2025/08/31 - 2025/08/31
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AandMさん
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ゴビ砂漠は恐竜化石の宝庫として知られ、今日までに約90種類の恐竜化石が発見されています。モンゴルの首都ウランバートルに恐竜化石を展示した「恐竜中央博物館(Central Dinosaurs Museum)」がありましたが、2019年に「自然史博物館(Natural History Museum)と統合されて現在は「国立自然史博物館」に名称変更されています。
モンゴルで発見された「タルボサウルス」や「ティラノサウルス」などの貴重な恐竜の骨格標本があるとのことでしたので、ウランバートル滞在中に見学することにしました。
博物館は、スフバートル広場の西側約1.5kmにありました。この博物館には、恐竜化石だけでなく、隕石、太古の動植物化石、鉱物、昆虫や動物のはく製など自然に関連する多種類の標本類が展示されていました。モンゴル語と英語で書かれた簡単な説明板があり、化石骨格をもとに再現された恐竜や動物モデルなども備えられ、分かり易い展示でした。
恐竜関係は、「恐竜卵の巣の化石」など、ここにしかない標本もありますので、恐竜に興味のある方にとっては必見の博物館だと思います。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 3.5
- ショッピング
- 3.0
- 交通
- 2.5
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- 観光バス 徒歩
- 航空会社
- ユナイテッド航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
8月31日、午後3時前です。
滞在していたホテルのあるスフバートル広場から博物館までは約1.5km、歩いても行ける距離ですがバスを利用することにしました。モンゴル国立大学前のバス停です。 -
バスが来ましたので乗車しました。料金は距離に無関係で1000トゥグルグ(約40円)、紙幣を運転手席の脇にあるボックスに投入して車内に入ります。結構混んでいて、立っている人も数名以上いました。
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バスはサンブー通り(Sambuu St.)を進みます。スマホのグーグル地図で現在地を確認し、博物館最寄りのバス停で下車。
通りの北側にあるのは独立広場(Independence square)、博物館は広場の北側にありました。 -
自然史博物館(Natural history museum)の表示が出ています。
建物上部にレリーフ状の装飾が並んでいますが、そのデザインからモンゴルが社会主義であった時代(1924-1992)に建造されたことが窺われます。恐竜関連の展示が充実しています by AandMさん国立自然史博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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開館時間は9:00-18:00で、チケット販売は17:00までと表示されています。2025年8月時点の入場料、大人20,000トゥグルグでした。
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自然史博物館の内部、天井が高くて広々としています。1-3階が展示室になっています。
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1階展示室の壁に立派なレリーフ像がありました。ただ彫られているのは、鉱山などで働いている労働者達のようです。モンゴルらしさが感じられません。自然史博物館を飾るレリーフ像というより、共産主義をアピールしているようです。
モンゴルがソ連の影響下で社会主義であった時代に、ソ連芸術家の指導下で製作されたのではないか、と思われます。レリーフ像は「ザ・ソ連」といった印象です。 -
博物館の展示品を一通り見て回ります。
これは"AJ-BOGD-2"と名付けられた巨大な隕石で、重量582.2kg、1952.10.25の発見、とありました。 -
これも"MANLAY"と名付けられ隕石で、重量166.5kg、1955.1.3発見
この他にも多くの隕石が展示されています。 -
次のコーナーには、古時代の化石類が展示されていました。25億~5億4千万年前に形成された化石類です。
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先史時代の亀の化石
良く見ると亀の甲羅であることが分かります。 -
化石となっている亀が生きていた姿を描いた説明図です。
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オルニトミモサウルス(Ornithomihosaurus)の化石、3.5-8m、9.9-8.6千万年前
ダチョウ恐竜とも呼ばれ、最高時速は60-80kmに達したと推定されています。 -
オルニトミモサウルス(Ornithomihosaurus)の化石
保存状態が良好で、約1億年前の化石とは思えない感じです。 -
アンキロシオライド(Ankylosioraid)化石、5-8m長、5-7トン重量、7.1-6.5千万年前
鎧竜と呼ばれる草食恐竜の一種だそうです。 -
アンキロシオライド(Ankylosauriad)化石、7.1-6.5千万年前
草食恐竜の一種でカメ類のような甲羅に似た装甲を持ち、がっしりとした四足歩行の恐竜で、四肢は短く力強かったようです。 -
バクトロサウルス( Bactrosaurus)化石、6m長、1.1-1.5トン重量、8.7-7.1千万年前
鳥盤目鳥脚亜目ハドロサウルス科に属する植物食性の恐竜 -
恐竜卵の巣(Dinosaur egg nest)の化石、8.5-7.1千万年前
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「恐竜卵の巣」説明パネル
この卵の巣は後期白亜紀(Late Cretaceous)、8.5-7.1千万年前のものである、と説明されています。恐竜は、亀とおなじように卵からふ化していたことが分かります。ただ巨大な割に卵は小さい感じです。 -
タルボザウルス(Tarbosaurus)の頭部化石
最強の肉食恐竜で、この化石はゴビ砂漠で発見されたもの。 -
プッシタコサウルス(Psittacosaurus)の頭部化石
中生代白亜紀前期(約1億年前)に生息していた二足歩行の草食恐竜 -
サウロロフズ(Saurolophus)の全体骨格
後期白亜紀に生息していた恐竜。これだけ揃っている骨格標本は珍しい -
博物館に展示されていた最大の恐竜骨格標本
7.2-6.6千万年前に生息していた肉食恐竜ティラノサウルス(Tyrannosaurus)、全長は約13mもあります。 -
マンモス(Mammoth)の歯
恐竜がいた時代よりも後世の400万-1万年前に生息していたマンモスの歯 -
