2025/09/01 - 2025/09/02
116位(同エリア359件中)
ひらしまさん
この旅の一番の目的地がコトルだった。
深く入り組んだリアス海岸と中世以来の美しい街。クロアチアのドゥブロブニクほど有名でない分、落ち着いて楽しむことができるのではないか。そんな期待を持って訪ねた。
☆08/30 ウィーン泊
☆08/31 ベオグラード泊
★09/01 コトル泊
★09/02 コトル泊
☆09/03 ポドゴリツァ泊(予定はシュコドラ泊)
☆09/04 ベラト泊
☆09/05 オフリド泊
☆09/06 オフリド泊
☆09/07 イスタンブル泊
☆09/08 機中泊
1ユーロ≒172円
- 同行者
- カップル・夫婦
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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ベオグラードを発った飛行機はずっと山地の上を飛んで、モンテネグロのティバト空港に降りた。ベオグラードから直線で300kmないにもかかわらず、日差しの強さが全然違う。夏に戻った。
ここで評判のいいレッドタクシーをWhatsappで呼んでみたが、20分後にかけ直してくれと返ってきた。出遅れてしまった。
タクシープールにはコトル30~40ユーロと表示されているので、そのくらいならまあいいかと待っているタクシーに乗ろうとしたら、あんたの宿はコトルの外だから50ユーロだと言われてしまった。空港からたった6kmで50ユーロはないよと思ったが、コトルの太陽は強烈で、早く楽になりたくて乗ってしまった。
結局、運転手たちが思っていたのは同名ではあるけれど遠い別の宿で、そこからわたしのスマホの日本語ナビをお貸しして戻り、めざすApartman Biserにたどり着いたのだった。
写真正面の1階がわたしたちの宿。
夏のコトルでは、2泊195ユーロでは安宿にしか泊まれない。ドゥブロブニクのように馬鹿高くなる前にと思ったけれど、もう十分高くなっていた。 -
部屋を見る妻の顔には、ガッカリ感がありありと見える。とは言え、広い台所には調理器具から調味料や油まで用意され、洗濯機やアイロン台もあり、実用的ではある。
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目の前には同じ経営らしい大部屋のホステルがあり、中庭は若者たちと洗濯物でいつも一杯だった。
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ホステル前の道を渡れば、そこは深い入り江のコトル湾だ。
そして、たくさんの人々が夏を楽しむビーチだった。 -
対岸が近いので湖のようだ。
ビーチチェアの並ぶエリアもある。
コトルって湾と旧市街が美しい街というイメージだったけど、この季節はなによりビーチリゾートだったのだ。 -
Apartman Biserの支払はBooking.comには記載がないのに現金のみと言い渡されたので、ユーロ現金が不足することになってしまった。手数料無料のATMはコトルにはないそうで、商業施設カメリアの入り口で6.15ユーロの手数料を払って200ユーロを引き出す。
その先に、コトル旧市街の城壁が見えてきた。
コトル旧市街は15世紀から18世紀までのヴェネツィア領時代に築かれたが、その間にはオスマン帝国が支配した時期もある。この城壁はまさにヴェネツィアとオスマンが、アドリア海の要衝コトルをめぐって攻防を繰り広げた16世紀のものだ。 -
案内所で地図をもらい、海の門からはいると、正面に17世紀の時計塔。背後の山の上に見える聖イヴァン要塞跡はずっと古く6世紀のものらしい。
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先ほど下から見た北の城壁に上る。
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城壁沿いに立つ聖ニコライ聖堂。
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聖堂を眺める猫。
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川の門近くで城壁をおりた。赤ちゃんの相手をする猫。
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この小道の先を登ると聖イヴァン要塞跡に続く。旧市街と湾を見下ろす、コトルの代名詞みたいなビュースポットだ。
でも、なんの整備もされずゴミだらけだという山道の通行料として15ユーロもとられるのは納得いかず、無料の裏ルートも怪我のリスクを考え(ハシゴは復活したらしいけど)、それに体力消耗するし、要塞跡には登らないことにしたのだ。
