2025/07/30 - 2025/07/31
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norijiroさん
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帰路の飛行機もローマ発のため、ベネチアからふたたびローマへと戻ったわれわれ。バチカンやローマ市内の名所などをめぐり、この旅の仕上げとしたい。が、なにやら様子がおかしいぞ。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 4.0
- ショッピング
- 4.5
- 交通
- 5.0
- 同行者
- 家族旅行
- 一人あたり費用
- 25万円 - 30万円
- 交通手段
- 鉄道 タクシー 徒歩 飛行機
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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前夜はローマ入りがすっかり遅くなったので、バチカン近くのホテルにチェックインの後は、軽い散歩をするにとどめた。が、気になることがある。ホテル周辺の道路、つまりバチカン周辺の道路にやたらと学生風の一団がたむろしていて、ダメな大学生のように大騒ぎしているのである。異教徒が言うのもなんだが、教皇聖下の御前であるぞ、静まれい。
バチカン市国 史跡・遺跡
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この日は、まずバチカンのサン・ピエトロ大聖堂を朝一に見学したのち、バチカン美術館に入館。午後はローマ市内をみて、夜の便で帰国、というプランである。大聖堂は朝7時にオープンし、その直後であればガラガラであるという情報であった。が、実際行ってみるとこの行列。よく見ると、前日に大騒ぎしていた学生の集団が徹夜で並んでいたのである。これはなんだ?
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急ぎ列に加わったが、行列は一向に進まない。朝7時オープンという情報はガセだったのだろうか。そんな疑問をよそに、とにかく周囲の学生がうるさい。旗を振り、太鼓をたたきながら歌まで歌っているのである。ここは学生街の安居酒屋か?
どうやら、この2025年は25年に一度の聖年、つまりローマ巡礼の年であるらしく、それで各国から若者が集まっている。国ごとに集団で来ているようだ。やはりカトリックが強い南米からの若者が多いが、サッカー観戦のようにバカ騒ぎするのはどうかと。 -
で、この行列のわけは、ようやくバチカンへ入国できた後にわかった。毎週水曜日は教皇聖下が信徒の前で演説をするらしく、周囲の学生たちはそれを聴くために並んでいたのであった。意外と信心深い。これにあわせて大聖堂のオープンは午後1時となるようで、つまるところ並び損。不覚であった。せめて教皇のご尊顔でも拝謁できればよかったが、美術館の予約が9時からのため、苦労して入った会場を泣く泣く後にした。無念である。
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というわけで、イタリアの至宝が揃うバチカン美術館へ。こちらは予約があるので入場はスムーズ。
バチカン美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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ラファエロの傑作「キリストの変容」。とにかくみな表情が豊か。浮遊感あるキリストの飄々とした感じが面白い。
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今回本物を見損ねた「最後の晩餐」の模写があってラッキー。私なんぞは模写で十分なのである。
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しかし広い。とにかく広い。全部見ていたら日が暮れるので、要所を抑えていかないといけない。
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有名な古代ギリシャのラオコーン像。神官ラオコーンが海蛇におそわれ苦悶の表情を浮かべている。左右にいるのは息子だそうで、この2人もついでに海蛇に食べられたらしい。お気の毒さま。
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超有名なミケランジェロのシスティーナ礼拝堂もあるのだが(そこだけ撮影禁止)、それらをおさえて個人的に一番気に入ったのが、このラファエロの「アテネの学堂」である。古代ギリシャの学者たちを描いた作品であるはずが、中央左にレオナルド・ダ・ビンチ、手前にミケランジェロ、そして右から2番目にラファエロ自身がひょっこり顔を出し……と、ルネサンスの著名人がそのまま登場している。古代ギリシャにルネサンス期の芸術家を登場させてしまうという、ほとんど漫画のような手法で興味深かった。当時これを見た人々も、「お、いるよいるよ」といった感じで微笑んだに違いない。
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最後は名物のらせん階段。
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続いて、この日は午後にオープンするサン・ピエトロ大聖堂に向かったが、やはりこの行列。予約がない場合は、こういう土俵で勝負しないといけないわけだ。暑いし、人ごみで風が通らず蒸し蒸しするし、おまけに周囲の学生はやんちゃに大騒ぎで、不快なことこのうえない。
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途中、教会より水の施しがあった。手持ちの水もすっかりぬるくなっているのでありがたい……と思ったのもつかの間、外に保管してあったためか、この炭酸水は熱湯のように熱々であった。熱々の炭酸水というのも貴重な体験であったが、待つつらさが増したことは間違いない。主は我になおも試練を与えたもうか。
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1時間ほどの苦難を経て、やっとこさ入場。
サン ピエトロ大聖堂 寺院・教会
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入場時、なぜか扉のあたりで土下座する人がいた。大聖堂にある5つの扉のうち、いちばん右の扉は「聖なる扉」と呼ばれ、25年に一度の聖年の年しか開かないという秘仏的存在らしい。
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われわれもその貴重な扉より内部へ。
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入ってすぐの場所には、ミケランジェロの傑作「ピエタ」がある。ミケランジェロのサインがある唯一の作品だそう。
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大聖堂内部は天井を中心に金色で美しく彩られている。あまり金ぴかにするとえてして下品になりがちだが、ここはとにかく上品。上品と豪華がうまく併存している。
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さすがカトリックの総本山だけあって、その威容は別格であった。いつもは教会にくると退屈そうに座っていたわが家の2児が、ここではあちこち動き回って写真を撮りまくっていた、という事実からも、そのすごさがわかるだろう。子どもは正直よ。入場前はあまりの行列に断念の二文字も浮かんだが、耐え忍んでよかった。巡礼の年に来ると特別な赦しを与えられるそうで、私の過去の悪行もおそらく浄化されたことであろう(本当か?)。
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大聖堂前にあるペテロ像。手に天国の鍵をもっている。それをお譲りいただくことは可能でしょうか。
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ということで、世界最小のミニ国家、バチカンも無事に制覇となった。さすがに商売っ気がないのか、バチカングッズ的なものはあまりなかったが、周辺の土産物店では教皇のブロマイドやペンダントが売られている。許可取っているのか?
