瀬戸内国際芸術祭目当ての香川岡山旅行2025夏 #3 ～男木島でアートに触れる旅～

2025/08/21 - 2025/08/24

2025年は瀬戸内国際芸術祭の年。
3年に一度開かれる瀬戸内国際芸術祭ですが、今まで行ったことがなく、いつか行きたいなとは思いながら何年もすぎ、今年は万博も行く予定だしムリかなと思っていたら会社の研修旅行という形で行けることになりました。
8月1～31の夏会期に合わせ、瀬戸内国際芸術祭目当てにほかも香川県を観光しながら2泊3日で旅行してきました。
また、個人的に追加で一泊プラスして岡山も行ってきました。
そんな計3泊4日の香川岡山旅行を時系列に沿って紹介します。
一日目はうどんなど香川のグルメを楽しみ、二日目は直島観光をしてきました。
今回は二日目の夜と、旅行三日目の男木島観光を紹介します。

エリア 高松(香川)

18:50 高松中央商店街
旅行二日目、直島から高松戻ってきてホテルに戻り、飲みに行くため商店街を歩いているところからです。
高松中央商店街は8つの商店街から構成される総距離2.7kmを誇る日本一長いアーケード街です。

19:00 讃岐食酒工房 ふるさと
二日目の夜はこちらのお店で飲み会。
高松でも人気の香川グルメや地酒が楽しめる居酒屋です。

ふるさと グルメ・レストラン

オリーブ牛の牛すじ煮込と親鳥のレバ刺し。
オリーブ牛はほろほろで甘く、親鶏のレバ刺しは臭みもなく美味しかった。

はまちのなめろう。
味噌が効いていてお酒が進みます。

そして高松といったらこれ、骨付鳥を注文。
讃岐コーチンを使った骨付鳥です。
ジューシーで美味しい。

ふるさとは芸能人も多く訪れるお店だそう。
店内には俳優から芸人、アーティストなどサインが至る所に飾られていました。

21:25 手打ちうどん 鶴丸
二軒目はしごします。
高松で人気の夜でもうどんが楽しめるお店です。
店の外に列もできていて、少し待って入店。

手打ちうどん 鶴丸 グルメ・レストラン

うどんを待っている間はおでんをつまみに飲みます。
おでんはセルフでした。

このお店で人気なのがカレーうどん。
コシの強い麺に濃いめのカレーが美味しい。
〆にカレーうどんというのもありですね。

一緒に行った人は肉うどんを頼んでいました。
少し分けてもらいましたが甘めのだしでもちろんこちらも美味。

23:20 ドーミーイン高松中央公園前
その後もう一軒飲み、高松二日目の夜は終了。
次の日は朝から男木島へ向かいます。

天然温泉　玉藻の湯　ドーミーイン高松中央公園前 宿・ホテル

06:00 起床
旅行三日目の朝です。
朝一のフェリーで島に渡りたかったので早起き。

06:50 朝食
朝早くともドーミーインの朝食は食べておかなければ。
前日の朝食で気になりつつ食べれていなかった香川県の地鶏「讃岐コーチン」と「瀬戸赤どり」を使った地鶏カレー。

07:15 チェックアウト
朝早くホテルをチェックアウトして高松港へ向かいます。

07:35 高松港
高松港到着し、男木島行きのフェリーチケットを買い列に並びます。
この時間でも多くの人が並んでいました。

高松港 乗り物

08:00 高松港発
フェリーが入港してきました。
高松と女木島、男木島をつなぐフェリー「めおん」です。
赤と白のボーダーが特徴的なフェリー。

フェリーは女木島に到着。
ここで7割くらいの人が降りていきました。
男木島と女木島は合わせて「雌雄島」とも呼ばれ、女木島は別名「鬼ヶ島」と呼ばれるそう。

そしてフェリーは男木島へ。
島が近づいてきました。
斜面に家がびっしりと並んでいます。

08:40 男木島着
高松港から約40分、男木島到着しました。

男木島 名所・史跡

フェリーを降りるとまず目に入るのが男木島の交流館。
様々な文字が組み合わされた屋根に、水面に浮かぶような建物が特徴的。
中ではフェリー券の購入ができたり、無料のウォーターサーバーも設置されていました。

