久米島旅行記(ブログ) 一覧に戻る
2025.June》80th,THE DAY IN OKINAWAを訪ねる旅そのⅣ~沖縄の離島・久米島編~<br /><br />旅4日目の朝を迎えた。今朝は最近では珍しくレンタカーがない。朝から久米島に渡り、翌日そのまま飛行機で帰るために利用を続けることができないためだ。その代わりにフェリーでの移動が待っている。そのような理由からまりん近くのルートイン那覇泊港に宿泊した。07:30に起床し、朝食バイキングをガッつり頂くのはいつもと同じ。お腹も膨れ満足して部屋に戻り、荷物をまとめて8:24にチェックアウトする。<br /><br />暫く歩いてとまりんに到着。先ずは軍資金の調達のためにローソンとまりん店に立ち寄る。私自身はローソン銀行のATMは手数料がかからないために立ち寄ったのだが、お金を引き出せない外人カップルと地元のおバァが占領している。両方とも何をしようとしているかは分からないが、取り敢えず同じことを繰り返している。同じことを繰り返していたおバァが、順番を譲ってくれたのでさっさと用事を済ませてフェリーのチケットを買いに行く。今どき現金のみということも不便だが、カウンターでチケット発券を行うにあたり、今までの疑問が解決することになる。当初久米島に行くにあたり、翌25日の渡名喜島往復を考えていた。しかし事前に久米島兼城港から渡名喜港までのチケットが取れず、同日の往復が不可能であることを告げられている。何かイベントでもなければ満員等ある筈のないことであるが、理由を聞いて納得した。本日を含め前後の日はドックダイヤとなっており、フェリー海邦のみで那覇と久米島を結ぶために、久米島兼城港9:00発の渡名喜島経由那覇泊港行きは運休することをすっかり忘れていた。フェリーの混雑ではなく〝航路〟がないために乗船不可となった訳である。このことを理解していれば、久米島行きを止めたかも知れないが後の祭り。行くしかないと前向きに考えて,乗船券を購入しフェリーに向かう。本日久米島へと私を運んでくれる船は久米商船所属のフェリー海邦である。<br /><br />乗船口でチケットを見せた際、係員氏にこのチケット…と首を傾げられる。よく見ると久米島から那覇行きのチケットになっていた。どうやら窓口で久米島~渡名喜島の往復がどったらという話をしていて、那覇出発の話が飛んでしまったようである。本来はチケットの〝切り直し〟が必要だが、久米島渡航をする目的の観光客と取って貰えたようで、そのチケットにて乗船できた。<br /><br />船室は椅子席とカーペット席の二種類。座りで3時間はきついかも…、と考えてカーペットに寝っ転がる。これで少しは睡眠時間を確保できる~と思いながらウトウトしつつ船旅を楽しむ。途中渡名喜島に入港している時間はぼ~っと景色を眺めていた。本来ならば明朝立ち寄る筈だったのにな~と思いながら…。<br /><br />僅かな時間の停留で久米島へと出発する。ここでもウトウトしていて気が付けば久米島という感じであった。那覇泊港から3時間半、ようやく久米島に到着することが出来た。<br /><br />今回なぜフェリーを利用したかの理由は、費用と乗り場への移動手段との絡みである。久米島到着時間の問題を考えると、本島でのレンタカー前日返却は回避できないため、飛行機の場合は空港アクセスを第一に考えねばならない。その点フェリーだととまりん近くに泊まるだけで良く、勝手が良いと判断した結果となる。たまには違う乗り物も良いかと思ったこともあり、最終的にフェリー移動を選択した。渡名喜島への渡航が出来なかったのは私のミスなので仕方がない。色々考えた結果の判断であった。<br /><br />まあ取り敢えず久米島に到着することは出来た。移動はレンタカーを利用するので、空港までバスで移動する。その前にイフビーチ方面に向かう久米島町営バス到着するがこれは逆方向に向かうためにスルーする。次便で到着の空港行きのバスに乗車するが、何やらドライバー氏が外国人の降車客と揉めている。両替をしてバス代が引かれているか否かを言っているようだ。この辺りの話はよく話題に上ることでもあるが、なぜ事前に調べてこないのか不思議でならない。郷に入らば郷に従えの精神を持たずして文句を言う外国人には腹立たしさを覚える。沖縄では私も観光客の一人だが交通機関や入場料で現金支払いの場合〝お釣り〟の無いように小銭を用意しておく。暫くご無沙汰の海外でも然りであった。ドライバー氏もヒートアップして英語でやりとりしていたが気持ちは痛いほど良く分かる。