あの写真を見たところからバルカン旅を考え始めたのに、あまりに見過ぎて行く前に少し飽きてしまった感もある。皮肉なものだ。 -
一応、料金所までは登って、少し高台からのコトルを眺めながら戻ってきた。
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趣のある石造りの旧市街ではあるが、土産物屋と飲食店がとても多かった。
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きょうは旧市街の北半分だけを見て、川の門から引き揚げる。
VOLIという食品スーパーで、朝食用にバナナやヨーグルトなどを買って帰る。 -
向かいの山に日が隠れると、にぎやかだったビーチも静かになってきた。
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夕食は海のものを食べようと近くのデルマレに。
ウェイターが強く推したツナステーキは、なるほどおいしかった。スープとビール2杯を合わせて34ユーロ。 -
対岸が夕闇につつまれていった。
会計時に日本からと答えると、「ノリアキ・カサイ!」と返ってきた。かろうじて誰だか思い出せてよかった。レジェンド葛西はヨーロッパではいまだに人気が高いようだ。 -
コトル2日目の朝。
起きて寝室から出ると、床に水たまりができていて滑りそうになり驚いた。この異常事態の原因が分からず、ちょうど中庭にいた宿のマダムを呼ぶと、マダムはバスルームに行って原因を突き止めた。
実は、ゆうべ寝る前に、バスタオルなどを洗濯した。洗濯する時は排水ホースの先を便器に入れるようにと、到着時に言われていたのだけれど、その時は自分で洗濯するつもりがなかったので全然頭に残っていなかった。
そして、急に思いついて洗濯したものだから、排水ホースはバケツに入ったままで、夜の間にバケツからあふれた洗濯排水が部屋の床にまで広がってしまったらしい。
そんな高度な洗濯排水の技を知らなかった、このわたしが真犯人なのです。
マダムはあちこちの家具を動かして床を拭いてくれ、わたしも申し訳ない思いでせっせと床を拭いたのだった。 -
水漏れ騒ぎがどうにか収まってパンを買いに出た時に、北方向の聖イリヤ教会を望んで。
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朝食後、まず聖イリヤ教会のある岬まで行き、さらに北の湾の出口につながる方向を見る。海の色が青くなってきた。
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青い海と切り立った山、その間の赤い屋根。
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岬の十字架。ここで折り返し、きょうも旧市街へ。
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川の門から旧市街に入り、山に近いエリアをぶらぶら歩く。あまりキラキラしている通りより、洗濯物の下がる生活感ある界隈が好きだ。
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水飲み場だろうか。黒光りして存在感がある。
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なんの建物なのか、これも美しい。あとで調べたら聖トリプン大聖堂の裏側らしかった。
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この石段は何百年使われてきたのだろう。
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南門で城壁に上がった。塔の窓からは港が見える。ここから敵船に向け弓矢や鉄砲で戦ったのだろう。
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海の門近くまで来た。もう11時近いので旧市街の広場は人がふえている。
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旧市街を湾越しに見ようと、湾の最奥になる南岸のビーチまで足を延ばしてみた。
しかし、旧市街は巨大なクルーズ船にすっかり覆い隠されて見えず、がっかり。あの大きさはもう、暴力的と言っていい。
写真に写っているのは、その北のわたしたちの宿のあるエリア。 -
もっと北の方を拡大して。あのそそり立つ山が圧倒的だ。
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この先、ずっとずっと左に曲がっていくとアドリア海につながっているらしい。
