コーカサス３ヶ国 踏んだり蹴ったりの旅④(４～８日目 トビリシ 観光編その２)

2025/09/10 - 2025/09/22

敬老の日の週に一人で(ジョージアの一部は友人も合流)コーカサス３ヶ国を回ってきました。元々、昨年の６月に回る予定でしたが、体調不良のため直前キャンセルを余儀なくされました。今回はそのリベンジでしたが、行く前から何か嫌な予感がしていました。今年６月のイスタンブールから不運続きで、７月のモンゴルも悪い流れが続いていました。そんなこともあり、体調管理も万全にし、無理をせずに行こうと思っていました。

で、どうだったかというと、散々な目に遭いました。今回の旅を含め７０カ国訪問しましたが、幸いこれまでトラブルらしいトラブルは一度もありませんでした。ところが、今回、これまでに経験したことがなかった、｢人生初｣のトラブル・アクシデントが続発しました。時系列で挙げていくと、
①財布をなくす
②体調不良で病院のお世話になる
③道路横断違反で罰金を支払う
④飛行機で追加料金を支払う
⑤飛行機に危うく乗れなくなりそうになる

これまでこういったトラブルが一度もなかったのはラッキーだったとしても、これほどのトラブルがこうも続くものか！　更なる不幸の前触れなのか、またはこれで打ち止めなのか？　これまで経験出来なかったことを経験出来、勉強になったというか、やはりトラブルには巻き込まれたくないものです。

旅行そのものについては、まあそれなりに楽しめました。特に印象に残っているのが、トビリシの温泉巡りです。豪華な貸切風呂から大衆的や共同浴場まで回り尽くしました。ありがたいことにトビリシの温泉は硫黄泉です。硫黄泉大好きな私にとっては、トビリシは正にパラダイスでした。

何はともあれ、これで訪問国数は７０ヶ国になりました。１００ヶ国までまだまだですが、まずは８０ヶ国を目指して訪問国を増やしていきたいと思います。

１日目　午前中にバクー着。午後からバクー市内を徒歩で観光。バクー泊。
２日目　バスを乗り継ぎ拝火教寺院、ヤナル・ダグへ。財布を紛失&体調不良になる。バクー泊。
３日目　朝方から体調不良も夕方までバクー市内観光。トビリシへ夜便で移動。トビリシ泊。
４日目　終日、トビリシ市内観光。午後、高級貸切風呂で日帰り入浴。トビリシ泊。
５日目　早朝に友人合流。昼前より夕方迄病院受診。別の高級貸切風呂で日帰り入浴。トビリシ泊。
６日目　終日トビリシ観光。ジョージアンダンスショー&ディナーを満喫。トピリシ泊。
７日目　ムツヘタへ日帰り観光。ムツヘタの教会見学。トビリシで道路横断違反で罰金。トピリシ泊
８日目　夕方までトビリシ観光。夜にエレバンに飛行機で移動。エレバン泊。
９日目　終日エレバン観光。エレバン泊。
１０日目　終日エレバン観光。夕食後に空港へ。
１１日目　早朝便でドーハ・ジャカルタ経由帰国。搭乗直前まで搭乗券発券出来ず大騒ぎ。

④は旅行４～８日目のジョージア・トビリシの観光編その２です。トビリシ５日間の内、４～５日目の旅行記ですが、「温泉満喫編」と「病院受診編」は別建てにしてあります。

４日目は日帰りでムツヘタの教会を見てきました。それ以外はトビリシで行ってなかったところを中心に回ってきました。４日目、５日目ともトラブル・アクシデントがありました。私が悪かったというのもありますが、まあ運も悪かったのでしょう。トビリシ最後の夜は、前日と同じく３人で地元の居酒屋に行きました。反則金を支払った直後でしたが、楽しく過ごすことが出来ました。

エリア トビリシ(ジョージア (グルジア))

トビリシ４日目、Puris Moedani Boutique Hotelで２泊目の朝食です。この日はフルメニューでオーダーしました。前日は｢トースト｣のカテゴリーから選びませんでしたが、この日は｢アボガドトースト｣を追加したため、ものすごい量になりました。結局、全部食べ切れずに残しました。

ちなみに、この日は朝食前に｢Sulfur Bath No 5｣という公衆浴場に友人と二人で入ってきました。なかなか刺激的な空間でした。スマホはホテルに置いて行きました。詳しくは｢温泉満喫編｣で書きたいと思います。

｢アボガドトースト｣

パンの上に贅沢にスモークサーモン&アボガドが乗っていて美味しかったです。これだけでも結構なボリュームがありました。

友人がオーダーしたものです。生野菜を想像していたら炒めた野菜が出てきました。

この日は、友人と友人がカズベキ日帰りツアーで一緒になった日本人の方と３人で、日帰りでムツヘタに行きました。ムツヘタ行きのマルシュルートカ(ミニバス)は地下鉄のDidube駅近くのバスターミナルから出ていました。写真はDidube駅の駅前です。

Didubeのバスターミナルは雑然としていて、どこにどこ行きのバスが停まっているのか分かりづらい構造でした。窓口でチケットを買ってマルシュルートカに乗り込みました。

初めてマルシュルートカに乗りましたが、まあ予想していた通りでした。フルサイズのバスとは大違いでした。室内は圧迫感があります。おまけにこの時は座り切れずに立っている人もいました。これで長距離は移動したくないと思いました。

｢スヴェティツホヴェリ大聖堂｣

ムツヘタへは、どこに行くのかも知らずに、ただ付いていっただけでした。世界遺産に登録されている教会群を中心に回ってきましたが、この教会も歴史のある教会なのだそうです。

