アヴィニヨン旅行記(ブログ) 一覧に戻る
アヴィニョン法王庁宮殿の巨大さに圧倒されました。ローヌ川にかかるサン・ベネゼ橋(アヴィニョン橋)からの眺め(写真)は感動的でした。そして、夕闇迫る法王庁宮殿の庭でのディナーはアヴィニョン演劇祭の雰囲気満載でした。そんなアヴィニョン観光(その2)の写真を満載してお届けします。<br /><br />※新著出版しました。<br />『鉄道で駆け巡る シニア夢の旅路』(キンドル版)<br />ーミラノからハンブルクまで ヨーロッパ縦断18日間<br /> 前編:北イタリア5都市訪問ー<br />https://www.amazon.co.jp/dp/B0F3ZNY12Z/ref<br /><br />私のホームページに著書紹介、旅行記多数あり。<br />『第二の人生を豊かに』<br />http://www.e-funahashi.jp/work/index.htm

フランス周遊鉄道旅行(第15回)アヴィニョン観光(その2)

8いいね!

2025/07/01 - 2025/07/15

212位(同エリア464件中)

0

44

funasan

funasanさん

アヴィニョン法王庁宮殿の巨大さに圧倒されました。ローヌ川にかかるサン・ベネゼ橋(アヴィニョン橋)からの眺め(写真)は感動的でした。そして、夕闇迫る法王庁宮殿の庭でのディナーはアヴィニョン演劇祭の雰囲気満載でした。そんなアヴィニョン観光(その2)の写真を満載してお届けします。

※新著出版しました。
『鉄道で駆け巡る シニア夢の旅路』(キンドル版)
ーミラノからハンブルクまで ヨーロッパ縦断18日間
 前編:北イタリア5都市訪問ー
https://www.amazon.co.jp/dp/B0F3ZNY12Z/ref

私のホームページに著書紹介、旅行記多数あり。
『第二の人生を豊かに』
http://www.e-funahashi.jp/work/index.htm

  • なぜ、これほどまで巨大な「法王庁宮殿」(写真)がアヴィニョンに出現したのか?その歴史をひも解きます。時は14世紀、カトリックのローマ法王庁とフランス国王との間で勢力争いが続き、次第にフランス国王の方が優勢になりました。

    なぜ、これほどまで巨大な「法王庁宮殿」(写真)がアヴィニョンに出現したのか?その歴史をひも解きます。時は14世紀、カトリックのローマ法王庁とフランス国王との間で勢力争いが続き、次第にフランス国王の方が優勢になりました。

  • そして、遂に、1309年、ローマ教皇がフランス王の手でアヴィニヨンに移されました。以来、1377年までの68年間、教皇がローマを離れました。このことを古代のバビロン捕囚になぞらえて「法王のアヴィニョン捕囚」とも言われます。<br />写真:法王庁宮殿内部

    そして、遂に、1309年、ローマ教皇がフランス王の手でアヴィニヨンに移されました。以来、1377年までの68年間、教皇がローマを離れました。このことを古代のバビロン捕囚になぞらえて「法王のアヴィニョン捕囚」とも言われます。
    写真:法王庁宮殿内部

  • ただし、教皇は監禁されたわけではなく、アヴィニョンに豪勢な教皇庁を造営し、教皇としての権威を保っていました。この期間の教皇たち(6人)は、いずれもフランス人でした。<br />写真:法王庁宮殿内部

    ただし、教皇は監禁されたわけではなく、アヴィニョンに豪勢な教皇庁を造営し、教皇としての権威を保っていました。この期間の教皇たち(6人)は、いずれもフランス人でした。
    写真:法王庁宮殿内部

  • アヴィニョンは、ローマに代わるカトリックの中心地として繁栄を極めました。大広間では宗教儀式や会議が開かれ、法王庁の意思がヨーロッパ各国に発信されました。ただし、フランス革命の時に破壊と略奪にあい、宮殿内部にあった調度品や芸術品は散逸してしまいました。<br />写真:法王庁宮殿内部

    アヴィニョンは、ローマに代わるカトリックの中心地として繁栄を極めました。大広間では宗教儀式や会議が開かれ、法王庁の意思がヨーロッパ各国に発信されました。ただし、フランス革命の時に破壊と略奪にあい、宮殿内部にあった調度品や芸術品は散逸してしまいました。
    写真:法王庁宮殿内部