そんなやりとりが終わってやっと乗車することが出来た。空港までは15分程度で到着し、料金150円を支払って下車した。初めての久米島空港は所謂離島のローカル空港だ。このクラスの空港を訪れたのは、与那国や喜界空港位であろう。取り敢えず暫く空港ターミナルを歩いてどんなものかを確認した後にイーストレンタカー営業所に向かう。飛行機の到着時刻に合わせて係員氏がやって来る形態は田舎の空港ならでは当たり前のこと。今回利用するレンタカー会社も然りで、隣のレンタカー窓口で尋ねてそのことを知った。<br /><br />実は空港まで移動したのは理由があり、従来は兼城港で受け渡しができたのだが、本年11月に就航予定の高速艇発着所建設工事のため、港でのレンタカーの借受けができなくなったことにある。レンタカー営業所には最寄りのバス停から歩いて10分ほどかかるために空港迄やって来た次第だが、この選択が勘違いだったことを知るまでにそう時間はかからなかった。空港営業所にやってきた係員氏に借受けの旨を伝えると、到着便の記載が無かったので営業所の方で車を用意しているとのこと。この辺り密に連絡を取って入れば防げたことなので、手抜きをしたことを悔やむが仕方がない。実はこのイーストレンタカーは本島のABCレンタカーが予約受付を行なっており、メールでやり取りしていたものは全てABCレンタカーの予約センターだったようだ。まぁ係員氏が状況を加味してくれて空港貸出しにしてくれたために少し待ち時間が出ただけで済んだのだが、こう言った予約形態があることを知り、離島でのレンタカー借受時には注意が必要であることを改めて知る。そしてやって来た車はDAIHATSUのBoon。あまりレンタカーでは見かけない車だが、TOYOTA〝Passo〟のOEMである。塗装の剥げ方を見て本島の使い古しだとは想像がつくが、DOHCエンジンの筈だが、エンジン音にその〝快適さ〟が感じられないことが少し不安である。そして駐車場から出発しようとバックをするが、え?と感じるほど馬力がない。アクセルを踏まないと動かない…ということもここ最近体験したことがなあったために久しぶりに〝当たり〟の車に出会った感がある。まあそれも一興と気持ちを切り替えて、久米島の旅を始めることにした。<br /><br />先ずは旅行貯金からスタートする。大田・久米島・仲里の各郵便局を回ると久米島の郵便局はコンプリート。翌日の渡名喜島行きが無くなったので、今回の旅に於ける旅行貯金は12局で終了となった。ご存じのように最近郵便の集荷が統合されている。郵便物の回収は久米島郵便局が行っているようだが、集配担当局が那覇中央郵便局とポストに書かれているために、この辺りも統合の結果だろうと思う。今後小規模郵便局の集配業務は間違いなく淘汰されるので、郵便の所要日数も増えるだろうが致し方ない。離島に於ける物流の厳しさを改めて目の当たりにした私であった。<br /><br />仲里郵便局を後にして、向かった先は泊フィッシャリーナ。久米島に於けるマリンスポーツやはての浜行きの船の出港地として、時期によっては混み合う場所らしいが訪れた際には閑散としており、ピーク時の様子を見ることが出来なかった。シャワーや多目的トイレ等設備は整ってはいるが、久米島町曰く〝ただでは使わせませんよ〟と利用について徴収する金額が記されていた。マリンスポーツを楽しむ等利用する方には、行政が整備した施設であり快適に利用できる様だが、ただ島旅を楽しむ者にとってはただのトイレ立ち寄地だけにしかならない。こういう施設があるのだとカメラに収め、20分ほど滞在して次の目的地を目指すことにした。<br /><br />海の中の電柱は奥武島とその奥にある無人島〝オーハ島(東奥武)〟に電気を送る電柱が海中に立っている場所である。SNSでエモいとか書かれていたが、私にはそう感じる〝理由〟が全くわからない。一応来訪した記録として写真には収めたが、私にとってはただそれだけという場所でしかなかった。<br /><br />次に立ち寄ったのは久米島ウミガメ館。近隣でウミガメを見ることができる場所として売り込んでいる久米島に於いては、実際に泳いでいるウミガメを見ることができ、好きな方には良い場所であると思う。また近隣にもいくつか施設もあり、観光拠点のひとつだろうとは思うが、因みに今日6月24日は火曜日で休館日であった。明日の予定が無くなったので時間があれば来ようと思う。またカメと言えば浦島太郎という繋がりは全国共通で、乙姫様とカメに乗っかる浦島太郎像がある。