2026/02/12 - 2026/02/12
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この旅行記のスケジュール
2026/02/12
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東千歳バーベキュー
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3年ぶりに訪れた冬の北海道。
この旅のきっかけは、ずっと心に引っかかっていたひとつの建築でした。
それは、建築家・安藤忠雄が設計したトマムの名作
「水の教会」。
これまで国内で一般公開されている安藤建築の約8割を巡ってきましたが、北海道それもトマムという距離の壁に阻まれ、ここは未訪問のまま。
しかし昨夏、大阪で開催された安藤忠雄展で水の教会の再現展示を目にした瞬間、心は決まりました。
「次は、必ず本物を見に行く。」
そこから始まった今回の北海道旅。
せっかく冬の北海道を訪れるならと、幻想的な雪景色の中に佇む「水の教会」を朝と夜、異なる時間帯で体感することを軸に旅を組み立てました。
さらに、トマムでのスキー、札幌グルメ、名建築巡り、冬ならではの絶景まで
“冬の北海道でできること”を本気で詰め込んだ4日間です。
そのはじまりとなる1日目。
羽田から新千歳へ飛び、レンタカーで雪道を走ってトマムへ向かいます。
途中で立ち寄った東千歳の名物グルメ、静かな山道のドライブ、白銀の景色の中で少しずつ高まっていく期待感。
そして迎えた、念願の「水の教会」との初対面。
雪景色の中に浮かび上がる光と水の空間は、想像以上に静かで、凛としていてー。
雪景色に包まれた空間に浮かび上がる光と水。
その静けさと緊張感は、写真では伝わらない特別な体験でした。
・冬の新千歳空港~トマムまでのリアルな移動レポ
・東千歳の名物グルメ体験
・夜の水の教会の雰囲気と率直な感想
・冬のトマムでの過ごし方のヒント
建築を目的に旅を組み立てた4日間。
同じように建築やデザインが好きな方、冬の北海道旅行を計画している方の参考になれば嬉しいです。
ぜひ本編で、雪の中に現れる“光と雪の空間”をご覧ください。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 5.0
- ショッピング
- 4.0
- 交通
- 3.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 10万円 - 15万円
- 交通手段
- 高速・路線バス レンタカー JALグループ 徒歩
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行なし)
- 利用旅行会社
- ジャルパック
-
7:30発の新千歳行きに乗るため、6:30に羽田空港へ到着。
スーツケースを預け、手荷物検査の列へ。
冬の繁忙期ということもあってか、平日ながら列は思いのほか長く、写真の位置から検査完了まで約30分。
「間に合うだろうか」と少しだけ焦りが募ります。 -
7:20頃、ようやく搭乗口へ到着。
ぎりぎりだったかもしれない??そう思った矢先、まさかの出発遅延のアナウンス! -
結局、機体が動き出したのは8:00ちょうど。
30分遅れで、いよいよ3年ぶりの冬の北海道へ向けて離陸します。 -
さよなら東京
-
曇り空で景色は期待していなかったのですが、雲の上に顔を出した富士山が驚くほど綺麗に見えました。
-
しばらくすると、窓の下に白く広がる大地が見えてきました。
いよいよ北海道です。 -
12番ゲートに到着
-
新千歳空港に到着して最初に向かったのは「美瑛選果」。
目当ては、美瑛産コーンを包み込んだ名物コーンパンです。
飛行機の遅延により予定していた回には間に合わず、10:40の焼き上がりを目指して10:00から列へ。
列の横では翌日の朝に向けて豆パンの準備中でした。 -
-
40分ほど並び、ようやく念願のコーンパンを手にすることができました。
箱から取り出した瞬間、まだほんのりと温かい。
そのまま空港のベンチで、少し遅めの朝ごはんに。
ふんわりと柔らかい生地の中に、甘みの強い美瑛産コーンがぎっしり。
出来立てならではの優しい温もりに、寒さでこわばっていた体もほっと緩みます。
並んだ時間も含めて、北海道の最初の一口。
「待ってよかった」と素直に思える味でした。
5個入り:1,800円 -
コーンパンのお供に選んだのは、美瑛選果の隣にある「十勝VALLEYs」のどろぶたメンチカツ。
手のひらに収まる小ぶりなサイズで、正直に言えばやや割高に感じます。
けれど、一口かじると印象が変わりました。
衣はサクッと軽く、中は驚くほどやわらかい。
どろぶた特有の旨みがぎゅっと詰まった、やや濃いめの味付けがコーンパンの甘さとよく合います。
北海道に到着して最初の食事は、思いがけず贅沢な組み合わせになりました。
どろぶたメンチカツ:450円 -
朝ごはんのあとは、ちょっとした恒例行事へ。
家から連れてきたシュタイフのぬいぐるみを、新千歳空港名物(?)ともいえるシュタイフのぬいぐるみのみんなに“ご挨拶”させに行きました(笑) -
食後のデザートは東亜珈琲館のソフトクリーム。
「ソフトクリーム総選挙2025」個性派フレーバー部門第4位という実力派。
ビターなコーヒー味とさっぱりミルクが相性抜群でした!
