歩いて！食べる！　俵山温泉の里山でのんびりガストロノミー・ウォーキング！

2025/11/08 - 2025/11/09

ガストロノミーウォーキングは、温泉地界隈の自然・歴史を感じながら、「めぐって」、その土地の美味しいもの・お酒を「たべて(のんで)」、そしてウォーキングの後には温泉に「つかって」楽しむイベントです。

私の大好きなイベント。日本全国で開催されていますが、昨年に続いて自宅から車で1時間ほどで行ける長門市俵山温泉の温泉のガストロノミーウォーキングに、主人を誘って参加してきました。

俵山温泉のガストロノミーウォーキングは100人参加の小規模なものです。コースは９㎞で高低差もあり、ちょっとハードでした。でも、お天気に恵まれ、楽しく歩いてきました。

エリア 俵山温泉(山口)

今回の俵山ガストロノミーは１０時から１５分ごとにスタート。私たちは10時４５分のスタートでした。

スタートとゴールは、人工芝が美しいヤマネスタジアム。

受付で、「お守りです」とグループに一つ熊鈴を渡されました。

俵山の里山にも熊は生息しているそうで、朝・夕の目撃情報があるそうです。

主人のリュックにぶら下げました。

今回のコース。

昨年とはコースが異なります。昨年は山越えがありましたが今年はなし。距離も１ｋｍ短いです。

スタートはいつも同じ。

小川を越えてつつじが綺麗な熊野山公園の側を通って、俵山温泉街に向かいます。

温泉ガストロノミーののぼりがコースの目印です。

シマカンギク。

可憐に咲いていました。

北九州市の自宅から下道を通って「俵山温泉」まで来ました。
下関市街地を抜け、農村地帯に入ると、赤い石州瓦の民家が多い。そして８０％ぐらいの確率で庭先には柿の木が植わっていました。

俵山温泉街に到着。

昭和レトロな俵山温泉街。

俵山温泉の泉質の素晴らしさは折り紙付きですが、外湯で旅館に内風呂はありません。
残念ながら、ちょっと時流から取り残されているかなあ。廃業している旅館が多いです。

毎年、温泉街の高台に建つ「温泉閣」が最初のガストロノミーポイント。

昭和初期の建物です。

ガストロノミーメニューは前菜「俵山ガストロプレート」毎回メニューが変わります。今年のメニューは
・いのししテリーヌ　・俵山産なすの田舎煮　・ピクルス

酒処山口は獺祭を始め地酒が豊富。ガストロノミーポイントではたくさんの種類の地酒が提供されていました。今回主人はドライバーで参加したので、アルコールは封印です。

ノンアルコールは、ゆずきちコーラとゆずきちサングリアがあったので、ゆずきちサングリアをチョイス。

しゃれた前菜で美味しかったです。

俵山温泉は、五つの源泉があります。そのうち温泉街の外れにある「河内湯源泉」の源泉小屋を特別に公開していました。

小屋の前に係りのおじちゃんが立っていて、懐中電灯を照らして源泉の説明をしてくれました。

PH9.8のアルカリ性単純温泉。トロトロの化粧湯です。

「河内湯源泉」の横に流れる川沿いに並ぶ温泉宿。3階建ての建物が昭和レトロ。残念ながら、営業はされていないようでした。

温泉街を抜けると、コースは里山に。

里山に入ると、いつものように道端の山野草の花を探しながら歩きます。

シロヨメナ

この時期の主役。咲き乱れていました。

ヤマハッカ

アキノキリンソウ

ニガナ

アキチョウジ

山道の途中に俵山ガストロノミーのキラーコンテンツ「ゆずきちもぎ体験」の会場があります。毎年、開放される畑が変わります。「好きなだけもいでよい」と袋と挟みを渡されます。

