ネパールひとり旅@2025.8【5日目】ポカラ観光

2025/08/12 - 2025/08/12

夏の長期休暇を利用してネパールに行ってきました。社会人になりたての2015年頃「王とサーカス」という小説を読み、いつかこの国に行ってみたいと思っていましたが、10年経ちようやく実現しました。雨季でシーズンではないという前情報がありましたが、その通りでほぼ毎日傘をさす必要がありました。ヒマラヤ山脈も雨で見ることができませんでした。しかしながら雨のおかげで涼しく、シーズン外のためか観光客もそこまで多くなかったので、快適に過ごすことができました。およそ1ネパールルピー=1円程度です。（手数料込みで1万円=9,300ネパールルピー）。

5日目は終日ポカラで観光です。正直やることがあんまりない笑。日本山妙法寺を往復しただけ。ボートは有料で高いので陸路を利用しました。
午前中に観光を終え、若干手持ち無沙汰になりましたが、フェワ湖周辺住宅街を散策しました。ヒマラヤ山脈は雨季のため当然見えませんでしたが、想定の範囲内。見えたらラッキーだなあ程度に思っていたのでダメージは大してありません。

　【1日目、8/8】大阪→バンコク、バンコク泊
　【2日目、8/9】→カトマンズ（飛行機）→ルンビニ（夜行バス）
　【3日目、8/10】ルンビニ観光
　【4日目、8/11】ルンビニ→ポカラ移動（バス）
★【5日目、8/12】ポカラ観光
　【6日目、8/13】ポカラ→カトマンズ移動（バス）、ボダナート観光
　【7日目、8/14】バクタプル日帰り観光
　【8日目、8/15】パタン日帰り観光、カトマンズ市内観光
　【9日目、8/16】カトマンズ→バンコク（飛行機）、バンコク泊
　【10日目、8/17】バンコク→大阪

エリア ポカラ(ネパール)

6:15頃、目が覚めました。雨が降っていて出かける気が起きないな。。。そんなことを考えながら、7:30頃宿を出発します。 日本山妙法寺に向かうため、in driveという配車アプリにて丘のふもとを目指します。

8:00丘のふもとに到着。バイクで100ルピーでした。アプリだと正確な場所を指定できず、苦戦しました。丘のふもとが伝わらず、丘の上までならその金額はっ無理だの一点張り。デビルズフォールから300m、と言ってようやく納得してもらえました。仕事でやり取りしてるインド人と同じ。なお道中で山の上の白い建造物が良い感じに見えたのですが、写真を取り損ねました。

ここが登り口。大通りを右に曲がると左手にこんな感じのが見えます。傾斜は大したことなく、足の悪そうな現地のおばあさんもお祈り目的か、帰宅目的か登っていました。

道中振り返ると、バイクタクシーで走ってきた道が見えます。良い景色。

振り返って左手が先ほどの写真、こちらが右手の写真。天気はあんまりよくないですが、幸運にも雨は止んでくれました。

途中の分かれ道は左手に進みました。看板はなかったので勘です。

左手に進むと階段が見えてきました。正解のようなのでこのまま進みます。

後ろを振り返ると、そこそこのぼってきたことがわかります。運動不足と年のせいで息たえだえ。

果てしない階段。天国への階段のようです。

途中はいくつかの民家があります。途中水が買えそうな売店もありました。遭難の心配はなさそうです。

階段を上るとT字にわかれる大通りがあります。ここにも売店があり、暑い季節では水分補給のポイントになりえるでしょう。

ここの道路を横切って階段を登るのが正しいルートです。黄色の看板は自動車向けの案内なので従ってはいけない。ここに怪しいガイドもいたので注意です。写真に写っているおじさんで、案内されそうになったのでガイドは不要だとはっきり伝えました。

道中にあった立派な木。

途中、道が３つに分かれていました。右手の階段ではなく、左手の道でもなく、真ん中の道が正解です。看板の案内はなく、遠くに見える目的地の方角から勘で進みました。

この道でどれが正解か、わかりますか？

しばらく進むとゴールが見えてきました。

途中また分かれ道があります。案内はありませんが、勘で左手に進み、無事に到着しました。右手はなんとなく斜面を下る方向だったので。

先ほどの写真を進むとゴールは目前です。頂上付近にはペワ湖を臨むことができるカフェがあります。カフェに入らなくてもこんな風景は歩きながら見えるし、なんなら頂上でもこんな風景を見ることは可能です。疲れた人は入ると良いでしょう。