珈琲ミックスソフトクリーム:480円 -
空港を一通り満喫し、ふと時計を見る。
まだここにいたい気持ちもありましたが、今回の旅の本当の目的地はこの先にあります。
名残惜しさを胸に、新千歳空港を後にして12:30に予約したタイムズカー新千歳空港店へ向かいました。
暖かいターミナルから一歩外へ出ると、空気は一段と冷たい。
今回の車は、JALダイナミックパッケージのオプションで追加したレンタカー。
追加料金7,000円という格安設定で、用意されていたのはトヨタのライズでした。
コンパクトながら車高があり、雪道でも安心感のある一台。
キーを受け取り、エンジンをかける。
いよいよトマムへ向けて出発です。 -
トマムへ向かう途中、昼食に立ち寄ったのが東千歳バーベキュー。
この店を知ったきっかけは、藤原ヒロシのInstagram。
投稿で見た無骨な店構えと豪快な炭火焼きの光景が、ずっと頭に残っていました。
メニューはたった一品のみ。
事前情報では、店内は煙が充満し、炭火の熱で外が氷点下でも十分暖かいとのこと。
それならば??行くなら冬しかない。
そう思い、今回の行程に組み込みました。 -
事前に電話で確認したところ、昼休みに間に合うには13:30までに入店する必要があるとのこと。
私はちょうど13時に到着しました。
店内には先客が2人組1組のみ。
覚悟していた煙は拍子抜けするほど穏やかで、視界も良好です。
席に着くとすぐに、
「バーベキューは何人前?野菜とご飯は食べる?」
とだけ聞かれます。
メニューは本当にそれだけ。
それぞれ1人前ずつお願いしました。
注文から間もなく、“バーベキュー”が運ばれてきます。
網の上に無造作に置かれた鶏肉。
店員さんが、謎のスパイスを肉の両面に無言で振りかけ、
「あとはお客さんの方で」
と一言残して立ち去ります。
そこから始まるのは、
ただ肉と向き合うだけの時間。 -
炭火の火力は、見た目以上に強い。
少し目を離すだけで、あっという間に焦げ目がついてしまうほどです。
実際、モモ肉は脂が多かったせいか、少し焦がしてしまいました。
炭火の洗礼を受けた、という感じです。 -
肉がちょうど焼き上がる頃を見計らって、調理済みの野菜とご飯が運ばれてきます。
タイミングは完璧。
ところが、野菜の量に驚きました。
1人前のはずなのに、鉄板いっぱいに敷き詰められたキャベツともやし。
正直、食べきれるか一瞬不安になります。 -
まずはメインのバーベキューを一口。
……とにかくジューシー。
炭の香りとスパイスのパンチが強く、噛むほどに旨味が広がる。
焦げた部分すら香ばしさに変わります。 -
続いて野菜をお皿に取り分け、一口。
ここで、衝撃。
間違いなく、今まで食べた野菜炒めの中で一番美味しい。
キャベツともやしを油で炒めただけのはずなのに、
鶏の脂と炭火の香りがまとわりついて、主役級の存在感になっている。 -
気づけば、肉とご飯、そして野菜の無限ループ。
食べ始める前の不安はどこへやら、最後はちょうどいい満腹感でした。
席を立つ頃には、店内にはさらに3組ほどの客。
あの煙と炭火の中で、それぞれが黙々と肉を焼いている。
派手さはない。
けれど確実に、また来たくなる味。
冬だからこそ体験したかったこの空間を後にし、
再び車へと戻りました。
お会計:2,100円 -
店を出ると、外はやはり氷点下。
さきほどまで炭火に包まれていた体が、一気に現実へ引き戻されます。
車に乗り込み、フロントガラス越しに広がるのは、白一色の世界。
夕張ICから高速に乗り、トマムまでは約1時間20分。
