2026/03/03 - 2026/03/04
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sassyさん
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2026年の伊勢の旅2日目、楽しみにしていた早朝参拝がやっと叶うこととなりとても素晴らしい時間を過ごせました。
が、朝食の後急転直下にトラブルに見舞われてしまい、自宅への帰還が最大のミッションになった2日目です。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 4.5
- ショッピング
- 4.5
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- 高速・路線バス 私鉄
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
3月4日 水曜日
おはようございます。
昨夜は早く寝たので順調に早起きw
身支度を済ませて午前5時半頃、今がベストタイミングとばかりにお散歩に出かけます。
私は3階からEVに乗り、2階で女性がおひとり乗ってこられたのですが、とても気さくに声掛けいただき、その方は内宮へ早朝参拝に行かれるとのこと。
途中までご一緒にお話しながら歩いたのですが、その方はなかなかのスピリチュアル気質をお持ちだったようで、前夜の皆既月食のタイミングで体がふらふらに反応したのだとか。
土地柄だけに強く反応したのかもと本人はおっしゃっていました。
それとその方に教えていただいたのですが、伊勢は湿気と風の町と言われているのだとか。
帰宅して調べてみると、確かに海と山とに囲まれた土地柄ゆえに湿気と風の影響を受ける場所なのだそうです。
だからこそ古来より御食国として豊かな恵みを享受できているのでしょう。
名前も聞かなかった通りすがりに出会った方でしたが、良いことを教えていただきました。
その方と別れて振り返ると、西の空の山の端にお月様。おはらい町 名所・史跡
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五十鈴川に架かる新橋から内宮方面を見ると、山の端が白んできていますね。
川は向こうで湾曲しており、神宮は望めません。五十鈴川 自然・景勝地
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よし、では寝覚めの赤福。
赤福 本店 グルメ・レストラン
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男性がこの赤い釜の向こうで火加減を調節しておられました。
もう湯気がもうもうと立ち昇っています。
店先で注文と清算。
引換券をいただいて好きなところに座ります。 -
川を見ながら外も素敵だなとは思うものの、流石にまだ寒く、座敷の端のガラス戸のそばに腰掛けてみます。
赤福 本店 グルメ・レストラン
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今日の1番客w
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何度か訪れていますが、いつも人でいっぱいで屋内をゆっくり見回すのは初めてです。
五十鈴川の氾濫により明治10年に建て替えられたのが今の店舗だそうで、座敷の額には「定 ほまれの 赤ふく 一ぼん 十銭 赤ふく 一ぼん 十銭」と書かれていました。
建て替え当時のお値段かしら。
畳には籐むしろが敷き詰められており、夏のしつらえのイメージでしたがこの季節でも意外に手に暖かなものですね。赤福 本店 グルメ・レストラン
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赤福 400円
出来立ての赤福は柔らかさが格別で、もはや飲み物のように喉にするする入ってしまいます。
熱いほうじ茶も美味しいのですが、この後の内宮参拝のお手洗いが心配過ぎて飲み干せません。赤福 本店 グルメ・レストラン
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赤福をいただいてから五十鈴川畔に降りていくと豊かで静かに水が流れています。
空はもうすぐ夜が明けます。五十鈴川 自然・景勝地
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せっかくなので宇治橋へ。
この時時刻は06時01分。
日の出の18分前で、山の向こうから太陽がもうすぐ上ります。伊勢神宮内宮(皇大神宮) 寺・神社・教会
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あと少しですが、早朝参拝の集合時間が迫っているので宿へ戻らないと。
すっかり明るくなった人気のないおはらい町を急ぎます。おはらい町 名所・史跡
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会館に戻って早朝参拝の受付をすると、今朝はふた班に分かれるとのことで私は黄色の札チームに。