9:00
目的地に到着。日本山妙法寺とあります。観光客は道中ほぼ見かけませんでしたが、ここまで来て数名の欧米人がいました。バイクタクシーからは上るのに2時間かかるよ？やめといた方がいいよ？と言われましたが事前調べ通り1時間で到着しました。騙されないように注意です。

google翻訳によると、釈迦の仏、遺骨を納めた世界平和の仏塔とのこと。ルンビニでも思ったけど、たぶんこの白い建物は世界平和の塔 : World Peace Stupaですね。そして日本山妙法寺はこれとは別の地味な建物かと思われます。

ここから先は靴をぬぐ必要があります。ミャンマーやスリランカっでも思いましたが、仏教国のこの仕打ちは耐えがたい。

ペワ湖。おそらく天気がいい日はここからヒマラヤ山脈が見えるんでしょう。しかしながら、見事な曇り空。

足元は雨で水たまり。郷に入れば郷に従え、と言いますが、さすがにきつい。ちなみにここ、写真はOKですがビデオはNGとなっています。ルンビニのタイのお寺ではtiktok NGの看板がありましたが、ビデオには厳しいお国柄のようです。

近くにいた掃除のおばちゃんとその子供。写真を取ったらチップを要求されました。たぶんチップの意味は分かってなさそうだったけど、ネパール恐るべし。

休憩しながらしばらく待ったけど、天気は回復しなさそう。

登りはとてもしんどかったですが下りはすぐです。足が痛い。坂を下りるときに踏ん張るとき、若いころには感じたことがないじわっとした痛みがありました。この先年を取るにつれてこの辛さが増えてくるんだろうなあ。悲しい。

10:00
およそ35分ほどで元の場所に戻ってきました。空を見てわかる通りですが、日が出てきて暑いです。山のふもとのためか、天気の移り変わりが激しい。今さらヒマラヤ山脈が見えていたりせんよな。。。

10:15
登り口の向かいにある食事処で朝食を取りました。ハーフトゥクパバフ75とルピーチキンバフ160ルピー。パクチー入りのうどん。パクチーはよけて食べました。つゆは出汁が効いた塩味でおいしかったです。。

モモはどこも同じ安定したおいしさ。滞在中何度も注文しました。オレンジのソース、何度食べても味を文章に起こすのが難しい。マスタード味？このお店は味変の調味料もおいてありました。塩と醤油とチリ、そして謎の透明の水。オニオンorニンニク？変な味がした。

ここまでの道のり。往復で5km弱で全然大したことないです。小学校のときに遠足で行ったみかん山と同レベルでした。

10:45
店を出て、中心部まで歩きます。道中はポカラを横断する大通りで途中にはお店や学校がたくさんあります。現地の雰囲気を感じることができて楽しい。学生が歩いていたり。そしてカトマンズとは違って町はきれい。人口密度もカトマンズと比較して小さいです。

11:05グプテシュワール・マハーデヴ洞窟へ。ポカラで湖、仏塔に続く第3の観光地がこの洞窟と、そぐそばにある滝。

グプテシュワール・マハーデヴ洞窟
入場料は50ルピー。（24年12月で100ルピーの情報もあり、洞窟の奥が閉鎖されていたから安い？）。大した事ない観光地でお得とは感じません。しかしながら他の国だと200ルピーぐらい取られるイメージ。昔は20ルピー？に対して値上がりしているのでこれからはもっと値上がりするでしょう。

グプテシュワール・マハーデヴ洞窟
google mapで検索するとよく出てくる光景。螺旋階段を下ります。

グプテシュワール・マハーデヴ洞窟
螺旋階段には像がたくさん並んでいます。

グプテシュワール・マハーデヴ洞窟
ヒンズー教関係の像なんでしょう。きっと。

グプテシュワール・マハーデヴ洞窟
洞窟の入り口、中は写真撮影禁止です。厳密にいうと、中にあるシヴァ神（らしい）が写真撮影禁止。宗教にはうといので旅行当時は仏像が祀られていると思っていました笑