これもマンモスの歯化石
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マンモスの骨の化石
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ウーリイリノセロス(Wooly rhinoceros)の頭部化石
ウーリイリノセロスは17000-14000年前に生息していたサイの仲間 -
モンゴルで採掘される鉱石類も展示されています
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ベリリウム(Beryllium)と説明板にあり、軽金属元素Beが含まれる鉱石のようです
ただ下部に記された化学組成(B2Al2Si6O18)に"Be"は無く、代わりに"B"となっています。B⇒Beの間違い、と思われます。 -
巨大な水晶の原石
こちらの化学組成は(SiO2)と正しく表示されていました -
ネフライト(Nephrite)の原石
ネフライトは翡翠と似たグリーンやホワイト色の宝石ですが、翡翠に比べて柔らかいことから軟玉とも言われます。 -
植物類の標本も沢山展示されています
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モンゴル高原に生息する蝶類の展示がありました
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似た蝶のように見えますが、標本下部に書かれている名称が異なっています。
丁寧な分類がされています。 -
日本では見かけない種類の蝶です
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光沢のある青色の羽を持つ蝶、モルフォチョウ(Morpho didius)
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羽の模様が美しい蝶
大小の蝶は雄と雌と思われます。 -
アゲハ蝶
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同じように見えますが、蝶の大きさ、模様などが微妙に違っています。
蝶の多様性、生息環境の影響があるのでしょうか -
透き通った羽を持つ美しいオオスカシマダラ亜族の蝶
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モンゴルで見られる魚類、剥製として展示されています
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こちらは鳥類です
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雪フクロウ(Snowy owl)
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普通のフクロウ(Owl)
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隼や鷲類
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鹿や狐などの哺乳動物コーナー
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狼のようです
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雪豹(Snow reopard)
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ヤマネコ
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大鹿や野牛の角、多様です
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博物館2階から1階を見下ろした景観
モンゴル国立自然史博物館には、世界的に珍らしい恐竜化石や美しい蝶類標本などが沢山展示されていますが、平日午後の訪問者は少なく、ほぼガラガラ状態でした。旧国営デパート(ノミン・デパート)やスフバートル広場などでは多くの海外観光客を見かけましたが、この博物館を訪問する人は多くないようです。
入館料は大人900円で、高くはありません。
恐竜や動植物に興味のある方にとって、訪問価値のある博物館だろうと感じました。恐竜関連の展示が充実しています by AandMさん国立自然史博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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博物館を出て、スフバートル広場近くにあるホテルまで戻ります。帰路は歩くことにしました。
博物館の南側を東西に走るサンブー通り(Samboo St.)の中央部には緑地があり、緑の散歩道として整備されています。歩道に朱塗り鳥居がありました。「和風神社でもあるのかな・・」と思いながら進みます。 -
あったのは中国風の小さな楼閣で、神社はありません。
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さらに進むと花園に「ウランバートル」の文字標識、観光客の皆さんはここで記念写真を撮影されるようです。
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緑地出口にも鳥居があります。
説明板もありませんので、何故ここに鳥居があるのかは分かりませんが、神社も無いのに鳥居が設置されているのは、日本人として不思議な感じでした。 -
スフバートル広場近くの商業ビルに色褪せた「コニカ・ミノルタ」の表示、この会社は日本の電子機器メーカですが、何故か入口に「パブ」のサインが掲げられています。
以前ビルを所有していた日本の会社が事業上の理由で撤退したにも関わらず会社表示がそのまま残されているのではないか、と想像します。
鳥居や商業ビルの表示、日本との関係で良く分からない場面に遭遇するのもかえって面白い感じです。 -
スフバートル広場に戻ってきました。我々が滞在しているホテルは広場東側にあります。
チンギスハーン広場 広場・公園
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広場東側、ホテル前にある新しい建物屋上に「トヨタ」表示がありました。こちらは最近設置されたようです。ウランバートル市内を走っている車の多くが日本車で、トヨタ車が多いように感じました。ノミン・デパートでも日立など日本製の家電品が主流を占めており、モンゴルでは日本製品が愛用されている印象です。
今回訪問した国立自然史博物館は、ゴビ砂漠で発掘された沢山の恐竜化石が展示されていることで、知る人ぞ知る有名な博物館です。世界的に有名な「タルボサウルス」と「ティラノサウルス」の本物化石を見学できただけでも、十分な価値があったように思います。ガレリア・ウランバートル 百貨店・デパート
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