  • それでも、聖堂部分に残るフレスコ画(写真)は残っています。当時の宗教的世界観を映し出しているのでしょう。鮮やかな色彩は天国的理想を表現し、巡礼者に強い信仰心を植え付けます。

    それでも、聖堂部分に残るフレスコ画(写真)は残っています。当時の宗教的世界観を映し出しているのでしょう。鮮やかな色彩は天国的理想を表現し、巡礼者に強い信仰心を植え付けます。

  • 宮殿見学の時に貸してくれるタブレットによる日本語音声ガイドが非常に役に立ちました。イメージ画像として宮殿内の再現展示が鑑賞できます。写真は厨房の再現で、宮殿の生活を伝えます。

    宮殿見学の時に貸してくれるタブレットによる日本語音声ガイドが非常に役に立ちました。イメージ画像として宮殿内の再現展示が鑑賞できます。写真は厨房の再現で、宮殿の生活を伝えます。

  • 同じく再現画像です。大食堂(写真)は饗宴や儀式の舞台でした。豪華な食卓を囲むことで権力者たちは連帯を強め、法王庁の求心力を維持しました。ここに集う声は中世の政治そのものでした。

    同じく再現画像です。大食堂(写真)は饗宴や儀式の舞台でした。豪華な食卓を囲むことで権力者たちは連帯を強め、法王庁の求心力を維持しました。ここに集う声は中世の政治そのものでした。

  • 法王庁宮殿は単なる宗教施設ではなく要塞でもありました。数千席の観覧席(写真)が組まれる現代は演劇祭の舞台となり、かつての権力の場が文化発信の場へ変わっています。

    法王庁宮殿は単なる宗教施設ではなく要塞でもありました。数千席の観覧席(写真)が組まれる現代は演劇祭の舞台となり、かつての権力の場が文化発信の場へ変わっています。

  • 石造の大舞台(写真)は、現在もアヴィニョン演劇祭の中心です。14世紀に築かれた「権威の空間」が、今は芸術の祭典の象徴へと姿を変えています。

    石造の大舞台(写真)は、現在もアヴィニョン演劇祭の中心です。14世紀に築かれた「権威の空間」が、今は芸術の祭典の象徴へと姿を変えています。

  • 法王庁宮殿に隣接するノートルダム・デ・ドン大聖堂。その鐘楼の上には黄金の聖母像(写真)が立ち、アヴィニョンの町全体を見守っています。法王庁時代、この場所は宗教権威の中心であり、聖母像は今もその象徴として輝き続けています。

    法王庁宮殿に隣接するノートルダム・デ・ドン大聖堂。その鐘楼の上には黄金の聖母像(写真)が立ち、アヴィニョンの町全体を見守っています。法王庁時代、この場所は宗教権威の中心であり、聖母像は今もその象徴として輝き続けています。

  • 宮殿の展望台からはローヌ川と遠くの丘陵まで一望でき、アヴィニョンがいかに要衝の地であったかが分かります。

    宮殿の展望台からはローヌ川と遠くの丘陵まで一望でき、アヴィニョンがいかに要衝の地であったかが分かります。

  • 眼下には赤い屋根が並ぶ旧市街が広がり、当時の繁栄の余韻を今に伝えています。法王庁が置かれた14世紀、アヴィニョンはヨーロッパ中から人々が集まる国際都市となり、その賑わいは現在の広場に集う人々の姿とも重なります。

    眼下には赤い屋根が並ぶ旧市街が広がり、当時の繁栄の余韻を今に伝えています。法王庁が置かれた14世紀、アヴィニョンはヨーロッパ中から人々が集まる国際都市となり、その賑わいは現在の広場に集う人々の姿とも重なります。

  • 法王庁宮殿から迷路のような路地を下って、河岸道路「リーニュ通り」まで来ました。ローヌ川に架かるアヴィニョン橋(写真)は、12世紀に建設された歴史的遺構で、現在は途中で途切れた姿が特徴です。

    法王庁宮殿から迷路のような路地を下って、河岸道路「リーニュ通り」まで来ました。ローヌ川に架かるアヴィニョン橋(写真)は、12世紀に建設された歴史的遺構で、現在は途中で途切れた姿が特徴です。