グプテシュワール・マハーデヴ洞窟
1992年に探検家によって発見されたらしい。意外にも歴史が新しいんだな。シヴァ神像の奥にも道はありそうだったけど、門で封鎖されていました。本当は門の奥には川と、岩の裂け目から滝が見えるらしい。残念。

devils fallへ。
先ほどの洞窟の向かいにあります。こちらは名前がわかりやすい。taxiで場所を伝えるのに便利でしょう。ポカラは大通りからわきに入る道には番号がふられています。それも場所が一意に決まるのでtaxiとのコミュニケーションに役立ちます。

devils fall
100ルピー。その価値があるかは微妙なところ。まあ100円程度だから別に良いけど、今後値上がりしたら入るかどうかは悩ましい。ちなみにこの門を抜けて右手には無料のdrinking waterと書かれた水道と無料トイレがあります。水道はさすがに怖かったので利用していません。

devils fall
入り口を抜けると滝がさっそく見えました。中にあるのはこれだけ。

devils fall
ただこれだけ。大阪の箕面の滝よりも規模は小さい。わざわざ来るほどでもない。例えばボート往復で丘に登った人がわざわざバイクタクシーと滝と洞窟に来るべきか？と言われると微妙。

devils fall
神を思い浮かべてコインを投げたら願いが叶う、そんな看板が立てられていました。

devils fall
等身大の顔出しパネル的なやつ。現地の人が楽しそうに写真を撮っていました。ぼっち旅のおっさんはそれを眺めるだけ。

滝をでて振り返ると、先ほど上った丘の上の仏塔が見えます。行きにバイクタクシーでみたときは、おお！あれがこれから登るやつか！と心が動かされたのですが、写真で見るとそこまでの感動はない不思議。

大通りを東に、ダウンタウンを目指して歩きます。

Birauta Shopping Center
というのがgoogle mapによるとここらへんにあるはずだけど見つけられませんでした。

交差点を北上し住宅街を抜けて宿に向かいます。
道中の洗濯ものが干される様子。朝は雨が降ったので、この時間洗濯物が干されているもよう。

町工場
エンジンのレストアの様子。日本ではこのような光景を見ることはありません。カトマンズでもバイクのエンジンをレストアしている老人とそれを興味深そうに眺めている若者がいました。機械式エンジンが主流のこの国ではまだまだ盛んなようです。

ポカラ　ペワ湖の看板とネパールの国旗。
若者にとっては憩いの場となっているようで、現地の人が多く見られました。

宿近く民家の家畜。たぶん北海道とかじゃないとみられない光景。動物は心が洗われます。。。と思っていたら怪しいガイドに声をかけられました。英語がわからないふりをしてさっさと宿に撤収しました。インドほどではないけど、怪しいガイドに声はかけられるなあと感じました。丘に登っている最中とか。私は全部断って逃げ切ることができましたが、注意が必要かなと思います。

13:00ホテルに戻り。シャワーを浴びて休憩します。1時間ほど昼寝をしましたが、停電で天井のファンが止まり、暑さで目が覚めました。停電は町全体らしく、この後昼食に向かったレストランでも照明はついていませんでした。インドバラナシ、エジプトギザに続く、人生３度目の経験です。　

ここまでの道中。大したことがないけど、ホテルから歩いて丘の上まで登ろうとするとしんどいかもしれない。片道ボートで片道徒歩も選択肢としてはあり得るけれど、ボートの値段が高すぎる。雨季でヒマラヤ山脈も見えないということで、行きはバイクタクシー、帰りは徒歩を選択しました。

Kebab King Restaurant
15:15宿を出発、15分ほど歩いて昨晩訪問したレストランへ。子供が絡んできて怖い。サッカーボールを机に乗せて遊ぶのは、ちょっとやめてほしいと思いました。

バターチキンマサラ400ルピーとライス150ルピーをオーダーしました。ジャーと炒める音が聞こえてきたので、この国ではカレーはスパイスで炒めて作る習慣があるようです。スリランカ滞在時にそんな感想は持たなかった。この国のレストランは手が込んでいるなあと感じます。