いよいよ、本格的な雪道ドライブの始まりです。
雪が光を反射して、世界全体がやわらかく照らされているようでした。 -
途中、牧場の脇を通り過ぎます。
真っ白な雪原の中で、馬たちが静かに佇んでいました。
寒さをものともせず、ゆったりと草を食む姿。
凍てつく景色の中にある、穏やかな時間。
北海道に来たのだと、改めて実感する瞬間でした。 -
今回トマムで選んだホテルは、ファン グレーシィ トマム。
本当は、憧れの星野リゾートに泊まりたかった。
けれど直前に調べると、1人1室1泊60,000円超え。
一人旅には、なかなか勇気のいる価格です。
今回は潔く断念しました。
そこで選んだのが、星野リゾートエリアから車で約5分ほどのこちらのホテル。
アクセスも悪くなく、価格とのバランスを考えれば十分魅力的でした。
1泊(素泊まり):10,500円 -
部屋はいたってシンプルなツインルーム。
特別なデザイン性があるわけではありませんが、暖房がしっかり効いていて、とにかく暖かい。 -
氷点下の中を走ってきた身には、それだけで十分ありがたい。
-
少し廊下の音が聞こえるのは気になりましたが、
この価格帯でこの立地なら納得です。
豪華さよりも、拠点としての安心感。
今回の旅には、ちょうどいい選択でした。 -
荷物を部屋に置き、ダウンパンツを履き込んでコートを羽織り直す。
耳当て付きの帽子、ネックウォーマー、スキー用の手袋。
できる限りの防寒装備を身につけ、すぐに車へ戻りました。
目的はもちろん、星野リゾートエリア。
宿泊は叶わなかったけれど、
この場所に来たからには、その空気だけでも感じてみたい。
車でわずか5分。
道を曲がると、雪原の中に突如として現れるタワー群。
白い世界の中にそびえ立つその姿は、やはり圧倒的でした。
平日にもかかわらず、人の姿は想像以上に多い。
アジア圏からヨーロッパ系まで、ほとんどが外国人観光客。
ここが世界的なスノーリゾートなのだと実感します。
まずは車を停め、エリアを一周してみることに。 -
雪の日でも歩けるよう、屋根付きの遊歩道が整備されていることは事前に調べて知っていました。
ただ、その中がほぼ外気と変わらない気温だったのは想定外。
防寒具をフル装備してきて正解でした。 -
リゾート内には、多彩なレストランやカフェ、
そして焚き火を囲めるスペースまで用意されています。
洗練された空間でありながら、
どこか自然と近い距離感。
雪の中を歩きながら、
ここに泊まったらどんな夜を過ごすのだろう、と少しだけ想像しました。 -
メインの目的である水の教会の一般公開は、夜20:30~21:30の1時間のみ。
それまでの時間をどう過ごすか。
そこで向かったのが、冬季限定で開催されているアイスヴィレッジ。
氷点下の世界だからこそ成立する、氷の街。
トマムだからできる空間です。
入場料:600円 -
氷でできたドーム状の建物。
きらきらと光を反射するバー。
アイスリンクや小さなショップ。
すべてが“冷たい”はずなのに、どこか幻想的で温かみさえ感じます。 -
まず目に入ったのは、氷でできた滑り台。
せっかくなので挑戦してみることに。
思ったよりスピードをつけるのが難しく、少しぎこちない滑り出し。
それでも、大人になってから氷の滑り台を滑る機会はそうそうありません。
冷たい空気の中で、少しだけ童心に戻る時間でした。 -
その一角に、氷でできたポストがあります。
ここから家族宛に手紙を投函しました。
売店で購入したポストカードは1枚250円。
