2025/09/02 - 2025/09/04
101位(同エリア360件中)
ひらしまさん
この旅では必要に迫られて、いくつかの旅のアイテムを初めて使うことになった。ベオグラード編でふれたCitymapperをはじめ、WhatsAppやflightradar24などのアプリ類がそれぞれ役立ってくれたけれど、いちばん活躍したのがデビットカードのRevolutだった。
クレジットカードの海外事務手数料が各社とも大幅に引き上げられ、3.63%になった。つまり、外貨での支払いが合わせて30万円あったら、手数料として1万円以上が上乗せされるということだ。これまでも高いと思いながら我慢して使ってきたが、これはもう、わたしにとっては限界を超えている。
いろいろ検討してたどり着いたのがデビットカードのRevolut。月35万円までは手数料無料というのがクレジットカードとの決定的な違いで、ニューヨーク時間の週末だけは1%かかるが、それでも安い。
37種類の通貨を保有でき、各通貨の間は自由に両替できる。わたしたちの旅の場合、アルバニアと北マケドニアの通貨が対象外だが、どちらもユーロが通用するのであまり問題なかった。最初に振り込んだ円をユーロとセルビア・ディナールに替えておき、セルビア・ディナールで残った分はトルコ・リラに回し、最後はすべてユーロで残した。
今後しばらくは、通貨さえ合えばこのRevolutのお世話になりそうだ。
もし、わたしのようにクレジットカードの手数料に不満を持っている方がいらっしゃったら、ご検討をお勧めしたい。
☆08/30 ウィーン泊
☆08/31 ベオグラード泊
☆09/01 コトル泊
★09/02 コトル泊
★09/03 ポドゴリツァ泊(予定はシュコドラ泊)
★09/04 ベラト泊
☆09/05 オフリド泊
☆09/06 オフリド泊
☆09/07 イスタンブル泊
☆09/08 機中泊
1ユーロ≒172円
- 同行者
- カップル・夫婦
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
コトル2日目の夕方。
涼しくなるのを待ってコトル湾の北部にあるペラストを訪ねる。
ペラストへ行くバスは旧市街前から毎時18分発だ。3時過ぎにそれらしき場所に行くとすでに20人ほどが待っていて、その数はさらに増え、遅れて現れたバスは満員となった。観光用の直行便かと思ったらそうではなく、地元の人たちも乗ったり降りたりする。
30分ほどでペラストの高台のバス停に着き、観光客はみな一斉に降りた。展望台のようなスペースからしばらくペラストの景色にひたる。
写真の正面奥が湾の出口につながる狭い水路だ。 -
右方向にはカトリックの聖ニコラ教会と、その向こうの海に聖ユライ島と聖母岩礁が浮かぶ。
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左方向の塔は同じくカトリックの聖アントゥナ修道院。
一緒に降りた人たちはもういなくなっている。わたしたちも坂を下ろう。 -
本当はペラストの街や教会をゆっくり見て回ろうと思っていたんだけど、この時間、太陽に真正面から照りつけられて街はしっかり熱せられている。歩くだけで体力消耗し、とても階段を上り下りする気になれない。
とにかく聖母岩礁には行こうと、ボートに乗り込んだ。1人5ユーロ。客が8人集まったところで出航した。 -
競うように立つ尖塔がこの街の美しさを際立たせている。ヴェネツィア領時代の繁栄の遺産だ。
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聖ユライ島には聖ジョルジェ修道院だけがあり、立ち入ることはできないが、海上からの眺めはほかに類がなく美しい。
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聖母岩礁に上陸する。帰りは30分後だそうだ。
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ここから見る修道院は、塔が木に隠れ角度的に残念。
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とはいえ周囲の環境が素晴らしい。
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聖母教会は外観のみ拝観。
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修道院とは反対側の船着き場。
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島から見たペラスト。
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修道院を背景に写真を撮り合う人たち。
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迎えの船が来て岩礁を去る。