バカバカしいと言ってしまえばそれまでだが、なぜかそのバカバカしさが絵になる不思議な場所であった(笑)。またこの界隈は観光地として売ろうとした様子があり、海洋深層水をバーデプールに用いた温浴施設〝バーデーハウス久米島〟という施設があった。あったと過去形なのは以前営業していたということであり、5年前に休館となって現在に至っている。観光の目玉にしたかったようだが、離島あるあるの杜撰な三セク営業に対し町の補助金が底をつき、休館に至った次第である。休館と言えば再開の可能性があるように聞こえるが、どう見ても事実上は閉館である。運営会社も解散し、その後手入れもされていないために、内部の装置が塩害により腐食しており、修復にも時間と費用がかかるために放置されているのが現状である。この久米島は意外にも海洋深層水の研究場所としては名高い場所だそうで、研究会が開催された記録等が残っている。そのレベルで済ませておけば〝良い意味〟で取り上げられていたのだろうが、欲を出したがために結果が…。やはり残念でしかない。まあ今は廃墟を見ることしかできないので島を巡ろうと出発する。<br /><br />しんおうばしは久米島と奥武島とを結ぶ橋である。だからどうなのか?と言われそうだが、所謂〝海中道路〟である。距離としてはそう長いものではないために迫力には欠けるが、本島に於けるうるま市の海中道路よりもははるかにその雰囲気を醸し出している。よって久米島観光に於いては訪れて損はしない場所であった。<br /><br />その後一周道路を走り続けると島の東部には〝らしからぬ〟橋がかかっていた。〝てぃーだ橋駐車場〟と記されていたが、従来は島の集落を結んでいた狭い道しかなかったところに景色を楽しめる走り易い道を作ったということのようだ。適度に曲っていることから車窓から眺める景色は素晴らしい。しかしかなりの勾配があるため、非力な車ではアクセルを〝ベタ踏み〟しないと上って行くことが出来ない。途中に駐車スペースと東屋が設けられており、そこに車を停めて景色を眺める。そのビューポイントとしてはなかなかの場所のように私には思えた。<br /><br />そして次に立ち寄ったのは比屋定バンタ。バンタは崖の意味である。約200mの標高にあり、展望台からははての浜や渡名喜島・慶良間島等が眺めることができる。天気も良く眺望も開けている。それ程高さがある展望台ではないものの、遮るものがないので景色は素晴らしい。据え付けの相関図で島々のロケーションはわかるのだが、やはり距離があるためにはっきりと〝何島〟とはわからない。分かればまた思いも変わるのかも知れないが、久米島イチ標高の高い場所は訪れるに十分値するものだと私は思う。<br /><br />また展望台隣には比屋定バンタドライブインがある。このお店ができたのは比較的新しく令和4(2022)年5月のことだそうだ。以前は〝ほっと比屋定バンタ〟という店舗はあったのだが、令和3(2021)年に閉店し、暫く展望台とトイレしかない寂しい場所だったらしい。そこにできた店舗故にそれ相応に流行っているようだ。因みにイートインは出来ないようで、テイクアウトして展望台等で景色を見ながら食べる形態となっている。あまり地の物には関心がないのでスルーしたが、時間的に余裕のある時に〝お土産〟購入のために立ち寄ってみたいと思う。<br /><br />一通り散策したので車に戻り、次の目的地を目指して出発する。太陽石、ウティダ石と読む比屋定の村外れの松林に鎮座する丸い安山岩の巨石である。高さ1.3mのタマゴ形のこの石は、およそ500年前に堂之比屋という人物が日の出を観測するために使ったとされ、15世紀という暦が普及していない時代に日の出の位置から季節の移り変わりを知り、作物の植え付けや収穫の時期を決めていたという。ただこの辺りの話は日の出の時間に見て初めてその素晴らしさがわかるものであり、立ち寄っただけではただの巨石ということしかわからない。残念だがそういうものなので致し方ない。ということで2分の滞在時間で島一周を続けることにする。<br /><br />久米島空港の脇にある公園は特に名前がないようなので、敢えてここでは〝空港前公園〟と呼ぶことにする。滑走路北側に広がる緑地帯で特に遊具もなく東屋があるのみであった。しかし園地の端には空港施設立ち入り禁止の柵が建てられているなど、空港に隣接していることがよく分かる。後から知ったことだが、フライト時には北側に向いて離陸するようで、タイミングさえ合えば迫力満載の写真が撮れるようだ。