城下町弘前、ねぷた津軽三味線地元めしにどっぷりの半日

2025/06/13 - 2025/06/15

梅雨前ギリギリ、過ごしやすい時期に白神山地に行きたい！と思い立ち、二泊三日で弘前へと向かう
到着日は半日観光、まず弘前の食のデパート「虹のマート」で惣菜や弁当を買い込みイートイン、その後宿に荷物を置き弘前城方面へ、夜は津軽三味線を聴きながら青森の地酒を、の流れ

エリア 弘前(青森)

今年2月にきゅんパスで青森駅一泊二日旅行したばかりだったので、ただいまという気持ちで新幹線ねぶた達を眺める
今回も青森で色々楽しませていただきます！

新青森駅 駅

今日はこれから弘前駅へ奥羽本線にて向かう
この時点で既に11時、自宅を出たのが6時なのでもう空腹がかなりのもの
乗り換えの時間でお土産屋さんを覗くも、目が美味しそうなものから離れない…だめだ、弘前まで我慢するんだ

新青森駅内名物、いろんなりんごのジュース自販機
酸化防止剤不使用
今回はつがるを購入

空腹に負け、ほたて白干をひとつ…ああ一気に旨味が広がる
むちゃくちゃ美味しいガムみたい
ゆっくり口の中でふやかし噛み締めると少し空腹が落ち着く
弘前まで後40分

弘前駅到着！
予定では先にホテルに荷物を預けるはずが、夫婦揃って空腹もう無理となったため、虹のマートへ直行

大きめリュックで申し訳ない…
虹のマートは地元の方も旅行者もどちらも楽しい市場で、すぐ食べられる惣菜も豊富
ちょうとお昼時だったので、かなりの賑わいだったが動きはスムーズ
イートインスペースの空きを見つけ、ひとりずつ物色スタート！

弘前食料品市場 (虹のマート) 市場・商店街

まあこれくらいで勘弁してやろう…
おにぎり弁当、ホタテおにぎり、イガメンチ、豚汁（ラス1ゲット）、海鮮丼
全部で約二千円、安い！
虹のマートは飲酒禁止、しかし酒が飲みたくなるメンツ
すべてが美味かったけど、おにぎり弁当の味付けには思わず唸った
味噌焼きおにぎりはほんのり胡麻油の香ばしさ、これ絶対後で家で真似しよう

虹のマートでは200円購入毎に1枚スタンプを貰え、150枚集めると各店で500円の商品が購入できるらしい
この日は倍スタンプの日
じゃんじゃん貯まっていくけど、さすがに一日では無理だった
また来た時にまた集めよう

これは八百屋GOHANさんのイガメンチの断面
野菜たっぷりで歯ごたえ楽しく、旨味たっぷり
虹のマート内のそれぞれのお店がイガメンチを置いているので、次に行ったら他のも試してみたい

虹のマートのイートインスペースから店内通路を眺める
市場だけど、通路も綺麗で道幅もまあまあな広さ

この後、山金さんのリンゴジャムも購入
果肉ごろごろタイプ
帰宅後焼いたクロワッサンに挟んだらもう極上のアップルパイ気分

お腹も満たされ、今夜の宿まで歩く
途中にあった中央弘前駅、大鰐線は廃線がもう決定しているそうな
私のような、免許無しトラベラーには電車等の公共交通機関は命綱なので、廃線の話を聞くと胸が痛みつつ焦りも出てくる
今更ながら免許取ろうかなぁ

中央弘前駅 駅

そんな焦りを抱えつつ弘前城の周りを歩く
桜の葉が見事に茂り、緑の城壁となる道を見て、さくらまつりの頃の弘前城がどれだけ素晴らしいのか妄想する
一度は見てみたいな！

そのまま津軽藩ねぷた村まで向かう
まあまあ時間がかかる、弘前城広いな？

弘前公園 (弘前城) 公園・植物園

津軽藩ねぷた村に到着、入館後お囃子体験に手を挙げ太鼓を叩かせてもらううちの夫

お囃子のリズムは、きっと人間なら皆心沸き踊ってしまうと思う
笛も入ると更にもう駄目

津軽藩ねぷた村 美術館・博物館

そしてこの後、津軽三味線演奏が始まる
本日の演奏家さんは葛西頼之さん、凄い迫力の生音、素敵な演奏だった

演奏終わり館内見ながら進む、中には色々なねぷたが飾られており、ド迫力の大型ねぷたを見ながらも片隅に居るアマビエ様ねぷたが気になって仕方が無い
ありがとう、あなたのおかげでとりあえず人の触れ合いは戻ったよ