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あとは世俗に戻り、ローマ市内をぶらぶら。スペイン広場は人がすごい。
スペイン広場 広場・公園
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トレビの泉はもっと人がすごい。入場制限をしており、水の近くまでは行けず。まあ仕方ない。
トレヴィの泉 建造物
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長かったイタリア旅行もいよいよ終わり。空港へ向かう。ここで気になることがあった。数日前に今さらのように気付いたのだが、北京での成田行きの乗り換え時間が1時間半ほどしかないのだ。大丈夫なのか、これは。
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ローマ発は時刻どおりだったものの、空港混雑のために離陸まで時間がかかり、どうも遅れ気味。取り戻せるだろうか。
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結局、北京への到着は約30分遅れとなった。10時間のフライトということを考えれば、ぎりぎり定刻の範囲ともいえるだろう。あとは頑張って乗継便の搭乗口へ急ぐよりほかない。だが機内後方の席だったため降機に時間がかかり、すでに乗継便の出発まで40分を切っている。飛行機を降りるやいなや、長男を先頭に空港内を爆走するわれわれ一家。北京空港は巨大であるが、国際線同士の乗り継ぎならそこまで距離はない。しばらく走ると前方に鬼門の荷物検査ゲートが見えてきた。周囲はほぼ無人で、待っている人はいない。これは勝てるか?
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検査ゲート入口にいた係員にチケットを見せると、なにやら手元のパソコンで検索を始めた。急いでるんだから早くしてよ……と焦りが募る。そして、彼女の口から出た言葉は、無情の「Gate closed」。嗚呼、こんな時に限って成田行きはガッツリ定刻の出発だったようである。しかし、この程度の到着の遅れで乗り継ぎに失敗する時間設定もどうかと思うが。
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そして、続いての宣告が一言、「Haneda」であった。そう、この日の成田行きはもうないが、幸いなことに羽田行きなら本日中にあと2便ある。こちらへの振り替えを試みてくれるようだ。
場所をカウンターに移し、振り替え手続きが始まった。航空券を発券し直すだけでなく、預け入れ荷物の積み替えもあるのでなかなか煩雑だ。荷物の積み替え手続きは係員の携帯(どう見ても個人のもの)で行われ、携帯のカメラで撮影した搭乗券の写真をLINEのようなアプリでどこかに送信している。大丈夫なのかね、これ。 -
一応、無事に振り替えは終わったようで、あとは待つだけ。荷物は心配だが、時間は結構あるのでなんとかなることを信じよう。まずは水でも飲んで落ち着くことにする。売店で水を買ったが、これが信じられないくらいおいしい。これまでイタリアの硬水が続いていたので、久しぶりの軟水の優しさが染み渡る。やはり日本人は軟水だな。
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ついでに腹ごしらえ。空港内に支店をもつ「便宜坊」は創業1416年で、現存するなかでは中国一の老舗レストランである。世界で2番目に歴史があるという。
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私の愛する宮保鶏丁セット。こってりとした味付けが北京らしくご飯がすすむ。
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振り替えてもらった羽田行き。またしてもシートモニターはないが、乗れただけでもラッキーと思わないといけない。機内食をいただけるだけでもラッキーである。
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無事に羽田へ到着。なんとかその日のうちに帰宅することができた。荷物もきちんと受けとることができたが、よく大丈夫だったなあ。
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今回の行程はこれにて終了。イタリアは遺跡、文化、食事と観光の三冠王と讃えたい。次に行くときはメインの4都市から離れ、郊外なんかもよいかもしれない。
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