残念ながら滞在中には離発着がなくその姿を確認できなかったが、余裕のある行程で久米島を再訪することができるならば、是非とも飛行機の写真を撮りたいと思う。<br /><br />しばしの滞在を経て車を走らせること数分で久米島空港に到着する。実質的にこれで久米島一周をした訳だが、行ったり来たりした分も含めて34.9km、意外にも小さな島だということを知る。空港探索をするのは時間のある時に限られるために、ぶらぶらしてみることにする。先ずは3階の送迎デッキ。どの空港にもある施設だが空港規模の大きさから滑走路を真正面に見る場所を占領できる。他に利用客がいないのでそうなるのだが、生憎真正面には夏の西陽が輝いている。空港の様子をカメラに収めながら、飛行機の離発着するシーンを探してみたのだが、どの方向を向いても西陽が差し込むために、適当な場所が見つからない。こういう時には諦めも肝心。という訳で早々に航空機撮影を諦めた。<br /><br />送迎デッキの扉が手動だったことは田舎の空港ならではのことかも知れない。そして一回フロアまで降りて来てぶらぶらとお店を眺める。地元産の物も多いが〝沖縄土産〟的な物は本島と変わらない。いや少し違うのが〝価格〟だろう。微妙に本島よりも高いようだ。まあ追加で必要ならば帰りに買えば良いかと思っていたところでふと〝御翔印〟の見本を見つけた。私はかさばるものはコレクションしないのだが、職場のスタッフでギャーギャー言っているのを思い出し、忘れないうちに仕入れておいた。それからフロアに飾られている七夕飾りに願い事を書いて吊るし、建物の外に出る。最初に空港に到着した際に粗方は見てはいたが、時間はたっぷりあるので再度じっくり眺めてみる。入口に対のシーサーがあるのは沖縄ならではだが、それに加えてよくわからないコンクリート像がある。東北楽天ゴールデンイーグルスのキャンプ地としての久米島を全面アピールしているこの像は、胸に〝楽〟と大きく書かれていることから意気込みは感じられるが、所謂〝ヘタウマ〟作品というところ。楽天ファンには撮影ポイントだとも言われているが、一般人にはわからないこと。まあ観光客が口出すことではないだろうが-…。そして最後は空港看板前で忘れないうちの〝自撮り〟を決め込むといった感じで空港観光を一時間程かけて楽しんだ後に車に戻って来た。まだ明るいが疲れも溜まっており、最終日の観光に備えて宿に向かうことにする。<br /><br />途中ファミリーマート久米島仲泊店に立ち寄って夕食の調達。この話をすると〝ひもじい〟と言われることもあるが、酒が飲めない性分で地元の料理屋に行くと周りをしらけさせてしまうこともあり、これで十分である。ただ島の子供というのは放置主義が当たり前なのか?コンビニの店内で走り回っている。親も注意すらしないが、買い物かごを持っていると、ちょうどその高さが子供の身長とほぼ同じ。カゴにぶつかった坊主がいたがなにも言わない。地元では当たり前かも知れないが、ネグレクトの問題を聞いているものとしては良い気はしない。こちらは別に長居をする必要はないので、夕食と飲み物を購入すると店を出て、宿に向かって本日のラストランに挑むだけであった。<br /><br />今宵の宿は兼城港近くのホテルガーデンヒルズである。宿に到着する時間も早いとはわかっていたので〝二食付きプラン〟にしたかったのだが、夕食の提供はされていないようだった。こちらを選んだ理由はやはり値段。建物もそれなりに古くそれ相応だとは思うが、久米島の宿はほぼ全部がオーシャンビュー、ホテルガーデンヒルズも例外ではない。日が暮れていくにつれて変わって行く景色を楽しむことが出来た。フェリーのドック入りを把握していなかったために渡名喜島へは渡れなかったが、その時間が久米島の滞在時間に変わったということで良しとする。モバイルの電波状態も悪くなく、部屋で寛ぐ時間もあったために旅の間にあった出来事等を振り返って見ていたりしていた。<br /><br />いよいよ明日は最終日。5日間とはあっという間に過ぎて行く。帰りは飛行機を利用して那覇トランジットで伊丹迄戻る。それまでの半日は久米島探索に充てられるので名所探しでもしようかとも考えたが、あまり事前情報ばかり仕入れても残念な結果が多かった本日の反省もあり、行き当たりばったりの久米島一周にしようと決めた。いつもならば結構遅くまで起きているのだが、今日は日が変わる前に寝てしまったようだzzz。そして久米島の夜は更けて行ったのだった。<br /><br />   《続く》

