2025/12/27 - 2026/01/03
29位(同エリア605件中)
ゆきたびひろさん
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2025年12月27日から2026年1月3日、エジプトとカタールを旅しました。6日目、ギザのピラミッドエリア散策です。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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12月31日、17時10分頃の日の入りの絶景を見た後、このホテルの屋上にあるテラスで行われる年越しパーティーに参加しました。70アメリカドルと、高額でしたが、人生で最も熱い年越しになりました。
パノラマ ピラミッズ イン (パノラマビューピラミッド) ホテル
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ピラミッドでは、音と光のショー(Sound and Light Show)が行われています。12月31日だからか、ピラミッドやスフィンクスはずっとライトアップされていました。
ピラミッド音と光のショー 祭り・イベント
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夕食やドリンクも食べ飲み放題。ただし、アルコールはありませんでした(別途注文だったのかも)。
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にぎやかです。いろいろなパフォーマンスを見ることができます。ベリーダンスやタンヌーラ(旋回舞踊)、エジプトの伝統衣装「ガラベーヤ」を着た人たちの演奏、キャラクターの着ぐるみ、ババ・ノエル(エジプト版サンタクロース)のショー、花火などなど。正直、職場の飲み会の何十倍も楽しい。気温は10度くらいですが、みんなで踊ったり、飲んだり、食べたりしているので、寒さを感じません。
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そろそろ、12月31日も終わります。もちろんエジプト時間です。エジプトと日本とでは7時間の時差があるから、日本では1月1日の午前7時前くらいです。
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1月1日になりました。「Happy New Year」と皆が発しながら、大量の花火を打ち上げます。
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近くのホテルやレストランでも、同じようなことが行われていて、とても華やかです。
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あけましておめでとうございます。
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年越しをピラミッドを見ながら過ごすことができる日が来るなんて、夢にも思いませんでした。
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パーティーはまだまだ終わりそうにないですが、午前1時頃、記念撮影してもらって、休みます。
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さあ、1月1日の朝です。7時の朝食ですけど、昨晩、食べすぎと飲みすぎで、朝食はパンとコーヒーだけにします。それにしても、昨日の年越しパーティー会場での朝食でしたけど、とてもきれいな状態に戻っていました。
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1月1日のピラミッド。今日はいよいよピラミッドエリア見学。
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会いに行くよ。スフィンクス!!!
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ホテルスタッフの貴重な情報のおかげで、スフィンクス側から入場ができました。ガイドブックやネット情報では、ピラミッド西側のビジターセンター(Giza Pyramids Visitor Center)が新しいメインエントランスとして出入り口が集約されたと書いてあったけど、やはり現地の人の情報は貴重です。これは本当にありがたかったです。ホテルから徒歩3分でピラミッドエリアに入場できました。
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入口は、有名なピザハットとケンタッキーの店の前です。
ケー・エフ・シー・スフィンクス ファーストフード
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7時30分にいよいよ開場です。チケットは日本で予約・購入済だったので、QRコードをスキャンするだけでした。もちろん、手荷物検査と金属探知機によるチェックはあります。これも、まだ人が少なかったので待ち時間はありませんでした。チケットは700エジプトポンドです。チケット購入したサイトは→https://egymonuments.com/details/Pyramids
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前方には誰もいません。そうです!!!2026年最初の観光客は私です!!!と勝手に、悦に入っています。
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うお~、1番乗り!!!