私の旅行での哲学、気に入ったレストランを見つけたら、何度も訪問する。ただし、同じメニューは頼まない。同じメニューを頼むと、１回目よりも感動は落ちるからです。バターチキンマサラはトマトが効いた甘い味。お肉はしっかり熱が通っており、しかし焼すぎでカリカリというわけでもない。おいしい。恐ろしいのは、日本のカレーと味が大差ないこと。日本のバーモントカレーっておいしいし、簡単に作れてすごい。手が込んでいる分、店に入ってサーブされるのに注文してから出てくるまでに30分くらいかかります。食事に50分ほど費やしました。

特にやることがなく、ぶらぶら散歩します。ペワ湖沿いを昨日と同じく北上しましたが、正直退屈。オーケストラリアのケアンズでコロナで監禁されて海岸沿いを何度も散歩したときを思い出しました。かといってホテルでゴロゴロするのはもったいない。出歩かないと面白い経験は得られませんから。

日本語の看板。
hotel green city とあります。
口コミによると評判は良くないらしいけど、似た名前のホテルがたくさんあり、詳細は不明。私は利用していませんが、日本食レストランがあるらしい。

朝に訪問した丘の上の仏塔。昨日は気付かなかったけど、ペワ湖から見ることができます。

昨日訪問したポカラディズニーランド。
東側の門をでると、思ったよりもディズニーしています。

ポカラディズニーランド
ディズニーランド敷地内にいたきもい鳥

ポカラディズニーランド
本来園児が乗ると思われるゴーカートを現地の若者が乱暴に乗り回しています。すると、写真奥にいる女性スタッフがゴーカートにのって若者に混じっていた。目的は不明（車を並べただけ？）だけど、びっくりした。

ポカラディズニーランド
昨日と同じく唯一動いていたアトラクション

ペワ湖沿い
着ぐるみ、佇まいがちょっと怖い。やる気のない感じが水曜日のダウンタウンのトナッピーを彷彿させる感じ。

ポカラディズニーランドを東に進むと住宅街があります。湖沿いは少し退屈しましたが、住宅街は歩いて楽しかった。

排水溝の水で顔を洗っている少女がしばらく絡んできて少し怖かった。

私自身子供のころも衛生の概念はなかったけれど、さすがにこんな水で顔を洗う習慣はなかったなあ。

この水で顔を洗うこと、できますか？

ポカラ湖沿いの大通りと違って、客引きはありません。老若男女の現地の人の様子が垣間見れます。原付に乗っている人はよく見かけました。

小さな商店。トタン屋根でボロい。

ダウンタウン南側のホテル周辺は比較的まともな民家も見られましたが、ここらへんはそれよりも1ランク劣る印象です。

トタン屋根に穴が開いた場合、トタンの切れ端に石を載せて簡易修理をしているもよう。これで水の侵入を防げるのだろうか。

カッパを着た少女が走り回っていました。インドのホーリー祭的な、カラーペイントをしまくるお祭りがあるのかな？とも思ったけど、ただ雨よけのカッパのようです。ぶらぶらしながら18:15頃ホテルに戻りました。

ここまでの道のり。行きに同じ道を通ったのは少々退屈しました。帰りの住宅街は歩いて楽しかったです。

20:00宿の近くにあるレストランへ。湖沿いの大通りではない、東側の南北通りにあります。バフカレー300ルピーを注文しましたが、ここもジューと炒める音があり、サーブされるのに20分ほどかかりました。

バフ（水牛）カレー
味は昼のマサラと同じような感じ。シャバシャバしており、カレールウを水にとかして炒めた感じ。ミートソースやトマトソースと似ているけど違う。言葉にするのは難しいけど、これがカレーなんだろう、と感じました。

ご飯は、おじさんがボウルに手でコメを押し付け、皿に移していました。炒飯を日本で作るときと同じだけど、手で押しつけている様子ががっかり。おえ。バフは牛肉と味はあまり変わらない。少し硬くて、ライスを飲み込んでも口に残る程度の違いです。

ここがレストラン。300ルピーでカレーを食べられるのはかなりメリットだと思います。味も申し分ありませんでした。

外から見た風景その２。訪問したのは左手のレストランです。右手の明るいレストランは、値段が高い。左手にある真っ暗なレストランをのぞくと、退屈そうにしている夫婦がおり、食べられる？と聞くとyesとのことでした。明日も来てほしいと言われたけど、この風景を見ると閑散とするのはわかる気がします。21:00宿に戻り、足の鈍い痛みを感じながらベッドに入りました。