お部屋には戻らずこのままロビーで座って待ちます。
第一便の黄色チームは定刻より少し早めに出発でした。
総勢20名ほどでしたでしょうか、崇敬会の職員の方に引率されて会館すぐ前の道を歩いて行きます。内宮参拝の最適解 by sassyさん神宮会館 宿・ホテル
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宇治橋は次回は3年後にここと同じ場所に架け替えられるそうで、架け替え中の仮橋が少し左側に作られて参拝者はそこを通行するそうです。
年間700万人以上が訪れる場所とのことで、年を経るごとに橋板は削れて薄くなるのですって。
冬至の日には真正面に朝日が登り、とてもたくさんの人がそれを待ち構えているそうですが、12月初め頃から1月中頃までだと大体真ん中という感じで朝日を拝めるため、そのあたりがオススメだと案内の方がおっしゃっていました。伊勢神宮内宮(皇大神宮) 寺・神社・教会
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宇治橋を渡って左手の橋の麓あたりがベストショットポイントとのこと。
橋を渡って神苑を進みます。
神苑は昔御師の屋敷や神官の家等があった場所で、本来内宮は今よりもっと狭かったのではないかとおっしゃっていました。
なので火除橋があるのはそういった人の居住地からの失火を恐れて堀が作られていたためだそう。伊勢神宮内宮(皇大神宮) 寺・神社・教会
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火除橋を越えてすぐにあるこちらの固く閉ざされた門の奥が、天皇陛下が神宮にこられた際の行在所として使われる特別な場所なのですって。
伊勢神宮内宮(皇大神宮) 寺・神社・教会
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御手洗場。
こちらは一昨日まで渇水で向こう岸まで歩いて渡れそうなほど水が少なかったそうですが、昨日の雨は文字通り恵みの雨となりいつもの様子に戻っている、いやなんなら少し多いくらい、と職員の方も驚かれていました。
手水舎で手は清めましたが、せっかくなのでこちらにも手をつけておきます。
もうね、この歳になると手水を使うたびに手がカサカサになっていく…。伊勢神宮内宮(皇大神宮) 寺・神社・教会
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瀧祭神
五十鈴川の守り神だそうで、社殿はない作り、御神体は石だそう。伊勢神宮内宮(皇大神宮) 寺・神社・教会
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忌火屋殿
神様にお食事を用意する場所とのことで、毎日の朝夕の食事がここで準備され、それは古から途絶えることなくずっと続いているのだそう。
調理に使う火は必ず火鑽具(ひきりぐ)を使うとのことで、慣れないうちは火おこしが大変なのだとか。
神宮会館の売店で販売されているそうですよ、火鑽具w伊勢神宮内宮(皇大神宮) 寺・神社・教会
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正宮。
風が強くて掛けられた幕がふわふわとはためいています。伊勢神宮内宮(皇大神宮) 寺・神社・教会
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御敷地。
遷御は7年後の2033年。
遷宮にまつわる費用は現在のところ570億円で、神宮の自己資金と寄付により賄われるそうですが、20年に一度とはなかなか大変。
そして、20年に一度となった明確な理由は分からないそうですよ。
手足の指の本数である20は聖数(?)であったのでは、ともおっしゃっていましたが、どうなのでしょう。
そして内宮から式年遷宮を始めるのは、秀吉が決めたことだともおっしゃっていました。 -
上手く撮れていませんが、ここから一番正殿を望むことができるとのことで、向こうに正殿の千木が見えています。
伊勢神宮内宮(皇大神宮) 寺・神社・教会
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さて、あちらこちらの杉の木に巻き付けられているこの竹の覆いですが、虫除けのための藁のようなものかと思っていたら、これは人避けのために巻かれているのだそう。
伊勢神宮内宮(皇大神宮) 寺・神社・教会
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人が触るその手の温度が杉には良くないとか、不埒な人が記念にと木の皮を剥いで持って帰ってしまうとか。
この木の苔が剥がれて茶色が剥き出しになっているのは、全て参拝客が手で触れたためだと。
いずれこの木も含めて人の手の届くところの全ての木に覆いをつける予定なのだそう。伊勢神宮内宮(皇大神宮) 寺・神社・教会
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外弊殿。