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カフラー王とメンカウラー王のピラミッド、大スフィンクスです。大スフィンクスは、カフラー王の参道とつながっています。
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まだ、観光客もいないので自撮りで記念撮影。
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スフィンクス。言わずと知れたギザの台地で最も古く、かつ最大の彫像であり、4500年以上の歴史が詰まった象徴的なモニュメントです。一般的には第4王朝のカフラー王(中央のピラミッドの主)の顔を模していると言われていますが、その父クフ王であるという説や、さらに古い時代のものという説もあり、今なお論争が続いています。
スフィンクス 建造物
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全長約73.5m、高さ約20m。単一の石灰岩の岩盤から直接彫り出された世界最大級の一枚岩の像です。ライオンの体(強大な力)と人間の頭(王の知恵)を組み合わせた聖獣で、王の権力と太陽神の守護を象徴しています。
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ギザ市内を眺めます。けっこう上がってきています。
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クフ王のピラミッドです。ギザのピラミッド台地で最も北に位置するクフ王のピラミッドは、世界の七不思議の中で唯一現存する、古代建築の最高傑作です。そして、クフ王のピラミッドは中に入ります。「これも一番乗りだ」とまあまあな勢いで走ります。すると、クフ王のピラミッド前に建物が。これか、と思って入ります。結果、これは別の人の墓で、このタイムロスのため、クフ王の墓入場は、一番乗りではなくなります。予習は必要です。。。
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クフ王のピラミッドの南側にあるこの建物は、後に調べると「セシェムネフェル4世の墓(Mastaba of Seshemnefer IV)」の入口部分でした。非常に保存状態の良いマスタバ(古代エジプトの親族や貴族、高官の墓)の一つです。2本の立派な円柱と、入口の両脇に座っている2体の彫像が特徴的です。これらはこの墓の主であるセシェムネフェル4世(第5王朝末から第6王朝初めの高官)を表現しています。
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建物の中に入ると、狭い通路が。スタッフらしき人にここから入りなさいと言われたので入ります。写真も撮ってくれましたが、チップは要求されました。まだ、ここがクフ王の墓と信じ、喜びに満ちあふれていた私は、20エジプトポンドを払いました。
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内部の壁面には当時の日常生活や供物を捧げる様子などが、非常に緻密な浮き彫り(レリーフ)で描かれています。
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ピラミッドが王の墓であるのに対し、このマスタバは王に仕えた有力者のための墓です。王の近くに埋葬されることは、当時のエジプト人にとって非常に名誉なことでした。クフ王の巨大なピラミッドとはまた違い、当時の人々の暮らしや美術を間近に感じられる貴重なスポットでした。しかしここが最終地点!!?。大回廊もないではないか。やっとここがクフ王の墓でないことに気付かされ、急いで出ます。
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クフ王の墓の入口はどこか、近くにいたスタッフらしき人に質問すると、逆側、つまりクフ王のピラミッドの北側とのこと。急ぎ向かいます。しかし、圧倒的なスケールサイズです。クフ王のピラミッドは底辺の長さは230m。簡単にはたどりつけません。
クフ王のピラミッド 建造物
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急ぎつつも、写真は撮りまくります。
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すごい急。クフ王のピラミッドの傾斜角は、およそ51度50分です。これは非常に精密に計算されており、底辺の長さと高さの比率が円周率π(パイ)や黄金比 φ(ファイ)に関連しているという説もあるほど、建築学的に完成された角度と言われています。
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石も大きい。約230万個の巨大な石灰岩が積み上げられており、平均的な石の重さは1個あたり2.5トン、総重量は約600万トンにも及びます。ピラミッドの高さは元々約 146.6m(現在は頂上部が失われ約138m)で、14世紀にイギリスのリンカーン大聖堂が完成するまで、3800年以上にわたり世界で最も高い建造物でした。
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古代エジプト人の測量技術はとてつもなく正確でした。ピラミッドの底辺の四辺は、ほぼ正確に東西南北を向いています。誤差はわずかです。底辺の水平の誤差は、2cm以下です。さあ、クフ王内部入り口に急ぎますが、一周まわればほぼ1㎞です。北側にまわるだけでも時間を要します。加えて、石の大きさやピラミッドの急な傾斜にいちいち驚きながら進んでいるので、時間は過ぎる一方です。
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クフ王のピラミッドの北西。ここにもマスタバ墓の宝庫が。このエリアは、ピラミッドという王の墓のすぐそばに埋葬されることを望んだ当時の王族や高官、神官たちのために用意された特別な場所です。ついつい、寄ってしまいます。
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そして、クフ王のピラミッドの北側に到着。しかし、入口には数名並んでいました。一番乗りではない。無念。。。というか自業自得。。。
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まあ、気を取り直します。混雑時、観光シーズンや団体客が重なると、入場までに1時間以上並ぶこともあるそうです。今回は並んでいる人も少なく、5分くらいで入れたので、よしとしましょう。