一見高く感じましたが、星野リゾート内から投函するものは切手を貼って発送してくれるとのこと。
この場所から届く一通と考えれば、むしろ特別な体験です。 -
そしてアイスヴィレッジの象徴ともいえるのが、氷の教会。
-
透明な氷の壁に囲まれた静かな空間は、どこか神聖な雰囲気をまとっていました。
-
20:30が近づき、水の教会へ向かいます。
アイスヴィレッジの賑わいを背に、少し暗くなった雪道を歩く。
足元で雪を踏みしめる音だけが、規則正しく響きます。
吐く息は白く、空気は張りつめている。
会話も自然と小さくなり、周囲の時間がゆっくりになったように感じました。
案内に沿って進んでいくと、木立の向こうにほのかな灯りが見えてきます。
それが、水の教会。
派手な装飾はない。
けれど、雪景色の中に静かに佇むその姿は、遠くからでもはっきりと特別だと分かります。
白と闇のコントラストの中で、
ただそこに在るという存在感。 -
静かなアプローチを進む。
まず目に飛び込んでくるのは、コンクリートに囲まれた空間。
十字架が四方向に立つ、圧倒的に静謐な構成。
無機質な素材。
削ぎ落とされた線。
張りつめた余白。
これまで多くの安藤建築を訪れてきましたが、
この空間だけは、初めて“恐ろしい”と感じました。 -
美しいという感情よりも先に、
空間に支配されるような感覚が押し寄せる。
音も、感情も、すべてが吸い込まれていくようでした。
ふと視線を上げると、コンクリートの十字架には雪が静かに積もっている。
無機質な素材の上に柔らかな白が重なり、冬でなければ見られない景色をつくっていました。 -
屋外の十字架に囲まれた空間の奥に現れたのは、
下へと続くコンクリートの螺旋階段。
無機質で、静かで、どこまでも削ぎ落とされた造形。
安藤建築で幾度となく見てきた、あのしつらえです。
光をわずかに落としたその階段は、
地上から切り離されるための“装置”のようにも見えました。
この階段を降りれば、
あの有名な教会空間が待っている。
かつて大阪で実寸再現された空間を体験したことがあるからこそ、
その先に広がる景色が、なんとなく想像できる。
それでも、同じものではないと分かっている。
雪のトマムで見る本物は、きっと違う。
一段、また一段と降りるごとに、
外の音が遠ざかり、
期待と緊張がゆっくりと高まっていきました。 -
階段を降りきる。
そこにあったのは、音のない世界。
先ほどまで聞こえていた雪を踏む音も、
外の気配も、すべてが切り離されたような静寂。
光は抑えられ、視線は自然と正面へ導かれていく。
そして、目の前に現れるのは、大きなガラスの向こうに広がる雪景色。
その中心に立つ十字架。
雪をまとった風景は、
冬の夜だからこそ生まれる、張りつめた透明感を湛えていました。
言葉を発するのが憚られるほどの静けさ。
時間が止まったかのようでした。
ここまで歩いてきた寒さも、緊張も、
すべてがこの景色のための序章だったのだと気づく。
先ほど外で感じた“恐ろしさ”は、
この空間の中で、ゆっくりと神聖さへと姿を変えていく。
相反する感覚が、同時に存在する不思議な空間。
ただ、正面を見つめることしかできませんでした。 -
しばらく教会の椅子に腰掛け、ただ圧倒されていました。
やがて気持ちが落ち着き、今度は空間のディテールを見て回ることにします。
教会の両サイドの壁には、安藤建築でよく見られる照明のしつらえ。
上方へ斜めに光を当てる間接照明です。 -
この光によって、コンクリートでできた天井がやわらかく浮かび上がる。
直接照らすのではなく、反射した光で空間全体を包み込む。
