琵琶湖一周を目指して まずは湖東旅 近江の食

2025/08/04 - 2025/08/07

初めての滋賀の旅。滋賀の食といえば、近江牛に鮒鮓をはじめとした発酵食。せっかくならその土地ならではの食に出会いたい。4日間の旅で様々な郷土料理をいただき、食材や食文化に触れる楽しい旅になりました。


■全旅程
１日目：８/４（月）　近江八幡散策　グリーンホテルＹｅｓ近江八幡（泊）
２日目：８/５（火）　安土城・安土観光→五箇荘散策→湖東三山（百済寺）　クレフィール湖東（泊）
３日目：８/６（水）　湖東三山（金剛輪寺・西明寺）→彦根城・彦根観光　ホテルサンルート彦根　（泊）
４日目：８/７（木）　竹生島・長浜散策→醒井宿

エリア 滋賀

• 旅行の満足度: 5.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 旅行の手配内容: 個別手配

１日目の近江八幡での夕食は、ホテルから歩いて数分のところにあるひさご寿しへ。
琵琶湖ならではの食が楽しめるお店、と夫にリクエストして予約してもらったお店です。

ひさご寿し グルメ・レストラン

「滋賀料理」コースをいただきます。
まずは本日の滋賀ジュースということで、赤紫蘇のジュース。
そして前菜の蒲生あかね無花果と糸瓜胡麻クリームかけ。

続いて琵琶湖固有種の琵琶鱒のお刺身。

そしてこちらも琵琶湖固有種の小鮎の沖島造り。
鮎は通常、藻を食べて大きくなるそうなのですが、琵琶湖には藻がないので琵琶湖に生息する鮎は大きくならないそうです。知らなかった！
そして沖島は淡水湖に浮かぶ島に人が住む世界的にも珍しい島で、漁業を生業としている人が住んでいるそうです。その沖島でとられた小鮎の刺身は沖島から近い近江八幡をはじめとする湖東でのみ食べることができるそうです。
こういう食が食べたかった！

そして琵琶湖水系愛知川産の天然すっぽんの柳川仕立て。愛知川はえちがわと読むのですね。いやあ、食材の豊かさを感じます。

そしてー
左から三年発酵鮒鮓、琵琶湖固有種もろこの一年発酵、小鮎身うるか陸蓮根和え。
鮒鮓、初めて食べます→美味しい！柑橘類のような酸味を強く感じて、思いのほか爽やか。最後に皮のところをまとめて食べたときは多少の発酵食独特のくせを感じましたが、それくらいで美味しくいただきました！

続いて温かいものとして、琵琶湖産大和鯉と地物の菊芋のかき揚げ。菊芋は初めてでしたが、里芋に似た素朴な味わいで好みです。

そして郷土料理じゅんじゅん。じゅんじゅんは牛肉、鶏肉や湖魚などをすき焼き風に味付けをした鍋料理で、具材を鍋で煮る際に出る音が「じゅんじゅん」と聞こえたことに由来するといわれているそうです。
琵琶湖産天然鰻をはじめとして近江八幡の赤こんにゃく、丁字麩、地物のレタスをお鍋仕立てで仕上げます。

琵琶湖って鰻もいるんだ・・・鍋料理ですが濃い目の味付けで美味しいです。

料理の最後にはお寿しもでてきました。お腹も相当いっぱいでしたが、見た目が変わっていて思わずペロリ。

デザートまで素敵な器で目も楽しませていただきました。

食事はお店の中央にあるガラス張りの個室でいただきました。料理長はじめ、接客の方もいろいろお話ししていただいて、とても楽しい夜！

最後にお店を出るときには、「おおきに。」と送っていただいて、それがとても自然で素敵で、あー、近江商人の土地に来たんだなーと実感しました。ごちそうさまでした！

２日目はホテルでの夕食です。宿泊したクレフィール湖東でいただきます。

夕食の会場に行ってびっくり。クレフィール湖東は研修などで利用されるようで、団体さんが食事をしていましたが、個人グループは私たち以外食事をしている人がいない！
大浴場などでは家族連れ等にも会ったのですが、みんなどこで食事をしたのだろう・・・。

クレフィール湖東 宿・ホテル

「クレフィール湖東満足プラン♪」で、地元食材を用いた和会席でメインが陶板焼きのコースです。
こちらは前菜とお造り３種盛り。

メインの黒毛和牛の陶板焼きです。近江牛のコースもありましたが、明日近江牛を食べる予定なので、ここでは黒毛和牛にしました。十分に柔らかくとろけるようで脂のうまみが感じられて美味しかった！

天ぷらは、関西らしく鱧が含まれていました。

右側が冷やし鉢で、左側が逸品料理のローストビーフです。

ご飯は近江米でした。

デザートもありました。詳細は忘れてしまったのですが(^_^;)、サッパリしていて〆にピッタリでした。

・・・といいつつ、夜食にアイスクリームを売店で購入。近隣の牧場のものです。
こうしてみると、近江はお米から野菜、魚、肉と、食材が豊富なことを実感しました。

3日目、彦根での夕食は、満を持して近江牛です。
夢京橋キャッスルロードにある、近江肉せんなり亭伽羅へやってきました。せんなり亭はメインで使う肉はすべて近江牛という専門店です。今回は個室に通されました。

近江肉せんなり亭 伽羅 グルメ・レストラン

近江牛肉すき焼きのコースを注文しました。
まずは前菜。お気に入りの海老豆と小鮎があってうれしい。

近江牛のお刺身もでてきました。脂のうまみが感じられて美味しいです。

そしてお肉がどーんとやってきました！見事な霜降りです。

すき焼き鍋は、提供し終わった後に毎回丁寧に磨いてこのようピカピカの状態ででてきます。おもてなしの心を感じます。

まずはお肉から。ひやあ、美味しそう。

焼きあがったお肉。柔らかくて、肉と脂の両方のうまみを感じるお肉で、大満足です。

お肉以外の具材も投入。ここまでは仲居さんがやってくれます。近江名物の赤こんにゃくや丁字麩が。丁字麩は四角い形が近江独特のもので、近江商人の持ち運びしやすいという知恵から生まれたといった説があるそうです。こうして旅してみると、その土地ならではの食べ物が様々にあることがわかります。

〆のうどんを楽しんだ後、デザートもでてきました。食事中、外ではものすごい音をたてて雨が降っていましたが、お店を出るころにはほとんど止んでいてラッキーでした。お腹いっぱい、大満足でした。

琵琶湖一周を目指した湖東旅。この先も、どんな食に出会えるのかを楽しみに、また滋賀に来て旅を続けたいです！