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ここのチケットも、日本で予約・購入済。1日に入場できる人数に制限があるとの情報があったので、事前に予約・購入していました。1500エジプトポンドです。
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クフ王のピラミッドの北側(正面)にある9世紀に掘られた「盗掘口(アル・マムーンの穴)」から入ります。北面の地上から約7メートルほどの高さにあります。大きな岩が切妻屋根のように組まれている本来の入り口の、少し下あたりに位置しています。
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現在は観光客向けの入り口として利用されています。最初は、とても歩きやすい。
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途中から、内部は非常に狭く、急な勾配の通路を中腰で進む箇所があります。体力を使いますし、1月でも内部はかなり蒸し暑いため、動きやすい服装と水分補給の準備をおすすめします。この時期でもかなり汗をかきました。登る人と降りる人が同じ通路を使うため、狭い場所では譲り合いも必要です。
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内部を進むと、高さ約8.5m、長さ約47mの壮大な「大回廊(Grand Gallery)」が現れます。壁が上に行くほど少しずつ内側にせり出している「持ち送り構造(コーベル構造)」という高度な技法で天井が作られています。左右の壁の石が7段にわたって数センチずつ内側に突き出しており、最終的に天井を狭めています。これにより、ピラミッドの頂上からかかる数百万トンという凄まじい圧力を左右に分散させ、空間が押し潰されるのを防いでいます。接着剤を一切使わず、石の重みと配置だけで4500年以上耐え続けているのは驚異的です。この大回廊の上部には、大きな空間があることが分かっています。この中に何があるのか。今後の調査が期待されます。ロマンあるね。
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クフ王のピラミッドの内部、一番奥にある「王の間(King's Chamber)」に到着。空の棺があります。その石棺の中には、現在ミイラも副葬品もありません。これらが盗掘によって持ち出されたのか、あるいは最初からここに納められなかったのかは、今も古代史最大の謎の一つとされています。この石棺は、アスワンから運ばれた巨大な赤色花崗岩の一枚岩をくり抜いて作られています。さらに、この石棺、王の間の入り口(通路)よりもわずかに大きいのです。つまり、ピラミッドが建設され、王の間が作られている最中に、先に運び込まれてから天井が閉じられたことを意味しています。ここでは携帯電話のみの撮影が許されました。
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クフ王のピラミッド北側からは、無料の電気シャトルバスに乗ります。
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快適です。
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西側のビジターセンターを起点に、パノラマポイント、メンカウラー王、
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カフラー王、クフ王、スフィンクスなど、主要な7つの停留所を約5分間隔で循環しています。
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カフラー王のバス停で乗り換え、スフィンクス方面に戻ります。観光客が少ないうちに、スフィンクス周辺も見ておこうという作戦です。
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カフラー王のピラミッドが間近に見えます。
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9時30分頃、だいぶ観光客用のバスも増えてきました。
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ラクダにも乗れますが、1時間1000エジプトポンド。現金が足りなかったのであきらめました。
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現在は動物愛護やトラブル防止のため、専用の乗り場が指定されるなどの管理が進んでいます。
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スフィンクス側に到着。スフィンクスは東(日の出る方角)を向いています。午前中に行くと、スフィンクスの顔を正面から美しく撮影することができます。
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観光客も増えてきました。写真を撮ってもらいます。観光客に撮ってもらったらチップを要求されることもありません。お願いされたら、相手の写真も撮ります。
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カフラー王の河岸神殿です。スフィンクスのすぐ隣に位置する非常に重要な遺構です。建築的に非常に見どころが多い場所です。この神殿は、ピラミッドに埋葬される前の王の遺体を浄め、「開口の儀式(ミイラに魂を吹き込む儀式)」を行うための場所だったと考えられています。
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カフラー王のピラミッドと、長い参道でつながっています。スフィンクスの足元に位置しており、スフィンクスがこの神殿(そしてピラミッド全体)を守護しているような配置になっています。
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神殿の内部に入ると、ピラミッドの表面のような荒々しい岩ではなく、滑らかに磨かれた巨大な石柱が並んでいます。 何百キロも離れたアスワンから運ばれてきた、非常に硬い赤色花崗岩が使われています。カミソリの刃も通らない継ぎ目で、巨大な石材が驚くほど精密に組み合わされており、4500年以上経った今でもその美しさを保っています。