奉納品を納める場所で、現在は式年遷宮で撤下された神宝などが納められているそうです。
こちらも唯一神明造で作られているため、弥生時代に起源をもつ格式高い建築様式を間近で見学できる場所となっているとのこと。伊勢神宮内宮(皇大神宮) 寺・神社・教会
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厚い藁葺き屋根に自然が一体化しています。
伊勢神宮内宮(皇大神宮) 寺・神社・教会
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荒祭宮。
内宮所属の十別宮の第一位とのことで、社殿の規模は正殿に次ぐ大きさだそう。伊勢神宮内宮(皇大神宮) 寺・神社・教会
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御敷地の前の石段の真ん中に聳え立つ杉の木は、この石段が作られた江戸時代にはすでにあったそうで、明治時代にこのまま残す判断がなされたそう。
伊勢神宮内宮(皇大神宮) 寺・神社・教会
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1時間半ほど案内していただき、神楽殿のところで黄色チームは解散。
朝食の時間には戻るようにと伝えられて、皆さんそれぞれお札を求めたり御朱印をいただいたり。
これまでに何度かこちらにはお訪ねしていて、どこもかつて拝見したことのある場所ばかりだったかとは思いますが、改めて詳しくご説明を聞きながら、まだ人の少ない早朝にお詣りできたのは、本当に貴重な体験でした。
鈍感な質なのですが、西行の有名な
「なにごとの おわしますかは しらねども かたじけなさに なみだこぼるる」
という和歌を体感できた気がします。伊勢神宮内宮(皇大神宮) 寺・神社・教会
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8時過ぎに神宮会館に帰着。
そのまま朝食をいただく会場に向かうと、大きなテーブルに1人分が用意されていました。
ご飯は軽く2膳分ほどがお櫃の中に、香のものと焼き海苔は小皿に、六角の器の中にお菜が盛り付けられています。
焼き鮭、かまぼこ、昆布の佃煮、温泉卵、ふきとひろうすと切り干し大根の煮物、ほうれん草とにんじんの胡麻和え、青梅とちりめんじゃこの和えもの、といったメニュー。内宮参拝の最適解 by sassyさん神宮会館 宿・ホテル
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お汁はもちろんあおさのり。
どの小鉢も美味しくて、全てきれいにいただきました。
朝食の後お部屋に戻り、帰りの電車の時間がゆっくり目なので急ぐことはないかと思い、持参したドリップコーヒーを飲みながら荷物を片付けたりスマホを触ってみたりダラダラしていたところ、なにやら廊下で話し声。
清掃係の方にしては慌ただしそうで、何事?チェックアウト過ぎてる?と不安になり部屋から顔を覗かせてみたらなぜか廊下が真っ暗。
係の方が気付いてくださり、神宮会館の停電ではなく市内全域が停電しているとのこと。
丁寧に謝ってくださいましたが、働いている方のほうがもっと大変かも。内宮参拝の最適解 by sassyさん神宮会館 宿・ホテル
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お部屋の中を見回せば、照明もテレビもエアコンも点けていなかったので気付きませんでしたが、確かについてたはずの空気清浄機と冷蔵庫が作動していません。
チェックアウトギリギリまでここで過ごそうかと思っていましたが、情報収集も兼ねて早々に帰り支度。
もちろんエレベーターも動かないので6階分を非常階段で降りることとなり、私は荷物が少なくて良かったのですが、キャリーケースをお持ちの女性宿泊客がおひとり、階段にがんがん打ち付けながら降りておられました。お気の毒に。
真っ暗になったレセプションで、クレジットカードではカードリーダーが使えないだろうし現金を持ってきて良かったと思っていたら、いくらの金額で予約されているか等そもそもの宿泊情報が何ひとつ分からないと言われ、この日は支払いなしとなりました。
後日振り込み用紙が郵送されてくるそうです…。
スタッフの方、大変。
そしてここで近鉄線も止まっていると教えていただいた衝撃ったら。
お部屋でチェックした時はまだそんな情報がなかったので油断していたよー。
今日自宅まで帰れるかしら…。
復旧しなかったらもう一泊か…それはそれで面白そうかもw
念のため今夜もう一晩延泊できるかお尋ねすると、今夜もう満室とのこと。
大人気のお宿ですね。
立地が抜群なのはもちろん、古いとはいえ広くて快適でホスピタリティも良く、今回こちらに宿泊できて本当に良かったです。
帰宅してまたすぐ空室を検索してしまいましたw内宮参拝の最適解 by sassyさん神宮会館 宿・ホテル
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この大規模停電がどうなるか、考えていても仕方がないのでホテルを出てみると、信号も消えてます。