  • 道路越しに見上げると石造りのアーチ(写真)が堂々と並び、中世の堅牢さを感じさせます。

    道路越しに見上げると石造りのアーチ(写真)が堂々と並び、中世の堅牢さを感じさせます。

  • 城門のような重厚な鉄格子(写真)をくぐると、アヴィニョン橋の世界が広がります。かつては都市防衛の一端を担った門も、今では観光客を迎える入口です。

    城門のような重厚な鉄格子(写真)をくぐると、アヴィニョン橋の世界が広がります。かつては都市防衛の一端を担った門も、今では観光客を迎える入口です。

  • 河岸道路「リーニュ通り」の上を渡っていきます。法王庁宮殿がいかに堅固な要塞(写真)であったかが分かります。

    河岸道路「リーニュ通り」の上を渡っていきます。法王庁宮殿がいかに堅固な要塞(写真)であったかが分かります。

  • 橋の上の石畳の道(写真)を歩けば、城壁や法王庁宮殿が遠望でき、アヴィニョンの歴史的景観が一望できます。途切れた先に立つと、かつての栄華とその後の自然の力に押し戻された歴史を感じます。

    橋の上の石畳の道(写真)を歩けば、城壁や法王庁宮殿が遠望でき、アヴィニョンの歴史的景観が一望できます。途切れた先に立つと、かつての栄華とその後の自然の力に押し戻された歴史を感じます。

  • 眼下には悠々と流れるローヌ川(写真)が広がり、その先には緑豊かな中洲と遠くの山並みが見えます。

    眼下には悠々と流れるローヌ川(写真)が広がり、その先には緑豊かな中洲と遠くの山並みが見えます。

  • 振り返れば、壮大な法王庁宮殿と堅固な城壁(写真)がそびえ立ち、中世ヨーロッパの中心地であったアヴィニョンの威厳を感じさせます。まさに「世界遺産の街」に立っていることを実感しました。

    振り返れば、壮大な法王庁宮殿と堅固な城壁(写真)がそびえ立ち、中世ヨーロッパの中心地であったアヴィニョンの威厳を感じさせます。まさに「世界遺産の街」に立っていることを実感しました。

  • 15世紀の小氷期でローヌ川の流れが変わり、橋はたびたび洪水で壊れました。17世紀末には使われなくなり、現在は4つのアーチだけが残ります。西端にはフランス王権の命で築かれた「フィリップ・ル・ベル塔」がそびえ、国境防衛の要塞として重要な役割を果たしていました。

    15世紀の小氷期でローヌ川の流れが変わり、橋はたびたび洪水で壊れました。17世紀末には使われなくなり、現在は4つのアーチだけが残ります。西端にはフランス王権の命で築かれた「フィリップ・ル・ベル塔」がそびえ、国境防衛の要塞として重要な役割を果たしていました。

  • アビニョン橋の観光を終えて、河岸道路を歩いていくと、宮殿への登り口がありました。この上には「ロシェ・テ・ドン公園」があります。

    アビニョン橋の観光を終えて、河岸道路を歩いていくと、宮殿への登り口がありました。この上には「ロシェ・テ・ドン公園」があります。

  • お上りさんは高い所が好きです。真夏の太陽が照りつき、汗を流しながら公園まで上ってみました。

    お上りさんは高い所が好きです。真夏の太陽が照りつき、汗を流しながら公園まで上ってみました。

  • 高台の公園に着くと眼下にはローヌ川の流れが広がり、川面には遊覧船(写真)が浮かんでいます。対岸にはのどかな田園風景が続き、アヴィニョンが城塞都市でありながら自然豊かな地であることを実感します。

    高台の公園に着くと眼下にはローヌ川の流れが広がり、川面には遊覧船(写真)が浮かんでいます。対岸にはのどかな田園風景が続き、アヴィニョンが城塞都市でありながら自然豊かな地であることを実感します。

  • 妻はヨーロッパの街歩きが大好きです。もう十分アヴィニョン観光をしたのですが、彼女の意欲は落ちません。これから渡し船に乗って対岸に渡り、歩け歩けで遠くエトワール橋まで行って再びローヌ川を渡って教皇庁まで帰ってくるのです。

    妻はヨーロッパの街歩きが大好きです。もう十分アヴィニョン観光をしたのですが、彼女の意欲は落ちません。これから渡し船に乗って対岸に渡り、歩け歩けで遠くエトワール橋まで行って再びローヌ川を渡って教皇庁まで帰ってくるのです。