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1860年、この神殿の床下にある穴から、有名な「カフラー王の座像」(現在はエジプト考古学博物館または大エジプト博物館に所蔵)が発見されました。大エジプト博物館(GEM)の「大階段(Grand Staircase)」の途中に展示されています。王の頭の後ろをハヤブサ(ホルス神)が抱きかかえるように守っている、エジプト美術の最高傑作の一つです。
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大エジプト博物館でカフラー王の座像を見つけられなかった私は、10エジプトポンド札で我慢します。。。左上のお札に描かれているのが、カフラー王。
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スフィンクスを間近で見ます。鼻がないのは、よく「ナポレオンの軍隊が射撃練習で壊した」と言われますが、これは誤解です。ナポレオンが来る18世紀より前のスケッチには、すでに鼻のない姿が描かれています。14世紀頃に、偶像崇拝を嫌った人物によってノミで削り取られたという説が有力です。
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観光客に写真を撮ってもらいます。かわりに私も写真を撮ってあげます。
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かつては立派なあごひげがありましたが、脱落してしまいました。その一部はイギリスの大英博物館に保管されています。かつてはカラフルだったそうです。調査により、当時は赤、青、黄色の顔料で鮮やかに彩られていたことが分かっています。顔は赤く塗られていたようです。
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スフィンクスのしっぽは、右後ろ足の外側にあります。かわいいです。スフィンクスは「人間の頭」と「ライオンの体」を持つ聖獣です。古代エジプトにおいて、ライオンは強大な力と太陽の象徴でした。王(ファラオ)の知恵とライオンの力を融合させた姿を完成させるために、しっぽまで忠実につくられています。
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ここでラクダ乗りに遭遇。一緒に写真を撮ってもらいます。もちろんチップを要求されます。おっさんの顔はさえなかったけど、ラクダの表情が良かったので、20エジプトポンド渡しました。最初100エジプトポンドほしいと言ってきましたが、柵に隔たれた場所だったので、20エジプトポンド渡し、すぐに離れました。
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無料の電気シャトルバスに乗り、一気に、西側のビジターセンターへ行きます。
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ビジターセンターに到着です。多くの観光客が入っています。
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ここでトイレを済まします。ここで水分も補給をしておけばよかったと少し後悔します。
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マンホールもピラミッド仕様。
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再び電気シャトルバスに乗ります。観光客が増えてきたので、乗車には少し並びました。
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西側方面を眺めてみます。コンクリートと赤レンガ(焼成レンガ)造りの建物が地平線までびっしりと続いています。雨がほとんど降らない気候のため、屋根は勾配のないフラットな形状をしています。茶色やベージュに見えるのは、レンガそのものの色であったり、砂漠の砂埃のためです。
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ピラミッド台地にある「パノラマ・ポイント(Panorama Point)」に来ました。ギザの遺跡群全体を一望できる最高の展望スポットです。
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観光客も多いです。
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ラクダも多いです。
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客引きも多いです。
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ピラミッドの背後(西側)に目を向けると、そこには建物が一切ないサハラ砂漠(リビア砂漠)が地平線まで広がっています。
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とりあえず写真は撮っておきましょう。
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ラクダとクフ王、カフラー王のピラミッドの写真。
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クフ王、カフラー王、メンカウラー王のピラミッドを一度の視界に収めることができます。
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電気シャトルバスで、メンカウラー王のピラミッドに行きます。
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バス停留場から、さらに無料のマイクロバスに乗車すると、メンカウラー王のピラミッド間近に行けます。
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子どもとラクダがにらめっこ。
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ギザの3大ピラミッドの中で最も南側に位置し、最も小ぶりなのがこのメンカウラー王のピラミッドです。高さは約 65m(当初は約66m)で、クフ王のピラミッド(約146m)の半分以下のサイズです。