ホテルのすぐ前で歩道の工事をしておられ、その近くの横断歩道については工事の方が歩行者が安全に渡れるように車へ合図を出すなど配慮してくださっていたようですが、車も人もこうなると怖いものですね。
ま、いつ復旧するかは神のみぞ知るなので、とりあえず行きたいところに行きましょう。内宮参拝の最適解 by sassyさん神宮会館 宿・ホテル
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今朝の早朝参拝で案内の方に教えていただいた、饗土橋姫神社(あえどはしひめじんじゃ)です。
宇治橋前の駐車場のところから山へ入るのは分かるのですが、その入る道が分からずキョロキョロしていたところ、駐車場の掃き掃除をされていた方にお声がけいただき、無事に参拝することができました。饗土橋姫神社 寺・神社・教会
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小さく写っておられる方が教えてくださった方。
もしかしたら崇敬会の職員さんなのかもしれません、ここにある3つの神社の御祭神について詳しく説明をいただきました。
内宮の所管社である饗土橋姫神社の御祭神は宇治橋守護の神で、悪きものが入らぬよう宇治橋をお守りする神さまだそう。
階段を登ったところで振り返ると真正面に宇治橋を望めます。
不思議と宇治橋からはこちらは見えないそうです。
以前は橋の袂近くにあったそうですが、お見守りするにはこちらの場所も良いですね。饗土橋姫神社 寺・神社・教会
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津長神社。
内宮の摂社とのことで、御祭神は栖長比売命(すながひめのみこと)とおっしゃる、水や船の安全にまつわる神さまだそう。
ここには昔倭姫命が志摩から戻るのに使った五十鈴川の船着場があったところとのこと。饗土橋姫神社 寺・神社・教会
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大水神社。
こちらも内宮の摂社で、御祭神は大山祗之御祖命(おおやまつみのみおやのみこと)、イザナギさまの御子神で山神さまとのこと。
側には樹齢600年という、幹の下で何本にも枝分かれして広がっている立派な楠が立っていました。
水の神と山の神と、神宮は豊かな自然の中で生きているのですね。
これら三社は山を少し入ったところに並んで佇んでいるのですが、ここまで来る人は少ないようで、誰にも出会うことなくゆっくりと参拝をさせていただけました。
時間は10時20分頃。
そろそろ内宮を離れましょう。
おはらい町を抜けて歩いて行きますが、まだ時間が早いせいでしょうがほとんどのお店が開いていません。
この停電で、飲食店は11時のオープンに向けての仕込みなどどうされてるのかしら。饗土橋姫神社 寺・神社・教会
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へんばやさんに立ち寄ってへんば餅を買いましょう。
案の定店舗の中は真っ暗ですがちゃんと営業はされています。
前日とは打って変わっての青空に恵まれた日なので中は薄暗いで済みましたが、昨日のような雨の日だと真っ暗だったでしょうね。
へんば餅を5ついただきましたが、もちろん現金販売のみで、それもレシートの発行すらできないと。
販売個数だけ手書きで管理されている様子。
世の中オンライン化が進んですっかり現金を使わない生活をしていますが、やはり現金は必要だとつくづく。
へんば餅 5個入 550円
お店を出て最寄りのバス停へ急ぎ、へんばや商店 おはらい町店 グルメ・レストラン
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以前から行ってみたかった神宮徴古館にやってきました。
この徴古館がある辺りは《倭姫文化の森》という神宮に関するミュージアムが並ぶ場所で、自然豊かな植栽の気持ちの良い場所になっていました。
ここを知ったのは冲方丁著「天地明察」を読んだことがきっかけで、こちらに渋川春海が作製した地球儀と天球儀が収められていると聞き、是非一度それらを見てみたいなと考えていました。
これまでの伊勢来訪は家族と一緒だったのでここまで足を伸ばし辛く、今回の一人旅でようやく…
…と喜び勇んでチケットカウンターへ向かうと、あろうことか臨時休館…。
先ほど伊勢市内の電力は復旧したものの、停電の影響の点検作業中で午後には開館できる見込み、とのアナウンスでしたが、今日は決まった時間の電車に乗らなくてはならず、泣く泣くの退散…。
こちらの建物は、明治期の建築家片山東熊氏という、京都や奈良の国立博物館を設計された方によるもので、小規模ながら白亜のシンメトリーな姿がとても美しい建物です。神宮徴古館 美術館・博物館
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徴古館に併設されている神宮農業館。
こちらも設計は片山東熊氏、設立責任者は田中芳男氏という明治期の博物学者。
