2025/11/22 - 2025/11/24
294位(同エリア1920件中)
鯨の味噌汁さん
- 鯨の味噌汁さんTOP
- 旅行記142冊
- クチコミ106件
- Q&A回答2件
- 306,378アクセス
- フォロワー93人
11月21日、ホーチミンからルアンパバーンへの移動日。
現地たった7泊で移動日を作るのは不本意だけど、3カ国、3つの町をめぐる旅だからしょうがない。
2日間「合法的に居座った」スイートルームを追い出され、grab でクルマを呼んで空港へ向かう。
- 交通手段
- タクシー 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
ここから先の移動はド安めのLCCを使う。スイートルームとの落差が激しい。
バンコクで乗り換えると、ヒコーキがどんどん山の中に入っていき、やがて山のすき間に赤茶けたメコン川が見えてくる。さらにその川に沿って町並み。なるほどこれがルアンパバーンかぁ。 -
こじんまりとした山間の空港。市内へは公共交通機関はないので、チケットを買って乗り合いタクシーを使う。
おっとっと、その前に両替せなあかん。
ガイドブックには、ラオス通貨のキップは「国外に出ると紙くず扱い」なので(ヒドい言われようだ)最小限にしておけ、と書かれてた。
ではではと、とりあえず1万円だけバラしてみたら1,400,000キップ。10万キップ札が14枚だ。なんだこりゃ。見るからにダメそうな通貨単位だなぁ。 -
たどり着いたホテルはメコン川沿いのコテージだった。ルアンパバーンは街並み自体が世界遺産になっているので、ホテルは全部民芸調のしつらえだ。
民芸調って聞こえはいいけど、早い話が古い木造建築で、床がギシギシ鳴り、ドアの建付けも悪く、採光も悪いから部屋からの眺望もない。
それならフツーのシティホテルに泊まればいいんだけろうど、世界遺産の街並みで鉄筋のビルは建てられないからしょうがない。 -
とはいえ目の前にメコン川、お隣が世界遺産の寺院、名物の「托鉢通り」まで徒歩5分なので、立地は文句なしのホテルではあった。
宿に荷物を置いて、ぶらぶらと近場を散歩する。
ホテルのすぐ下が船着き場になっていて、そこから細長いボートが団体のお客さんを載せ、次々に出発していた。いわゆる「サンセットクルーズ」というヤツですね。 -
やがて夕焼け。
西のほうから始まり、空の底をすべるように朱色が広がっていく。
ひろびろと開けた川面にも朱が映える。 -
そのままとぼとぼ歩くと、すっかり暗くなった通り沿いの寺院で、読経が始まった。
日本のお経とは違った不思議な旋律だ。10人くらいで読んでいるようだ。
意味なんてわからないけれど、ふたりでじっと聞き入る。
こんなとき「旅に出てるな」と思う。 -
さらに歩くと夜市。観光客がのんびりお土産の品定めをしている。
空を見上げるときれいな三日月が出ていた。
食堂に入り、簡単な夕食。かーちゃんはマンゴージュース、ワシはビールで乾杯し、宿に帰った。 -
翌朝は5時に起きて托鉢の見物へ。
指定された通りの脇道には、数十台のハイエースが停まっている。
その中から団体客がどんどん降りてきた。みなさん中国語だ。 -
沿道に小さなイスと供物を入れたカゴがずらっと並んでいた。
イスの準備をしていたお姉さんが近寄ってきて「座りませんか」。遠慮がちに営業してくる。
なるほど。これは「お布施体験」をする観光客用のイスらしい。
イスの前にはもち米を入れたお櫃、その上に駄菓子が置かれている。 -
5時半を過ぎると中国人観光客がイスに並んで座り、ガイドさんから事前のレクチャーを受けている。質問も飛んでなかなかの熱気。どうやら「僧侶には手を触れない、話しかけない」なんて事を言ってるらしい(ガイドさんの身振りで想像)。
6時前、イスのほとんどがツアー客で埋まる。鯨の味噌汁調べによると、中国人観光客7割、ラオス人観光客2割、地元が1割。つまりこの町のお布施は観光客が大半なのだ。 -
やがて肩からオウド色のバッグを下げた僧侶たちが、ハダシでやってくる。観光客の皆さまはギクシャクと、地元のオバちゃんたちは慣れた手つきで、お櫃からゴハンをひとつかみ渡す。
-
僧侶が50人ほど通り過ぎると朝の托鉢は終わりだ。客はそれぞれ立ち上がり、ガイドさんに引率されて宿に帰っていくのである。
7時にはイスも取り払われ、普通の通りに戻っていた。
最初から最後まで、それをじっと見ていたかーちゃんが、感に堪えたように言った。
「中国人は、偉いね」
は?