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やっぱり塔が見えると見えないとでは全然違う。
ペラストに戻ったわたしたちに聖ニコラ教会の鐘楼へ登る元気は残っておらず、ボート屋に教えてもらった200mほど北のバス停からコトルに帰るバスに乗った。先刻降りたバス停まであの急斜面の階段を登るのかと思っていたのでうれしかった。
バスが次に止まったのがその高台のバス停で、観光を終えた人たちが大勢乗り込んできた中に、来る時に車中で近くにいた1人の韓国人女性がいて、妻が声をかけて東アジア組同士しばしおしゃべりできてよかった。
帰路は食品スーパーVOLIの前のバス停で降りた。 -
夕食に昨日おいしかったデルマレに行き、きのうと同じ海側のテラス席に着くとウェイターは喜んでくれた。
しばらくして「予約席だったから内側に移ってくれないか」と言われたので、快く移動した。するとなぜか、同じ海側の隣のテーブルだった白人女性2人がわたしたちのいたテーブルに移り、彼女たちのいた席には別の2人が座った。
この不可解な出来事に猛烈に不信感がわいてきた。これがアジア人差別であってもなくても、ここで食事を楽しめる気がしなくなった。注文したのを取り消し、なぜかと聞かれたのには言葉が見つからず、店をあとにした。こんなとき、映画みたいに気の利いた台詞のひとつも英語で言えたらいいんだけど。
手近なところで隣のイタリア料理店のテラス席へ。写真はそっちの方。 -
こちらは味は落ちるしタバコの煙は来るし、いいことなかったけど仕方がない。あのままいるわけにはいかなかったのだから。
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コトルを立つ朝。この日は妻がグラスを割ってしまい、昨日の水漏れ騒ぎのお詫びも含めたお金をマダムに受け取ってもらい、宿を出る。
タクシーアプリは今日も空振りで、隣のホステルの若者がタクシーはカメリアのあたりにいると言うので、スーツケースを引っ張って向かったが見当たらない。結局バスターミナルまで歩いてしまった。最後の上り坂が思っていたよりゆるやかで助かった。
今日はバスで国境を越えて、アルバニアのシュコドラまで行く。次の目的地のベラトまでは、ティラナでバスを乗り継いで一日で行くことも可能だけれど、さすがにきつそうなので、シュコドラで1泊してゆっくり行こうという計画だ。
しかし、バスターミナル窓口で10時40分のシュコドラ行き2枚を買おうとすると "No seats all day"。思いもしなかった答えに「えっ」と聞き返すと、「ネットで全部売れちゃってるんだよ」。
あわててスマホで検索したら、1日たぶん4便あったシュコドラ行きは今日はもちろん明日も1席もなくて、最早で明後日という衝撃の結果が出た。
コトル-シュコドラ間のバスがこんなに人気だとは思わなかったのだ。なんで予約しなかったのかと後悔してももう遅い。
今夜予約している宿はシュコドラだから、シュコドラに行けなければ宿もない。バスに合わせてコトルにもう2泊もしていたら、旅後半の予定がメチャメチャになってしまうし、宿泊料の高いコトルでそんなことはとてもできない。
久々に旅先で大ピンチを迎えた。
呆然としている自分の頭にピシピシ鞭打って懸命に考えさせる。浮かんだのは、首都のポドゴリツァからアルバニアの首都ティラナ行きの便だったら、たくさん出てるだろうから乗れるんじゃないか。遠回りにはなるけど、とりあえずポドゴリツァに移動しよう。
正午近くのポドゴリツァ行きに乗った。
車中でポドゴリツァのバスターミナル近くの宿を確保することができたので、シュコドラのホテルにキャンセルを連絡した。当然全額キャンセル料で引かれるはずだったが、Booking.comに勧められて事情を書いて免除をお願いしたら、なんと認めてもらえた。Çoçja Boutique Hotelさん、ありがとうございます。助かりました。
バスはブドヴァの海の景色を眺めたあと高度を上げ、車窓にのどかな山村風景が広がる。モンテネグロはその名前から岩山ばかりかと思ったら意外に池や湖が多い。大ピンチもなんとかなりそうで、ほっとして予定外のルートを楽しんだ。 -
ポドゴリツァに着いた。明日のティラナ行きのバスを確保したかったが、現金のみと言われて手持ちでは足りないので、とりあえず宿へ向かう。
急遽泊まることになったホテル・テルミヌスは、ポドゴリツァ・バスターミナル隣接で交通至便なのに平屋建てだったので驚いた。簡素にして清潔。昔の国民宿舎を思わせる。
あとでポドゴリツァ中央駅が目の前にあることを知り、旧国鉄の研修施設かなんかだったのが民営化でホテルになったのでは、などと想像をめぐらせた。
電気ケトルを借りたらカップも持ってきてくれるなど、親切な対応だった。 -
ATMを探しながらバスターミナルに戻る途中で見た、建物の外壁に大きく描かれたパレスチナへの連帯を示す絵。そうだ!
