2026/04/23 - 2026/04/23
10位(同エリア118件中)
ベリーニさん
昨日のネズミ事件…その夜から、オットは腹痛と発熱に襲われる。
朝には回復して来たものの「ゆっくり寝て治したい。」とホテルで寝るに徹するオット。
脚を折っても、松葉杖を使って一本脚でケンケンしてでも旅したいワタクシとは正反対のタイプ。
予定していたアンタルヤの3大遺跡とシデへの観光は…陽光きらめくリゾート地でのボッチ旅となりました。
あらー (^◇^;)
-
夜は、オットは、腹が痛いとベッドとトイレを何度も往復。
(ネズミよ…勘弁してくれよぉ。まさか店員が流すとは思ってもなかったんだよ)
深夜12時を回るくらいには、微熱も出てきた。ちょっと顔も赤いかな。
私が声をかけて身体をさすると…半分閉じた目で こう言った。
「明日のタクシーでのシデの観光には1人で行って…ごめんね。」と…アララ(^◇^;) -
朝になった…が オットのお腹は 良くならない。
…水を飲んでもトイレの心配をする。
プライベートのタクシー観光を頼んだ事だし
「まぁ、行けるところをのんびり行こうよ」とやんわり誘ってみるも…
「未だ旅は始まったばかりだから部屋でゆっくりしていたい。」とオット…(ひぇ~(>人<;)
「薬を飲んで下痢を止めよう…」の前向き提案も
「薬を使わず 寝ながら自然に治したい。」と(え~(@_@)
紀元前の遺跡を前にして…観ない⁈
脚を折っても行く、松葉杖でケンケンしてでも観光する『鋼のトラベラー』のワタクシには想像もつかない…
仕方ない…ボッチですねー
1人 寂しく出発する。 -
昨日のホテル前のタクシー乗り場にやって来た。
ドライバーのおじちゃん達 数人が、まったりと待機中。
煙草をふかしたりチャイを飲んだりしながら待つその姿…
さながら昭和のヤ◯ザ映画みたいだ。
仁義なき闘いのテーマソングがぴったり(^◇^;)
「昨日、予約したんだ。」と声をかけてみる。
未だ配車係が来てないみたいで(もう約束の10時ちょっと前だけど)
ドライバーが係に電話で確認。
話が通ったみたいで…
「よし! 俺の車に乗んな!」
ちょっと太って、世話焼きっぽい、中では1番若いドライバーの兄さんが担当になった。
出発だ~! -
【あれっ、意外に近かったペルゲ遺跡 この粘土質の土地…雨が降ったら大変なのさ】
車が走り出すと…『ネズミ色』の空から間も無く雨が降り出した。
そして、ポッポッと落ちていた雨粒は直ぐに大きくなった。
ドライバーさんは何かを考えているらしく、一旦車を止めて、私に行程確認。
『ペルゲ・アスペンドス・テルメソスの3大遺跡とシデへ1日観光ツアーだったよね』と。
(はい、はい) -
【伝説によると…紀元前1000年頃あのトロイの木馬のトロイ戦争の後くらいにペルゲの都市は起こったそう】
車の中でも、ザーッと音がする程の雨…
続けて…
「あのさ、テルメソス遺跡は他の遺跡とは逆方向なんだ。」(そうなんだ⁈)
「だから、最初に行くか…最後に持ってくるか…どっちが良いかなぁ。」
私が考えていると…
ドライバーさんは、
「う~ん、雨がひどいなぁ。この天気が心配だから山の中のテルメソスは最後に周ろう。」
「後から天気が回復して来る予報だからね。」
じゃあ、先ずは、ペルゲ→アスペンドス→シデ→戻って来て最後にテルメソス。
と巡る事に決定。
(天気予報も調べてくれてかなり頼りになるドライバーさんだ) -
【アレキサンダー大王の征服を受け 無血開城した都市
あぁ、歴史のロマンに浸る】
ドライバーさんは、続けて…