《2025.June》80th,THE DAY IN OKINAWAを訪ねる旅そのⅣ~沖縄の離島・久米島編~

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2025.June》80th,THE DAY IN OKINAWAを訪ねる旅そのⅣ~沖縄の離島・久米島編~

旅4日目の朝を迎えた。今朝は最近では珍しくレンタカーがない。朝から久米島に渡り、翌日そのまま飛行機で帰るために利用を続けることができないためだ。その代わりにフェリーでの移動が待っている。そのような理由からまりん近くのルートイン那覇泊港に宿泊した。07:30に起床し、朝食バイキングをガッつり頂くのはいつもと同じ。お腹も膨れ満足して部屋に戻り、荷物をまとめて8:24にチェックアウトする。

暫く歩いてとまりんに到着。先ずは軍資金の調達のためにローソンとまりん店に立ち寄る。私自身はローソン銀行のATMは手数料がかからないために立ち寄ったのだが、お金を引き出せない外人カップルと地元のおバァが占領している。両方とも何をしようとしているかは分からないが、取り敢えず同じことを繰り返している。同じことを繰り返していたおバァが、順番を譲ってくれたのでさっさと用事を済ませてフェリーのチケットを買いに行く。今どき現金のみということも不便だが、カウンターでチケット発券を行うにあたり、今までの疑問が解決することになる。当初久米島に行くにあたり、翌25日の渡名喜島往復を考えていた。しかし事前に久米島兼城港から渡名喜港までのチケットが取れず、同日の往復が不可能であることを告げられている。何かイベントでもなければ満員等ある筈のないことであるが、理由を聞いて納得した。本日を含め前後の日はドックダイヤとなっており、フェリー海邦のみで那覇と久米島を結ぶために、久米島兼城港9:00発の渡名喜島経由那覇泊港行きは運休することをすっかり忘れていた。フェリーの混雑ではなく〝航路〟がないために乗船不可となった訳である。このことを理解していれば、久米島行きを止めたかも知れないが後の祭り。行くしかないと前向きに考えて,乗船券を購入しフェリーに向かう。本日久米島へと私を運んでくれる船は久米商船所属のフェリー海邦である。

乗船口でチケットを見せた際、係員氏にこのチケット…と首を傾げられる。よく見ると久米島から那覇行きのチケットになっていた。どうやら窓口で久米島~渡名喜島の往復がどったらという話をしていて、那覇出発の話が飛んでしまったようである。本来はチケットの〝切り直し〟が必要だが、久米島渡航をする目的の観光客と取って貰えたようで、そのチケットにて乗船できた。

船室は椅子席とカーペット席の二種類。座りで3時間はきついかも…、と考えてカーペットに寝っ転がる。これで少しは睡眠時間を確保できる~と思いながらウトウトしつつ船旅を楽しむ。途中渡名喜島に入港している時間はぼ~っと景色を眺めていた。本来ならば明朝立ち寄る筈だったのにな~と思いながら…。

僅かな時間の停留で久米島へと出発する。ここでもウトウトしていて気が付けば久米島という感じであった。那覇泊港から3時間半、ようやく久米島に到着することが出来た。

今回なぜフェリーを利用したかの理由は、費用と乗り場への移動手段との絡みである。久米島到着時間の問題を考えると、本島でのレンタカー前日返却は回避できないため、飛行機の場合は空港アクセスを第一に考えねばならない。その点フェリーだととまりん近くに泊まるだけで良く、勝手が良いと判断した結果となる。たまには違う乗り物も良いかと思ったこともあり、最終的にフェリー移動を選択した。渡名喜島への渡航が出来なかったのは私のミスなので仕方がない。色々考えた結果の判断であった。

まあ取り敢えず久米島に到着することは出来た。移動はレンタカーを利用するので、空港までバスで移動する。その前にイフビーチ方面に向かう久米島町営バス到着するがこれは逆方向に向かうためにスルーする。次便で到着の空港行きのバスに乗車するが、何やらドライバー氏が外国人の降車客と揉めている。両替をしてバス代が引かれているか否かを言っているようだ。この辺りの話はよく話題に上ることでもあるが、なぜ事前に調べてこないのか不思議でならない。郷に入らば郷に従えの精神を持たずして文句を言う外国人には腹立たしさを覚える。沖縄では私も観光客の一人だが交通機関や入場料で現金支払いの場合〝お釣り〟の無いように小銭を用意しておく。暫くご無沙汰の海外でも然りであった。ドライバー氏もヒートアップして英語でやりとりしていたが気持ちは痛いほど良く分かる。そんなやりとりが終わってやっと乗車することが出来た。空港までは15分程度で到着し、料金150円を支払って下車した。初めての久米島空港は所謂離島のローカル空港だ。このクラスの空港を訪れたのは、与那国や喜界空港位であろう。取り敢えず暫く空港ターミナルを歩いてどんなものかを確認した後にイーストレンタカー営業所に向かう。飛行機の到着時刻に合わせて係員氏がやって来る形態は田舎の空港ならでは当たり前のこと。今回利用するレンタカー会社も然りで、隣のレンタカー窓口で尋ねてそのことを知った。