メンカウラー王のピラミッド 建造物
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下部(全体の約4分の1)が非常に硬い赤色花崗岩で覆われているのが大きな特徴です。上部は他のピラミッド同様の白い石灰岩で覆われていました。花崗岩の外装には、表面を平らに削り取る前の「粗削り」のままの石が残っており、王の急逝によって建設が急がれた、あるいは未完成のまま終わった様子を今に伝えています。
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ピラミッドの北側には、縦に大きく抉られたような深い溝があります。これは12世紀末、アイユーブ朝の君主がピラミッドを解体しようと試みた際の名残です。しかし、あまりにも石が巨大で強固だったため、8ヶ月かけてもこの程度の溝を作るのが精一杯で、最終的に解体は断念されました。
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ここから、カフラー王のピラミッドまでは歩きます。この辺りは、比較的、観光客が少なく、ゆっくりとピラミッドを眺めることができ、石の質感や砂漠の静寂を楽しむことができます。とてもいい場所です。
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こんな砂地を歩きます。もちろん運動靴がおすすめです。今日は風が吹いていなかったので良かったですけど、風がある日は、砂埃にも注意です。カメラなどはプロテクションケースに入れた方がいいです。冬でも帽子、サングラス、日焼け止めはあった方がいいかも。
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カフラー王のピラミッドとラクダ。なかなか絵になります。
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カフラー王のピラミッドと写真撮影。
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3大ピラミッドの真ん中に位置するカフラー王のピラミッドは、その優雅な姿から「最も美しいピラミッド」と評されることもあります。私も最もお気に入りになったピラミッドです。
カフラー王のピラミッド 建造物
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時間をかけてじっくりと眺め、写真を撮ります。カフラー王のピラミッドを象徴するのが、頂上付近に残っているオリジナルの外装石(化粧石)です。建設当時はピラミッド全体がこのように滑らかな白い石灰岩で覆われていました。長い年月の間に下の石は持ち去られてしまいましたが、頂上部分だけが当時の面影を今に伝えています。他の場所の石が中世の建築資材として持ち去られた際も、高すぎて手が届かなかったため残ったと言われています。
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実際にはクフ王のピラミッド(約146m)よりも数メートル低い(約143m)のですが、一見するとカフラー王の方が高く見えることがあります。クフ王のピラミッドよりも約10mほど高い地盤の上に建てられています。傾斜角は、クフ王(約51度50分)よりも少しだけ急な約53度10分の角度で設計されているため、より切り立った印象を与えます。
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カフラー王のピラミッド近くには、たくさんの石がころがっています。石を剥がす際に砕けた破片や、運ぶのに適さなかった質の悪い石が、そのまま周囲に放置されました。また、ピラミッドを建設する際、現場で石の形を整える加工が行われていました。その際に出た大量の石の破片(端材)が、埋め立てや補修に使われたり、そのまま現場に残されたりしたことも理由の一つです。足元に転がっている何気ない石も、実は4500年前の建設の記録や、その後の歴史を物語る貴重な証拠と言えます。
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カフラー王のピラミッドに使用されている石材は、その巨大な外観を支えるために、想像を絶する大きさとしなやかさを兼ね備えています。平均的な重さは、1個あたり約 2トンから2.5トン と言われています。特にピラミッドの土台部分や、隣接する葬祭殿・河岸神殿に使用されている花崗岩のブロックには、数十トンに及ぶものも含まれています。ピラミッドの最下層や、内部の玄室、そして周辺の神殿には、アスワンから運ばれた非常に硬い赤色花崗岩が使用されています。
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カフラー王のピラミッドは、単体ではなく、王の魂を祀るための巨大なネットワークの中心でした。葬祭殿(Mortuary Temple)は、カフラー王のピラミッドの東側に隣接する神殿で、王への儀式が行われていました。現在は土台部分が残っており、巨大な石材の積み重なりを見ることができます。
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葬祭殿は、ピラミッド複合体の中でも、王の魂を祀り、永遠の命を維持するための最も重要な儀式の場でした。古代エジプトにおいて、ピラミッドは「王の墓」でしたが、葬祭殿は「生きている人々が王を崇拝し、お供え物をする場所」でした。神官たちが毎日、王の魂(カ)のために食事や飲み物を供え、祈りを捧げていました。王が死後、神となって再生するための複雑な儀式が、この神殿の迷路のような部屋の中で行われていました。カフラー王の葬祭殿は、それまでのピラミッド神殿よりもはるかに大規模で、後の神殿建築のモデルとなりました。壁には重さ100トンから400トンに達する巨大な石灰岩のブロックが使われています。これほど巨大な石をどのようにミリ単位で積み上げたのかは、現代の建築家にとっても驚異です。かつてはこれらの巨大な石灰岩の壁が、アスワンから運ばれた滑らかな赤色花崗岩で覆われ、床は白いアラバスター(雪花石膏)で敷き詰められていました。葬祭殿の入り口からは、参道(コーズウェイ)が東に向かって真っ直ぐ伸びており、スフィンクスの隣にある「河岸神殿」へと繋がっています。
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クフ王のピラミッドとラクダ。