  • この船(写真)は遊覧船ではなく、アヴィニョン市が運営するローヌ川を横断する渡し船(写真)です。観光客や地元の人々が気軽に利用でき、橋の代わりに川を渡る便利な手段となっています。

    この船(写真)は遊覧船ではなく、アヴィニョン市が運営するローヌ川を横断する渡し船(写真)です。観光客や地元の人々が気軽に利用でき、橋の代わりに川を渡る便利な手段となっています。

  • 渡し船は約15分ごとに運行され、季節により運行時間が変わります。利用は無料で、自転車やベビーカーも乗船可能です。市が提供する公共サービスの一環です。

    渡し船は約15分ごとに運行され、季節により運行時間が変わります。利用は無料で、自転車やベビーカーも乗船可能です。市が提供する公共サービスの一環です。

  • 水面を進む小さな船からは涼しい風が心地いいです。船上から眺めるローヌ川(写真)は広く穏やかで、両岸には緑豊かな景色が広がります。短い船旅ながら、川の流れと大自然を身近に感じることができました。

    水面を進む小さな船からは涼しい風が心地いいです。船上から眺めるローヌ川(写真)は広く穏やかで、両岸には緑豊かな景色が広がります。短い船旅ながら、川の流れと大自然を身近に感じることができました。

  • 渡し舟でローヌ川を渡ると、対岸には整備された遊歩道(写真)が続いていました。川面に映えるアヴィニョン橋とその背後の法王庁の姿は壮観です。広々とした川岸は公園のように開放的で、観光客や地元の人々が思い思いに過ごしています。

    渡し舟でローヌ川を渡ると、対岸には整備された遊歩道(写真)が続いていました。川面に映えるアヴィニョン橋とその背後の法王庁の姿は壮観です。広々とした川岸は公園のように開放的で、観光客や地元の人々が思い思いに過ごしています。

  • 遊歩道から眺めるアヴィニョン橋は絶好の撮影スポットです。法王庁と城壁を背に、雄大な景色の中で記念写真(写真)を残せます。この遊歩道を約1000m進むとローヌ川を渡る「エトワール橋」に行けます。

    遊歩道から眺めるアヴィニョン橋は絶好の撮影スポットです。法王庁と城壁を背に、雄大な景色の中で記念写真(写真)を残せます。この遊歩道を約1000m進むとローヌ川を渡る「エトワール橋」に行けます。

  • エトワール橋からの眺めです。写真左の森の背後にはキャンプ場も広がっており、演劇祭の時期には(ホテル代高騰のため)多くの若者がここで長期滞在しているのでしょう。仲間とキャンプしながら、演劇祭を楽しむ。さぞかし楽しいでしょうね。<br />

    エトワール橋からの眺めです。写真左の森の背後にはキャンプ場も広がっており、演劇祭の時期には(ホテル代高騰のため)多くの若者がここで長期滞在しているのでしょう。仲間とキャンプしながら、演劇祭を楽しむ。さぞかし楽しいでしょうね。

  • エトワール橋を渡って旧市街にもどってきました。何気ない建物ですが表示には5星の「ホテル ドゥーロップ」(写真)とあります。調べてみると、2名朝食付きで4万円~5万円と高額ホテルでした。

    エトワール橋を渡って旧市街にもどってきました。何気ない建物ですが表示には5星の「ホテル ドゥーロップ」(写真)とあります。調べてみると、2名朝食付きで4万円~5万円と高額ホテルでした。

  • このホテルのすぐ近くにワインバーがありました。ワイン好きな人のために、突撃撮影してきました。ーLe localー<br />《上段棚》<br />・ロゼワイン(ラベル不明) … 10.95ユーロ<br />・ALLIOTTINE(赤ワイン) … 7.20ユーロ<br />・Le Pontis(赤ワイン) … 8.90ユーロ<br />・La Fontenille(白ワイン) … 7.90ユーロ<br />・GARÇON MASQUÉ(白ワイン) … 7.90ユーロ<br /><br />《中段棚》<br />・CHAPIO(赤ワイン) … 10.99ユーロ<br />・LUBERON(ロゼワイン) … 7.99ユーロ<br />・LUBERON(白ワイン) … 7.99ユーロ<br /><br />《拡大部分》<br />・DOMAINE CHAPIO(赤ワイン AOP VENTOUX ROUGE) … 10.99ユーロ<br />・LUBERON ROUGE BIO ANIMAUX(赤ワイン) … 7.99ユーロ