結局バスターミナル内のATMで、手数料を10ユーロもむしりとられながらユーロ現金を入手し、明日の切符を買った。ユーロは日本でもっと多めに買って来るべきだったなあ。 -
駅があること自体に気がつかなかった目立たないポドゴリツァ中央駅をのぞいてみた。
ベンチに座っている人は数人。ホームには長い列車が1本入っているけれど、動く気配はない。
ここでもやはり鉄道はバスにはかなわないようだ。 -
かわいい機関車が展示され、かろうじて中央駅の面目を保っていた。
この晩ホテルの部屋で、二、三回、列車の通る音を聞いた。 -
翌朝9時発のバスでアルバニアのティラナに向かう。荷物代を1個につき2ユーロも取られる。
バスの行き先表示にシュコドラの文字があった。あれれ。考えてみたら、昨日のうちにさらにシュコドラまで行くことだって、きっとできたんじゃないか。詰めが甘いぞ!
でもまあ、ポドゴリツァのホテルも悪くなかったし、隠れ家的な中央駅見学もできたし、これはこれでよかったということにしておこう。 -
大きなバスに乗客6人。
モンテネグロからアルバニアへの国境通過は、パスポートを運転手に渡して、バスを降りることを2回繰り返しただけで、とても簡単だった。 -
シュコドラは市街地には入らず、ロザファ城を見上げながら通過する。
-
ティラナ近くになってドライブインで30分ほどの休憩。外で立ってパンやりんごをかじり昼食とした。
13時10分、ティラナ東バスターミナルに着いた。ここから南北バスターミナルに移動し、さらにベラトをめざす。
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この旅行記へのコメント (8)
-
- sanaboさん 2025/12/04 23:52:49
- 大ピンチを乗り越えられてお見事です👏
- ひらしまさん、こんばんは
バスターミナルの窓口で明後日のチケットしか買えないなんてわかったら
焦りますよね~!
「呆然としている自分の頭にピシピシ鞭打って懸命に考えさせる」には
笑ってしまいましたが、鞭打った効果絶大でしたね(´艸`*)
遠回りとはいえ別ルートを検討され、ポドゴリツァのホテルも確保でき
見事なリカバリーでした☆彡
キャンセルしたシュコドラのホテルの良心的な対応もありがたかったですね。
「バスの行き先表示にシュコドラの文字」は気づかない方が
心穏やかだったかもしれませんが、ひらしまさんも仰ってらしたように
ポドゴリツァの予定外の滞在も今となっては旅の良き思い出ですね^^
また楽しみに続きにお邪魔いたします。
sanabo
- ひらしまさん からの返信 2025/12/05 20:11:43
- Re: 大ピンチを乗り越えられてお見事です👏
- sanaboさん、こんばんは。
お忙しいのにありがとうございます。
あの大ポカは、計画段階でバスの予約サイトを見たはずなんですから、そこで予約していればなんの問題もなかったんですよ。
ペラストやベラトのように予約できないバスが多かったので、それに引きずられてしまったのかも。
まあ、予定通りばかりでは旅がつまらないからと、自分に言い訳してます。
それに、トラブルがあった方が旅行記を読んでくださる方にも楽しんでいただけるし(笑)。
ところで、sanaboさんの秋の旅はいかがでしたか。
ほかにも伺いたいことはあるのですがそれは楽しみにとっておくとして、とりあえず旅行記お待ちしてますよ。
ひらしま
-
- mistralさん 2025/10/23 22:21:01
- 旅で出会う様々なトラブル
- ひらしまさん
こんばんは。
travelにはtroubleがつきものだとはよく言いますが
あれこれと押し寄せてくるトラブルに出会うと、一瞬頭がフリーズしてしまうことがありますね。
予定されていたバスに当分乗れそうもない、ということが分かったときには、どんなにか慌てられたことと、我がことのように想像してしまいました。
「自分の頭にピシピシ鞭打って懸命に考えさせる」
こういうことって日常生活ではほとんど体験できないことですね。たまに鞭打つ体験が必要かと思うときがあります。
結果遠回り(?)だけれど、別ルートのバスに乗っていかれ、宿泊されなくなったホテルのキャンセルも無料で済まされた!結果オーライでしたね。
Revolut、使い勝手がよさそうですね。
理解できるかわかりませんが、研究してみようかとおもいました。
mistral
- ひらしまさん からの返信 2025/10/24 10:36:59
- Re: 旅で出会う様々なトラブル
- mistralさん、おはようございます。
ご訪問ありがとうございます。
そして、僕の大失敗を我がことのように心配してくださってありがとうございます。
小心者なんで結構きっちり準備して行ってるつもりなんですが、それでもポカするんですよね。
> 「自分の頭にピシピシ鞭打って懸命に考えさせる」
> こういうことって日常生活ではほとんど体験できないことですね。
> たまに鞭打つ体験が必要かと思うときがあります。
なるほど、おっしゃる通りですね。
ウチでぼけっとしてたら脳が萎縮しちゃいます。
時々はこうして旅先で大ピンチを招いて、普段サボってる脳を120%働かせることも、実は必要なのかもしれません。
mistralさんのお言葉に励まされ、これからもきっとトラブルだらけの旅をしていくことでしょう。
mistralさんの英国旅はこれからコッツウォルズですね。
楽しみに読ませていただきます。
ひらしま
-
- きなこさん 2025/10/22 13:33:34
- トラブルいろいろ、、?