「アレッ? 1人?」と聞いてきた。(配車係のおじさん、ちゃんと伝えているらしい)
ドライバーさんとの会話は、カタコトの英語、スマホの翻訳 トルコ語です。
私は、「オットは腹痛で寝ています。」とトルコ語に翻訳したスマホを見せる。
ありゃありゃ…という顔のドライバーさん。 -
【最盛期 紀元前2世紀(社会の授業を思い出す) には競技場・浴場なんかも造られていた】
ドライバー兄さんとの
トルコ語会話にもスマホで困る事なし(^^)
翻訳アプリも便利になった物じゃあね。
———//////
走り出して 直ぐにペルゲ遺跡に着いたものの酷い雨。
土砂降りの雨の中を タクシーを降りて、入場料を支払う。 -
11ユーロ(約、2,000円。)【2026年 5月】
ん?事前の情報より値上がりしてるかも…
このチケット売り場では、数人の傘をささないヨーロピアン達が並んでいた…
全員 もれなくずぶ濡れ、濡れネズミ。
(思い出す)プラハでの事だけど『ヨーロッパで100年に1度の大雨ボリス』そんな中でも傘を持たなかった彼ら。(そんなに傘嫌いなの)
ずぶ濡れでも 傘をささない美意識とは…私には計り知れない。
全く わかりませんʅ(◞‿◟)ʃ -
【大雨のペルゲ遺跡】
雨を避け、観光客は遺跡の穴で説明を聞く。 -
【ペルゲ遺跡 競技場跡】
雨は ますます酷くなる一方だ。
粘土質の土地を歩くので…
靴の裏に土がついて、スニーカーがどんどん厚底になっていくんだよ。
そして…重く…重くなって行く。
一歩、んんん…歩くとズボッと音がする…ズボッ、ズボッ、
ふと…オットを思う。(来なくて良かったワィ。) -
【石には装飾が施されている ペルゲ遺跡】
-
【小さな石を嵌め込んだ装飾も有る ペルゲ遺跡】
-
うわっ!遺跡は広大だ…
転がっている遺跡の石で…ただの石だと思われる物や、看板を建てている棒を見つけると…
靴の裏の土を削りながら歩く…
(こんな事していいのかな?でも他の人もしてるし)
みんな、靴に土が付いて…重くで歩けなくなっている。
そこら中で、靴の泥を削ぎ取る…広大な遺跡群の中、そんな光景があちらこちらで…(変な光景で可笑しかったよ) -
雨が…更に土砂降りに…ぐぁぁ…もう無理(>人<;)
『鋼のトラベラー』の心が折れた。
観光を諦め、引き揚げる事にしてタクシーに戻る。
私が
「靴が汚れてしまったからタクシーを汚してしまうよ…」
(石で削って来たもののドロドロ)
と心配すると
「気にしなくて良いよ」と笑顔のドライバー。
「次のアスペンドスまでは1時間以上かかるからね。トイレは大丈夫かな?この遺跡には綺麗なトイレもあるよ。」と
はい、見つけて行っておきました(^^) 無料でした。
じゃあ…次の遺跡、アスペンドスに向かって出発!
と…なんと…うわーい天気が回復して来た٩(^‿^)۶ -
おぉ、陽光が溢れる。
南のリゾート地に居る☆と感じる気持ち良いドライブが始まった。
今度は…
田舎道や
花の咲く木々の道、
羊達が連なって歩いている道を(これは可愛いよー)…
海を見ながらずっと…
1時間半くらい走った。 -
アスペンドスに到着。
ここではもう…すご~!と目がテン。
なんでもない小さな入り口をくぐったら…
誰でもが息をのむよ。
中には…驚くほどの完璧な(コロッセオの様な)劇場(*゚∀゚*)
ここは凄い、信じられない思いです。 -
入場料はこちら
15ユーロ 約2800円
(なぜにユーロなんだろうね…)
トルコ人はリラで払っているのかな? -
ほぼ下調べなしで来てしまった事を後悔…
これほどとは想像していなかったんだ。
完璧に近い形で現存って聞いたけど まさに!