昨年は、運ぶのが重いので少ししかもぎませんでしたが、ゆずきちは、果汁たっぷりでともかく美味。今年は、たくさんもぎました。

帰宅して、母や主人のお姉さんたちにも配布しました。

ゆず畑のすぐ先が、第二のガストロノミーポイント。

焼きいも、柿、沢庵、キャラ葺き、里のおやつです。

主人が焼き芋を絶賛してました。

多分、準備した柿が余ったのだと思います。

「柿も好きなだけ、持って行って！」の接待してくれた地域のご婦人方。

食べた柿が、とっても甘かったので柿も遠慮なくいただきました。

杉の林道を歩きます。

キッコウハグマ

リンドウ

ウナギツカミ

いったん、集落に下りたら、

最後、竹林の急阪を上ります。今回のコースでは一番の急坂。

ふうふう言いながら上ると、

俵山町のラウンドマーク「西念寺」に到着です。

紅葉が美しい寺として知られています。

境内が第３のガストロノミーポイント。

座席に着くと、地域の方がお料理を運んでくれます。

ガストロノミーメニューにがっついて、何と、西念寺の本殿の写真なし。信じられないミスでした。

ここで、メインメニューが提供されます。

こんにゃくの田楽、
しし汁、
炭火焼の焼き鳥(おじちゃんたちが焼いています)、柿なます、鹿肉の燻製
おむすび2個

俵山のガストロノミーメニューはジビエが特徴。私はジビエは好んでは食べないけれど、ここで出される料理はどれも美味しかった。お腹いっぱいになりました。

「頑張って、歩いてね～」という地域の方々の声援に送られて、西念寺を出発。

残りは後、三分の一だ。

小川添いの素敵な小路。

小川の水はとっても綺麗です。

ゲンノショウコ

イヌタデ

田んぼを突っ切って

最後のガストロノミーポイント、俵山中学校の駐車場に到着。

ここはデザートの提供です。
ノンアルコールの飲み物にコーヒーが提供されたので冷たいカフェオレをお願いました。ありがたかったです。

ゆずきちスノーボール　スィートポテト　りんごのクランブルケーキ

毎年、前菜と　デザートはしゃれたメニューで楽しみにしています。

最後は県道横の車道を通ってヤマネスタジアムにむかいました。

私たち夫婦は、ガストロノミーポイントでは食べ終わるとすぐに席を立ちますが、グループ参加している女性陣はおしゃべり、男性陣はアルコールでのんびりされている方が多かったです。

遠目には花が咲いているように見えるクサギの実。

気になっていました。ようやく近くにあったのでパチリ。

９ｋｍ、無事完走できました。

ゴールすると俵山温泉の「町の湯」「白猿の湯」の温泉券がいただけます。

ゴールデンウィークまで使用できるので、今回は利用しませんでした。

常連さん参加が多い印象の俵山ガストロノミーウォーキング。今回も楽しませていただきました。

今回、主人の強い希望で、車で10分のところにある「豊田湖ゴルフクラブ」に宿泊しました。

歩いた後は、運転したくないそうです。(笑)

ゴルフ場に併設する宿泊施設で、本館の2階に宿泊できますが、

私たちは、ログハウスに案内されました。

ログハウスは3棟あり、1棟に4室あります。1階2室。2階2室ね。

私たちは1階左の部屋でした。

古さは否めませんが、広々です。

食事プランはいろいろありましたが、ガストロノミーウォークでお腹がパンパンになるのは分かっているので食事が一番少ないプランにしました。

部屋まで運んでくれるお弁当プランです。お弁当はホテルで作ってくれるので、天ぷらは揚げたて。ポットで運んでくれたお汁も美味しかったです。

お風呂は本館にあります。ゴルフ場併設のホテルだから宿泊客は圧倒的に男性が多いだろうと思ったら予想どおり、利用者は私だけでした。

ここのお風呂は軟水のお風呂で、すっごく良かったです。軟水って温泉のようにトロトロなのねとびっくりしました。

「見る」「食べる」「つかる」を満喫して、よく歩いた夫婦は8時から爆睡しました。

朝食は本館レストランで。

ビジホのような朝食でした。

でも、1泊2食で8800円。夕食に美味しいお弁当を部屋まで運んでくれるのでコスパは良いと思います。ゴルフ客めあてなので、格安でした。