2026/05/22 - 2026/05/22
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リョーさん
ずっと回ってみたいと思っていた珠江デルタ地方を弾丸でぐるっと巡ります。一人旅、男のロマンです。
金土日の計3日。木曜夜に北九州空港を出発し、金土で回り日曜帰ってくるという強行スケジュール。
AIに助けを借り、小説風に、時間の経過と共に半日づつ分けて書き記します。
第1話 境界線を越える。出発からマカオまで編
第2話 熱を持つ街。中国広東省珠海、夏湾夜市編
第3話 華僑の夢の跡。中国広東省開平、碉楼群編
第4話 深夜香港、旅の終わり。香港編
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今回の旅の全体のルート。胸が高まる。
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21:10 北九州空港発、羽田空港行きが離陸
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定刻通り羽田空港第2ターミナルに到着し、23:00 出国手続き完了。深夜の空港には、昼間とは別の顔がある。静かすぎるコンコース。閉まった売店。遠くで鳴る清掃車の音。
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すぐさま、ANAラウンジへ。
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この時間、さすがに利用客は少ない。窓の外には青白い誘導灯が並んでいた
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深夜ながら、旅の成功を祈念してビールで1人祝杯とする。
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欲張ってとろろそばも
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バーにて、ビールベースのアルコールを注文
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深夜の雰囲気のあるバー。これからの旅に思いを巡らせる。
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00:00 予約していたシャワーへ。さすがに綺麗。
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シャワーを浴びる。熱い湯が肩に落ちた瞬間、ようやく身体が「旅モード」に切り替わる。
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深夜の静かなラウンジのソファに座り、滑走路を眺める。
深夜の空港には、“行き先を失った人間”の空気がある。誰もが途中にいる。どこかへ向かう途中。あるいは、戻る途中。
その空気が心地よかった。 -
1:35 香港行きの搭乗が始まる。ゲート前には、香港人の家族、出張者、東南アジア系の若者が混ざっていた。言語が入り乱れる。
だが深夜便では、みんな少し疲れている。 -
機内へ入ると、空気が乾いていた。ビジネスクラスは、オールドタイプ
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まあ寝るだけなので良し、フルフラットではないが許容範囲。エンジン音を聞きながら、ぼんやり考える。香港、マカオ、珠海開平。地図の上では簡単に繋がっている。
だが実際には、そこには湿度があり、匂いがあり、人間がいる。そんなことを考えながら眠りにつく。 -
4:42 機内食配布。眠気と戦いながら流し込む。
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飛行機を降りた瞬間、湿気が肌に貼りついた。「ああ、アジアだ」そう思う。
6:04 香港入国。入国してすぐ、HSBCで900香港ドルをキャッシングした。最終的には、カジノの勝ち分も合わせると840ドルほどが手元に残った。 -
マカオへの移動のためバス乗り場へ
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下調べ通りに、右に曲がる
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6:22 乗り場をボードで確認。下調べ通りB4乗り場だ。
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香港からマカオへ渡るには、小銭が必要だった。看板の左手にセブンイレブンを見つけた。レジの店員は無愛想だった。
でも、その無愛想さが妙に安心する。 -
6:37 そこで細かい金を作り、B4バスに飛び乗る。
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車内は静かだった。乗客は皆、慣れた顔をしていた。
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6:48 やがて港珠澳大橋の香港側ターミナルに到着する。
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巨大な人工島だった。海の上に作られた、国境のためだけの場所。
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香港を出国し、6:55 マカオ行きのバスへ乗り換える。
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海を横断するバスの窓から、灰色の空を見る。
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香港とマカオと中国本土、本来は別々だった世界を、巨大資本が力ずくで接続している。
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7:40 マカオ入国施設到着。噂とは違い、静かな車内だった。バスを降りる。
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7:50 マカオ入国。マカオに着くと、すぐコロアンへ向かうつもりだった。
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Google Mapには「103X」と出ていた。しかし見つけたのは「103」のバス停だった。
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7:56 深く考えずに乗ってしまい、
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乗り間違えたようで、全然違う場所へ連れて行かれた。
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8:13 慌てて降りる。黑沙という場所、そこは観光地ではなく生活の街だった。古びたビルの一階には飲茶と茶餐廳が並び、湯気と広東語が朝食の熱気とともに路上へ溢れていた。
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食器のぶつかる音。店員の怒鳴り声。新聞を読む老人。朝からビールを飲む男。いきなりマカオの深いところへ放り込まれた気がした。圧倒され写真を取ることも出来なかった。
店に入る勇気はなかった。今になって思えば、あの時入っておくべきだった。 -
9:12 正しいバスを調べ直し、巨大カジノ群を抜けると、コロアン島へ辿り着く。
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まずロード・ストウズ・ベーカリーでエッグタルトを買った。
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海辺のベンチで食べる。パイ生地が崩れ、甘いカスタードが舌に広がる。うまかった。
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朝のコロアンは静かな村だった。
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老人が散歩し、少年たちが立ち話。村人がのんびり暮らしている。
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9:38 歩いて1763年に建立されたというコロアン天后古廟へ。
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お賽銭も入れ、参拝を済ませる。
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大漁の女神へ祈りを捧げる。
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古い中国と、古いポルトガルが無理に争わず同居している。
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石畳、湿った南国の空気もある。
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9:50 バスでマカオ半島へ戻る。
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ローカルな路地を抜け
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10:27 陳光記燒臘店へ。
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ローカル食堂で飯を食う。これがまたうまい。現金のみ。
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10:50 その後、セナド広場を抜け、聖ポール天主堂跡へ向かった。
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道中は、まるで太宰府天満宮の参道だった。土産物屋が並び、人波が絶えない。
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10:58 天主堂跡は、一応見た。「来た」という事実のために見る場所だった。
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街を歩いて
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11:10 有名な祥記麵家へ
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手打ち蝦子勞麺を食すが、期待ほどではなかった。
蝦の殻をそのまま噛んでいるような味だった。56パタカ -
11:56 まだ時間があったので、リスボアのカジノへ入る。
大小に向かい、なんとか250香港ドル勝った。 -
12:48 坂を上り、 "Hotel Bela Vista"跡へ向かう。
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自分の人生を変えた沢木耕太郎氏が『深夜特急』で泊まった場所だった。今は入れない様子。
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あの時代に思いを重ねる。小説のワンシーンを思い出す。
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13:10 バスで中国珠海ボーダーへ向かう。買い物帰りの女、スマホゲームをしている学生。みんな慣れた顔で国境へ向かっている。国境が近づくにつれ、空気が変わった。
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13:40 バスを降り歩いて国境へ。看板の漢字が増え、人の歩き方が変わり、街の輪郭が粗くなる。洗濯物。錆びた窓枠。細い路地。
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マカオという街は、ずっと“貼り合わせ”で出来ている。ポルトガル。中国。資本主義。観光。ギャンブル。全部が無理やり重なっている。ただし、これがリアルなマカオではないか。
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13:48 ボーダーへ向かう道。中国が始まる。
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ボーダーの砦を横目に
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みんな、ただ移動している。
国境を越えるというより、“生活圏を横断している”。
ここからは撮影禁止。入国審査では、行き先と目的を細かく聞かれた。珍しかったのかもしれない。
日本人が一人でこんな場所をうろついているのは。
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