「ちゃんとお金を落としてくもん。地元から歓迎されるわけよね。ケチな日本人と大違い」
なるほど。それもそうだな。
最近の日本人(代表=鯨の味噌汁)は貧乏になってしまい、旅に出てもお金を落とさなくなったけど、中国人はツアーでやってきて、喜んでお金を使う。
地元の方からすれば、中国だろうが日本だろうが、お金を使ってくれるお客さんはありがたい。 -
観光客がお金を落とせば、地域の経済がまわる。それは家電製品になったり、自家用車になったり、子供の教育費になったりする。
フツーの民家に停めてあったクルマは高級車がほとんどだ。
これなんかトヨタのランクルじゃないのか。高いぞー。
子供の教育といえば、最近、ラオスの児童買春がニュースになっていた。日本人のヘンタイどもが押し寄せているそうな。
バカモノ、ちゃんと観光でゼニ使わんかい! -
宿に戻り朝メシを食って、お隣の世界遺産・ワット・シェントーン見物したら、本日の予定は終了してしまった。まだ午前10時。どうすんだよ。
ルアンパバーンはかつて都が置かれていた古都なので、寺院は山ほどあるのだけれど、いっぱい見てもどうせ忘れるから見るのはひとつで良い(異論は認める)。 -
寺院の裏手を歩いていたら、オレンジ色の袈裟が干されていた。
やっぱり1枚の布を巻き付けているらしい。
その下にパンツなどは履いているのだろうか。
ナゾは深まるばかりである。
ちなみに手前の干し物は寺院の外側なので、彼らがプライベートでオーバーオールを着ているわけではない。
だがしかし、食堂で少年僧がスマホゲームをしてるのは見かけたので、出家してもスマホは持ち歩いてると思われる。 -
ホテルに戻り、かーちゃんと首脳会談。午後はメコン川で舟遊びをしようという話になる。
フロントに相談すると「船頭付き、半日貸切で80ドル」とゆうことなので、その場で申し込む。事前に調べていた相場の倍だけど、ホテルを通せば高くなるのはしょうがない。現地でスカのボートをつかまされるよりマシだ。
ちなみにツアーやチャーターの支払いはドルが一般的らしい。
午後から船頭さんが迎えに来た。50歳くらい、日焼けした川漁師の顔。
「午後5時にサンセットになるから、それまで何箇所か案内します」
物慣れた感じで船を出す。定員20人ほどの屋根付きボートだった。 -
このボート、手作り感が満載で、イスは観光バスで使ってたのを引っぺがして持ってきたものだし、操舵席の真横には(なぜか)クソでかいWベッドがどぉーんと置かれていた。
でもって船頭さん「寝ながら行けます」。
ここで寝てナニするのよ。
素人船上白黒ショーなんてイヤだよ。 -
ゆっくりとメコンをさかのぼる。
川幅は200メートルくらいだろうか。
ときどき同じような細長いボートとすれ違う。
乗ってるお客さんはぱらぱらだ。ワシらと同じ「2人で貸切」なんてのも見かけた。 -
途中、メコンの流れの中で小舟を操る川漁師もいた。
刺網漁らしく、ペットボトルのウキが浮かんでいる。
ボートは漁師を避け、ゆっくりと迂回する。
河岸の景色は単調だ。
原始のままの流れの途中に、へばりつくように集落がある。
川風が気持ちいい。
こうゆうのをスロウ・ボートっていうのかしら。
死んだらこういう景色のところに行くのかしら。 -
やがて終点のパークウー洞窟に到着。ここまで2時間。
ボートはここで折り返しになる。 -
かえりのボートで、船頭さんが心配顔で言う。
「このまま戻るとサンセットには早すぎるから、ゆっくり走っていいか」
途中で寄ったウィスキービレッジ、それにパークウー洞窟とも、ちょっと見物しただけで引き返したものな。たまに観光するとセッカチでいかん。
「夕焼けは見なくていいんで、まっすぐ帰ってください」
実は夕焼け、特にこだわりはない。前日は川べりで見たし、そもそも世界じゅうのどこで見たって夕日は美しい。 -
船頭さん、ボートのスピードを上げ、船着場に戻った。
早く着けば新たなサンセット客を取れるんだそうな。
しっかり稼いでください、と握手で別れた。 -
11月24日。
午後4時のLCCでバンコクへ飛ぶので、午前中はのんびりルアンパバーンの町をお散歩することにした。
旧市街はナムカーン川とメコン川の合流地点にあり、東西3キロ・南北1キロほど。半島状のひょっこりひょうたん島(古い)みたいな形をしている。その半島に寺院やホテル、博物館などがみっちり詰まっている。 -
町を北に歩けばメコン川、南に歩けばナムカーン川。
水面は街から10メートルほど低いところにあり、赤土がむき出しの河岸だ。
メコン川のような大河川でひとたび洪水が起これば、あっという間に水位が上がりそうだ。
それに備えてか、河岸はどこも砕石を投入し、護岸工事の最中だった。
かーちゃんは「ラオスの観光は始まったばかりなんだね。10年後どうなっているか、元気だったら来てみたい」なんて言ってた。 -
朝市で見かけた川魚の姿焼き。
竹を割いて、それに魚を挟み、炭火で焼く。
ベトナムのディエンビエンフーでも同じものを見かけた。
東南アジアではこれが焼き魚のスタンダードなんだろうか。 -
ぐるりと町を一周し、宿に戻る途中で、川っぺりに出ていた「サンセットクルーズ」のツアーの看板。夕方2時間で25万キップだった。10万キップで700円だから1500円ほど。
-
メコン川の渡し船。
クルマ・バイク・人、それぞれに積み込んで対岸へ向かう。
向こう岸には陶器の村があるという。
のんびりした雰囲気がここちよい。
さぁ、そろそろ宿へ帰る時間だ。
最終目的地であるバンコクへ向かうことにする。
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
ルアンプラバン(ラオス) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
旅行記グループ 東南アジア7泊8日
0
27