実は空港まで移動したのは理由があり、従来は兼城港で受け渡しができたのだが、本年11月に就航予定の高速艇発着所建設工事のため、港でのレンタカーの借受けができなくなったことにある。レンタカー営業所には最寄りのバス停から歩いて10分ほどかかるために空港迄やって来た次第だが、この選択が勘違いだったことを知るまでにそう時間はかからなかった。空港営業所にやってきた係員氏に借受けの旨を伝えると、到着便の記載が無かったので営業所の方で車を用意しているとのこと。この辺り密に連絡を取って入れば防げたことなので、手抜きをしたことを悔やむが仕方がない。実はこのイーストレンタカーは本島のABCレンタカーが予約受付を行なっており、メールでやり取りしていたものは全てABCレンタカーの予約センターだったようだ。まぁ係員氏が状況を加味してくれて空港貸出しにしてくれたために少し待ち時間が出ただけで済んだのだが、こう言った予約形態があることを知り、離島でのレンタカー借受時には注意が必要であることを改めて知る。そしてやって来た車はDAIHATSUのBoon。あまりレンタカーでは見かけない車だが、TOYOTA〝Passo〟のOEMである。塗装の剥げ方を見て本島の使い古しだとは想像がつくが、DOHCエンジンの筈だが、エンジン音にその〝快適さ〟が感じられないことが少し不安である。そして駐車場から出発しようとバックをするが、え?と感じるほど馬力がない。アクセルを踏まないと動かない…ということもここ最近体験したことがなあったために久しぶりに〝当たり〟の車に出会った感がある。まあそれも一興と気持ちを切り替えて、久米島の旅を始めることにした。

先ずは旅行貯金からスタートする。大田・久米島・仲里の各郵便局を回ると久米島の郵便局はコンプリート。翌日の渡名喜島行きが無くなったので、今回の旅に於ける旅行貯金は12局で終了となった。ご存じのように最近郵便の集荷が統合されている。郵便物の回収は久米島郵便局が行っているようだが、集配担当局が那覇中央郵便局とポストに書かれているために、この辺りも統合の結果だろうと思う。今後小規模郵便局の集配業務は間違いなく淘汰されるので、郵便の所要日数も増えるだろうが致し方ない。離島に於ける物流の厳しさを改めて目の当たりにした私であった。

仲里郵便局を後にして、向かった先は泊フィッシャリーナ。久米島に於けるマリンスポーツやはての浜行きの船の出港地として、時期によっては混み合う場所らしいが訪れた際には閑散としており、ピーク時の様子を見ることが出来なかった。シャワーや多目的トイレ等設備は整ってはいるが、久米島町曰く〝ただでは使わせませんよ〟と利用について徴収する金額が記されていた。マリンスポーツを楽しむ等利用する方には、行政が整備した施設であり快適に利用できる様だが、ただ島旅を楽しむ者にとってはただのトイレ立ち寄地だけにしかならない。こういう施設があるのだとカメラに収め、20分ほど滞在して次の目的地を目指すことにした。

海の中の電柱は奥武島とその奥にある無人島〝オーハ島(東奥武)〟に電気を送る電柱が海中に立っている場所である。SNSでエモいとか書かれていたが、私にはそう感じる〝理由〟が全くわからない。一応来訪した記録として写真には収めたが、私にとってはただそれだけという場所でしかなかった。