田中氏は【日本博物館の父】と称され、「博物館」という和製漢語を世の中に広めた方とのこと。
中国語でも「博物館」なので、逆輸入された言葉なんだ。
和洋折衷の瓦屋根の白亜の建物が素敵です。
当初は今の美術館の場所にあったらしく、太平洋戦争中に徴古館は空襲の被害を受けましたが、農業館は無事だった様子。
現在地に移転するにあたり規模が縮小されたとのことですが、明治期の建築そのままなのでしょう。神宮徴古館 美術館・博物館
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33年前に新しく建設された神宮美術館は、昭和期の建築家大江宏氏の設計で、モダニズムと日本の伝統様式とを併存させる意匠に秀でた方とのこと。
この美術館の完成を見ずにお亡くなりになられているので、彼の遺作と言えるかもしれませんね。
内宮の神楽殿もこの方の設計だそうです。式年遷宮記念神宮美術館 美術館・博物館
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美術館の前では桜の花だと思いますが、ちらちらと咲いていました。
式年遷宮記念神宮美術館 美術館・博物館
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徴古館脇のいこいの広場に、大正天皇の皇太子時代のお手植えの松の木が立派な枝を広げていました。
調べている最中に移植されたばかりの画像を拝見しましたが、本当に小さな細い木だったのが、116年の時を経るとこんなに大きくなるのですね。神宮徴古館 美術館・博物館
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最後に内宮の別宮である倭姫宮を参拝しましょう。
倭姫宮 寺・神社・教会
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御祭神は倭姫命。
御神託により天照大神を伊勢の地に祀った、伊勢神宮のいわば功労者。
大正12年に創建された、神宮では最も新しいお宮ですって。
場所柄参拝客は少なく、ゆったりした気持ちで過ごすことができました。倭姫宮 寺・神社・教会
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またもやバスに乗って下宮前まで帰ってきました。
バスを降りて向こうを見ると昨日は気付かなかった素敵な赤い屋根の建物が目に入りました。
伊勢には古い建物が普通に町中に共存していますね。
さてちょうどお昼時。
ランチに豚捨の牛丼が食べたくて、その後カフェで休みながら帰りの電車を待とうか、などと考えつつ豚捨下宮前店に向かうと、あら、定休日…。
慌ててランチのお店を検索してもピンとくるものがなく、いっそのこと食事はやめて以前から気になっていたチョコレートショップで甘いもの三昧にしようかな、などと考えそのお店に向かうと、あの赤い屋根の下がそのチョコレートショップでした。ダンデライオン・チョコレート 伊勢外宮店 グルメ・レストラン
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ここは大正12年竣工の宇治山田郵便局の電話分室として使われていた建物で、現在はいくつかの飲食店が利用しておられています。
ダンデライオン・チョコレート 伊勢外宮店 グルメ・レストラン
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中庭も美しく整えられていて、季節になると花でいっぱいになるのかもしれません。
自由に使えそうなベンチがあったので、しばし座ってこれからのことを考えます。
チョコレート三昧か、初志貫徹内宮の豚捨まで戻るか。
…
…
ということでまたまたバスに乗って内宮まで戻りますw
運良くすぐにやってきたバスは観光用の臨時バスで猿田彦神社までノンストップ。
12時20分には神宮会館前バス停に降り立ちました。
まっすぐおかげ横丁の豚捨に向かうと、コロッケ等テイクアウトの列はそこそこ並んでおられましたが、店舗での飲食の方は5分ほど待っただけで案内していただけました。ダンデライオン・チョコレート 伊勢外宮店 グルメ・レストラン
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2階の4人掛けの大きなテーブルへ案内。
平日だとお昼時でもこんなものなのですね。
オーダーして、あとはもうゆっくり。
お昼の食事を済ませればもう予定はないので、宇治山田駅でゆっくり駅舎を堪能したり、駅周辺をあるいてみようか…
と考えてても考えててもお食事が来ない…。
20分ほど呑気に構えていましたが、さすがに帰りの時間があるのでマズイかなと思いつつ、それから10分しておかげ横丁 豚捨 グルメ・レストラン
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30分後にようやくお料理がきました。
牛肉と玉ねぎをタレで煮込んで、ご飯を盛って煮上がった具を掛けて、お味噌汁と紅生姜をそれぞれよそってトレーに安置。
何がこんなに時間がかかったのですかね?