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クフ王のピラミッドと記念撮影。
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時刻は14時。だいぶ、体力的に厳しくなっているので、クフ王のピラミッド北側まで、電気シャトルバスで移動。
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ピラミッドエリア北側の風景です。ゴルフ場も見えます。
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クフ王のピラミッド北側でバスを降ります。内部への入口は大行列でした。大人気ですね。クフ王(古王国時代・第4王朝の第2代ファラオ、在位:紀元前2589年頃 - 2566年頃)はその巨大な建造物とは裏腹に、王自身の素顔については多くの謎が残されています。クフ王について最も皮肉な事実は、世界最大の石造建築(大ピラミッド)を建てた王でありながら、現存する本人の肖像彫刻が、わずか7.5cmほどの小さな象牙の像(クフ王の小像)しかないことです。現在はカイロのエジプト博物館に所蔵されています。ギリシャの歴史家ヘロドトスによる記述では、数千人の奴隷を酷使してピラミッドを作らせた「冷酷な暴君」として伝えられました。しかし、現代の考古学的見解では、ピラミッド建設に従事したのは奴隷ではなく、農閑期の農民や熟練した職人たちであり、王からパンやビールなどの配給を受け、高い組織力のもとで働いていた「国家プロジェクト」であったことが判明しています。クフ王は、父スネフェル王が築いたピラミッド建設技術を究極まで高めました。自分の死後、太陽神ラーとともに天を旅するために、巨大な木造船(太陽の船)をピラミッドの傍らに埋めさせました。
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バス停付近にはお店もたくさんあります。
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クフ王のピラミッドの北側から東側へ移動します。
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クフ王のピラミッドの東側(および南側)に広がるエリアは、王を支えた家族や家臣たちが眠る「死者の街(ネクロポリス)」となっており、ピラミッド本体とはまた違った魅力があります。
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王妃たちのピラミッド (Queen's Pyramids)です。クフ王のピラミッドのすぐ東側に、南北に3つ並んでいる小さなピラミッドです。クフ王の妻や母のために建てられたとされています。
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北側は母ヘテプヘレス1世、あるいは妻メレトイテス1世のもの。中央は、妻メリトイテスのものとされることが多いです。南側は、妻ヘヌトセンのもの。本体のクフ王のピラミッドに比べるとかなり崩れていますが、内部に入れるものもあり、ピラミッドの「構造」を間近で観察するのに適しています。
第4王朝ヘヌトセン王妃のピラミッド 建造物
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テプヘレス1世の縦穴墓の近くで、クフ王の母ヘテプヘレスの豪華な副葬品(黄金の椅子やベッドなど)が収められた隠し墓が発見されました(現在はカイロのエジプト学博物館に展示されています)。
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おなじみの写真です。「写真撮ってやるよ」と言ってきた怪しげなおっさんに撮ってもらいます。もちろんチップ要求は覚悟の上です。観光客相手が慣れているのか、いろんな面白写真をたくさん撮ってくれます。ピラミッドをつまんでいるような写真やピラミッドを持ち上げているような写真、スフィンクスとキスしているような写真、ピラミッドにひじをついているような写真等々、15枚ほどです。シュクランとお礼を言い、20エジプトポンド札を渡すと、なるほど、300エジプトポンドを要求してきました。「素人写真だから20エジプトポンドくらいだろ」と言うと、このおっさん、悲しそうな顔をしてきた。これはエジプト紀行中初めての現象だったので、合計60エジプトポンド払いました。たぶん、この演技にだまされていると思うけど、まあ、ユニークな写真をたくさん撮ってくれたからいいでしょう。
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クフ王のピラミッドからスフィンクス出入口方面に下っていきます。
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ラクダたちともそろそろお別れです。
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約8時間、ピラミッドエリアを満喫しました。
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本当、来てよかった!!!
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ピラミッドエリアの東側に戻ってきました。
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スフィンクス側の出入り口です。ここから出て、ホテルに戻ります。体力的に、かなり疲れています。水分補給も500ミリペットボトルの水だけでは少なかったかな。
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ホテルに戻ります。まずは、すぐさま水分補給とシャワー。そのあと、部屋のバルコニーから、ゆっくりとピラミッドを眺めます。
パノラマ ピラミッズ イン (パノラマビューピラミッド) ホテル
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本当、夢のような一日です。
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ベッドに横になって、ピラミッドを見ながらひと眠り。素敵な一日を本当にありがとうございました。
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