次に立ち寄ったのは久米島ウミガメ館。近隣でウミガメを見ることができる場所として売り込んでいる久米島に於いては、実際に泳いでいるウミガメを見ることができ、好きな方には良い場所であると思う。また近隣にもいくつか施設もあり、観光拠点のひとつだろうとは思うが、因みに今日6月24日は火曜日で休館日であった。明日の予定が無くなったので時間があれば来ようと思う。またカメと言えば浦島太郎という繋がりは全国共通で、乙姫様とカメに乗っかる浦島太郎像がある。バカバカしいと言ってしまえばそれまでだが、なぜかそのバカバカしさが絵になる不思議な場所であった(笑)。またこの界隈は観光地として売ろうとした様子があり、海洋深層水をバーデプールに用いた温浴施設〝バーデーハウス久米島〟という施設があった。あったと過去形なのは以前営業していたということであり、5年前に休館となって現在に至っている。観光の目玉にしたかったようだが、離島あるあるの杜撰な三セク営業に対し町の補助金が底をつき、休館に至った次第である。休館と言えば再開の可能性があるように聞こえるが、どう見ても事実上は閉館である。運営会社も解散し、その後手入れもされていないために、内部の装置が塩害により腐食しており、修復にも時間と費用がかかるために放置されているのが現状である。この久米島は意外にも海洋深層水の研究場所としては名高い場所だそうで、研究会が開催された記録等が残っている。そのレベルで済ませておけば〝良い意味〟で取り上げられていたのだろうが、欲を出したがために結果が…。やはり残念でしかない。まあ今は廃墟を見ることしかできないので島を巡ろうと出発する。

しんおうばしは久米島と奥武島とを結ぶ橋である。だからどうなのか?と言われそうだが、所謂〝海中道路〟である。距離としてはそう長いものではないために迫力には欠けるが、本島に於けるうるま市の海中道路よりもははるかにその雰囲気を醸し出している。よって久米島観光に於いては訪れて損はしない場所であった。

その後一周道路を走り続けると島の東部には〝らしからぬ〟橋がかかっていた。〝てぃーだ橋駐車場〟と記されていたが、従来は島の集落を結んでいた狭い道しかなかったところに景色を楽しめる走り易い道を作ったということのようだ。適度に曲っていることから車窓から眺める景色は素晴らしい。しかしかなりの勾配があるため、非力な車ではアクセルを〝ベタ踏み〟しないと上って行くことが出来ない。途中に駐車スペースと東屋が設けられており、そこに車を停めて景色を眺める。そのビューポイントとしてはなかなかの場所のように私には思えた。

そして次に立ち寄ったのは比屋定バンタ。バンタは崖の意味である。約200mの標高にあり、展望台からははての浜や渡名喜島・慶良間島等が眺めることができる。天気も良く眺望も開けている。それ程高さがある展望台ではないものの、遮るものがないので景色は素晴らしい。据え付けの相関図で島々のロケーションはわかるのだが、やはり距離があるためにはっきりと〝何島〟とはわからない。分かればまた思いも変わるのかも知れないが、久米島イチ標高の高い場所は訪れるに十分値するものだと私は思う。

また展望台隣には比屋定バンタドライブインがある。このお店ができたのは比較的新しく令和4(2022)年5月のことだそうだ。以前は〝ほっと比屋定バンタ〟という店舗はあったのだが、令和3(2021)年に閉店し、暫く展望台とトイレしかない寂しい場所だったらしい。そこにできた店舗故にそれ相応に流行っているようだ。因みにイートインは出来ないようで、テイクアウトして展望台等で景色を見ながら食べる形態となっている。あまり地の物には関心がないのでスルーしたが、時間的に余裕のある時に〝お土産〟購入のために立ち寄ってみたいと思う。

一通り散策したので車に戻り、次の目的地を目指して出発する。太陽石、ウティダ石と読む比屋定の村外れの松林に鎮座する丸い安山岩の巨石である。高さ1.3mのタマゴ形のこの石は、およそ500年前に堂之比屋という人物が日の出を観測するために使ったとされ、15世紀という暦が普及していない時代に日の出の位置から季節の移り変わりを知り、作物の植え付けや収穫の時期を決めていたという。ただこの辺りの話は日の出の時間に見て初めてその素晴らしさがわかるものであり、立ち寄っただけではただの巨石ということしかわからない。残念だがそういうものなので致し方ない。ということで2分の滞在時間で島一周を続けることにする。

久米島空港の脇にある公園は特に名前がないようなので、敢えてここでは〝空港前公園〟と呼ぶことにする。滑走路北側に広がる緑地帯で特に遊具もなく東屋があるのみであった。しかし園地の端には空港施設立ち入り禁止の柵が建てられているなど、空港に隣接していることがよく分かる。後から知ったことだが、フライト時には北側に向いて離陸するようで、タイミングさえ合えば迫力満載の写真が撮れるようだ。残念ながら滞在中には離発着がなくその姿を確認できなかったが、余裕のある行程で久米島を再訪することができるならば、是非とも飛行機の写真を撮りたいと思う。