ま、食べられればそれで良いのです。
相変わらずお肉も柔らかく、薄くも濃くもないちょうどよい味付けで、やっぱり美味しい。
本当は食後にテイクアウトの列に並んで数個だけコロッケを自宅に持って帰る予定をしていましたが、30分のロスは痛く店内での10個入りパックをオーダーすることに。
食事を終えてコロッケも引き取り、いよいよ帰途につきます。
牛丼 1,380円
コロッケ 10個入 1,300円おかげ横丁 豚捨 グルメ・レストラン
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最後もバス。
内宮前バス停で待っているとすぐ側にこんな間口の広い大きくて古そうな建物がありました。
「赤福・おかげ横丁案内所」とありますが、今でもちゃんとやってるのかな?
綺麗にプロデュースしたら素敵な場所になりそうなのにな。伊勢神宮内宮(皇大神宮) 寺・神社・教会
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近鉄宇治山田駅に到着。
いつ見ても立派で美しい駅舎です。
事前に予定している電車は15:05発京都行き特急なのですが、停電によりダイヤは大幅に乱れているため、念のための確認にみどりの窓口的な列に並び、有人窓口で駅員さんに確認。
するとなんていうことでしょう。
ダイヤの乱れによりその特急は運休だと。
ランチの最中にも近鉄のサイトを覗いていましたが、使い慣れないサイトでもあったためかそんなお知らせはどこにも記載されてなかったよー。
不慣れな土地で乗るはずの特急が乗れなくなるともう五里霧中。
「私はどうやって京都に帰れば良いのでしょうか」といった泣き言に、係の方は呆れもせず遅い時間の直通特急を待つか、早い時間の特急で途中で乗り換えるかしかないと丁寧に教えてくださいました。宇治山田駅 駅
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ということで、急遽特急券を取り直しして、大和八木で乗り換えをすることに。
…大和八木ってどこ?…奈良?…のどの辺?…
と頭の中は?でいっぱいになりましたが、行ってみればなんとかなるでしょう。宇治山田駅 駅
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乗車時間が迫っているので気が急きつつも、美しい駅舎内をパチリ。
宇治山田駅 駅
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八角窓もパチリ。
最後に赤福餅を買ってホームへ。宇治山田駅 駅
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ホームの佇まいもレトロで素敵。
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14時44分発伊勢志摩ライナー難波行き。
在来線のダイヤはまだまだ大幅に乱れていますが特急は時間通り。宇治山田駅 駅
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座席は真っ赤。
ここでは乗客はまばらでしたが、駅に着くたびに乗客が増え、名張あたりでほぼ満席になりました。近鉄山田線 乗り物
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最後の最後に慌ただしくなりましたが、昨夜食べられなかったコンビニプリンをいただいて、ようやく帰宅できる安堵でほっこり。
近鉄山田線 乗り物
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大和八木駅に到着したので、とにかく下車し京都という表示のあるホームに向かいます。
車内で検索したところ、少し待って特急に乗り換えても先に来る直通の急行に乗っても大した時間の差がなさそうなので、課金せずに急行で帰ることにしました。
…にしてもここはどこだ… -
来た来た。
京都って表示がもう嬉しい。
16時14分 大和八木発急行
そこそこ混み合う電車の中で、豚捨のコロッケの匂いが油断すると漏れ出てしまう袋の口を握りしめて1時間少し、17時20分にようやく京都に帰り着くことができました。
1泊2日の伊勢の旅、最後に大停電というトラブルに見舞われてしまいましたが、それもまた旅の良い思い出。
念願叶っての神宮会館での宿泊と早朝参拝ができて、また美味しい食べ物をたくさん食べることができて、本当に満足です。
伊勢神宮はなぜこんなにも人の心を掴むのか、その存在そのものがなぜこんなにもありがたいのか、西行があの歌を詠んだ気持ちがわかる気がした、そんな旅でした。
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