08:45 タコツボル
まずは港に展示されていた作品から鑑賞。
島の伝統であるタコ漁に使うタコ壺をモチーフとした遊具だそう。

大きな鳥居をくぐり集落の中へ。
豊玉姫神社の鳥居です。
斜面が続く男木島の交通手段は基本歩き。

細い道が迷路のように入り組んでいます。
迷うことはないけど気づいたら同じ道を何回も歩いているイメージ。

男木島は別名「猫島」とも呼ばれ、島内では猫に会うことがしばしば。
ただ猫島と呼ばれるわりにはそこまで多くはないなと思っていたら、どうやら過剰な繁殖が進んだため2016年に一斉去勢手術が行われたそうです。

09:05 男木島図書館
男木島内の瀬戸内国際芸術祭の作品はほとんどが9:30スタートだったので9時から空いていたこちらの図書館で時間つぶさせてもらいます。

中に入ると小学生時代を思い出す机と椅子。
図書館内にはカフェも併設されていました。

島内の民家の外壁にはカラフルな装飾。
これも「男木島 路地壁画プロジェクト」という瀬戸内国際芸術祭で紹介されている作品です。

09:35 アキノリウム
ということで瀬戸内国際芸術祭期間に開く料金のかかる作品がオープンし始めたので男木島で一番みたかった作品から鑑賞します。

松本秋則さんの作品「アキノリウム」。
古民家に入ると1階では動く影絵が映し出されています。

そしてこの作品のハイライトはこの2階スペース。
いくつもの竹でできたオブジェが仕掛けられており、そのオブジェがそれぞれ音を立てながら動き始めます。

それぞれのオブジェが違う音を出し、まるで生きた動物の鳴き声かのように聴こえてきます。
ディズニーランドで鳥が歌う「魅惑のチキルーム」というアトラクションがあるんですけどそれを思い出した。

音の鳴るタイミングもきちんと計算されているのかとても心地よく、ずっと聴いていられました。
自分の中では間違いなく今回の瀬戸内国際芸術祭でのNo.1作品です。
エアコンが効いた部屋で涼しかったのも相まってしばらくここで癒されていました。

あまり居座りすぎるのも他の人に迷惑なので次の作品に向かいます。
途中めちゃくちゃ人懐っこい猫ちゃんに遭遇。
やっぱり猫は可愛いですね。

10:05 漆の家
地元漆芸家たちが参加し、家屋を伝統的な漆芸技法でリノベーションした漆のぬくもりを全身で体感できる作品。
黒い漆に囲まれた部屋は鏡のようにピカピカ反射しています。

こちらの部屋はただの白い壁に見えますが、この壁も漆塗り。
白漆というらしく漆に黒以外のものがあることを初めて知りました。

休憩所があったので少し休ませてもらいます。
真夏の島はいかに室内で涼めるかが大事かということを体感しています。

10:20 部屋の中の部屋
続いての作品です。
写真を回転させているわけではありません。
床の間のある6畳の和室が90度回転したトロンプルイユのような作品。
巨大なタコや海を渡るフェリー「めおん」などが描かれている襖絵もきれい。

その後は猫ちゃんに先導してもらいながら島内を歩きます。

斜面になった島内からはきれいな海が一望できます。

11:00 男木島発
ということで帰りのフェリーが入港してきたので高松港へと帰ります。
2時間ほどの滞在で、ほかにもたくさん作品はありましたが時間的にこのあたりで。
会期中の土曜日でしたがそこまで混雑しておらず静かで良い島でした。
続きは次回です。