- ひらしまさん、こんにちは
ん?トラブル?と思い読み進めていると、、、
眺めのいい外から見えるテラス席には「眺めの良い白人さん」があたりまえに座られるんですね
「ここで気の利いた一言が」分かります、とーっても分かります
ちょっとひねくった笑いもある一言欲しいでよねー
今や経済大国でもないですしね( ; ; )
シュコドラへ無事に着いて良かったですね
ホテルの方も事情を理解して下さりキャンセル料かかならなかったし、行く予定のない街も歩けてとてもラッキーでしたね
でも良く別ルートをひらめきましたよね
凄い機転です!
「Revolut」早速調べてみました。新しい情報とても参考になりました。
海外ではカード一択でキャッシングやカード払いしていましたが、そんなに手数料が発生していたなんて知りませんでした。
海外送金もできるんですね。
JALがしてるウォレットも使い方分からなくて躊躇してるんですが、同じ感じなんでしょうか?
海外に行く時、何をどんな割合で持って行けば良いんでしょうね
着いて行けない速さで日々更新されているのでシニアはついていけません( ; ; )
きなこ
- ひらしまさん からの返信 2025/10/22 17:58:18
- Re: トラブルいろいろ、、?
- きなこさん、こんばんは。
いつもありがとうございます。
> 「ここで気の利いた一言が」分かります、とーっても分かります
こういうとき僕の中2英語ではからきし役に立たなくてくやしいんです。
でも、きなこさんに「とーっても分かります」と言ってもらえてうれしかった。
シュコドラ行きバスの件は、そんな褒めていただけるようなものではないですが、今まで経験したことのないことを経験できたという意味ではよかったかもと思っています。
> 海外ではカード一択でキャッシングやカード払いしていましたが、
> そんなに手数料が発生していたなんて知りませんでした。
クレジットカード会社もフィッシング詐欺被害などは大変なんだとは思うけれど、見えにくいところを狙ってガッポリとっていくという感じは否めませんね。
> JALがしてるウォレットも使い方分からなくて躊躇してるんですが、
> 同じ感じなんでしょうか?
機能としてはたぶんウォレットよりもJAL Payのほうが近いんだと思うのですが、あれは為替に手数料が含まれてますよね、やっぱり。
というわけでRevolutを強力に推しちゃいます。
ただアジアは対象通貨が少ないんですよ。パキスタンとか入ってないのが残念。
ほんとにこの10年くらいはどんどん新しいものが生まれてきて、過去の蓄積に安住させてもらえないのが我々にはつらいですよ。
来年中国へ行こうと思ってるんですが、あそこはスマホ決済が行き渡っていて現金はほとんど使えないんだとか。
そんなのやったことないから憂鬱です。
まあ、ボケ防止だと思って頑張りましょうね。
ひらしま
- きなこさん からの返信 2026/01/04 15:38:58
- Re: トラブルいろいろ、、?
- こんにちは
今回グアテマラでカード決済をしたんですが、なんと3%も手数料が付いていました
今までそんな項目無かったと思うんですが
Revolutの時代なんですね
きなこ
- ひらしまさん からの返信 2026/01/04 17:46:21
- Re: トラブルいろいろ、、?
- きなこさん、こんにちは。
世の中どんどん世知辛くなっていますね。
モノじゃ稼げなくなって金融と情報で稼ぐ資本主義になってるのかなあ。
わたしらもせいぜい情報交換して対抗していきましょう。
今年もよろしくね。
ひらしま 2026/01/04
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