はいこちらがド迫力弘前ねぷた
これは皆顔いかつい系だけど、組み合わせとしていかつい系＆優男系も多々あるのを見て、演目としての組み合わせの人気を考えながら先に進む
優男や若武者が悪いのやっつけるの皆好きよね

こちらは子供ねぷた、小さな子どもでもねぷたを持って行列に加われる小型な可愛らしいタイプ
二股大根の空飛ぶ滑らかさが素敵

今日はよく晴れ、岩木山が綺麗に見えていた
庭園「楊亀園」の奥に、津軽富士とも言われる美しい横顔

庭園に下りると小魚を咥えたシギ系の大きな鳥がちょうど飛び立った
急な人間の気配のせいか…ごめんね

そして鯉はおなかを壊しているそうな
ごはんあげようと思ったのに…早く元気になれよ

有料ゾーンを出て、気になっていた清水森ナンバソフトクリームを購入
ナンバ=唐辛子、とはいえ、辛味は抑えめで旨味を感じる初経験のソフトクリームだった

併設の売店、青森県特産品センターはなかなかの品揃え！
ここでお土産揃えてもいいかもしれない
地酒コーナーに吊るされる地酒ねぷた、こういうの大好き

売店で購入した地ビールを即いただく
岩木山の春、マスカットセゾン
SAISON好きな私が大喜びな爽やかさでした

ねぷた村入口に植えられているサンふじの木に小さな実がたくさんついていた
このままここで大きくなるのかな？

少し歩くと、重要文化財指定だけれど現役の酒屋さん、石場家住宅に辿り着く
青森の地酒を置いていると口コミで読み、楽しみに訪れたら意外な出会いがあった
なんと風の森（奈良、御所の油長酒造）がたくさん置いてある！
うちの近くで全く買えないんですけど!!
思わず全種買いしたくなる心を抑え、風の森3本+青森のお酒たち、石場家限定酔亀・六根生酛・豊盃の泡髙、以上を購入する
地酒は宅配が一番楽、急にまとめ買いしてお手間おかけしますがよろしくです


ちなみに豊盃は持ち帰り、弘前城のベンチで呑んだらキメ細やかな泡が吹き出し、思わず口で押さえた夫が大変な目に遭ったので、おうちで飲んだ方がおすすめ
発泡タイプの日本酒は何度も同じ失敗するね

石場屋酒店 専門店

石場家住宅の中を撮影させていただく
かなり部屋も土間（トオリニワ）も広々としていて、囲炉裏は二間に並ぶけど、奥様曰く「冬は暖房きかない」と言うのも納得
板張りの床はピカピカで、正直この時代お手入れも大変だろうなぁという印象
現代の一般庶民の私は、ご飯作る時には全てにピボットターンで手がとどくのが理想
ねえやさんなどがいるおうち、ならではの広さかな

石場家住宅 名所・史跡

さあ夕飯
アクシデントがあり、ネットで予約を入れていた居酒屋さんがまさかの満席おことわり（食べログのせいか何のせいか…）、粘っても仕方ないのですぐ退店、改めて探して入れてもらえたこちらの「あどはだり」さん
津軽三味線を聴きながら酒が飲める良いお店

こちらはお通し
多分、店内照明が明るめだからなのか画像が家庭料理っぽく見えてしまうけれども、味付け良し、火の通し具合良しの美味しいおつまみだった
私の写真の腕が素晴らしければ…

これ以外の食べ物も良い塩梅、お酒もけして高くない
（1人の会計は三千円以上縛り、これはミュージックチャージのことも考えれば納得）
とても良いお店だった

隣の席のおっちゃんたちがかなり昭和な絡み方をしてたのを除く
もうあれは治らないからな

居酒屋 あどはだり グルメ・レストラン

初めて食べた「たら卵」
たらの干物に生卵をかけ、よく溶いて5分ほど浸して醤油をかけて食すものらしい
美味い！
私は5分どころでなくふやかした方が好き
これはもしかして他の干物にも応用できるのではなかろうか

これも青森ごはん？にしんかっぱ
多分身欠きにしんを焼いて切ったものときゅうりの乱切りにたっぷりのマヨネーズ
美味い美味い
真似したい

あどはだりさんのイガメンチは具材はしっとりガワはカリッと
夫は今回の旅行の中でNo.1だと言っていた

あどはだりさんでは津軽三味線の演奏家さんがたっぷり弾いてくれた後に三味線への質問タイムがあり、更に女将さんとの合奏タイムと、盛り沢山
気持ち良く飲み終え、宿に向かう

この日はドーミーイン弘前宿泊、どこぞやの女子スポーツ関係者が大浴場でスマホいじりさえしていなければいい夜だったのに…
おやすみなさい