15,000人が収容出来る劇場なんだそう…
日本武道館と同じくらいの規模なんだねー。(*'▽'*) -
特に胸にズキュンと来たのは…この塀の装飾☆
(写真に人を入れない様にしたいんだけど、無理でしたので、顔とかわからない様に撮りました。) -
細かい装飾が見て取れます。
こんな豊かだったこの都市…2,3世紀に最盛期を迎えますが
その後、悲劇的な大地震に見舞われ… -
土砂崩れなど災害が続き…
都市は崩壊し、忘れ去られてしまったそう。 -
この壮大さ☆
写真から伝わりますか? -
石段を登って
最上階の回廊まできたよ -
上から眺めると
こんな☆ -
人が豆粒の様でしょ…壮大過ぎて
予備知識なく訪れたので…ただ圧倒されてしまいました。 -
こんな1つ1つの空間
ここから下を観ていた人達が居たんだなぁ…なんて考えて感傷に浸ってしまう。
ここでは奴隷達同士が闘いあったり、猛獣と闘ったりして、たくさんの命のやり取りがあった場所でもあるんだよね…
書いてあった説明では、強い奴隷は5試合ぐらいまで勝って生き延び事があった…と (胸が詰まります…) -
さぁ…
そろそろ引き上げよう。
階段を降りようと思ったら
オワッ(o_o) -
狭い…急…手すりもない…ないナイ無い・石の階段を見て…おわぅ∑(゚Д゚)
「あっ、数ヶ月前は、脚を折っていた」と頭の中で危険信号が突如点滅。ピコーンピコーン
暫し、すくみ上がる私。 ヒヨェ~
ダメ、今,思い出しちゃダメでしょ… -
こ、こんなんだよ…脚がすくむ。
うぅ…一歩間違えたら…大変だ。転げ落ちる。
もし、そんな事になったら旅行中止(´⊙ω⊙`)、
(いやいや、そこは、旅の事を心配するんじゃないでしょ、怪我を心配しようよ。)
ピコーン、ピコーンと頭の中で警報が鳴り響く中、慎重に降りました。
みんなノロノロしている中を
私の数メール前に居た、それも同い年くらい(若くないって事だよ)のヨーロピアンの男性が、颯爽と階段を駆け降りる。
それも一気に下まで。
短いコートをヒラっとさせた美しい姿勢と速さ…まるで映画のようだった。
ホォ! この時は周囲から感嘆の声が上がったね!
いやびっくりだった、
良いものを見せて頂いた。 -
やっと下まで降りれてホッとします(^^)
こちらの遺跡、現在でも使われてオペラやコンサートには使われているんだって。
実は、ワタクシ、未だ若かりし頃、訪ねたローマで『カラカラ浴場でのオペラ』を観た事有り。
イブニングドレスでカラカラ浴場に集まる人達を見かけて、少ない軍資金を握りしめて、窓口でチケットを買ったのだった。
今でも忘れられない思い出なんだ。
アスペンドスでも観てみたいな…
アスペンドスは、あのアタチュクル氏が訪れて、紀元前からほぼ完璧に残っているこの劇場に感銘を受けて保存を指示したそうなんだよ☆ -
近くの丘の上から見ると更に美しいと言われるこの場所。
出口には、その写真が飾られてました。 -
【劇場の外に広がる景色】
-
【辺りの植物】
駐車場に戻ると、ドライバーさんは友達とお喋りの真最中。
私は、出口で飲み物を買って来たんだけど、自分とドライバーさんの分『2つだけ』だったんだ…どうしよう、渡しずらい…困ったなぁ…
友達のドライバーさんは
「自分は車の中に飲み物を持っているから心配しないで。」
って言ってくれて…なんとなくホッとした。
人の感情ってトルコでも日本でも同じ様に伝わってるんだね。 -
1人で寂しく出発して
土砂降りの遺跡で気持ちはガッカリしていた…
この、【アスペンドス】を観て気分は高揚☆☆
ドライバーさんとも仲良くなって来て٩(^‿^)۶
さぁ、次のシデに向かうよ。
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この旅行記へのコメント (1)
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- シマリスさん 2026/05/27 10:31:21
- 壮大なアスペンドス
- ベリーニさん、こんにちは。
若い頃にトルコを一周しましたが、アスペンドスは行った事がありませんでした。写真からもその壮大さや迫力が伝わり、行ってみたくなりました。装飾もアーチも美しく、素晴らしいですね!階段降りるのもぞっとするような高さで怖そう。無事、怪我なく降りられて何よりでした。
ベリーニさんが松葉杖で旅された時の旅行記も拝見してましたが、どんな状況でもアクティブに旅される姿に驚きました。尊敬します。
プラハのカフェで撮影されたモルダウ川の濁流の写真は強烈なインパクトがありました。夏にプラハに行く予定なのでベリーニさんの旅行記で予習したいと思います。
続きも楽しみにしています。
シマリス
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