しばしの滞在を経て車を走らせること数分で久米島空港に到着する。実質的にこれで久米島一周をした訳だが、行ったり来たりした分も含めて34.9km、意外にも小さな島だということを知る。空港探索をするのは時間のある時に限られるために、ぶらぶらしてみることにする。先ずは3階の送迎デッキ。どの空港にもある施設だが空港規模の大きさから滑走路を真正面に見る場所を占領できる。他に利用客がいないのでそうなるのだが、生憎真正面には夏の西陽が輝いている。空港の様子をカメラに収めながら、飛行機の離発着するシーンを探してみたのだが、どの方向を向いても西陽が差し込むために、適当な場所が見つからない。こういう時には諦めも肝心。という訳で早々に航空機撮影を諦めた。

送迎デッキの扉が手動だったことは田舎の空港ならではのことかも知れない。そして一回フロアまで降りて来てぶらぶらとお店を眺める。地元産の物も多いが〝沖縄土産〟的な物は本島と変わらない。いや少し違うのが〝価格〟だろう。微妙に本島よりも高いようだ。まあ追加で必要ならば帰りに買えば良いかと思っていたところでふと〝御翔印〟の見本を見つけた。私はかさばるものはコレクションしないのだが、職場のスタッフでギャーギャー言っているのを思い出し、忘れないうちに仕入れておいた。それからフロアに飾られている七夕飾りに願い事を書いて吊るし、建物の外に出る。最初に空港に到着した際に粗方は見てはいたが、時間はたっぷりあるので再度じっくり眺めてみる。入口に対のシーサーがあるのは沖縄ならではだが、それに加えてよくわからないコンクリート像がある。東北楽天ゴールデンイーグルスのキャンプ地としての久米島を全面アピールしているこの像は、胸に〝楽〟と大きく書かれていることから意気込みは感じられるが、所謂〝ヘタウマ〟作品というところ。楽天ファンには撮影ポイントだとも言われているが、一般人にはわからないこと。まあ観光客が口出すことではないだろうが-…。そして最後は空港看板前で忘れないうちの〝自撮り〟を決め込むといった感じで空港観光を一時間程かけて楽しんだ後に車に戻って来た。まだ明るいが疲れも溜まっており、最終日の観光に備えて宿に向かうことにする。

途中ファミリーマート久米島仲泊店に立ち寄って夕食の調達。この話をすると〝ひもじい〟と言われることもあるが、酒が飲めない性分で地元の料理屋に行くと周りをしらけさせてしまうこともあり、これで十分である。ただ島の子供というのは放置主義が当たり前なのか?コンビニの店内で走り回っている。親も注意すらしないが、買い物かごを持っていると、ちょうどその高さが子供の身長とほぼ同じ。カゴにぶつかった坊主がいたがなにも言わない。地元では当たり前かも知れないが、ネグレクトの問題を聞いているものとしては良い気はしない。こちらは別に長居をする必要はないので、夕食と飲み物を購入すると店を出て、宿に向かって本日のラストランに挑むだけであった。

今宵の宿は兼城港近くのホテルガーデンヒルズである。宿に到着する時間も早いとはわかっていたので〝二食付きプラン〟にしたかったのだが、夕食の提供はされていないようだった。こちらを選んだ理由はやはり値段。建物もそれなりに古くそれ相応だとは思うが、久米島の宿はほぼ全部がオーシャンビュー、ホテルガーデンヒルズも例外ではない。日が暮れていくにつれて変わって行く景色を楽しむことが出来た。フェリーのドック入りを把握していなかったために渡名喜島へは渡れなかったが、その時間が久米島の滞在時間に変わったということで良しとする。モバイルの電波状態も悪くなく、部屋で寛ぐ時間もあったために旅の間にあった出来事等を振り返って見ていたりしていた。

いよいよ明日は最終日。5日間とはあっという間に過ぎて行く。帰りは飛行機を利用して那覇トランジットで伊丹迄戻る。それまでの半日は久米島探索に充てられるので名所探しでもしようかとも考えたが、あまり事前情報ばかり仕入れても残念な結果が多かった本日の反省もあり、行き当たりばったりの久米島一周にしようと決めた。いつもならば結構遅くまで起きているのだが、今日は日が変わる前に寝てしまったようだzzz。そして久米島の夜は更けて行ったのだった。

   《続く》

旅行の満足度
5.0
観光
5.0
ホテル
5.0
グルメ
5.0
ショッピング
5.0
交通
5.0
同行者
一人旅
一人あたり費用
5万円 - 10万円
交通手段
高速・路線バス レンタカー JALグループ ANAグループ JRローカル 徒歩
旅行の手配内容
個別手配
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