その結果、教会全体が優しく、それでいてどこか緊張感を帯びた雰囲気に保たれていました。
光で空間を構成する。
まさに、安藤忠雄らしい演出です。
ただ、一つだけ気になった点がありました。
おそらく後付けと思われる、大きめのスポット照明。
祭壇を照らすために必要なのは理解できますが、その存在だけが少し主張しすぎているように感じられたのが、少し残念でした。 -
ふと視線を落とすと、階段の手すりが大きく下へ折れ曲がっていることに気づきました。
安藤建築の中では、あまり見かけないディテール。
だからこそ、その造形が強く印象に残りました。 -
21時を過ぎると、新たに見学者が訪れることはほとんどなくなりました。
21:10頃には、ついに教会の中には私と星野リゾートのスタッフの方だけ。
あの空間を、ほぼ一人で味わう時間。
せっかくなので、「写真を撮っていただけますか」とお願いすると、
快く引き受けてくださいました。
シャッターを切ってもらったあと、
少しだけ教会について質問をします。
そのスタッフの方は、数ヶ月前に沖縄の星野リゾートからトマムへ転勤してきたとのこと。
「まだ雪景色しか見たことがないんです」と、少し笑いながら話してくれました。
静かな空間に、控えめな会話。
豪華な演出はなくても、
この一瞬が、今回の旅のハイライトになった気がします。 -
見学時間も終わりに近づき、
暗く荘厳なメイン空間を後にしようと扉を開けた瞬間。
そこには、写真のような白い光に満たされた、まったく別の世界が広がっていました。
それまでの重く張りつめた空気とは対照的な、軽やかな明るさ。
思わず、天国に来たのではないかと錯覚するほどでした。
この空間は正方形。
天井は全面ガラスで、上から自然光が降り注いでいます。
中央には円形のガラス壁。
その四方それぞれにスライドドアが設けられている、非常に印象的な構成でした。
静寂の中の闇から、一転して光へ。
あまりにも劇的な空間の切り替わりに、
思わず先ほどの教会空間へ戻り、スタッフの方に質問してしまいました。
すると、そのスライドドアの向こう側には、
結婚式の際の新郎新婦や牧師の控室が設けられているとのこと。
儀式のための裏側が、
こんなにも明るく、透明な空間で用意されている。
先ほどの神聖な闇と、この祝福の光。
すべてが計算された構成なのだと、
最後にもう一度、建築の力を思い知らされました。 -
白い光の空間を後にし、外へ出ると、
頬に触れる空気は凍りつくように冷たかった。
けれど、不思議と心は温かい。
先ほどまで体験していた、
あの闇の静寂と、光の祝福。
わずか数十分の出来事なのに、
まるで長い物語を一つ読み終えたような感覚でした。
振り返ると、雪の中に佇む教会は、
何事もなかったかのように静かにそこにある。
内部で体験した劇的な空間の連続を、
外観からは想像できない。
それもまた、この建築の魅力なのかもしれません。
足音だけが響く雪道を歩きながら、
「光で空間を構成する」という思想を、
これほどまでに体感したのは初めてだったと感じました。
安藤建築をいくつも訪れてきた中で、
恐ろしさを覚え、圧倒され、そして救われる。
そんな一日でした。
トマムの夜は深く、静かに更けていきます。
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旅行記グループ 建築好きの冬ひとり旅|トマム水の教会と札幌名建築巡り
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