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お昼近くなると車は大渋滞になり、歩いているわたしたちの方がずっと速い。コトルも公共のバスをもっとふやし、個人の車は締め出せばいいのに。できれば巨大クルーズ船も。
BBQ Tanjgaでハンバーガー(6ユーロ)を求めて宿に向かう。 -
暑いからこそビーチは活気に満ちている。
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若者たちは美しい肢体を惜しげもなく太陽にさらし、青春を謳歌している。
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この風光明媚なビーチで、新しい恋が生まれたりするのかな。
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Tanjgaのハンバーガーは、待たされただけあって評判通りおいしかった。おいしいものを食べたら、あとは昼寝だ。
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この旅行記へのコメント (4)
-
- mistralさん 2025/10/09 10:14:33
- コトル。
- ひらしまさん
おはようございます。
ベオグラード、コトル と渋い?!地域に挑戦なさっていますね。
「コトル旧市街は15世紀から18世紀までのヴェネツィア領時代に築かれたが、その間にはオスマン帝国が支配した時期もある。この城壁はまさにヴェネツィアとオスマンが、アドリア海の要衝コトルをめぐって攻防を繰り広げた16世紀のものだ。」
ベネチアvsオスマンと言いますと、なんといっても塩野さんの小説を思い出します。小説の舞台を見たくて、コンスタンチノープル、ベネチア、マルタなど行ってきました。
コトルにもそんな攻防の跡が残されているんですね。古そうな教会などもお写真の中に見受けられます。きっと私の大好きなロマネスク様式の内部に柱頭彫刻などあるんだろうなぁ、など思いました。
そして洗濯物の翻る細い路地がいいですね。
テイクアウトしてお宿でゆっくり食して、あとはしばしシエスタなど、シニア旅には必須のことと、私も今回のイギリス旅で実感しました。
続きの旅行記、楽しみにしてお待ちしてます。
mistral
- ひらしまさん からの返信 2025/10/09 17:34:01
- Re: コトル。
- mistralさん、こんばんは。
さすがはmistralさん、写真を見ただけでロマネスク様式だとお判りになるんですね。
ぼくの写真では裏側だけ写っている大聖堂は、12世紀のロマネスク建築だそうです。
素朴、あるいは武骨な味わいがいいですね。
じつはコトルではたくさんある教会堂にひとつも入らなかったんです。
カトリックはもういいや、みたいな感じで。
でも、やはりもったいなかったですね。
狭い旧市街も、昔だったらくまなく歩き回ったんでしょうが、つまみ食いのような安直シニア旅でした。
以前、mistralさんにマレーシア旅をおすすめしましたが、ほんとにいらっしゃるんですね。
多彩な文化とおいしい料理、きっと楽しめると思います。
ただし、日本の冬から突然真夏に放り込まれるわけですから、僕のように熱中症寸前にならないよう、それだけはご注意くださいね。
ひらしま
- mistralさん からの返信 2025/10/09 19:43:36
- Re: コトル。
- ひらしまさん
早速のご返信をありがとうございました。
このお写真の教会堂のことです、とお示ししようと再度
旅行記を拝見しましたら、今回は「聖トリプン大聖堂」と
名前が書かれていました。
それで検索しましたら、やはりロマネスク様式と
書かれていました。
佇まいはまさに!という印象でした。
マレーシア旅、
ひらしまさんご夫妻のチョイスされるところは
我ら夫婦のテイストと大いに似通ったところがあります。
それでお勧めされたので、行ってみようとなりました。
今度はANAのマイレージを使ってのエコノミークラス旅です。
アドバイスなどいただけましたら嬉しいです。
mistral
- ひらしまさん からの返信 2025/10/09 21:52:21
- Re: コトル。
- そうなんです。
コトルを代表する大聖堂の裏側だけ見て、美しいなあと思いながらそれが大聖堂だとは気づかなかったんです。
mistralさんからメッセージをいただいて、あれはなんだったんだろうとあらためてグーグルマップで見直してようやく知り、旅行記も補記したのでした。
現地では分からなくて、帰ってきてから調べて知るって、ぼくの場合よくあります。
これも4トラの効用ですね。
マレーシアはおすすめを採用していただいて大変うれしいです。
もしお役に立てることがありましたらいつでもどうぞ。
ひらしま
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