
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巨大なルイ・ヴィトンのファサードに圧倒されながらさらに歩を進めると、ガラスで仕切られた美しいショーウィンドウの前で私の足が完全に止まった。上段にはクラシックな赤や緑のヴィンテージカー、中段にはサイドカー付きの配達バイク、そして下段にはトランクをのせた台車を押す青い制服のポーターたち。そのどれもが、ルイ・ヴィトンの象徴である旅行用トランクを大切そうに運んでいる。
そして、そのミニチュアたちの世界の中心、ライトアップされたスクエアのスタンドの上には、現代の洗練されたキャメルカラーのハンドバッグが静かに佇んでいた。 -
目の前に現れたのは、幾何学的なトラス構造の天井から柔らかな光が降り注ぐ、圧倒的な開放感の大階段だった。
シルバーに輝く大理石のステップの横では、まるでSF映画に登場するカプセルマシンのような、全面ガラス張りのシースルーエレベーターが静かに上下している。無機質な建築の美しさを引き立てるように、階段の脇は段々畑のように美しい屋内植物の緑で満たされていた仁川国際空港 (ICN) 空港
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熱帯植物を思わせる鮮やかな黄色のグズマニアやピンクのアンスリウム、そして美しく斑(ふ)の入った葉をもつ植物たちが、細かく砕かれたウッドチップや赤石の敷き詰められた庭園に見事に配置されている
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仁川の第2ターミナルには、プライオリティパスが使えるラウンジが複数ある。有名な「マティナラウンジ」や、もう一つの「スカイハブラウンジ」もあるのだが、深夜3時を回ったこの極限の時間帯に、唯一シャッターを閉めずに24時間いつでも温かく迎え入れてくれるのは、268番ゲート付近にあるこのスカイハブラウンジだけ。
スカイハブラウンジ (仁川国際空港 第2ターミナル 東) 空港ラウンジ
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スカイハブラウンジでは横になれるシートがあるがすべてほかの人で埋まっていたが、オットマンを利用して横になれる席があるので、その席を確保し、さっそくミールコーナーへと向かう。
目の前のビュッフェカウンターにあるガラスのショーケースには、料理やスイーツが美しくディスプレイされていたが、数的には思ったほど充実していない -
クッキーとフルーツを確保し、さらに「せっかく韓国にいるんだから、温かいスープかビビンバでも……」と欲を出してラウンジの奥へと進んだ私は、思わず心の中でズッコケそうになった。
「あれ?……ここにも何もない!」
目の前に広がっていたのは、見事なまでに「もぬけの殻」となったホットミール・コーナー -
美しくライトアップされた大理石のカウンターの上には、中身が綺麗さっぱりと片付けられた黒い鉄鍋やフライパン、空っぽのガラス蓋、そして役目を終えたトングたちが、驚くほど整然と並んでいる。スープが入っているはずの釜の蓋を開けてみても、そこにはただ暗い空洞が広がっているだけ
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ホットミールが「ナイトモード」で休止していても、ドリンクコーナーだけは24時間いつでもフル稼働
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温かいクッパやビビンバを期待していただけに、この「カチカチの揚げ物フルコース」には正直「え・・・」。
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朝5時くらいになると食事が補充されているようだ
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長時間保温されて、もはやスナック菓子のようなカリカリ食感に仕上がったフライドポテト
表面がしっかりと固まり、噛むごとに旨みがにじみ出る、ある意味「味の染みた」鶏の唐揚げ。
生ビールのアテとしては、まあ悪くはないか… -
ラウンジには2台マッサージベッドがある。これは韓国のメーカー「CERAGEM(セラゼム)」の自動温熱マッサージベッド温熱&指圧: 内部のローラーが熱を帯びながら脊椎に沿って動き、指圧やマッサージをしてくれる。
脊椎の長さや屈曲度をスキャンして、その人に合わせた最適な刺激を与えてくれるのが特徴。長時間のフライトで凝り固まった背中や腰を、遠赤外線の温熱効果でじっくりとほぐしてくれる -
レザーチェアは、座り心地も良くて長時間のトランジットには最適、オットマン(フットレスト)を確保できたのはラッキー。足が伸ばせるだけで疲れの取れ方が全然違う。顔にタオルを掛けて遮光するのも、明るいラウンジでしっかり深い眠りに入る
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