    このホテルのすぐ近くにワインバーがありました。ワイン好きな人のために、突撃撮影してきました。ーLe localー
    《上段棚》
    ・ロゼワイン(ラベル不明) … 10.95ユーロ
    ・ALLIOTTINE(赤ワイン) … 7.20ユーロ
    ・Le Pontis(赤ワイン) … 8.90ユーロ
    ・La Fontenille(白ワイン) … 7.90ユーロ
    ・GARÇON MASQUÉ(白ワイン) … 7.90ユーロ

    《中段棚》
    ・CHAPIO(赤ワイン) … 10.99ユーロ
    ・LUBERON(ロゼワイン) … 7.99ユーロ
    ・LUBERON(白ワイン) … 7.99ユーロ

    《拡大部分》
    ・DOMAINE CHAPIO(赤ワイン AOP VENTOUX ROUGE) … 10.99ユーロ
    ・LUBERON ROUGE BIO ANIMAUX(赤ワイン) … 7.99ユーロ

  • いよいよお待ちかねのディナーです。アヴィニョン教皇庁の荘厳な姿を正面に望むテラス席(写真)を確保しました。夕暮れ時、私たちが腰を下ろしたテラス席の周囲には、観光客や地元の人々が続々と集まり、祭りの夜を楽しんでいます。

    いよいよお待ちかねのディナーです。アヴィニョン教皇庁の荘厳な姿を正面に望むテラス席(写真)を確保しました。夕暮れ時、私たちが腰を下ろしたテラス席の周囲には、観光客や地元の人々が続々と集まり、祭りの夜を楽しんでいます。

  • 手に取った黒い表紙のメニュー(写真)には「IN &amp; OFF」と記されています。アヴィニョン演劇祭の「イン」と「オフ」に由来する遊び心ある店名です。まさにこの街らしいセンスに心が躍り、どんな料理が運ばれてくるのか期待が高まります。

    手に取った黒い表紙のメニュー(写真)には「IN & OFF」と記されています。アヴィニョン演劇祭の「イン」と「オフ」に由来する遊び心ある店名です。まさにこの街らしいセンスに心が躍り、どんな料理が運ばれてくるのか期待が高まります。

  • しばらくすると、彩り豊かな料理(写真)が次々と運ばれてきました。演劇祭の出演者でしょうか、近くで女性ボーカルがシャンソンを歌い、その歌声が風に乗って響いてきます。ワインを傾ける人、芝居の余韻に語り合う人、みんながこの特別な時間を共有していました。

    しばらくすると、彩り豊かな料理(写真)が次々と運ばれてきました。演劇祭の出演者でしょうか、近くで女性ボーカルがシャンソンを歌い、その歌声が風に乗って響いてきます。ワインを傾ける人、芝居の余韻に語り合う人、みんながこの特別な時間を共有していました。

  • 私たちの前にまず登場したのはシーザーサラダ(写真)。新鮮な野菜に、サクサクに揚げられたチキンと半熟のポーチドエッグ。カリカリのクルトンやパルメザンチーズが食感を豊かにし、夏の夕暮れにぴったりの爽やかな味わいでした。

    私たちの前にまず登場したのはシーザーサラダ(写真)。新鮮な野菜に、サクサクに揚げられたチキンと半熟のポーチドエッグ。カリカリのクルトンやパルメザンチーズが食感を豊かにし、夏の夕暮れにぴったりの爽やかな味わいでした。

  • 続いてメインの「プロヴァンス風牛肉の煮込み」(写真)です。赤ワインでじっくり煮込まれた牛肉は口の中でとろけ、濃厚なソースは野菜と絶妙に絡み合います。

    続いてメインの「プロヴァンス風牛肉の煮込み」(写真)です。赤ワインでじっくり煮込まれた牛肉は口の中でとろけ、濃厚なソースは野菜と絶妙に絡み合います。

  • フランスらしく、テーブル(写真)には籠いっぱいのパンとオリーブオイル、バルサミコ酢、塩と胡椒が並びます。パンをちぎって牛肉の煮込みソースを絡めると、また新しい美味しさに出会えます。水は無料なのがとっても有難いです。