教会の内部です。立派なのですが、正直、教会・モスクの類いには、よほど何か特徴的なところがなければ、惹かれることもなくなりました。

｢サムタヴロ修道院｣

女性修道院なのだそうです。スヴェティツホヴェリ大聖堂から歩いて行きました。

この日回った他の２つの教会は観光色の強い教会でしたが、このサムタヴロ修道院には観光客らしき人はいませんでした。

ムツヘタの町を歩いていると、どこにいてもこの山の上の教会が見えました。それほど遠くには見えないのですが、道が大回りしているため、車で３０分位掛かりました。下の写真の赤いタクシーで行きましたが、タクシー代はビックリするほど安かった記憶があります。

｢ジワリ修道院｣

内部は改修中でした。狭い中に大勢の観光客がいました。

ジワリ修道院からの景色です。ムツヘタの町、それからさっき見てきたスヴェティツホヴェリ大聖堂も綺麗に見えました。それ以上に気になったのは手前の高速道路の渋滞でした。結局、この後、大渋滞に巻き込まれました。

教会を３つ見た後にトビリシに戻りました。途中物凄い渋滞に巻き込まれ、行きは25分ほどで着きましたが、帰りは1時間20分も掛かりました！　体調はイマイチでしたが、酷いことにならずに良かったです。

｢メテヒ教会｣

トビリシに着いた後は、夕食の待ち合わせ場所を決め、それぞれ別々に行動しました。私は、天気が良かったこともあり、まだ回っていなかった観光地に行きました。写真はメテヒ教会です。温泉街からも見えていましたが、いつでも行けると思い、後回しになっていました。

教会を見終わって、外に出たところです。教会内で聖歌を聞いて清々しい気持ちになり、写真の黒い服を着た女性２人にいくらか渡した直後に事件は起こりました。

橋の手前の広い道を歩いて渡ったら警官に捕まりました！　危なくないとは言いませんが、猛スピードで疾走する車を取り締まった方がいいと思うんですがねぇ…

見事に｢白切符｣を切られました。

支払わないと出国時にややこしくなりそうであったため素直に支払いました。近くの銀行に支払いに行きましたが、受付のお姉さん、まあ、偉そうな対応でした。偉い方だったのでしょうが…

夕食は、Liberty Square駅を出たところで待ち合わせをし、３人で近くのレストランに食べに行きました。

写真を見ながらそれぞれ食べたい物をオーダーしましたが、どれも美味しかったです。

大衆居酒屋風でしたが、雰囲気も良かったです。お値段も安かった記憶があります。最近、ヨーロッパで値段を気にせずに美味しい物を食べられるところは少なくなってしまいましたので有り難い限りです。

｢Sulfur Bath No 5｣

翌朝です。また別の公衆浴場に行く予定でしたが、行ったらやっていませんでした。仕方なく前日と同じ公衆浴場に行ってきました。スマホを持って行きましたが、この日はほとんど来店客がいなかったため、ダメ元で浴室内の写真を撮っていいか聞いてみました。予想外にOKでしたので、中の様子を遠慮なく撮影してきました。詳しくは｢温泉満喫編｣で。

トビリシ５日目の朝食です。前日に学習していたため｢卵料理｣は食べませんでした。

この日はトビリシ最終日でした。前日までに大体トビリシは見終わっていたため、昼前までホテルでゆっくりしていました。

私はアルメニアに移動でしたが、友人は引き続きトビリシでした。左上の写真は、友人がこの日泊まったBeaumont Hotelです。古いけど広くて良いホテルだったようです。この辺りはLiberty Square駅から近いですが、古い住宅街が広がっていました。

トビリシ国立歌劇場（トビリシ・オペラ・バレエ劇場）

ジョージア国立美術館に行く途中で撮ったものです。ここは一度眺めに来ていましたが、陽が当たって綺麗でしたので改めて撮ったものです。ここでクラシックコンサートでもオペラでも観られたら良かったのですが…

｢ジョージア国立美術館｣

ジョージアの国民的画家であるニコ・ピロスマニの作品が多く所蔵されているのだそうです。お恥ずかしながら、ピロスマニ自体知りませんでしたが、せっかくですので見ていこうと思い、中まで入ってみました。ところが、この日はピロスマニの作品は見られないと受付で言われ、結局、入りませんでした。

｢カシュヴェティ教会｣

ジョージア国立美術館の横の教会です。友人が入った時には、教会内の歌声が素晴らしかったとのことで、せっかくですので覗いてきました。観光客はいなくて静かな教会でした。

時間もあったし、メトロマネーカードの残高も残っていたため、帰りはバスを使って空港まで行きました。

空港のチェックインカウンターで、またトラブルが発生しました。４時間前までにオンラインチェックインを済ませてないと発券には36ユーロ追加で必要、向こうのカウンターで払って来いと言われました。そんなことは聞いてないと反論しましたが、HPに書いてあるの一点張り。航空券販売業者から案内がないというなら販売業者に言ってくれとのこと。乗らないわけにはいかないため払いましたが、支払いカウンターに行ったら、既に同じような被害にあった人達が並んでいました(右上の写真)。支払ってチェックインカウンターに戻ってきたら、同じような境遇の人がまたカウンターで揉めていました(左上の写真)。恐らく確信犯だと思いますが、事情に詳しい人に聞いたら、この地域のLCCではよくあることのようです。

ちなみに、先週まで中東旅行に行ってましたが、中東旅行でもLCCを３回使いました。今度はオンラインチェックインをしっかりやろうと事前にトライしましたが、パスポート写真のアップロードがどうやっても上手く行かずに諦めました。アップロードの仕方が悪いのでしょうが、何がどう悪いか示してくれないとやりようがありません。そのためチェックインカウンターで追加料金を支払う覚悟でいましたが、結局、３回とも追加料金は掛かりませんでした。この地域はなぜか相性が良くないようです。