    フランスらしく、テーブル(写真)には籠いっぱいのパンとオリーブオイル、バルサミコ酢、塩と胡椒が並びます。パンをちぎって牛肉の煮込みソースを絡めると、また新しい美味しさに出会えます。水は無料なのがとっても有難いです。

  • 食後に届いたレシート(写真)には、シーザーサラダ18ユーロ、ダーブ・プロヴァンサル23.5ユーロと記されていました。合計41.5ユーロ(7055円)、祭りの夜を締めくくるにふさわしい、心もお腹も満たされる贅沢なディナーでした。

    食後に届いたレシート(写真)には、シーザーサラダ18ユーロ、ダーブ・プロヴァンサル23.5ユーロと記されていました。合計41.5ユーロ(7055円)、祭りの夜を締めくくるにふさわしい、心もお腹も満たされる贅沢なディナーでした。

  • 夫婦でアヴィニョン観光の思い出を語り合いながら、日が静かに暮れていきました。さあ、もう帰らねばなりません。後ろ髪を引かれる思いでカフェ・レストランを去りました。

    夫婦でアヴィニョン観光の思い出を語り合いながら、日が静かに暮れていきました。さあ、もう帰らねばなりません。後ろ髪を引かれる思いでカフェ・レストランを去りました。

  • アヴィニョンのメインストリートに戻ってくると、通り沿いのカフェやレストランのテラス席はどこも満席(写真)。大きな並木の下に広がる白いテントの下では、演劇祭の季節ならではの熱気に包まれ、夜はこれからさらに盛り上がっていく予感が漂っています。

    アヴィニョンのメインストリートに戻ってくると、通り沿いのカフェやレストランのテラス席はどこも満席(写真)。大きな並木の下に広がる白いテントの下では、演劇祭の季節ならではの熱気に包まれ、夜はこれからさらに盛り上がっていく予感が漂っています。

  • 細い裏通りでは、若者たちがダンスパフォーマンス(写真)を披露していました。アクロバティックな動きに観客が歓声を上げ、笑顔で手拍子を送ります。

    細い裏通りでは、若者たちがダンスパフォーマンス(写真)を披露していました。アクロバティックな動きに観客が歓声を上げ、笑顔で手拍子を送ります。

  • レストラン街を歩くと、オレンジ色のランプが柔らかく灯り、まるで宵祭りのような雰囲気。夜風が心地よく吹き抜け、街全体が一体となって演劇祭を祝っているかのようです。

    レストラン街を歩くと、オレンジ色のランプが柔らかく灯り、まるで宵祭りのような雰囲気。夜風が心地よく吹き抜け、街全体が一体となって演劇祭を祝っているかのようです。

  • アヴィニョン駅(写真)に到着しました。朝から歩きまくり疲れがピークです。幸い、この夜は列車の運行が通常通りで、無事宿泊先のホテル(コンドミニアム)に帰ることができました。明日はパリへ戻ります。もうフランス周遊鉄道の旅は終盤です。でも、この「アヴィニョン演劇祭」の賑わいと熱気は忘れられない思い出となりました。<br />→「TGVファーストクラスに乗ってパリに帰る」に続く

    アヴィニョン駅(写真)に到着しました。朝から歩きまくり疲れがピークです。幸い、この夜は列車の運行が通常通りで、無事宿泊先のホテル(コンドミニアム)に帰ることができました。明日はパリへ戻ります。もうフランス周遊鉄道の旅は終盤です。でも、この「アヴィニョン演劇祭」の賑わいと熱気は忘れられない思い出となりました。
    →「TGVファーストクラスに乗ってパリに帰る」に続く

8いいね!

利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。 問題のある投稿を連絡する

コメントを投稿する前に

十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?

サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)

報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。

旅の計画・記録

マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?

フランスで使うWi-Fiはレンタルしましたか?

フォートラベル GLOBAL WiFiなら
フランス最安 318円/日~

  • 空港で受取・返却可能
  • お得なポイントがたまる

フランスの料金プランを見る

フォートラベル公式LINE@

おすすめの旅行記や旬な旅行情報、お得なキャンペーン情報をお届けします!
QRコードが読み取れない場合はID「@4travel」で検索してください。

\その他の公式SNSはこちら/

この旅行記の地図

拡大する

PAGE TOP