2025現地からの投稿6

2025/05/13 - 2025/06/09

ちょっとは歩くからだになってきた気がします。

エリア サンティアゴ・デ・コンポステーラ(スペイン)

6/1(日)Islares アルベルゲを7:10に出発。前を数人の巡礼が出発したがみるみる離されるので追わない。キレイな所では写真を撮るので尚更。

6年前に覚えがある橋の上に出た。カナダ系アメリカ女子が、こっちはイージーウェイと教えてくれた場所だ。しかしその先を覚えてないしカミーノを外れるので案内等はまったくない。maps meで確認して曲がる。20分歩いた所に地元のお婆さんがいたのでラレドの方向を聞くと反対を指す。カミーノはと聞くとまた反対を指す。おかしいなと思い次の角でGPSを確認するとお婆さんが正解だった！往復で40分のムダ。腐っても戻るしかないが、こう言うのが一番モチベーションが下がる。
次からは角があるたんびにタブレットで方向を確認して歩く。

6/2(火)　朝飯が食べられるのかどうか、ハッキリしないまま出発準備だけは完了。出口に向かうと雨が音を立てて降っている！えっ、今日は雨だったの？事前情報では今日は降らないで明日は雨だった筈だが１日前倒しになったのか。

同室のメンバーが雨支度をしているので自分も準備する。メンバーが左に行けばアルベルゲの朝飯は食べない。右に行けばアルベルゲの玄関に向かうので朝飯を食べに行くだろう。何故かと言うと、自分達のベッドルームは一旦外に出ないとキッチンに行けないから。半信半疑で外を廻って玄関に向かうと沢山の巡礼が出発準備をしていた。果たして上の階に行ってみると朝食を済ませた人達が寛いでいた。朝食タイムは終わったのか？昨日お世話になったコリア婦人がやって来たので尋ねると隣の部屋でシスターが配っているとのこと。お盆にコーヒーとカステラ2枚を頂いて一昨日の食べ残しパンと一緒に粗末な朝飯。

サントーニャへの渡し船に乗るべく出発したが、カミーノを確認してなかったので住宅街で迷った。前回ほどではないが、タブレットの地図を3回開いてやっと本来の道に出られた。

砂浜に出ると渡し船が到着した所だったのでタイミング良く乗り込む。渡し賃2.5位だったかな？

サントーニャに到着すると一部の巡礼は矢印に従って海沿いを歩きだしたが、サントーニャ？街中を突き抜けると覚えていたので矢印に従わない。暫く街中を行くと昨日のメンバーが相談していた。雨だし途中までバスを利用するそうだ。今日の行程は今の自分にはハードで、決死の覚悟をしていたが言葉が分かる人達と一緒なら渡りに船だろう。少し離れたバスターミナルには昨日の全員が同じ考えだったので写真をパチリ。

アルベルゲでは13:40からお昼を全員に食べさせてくれた。ヒヨコ豆のスープとニンニク味のご飯。これは旨かったので日本でもやってみたいが方法が分からない。おまけにランチなのにワインまで出てきたので、皆で少しずつ頂きました。

6/3(火)　グエメスのアルベルゲで朝ごはん。コーヒーにバゲットのトーストとマーガリン、ジャム。足りないならビスケットと至って質素。ドナには昨晩20ユーロを入れときました。以前は泊まるだけのアルベルゲならドナには5ユーロだったけど、今は公営アルベルゲは平均10ユーロになったのでドナも10入れてます。そして食事付きなら20ユーロにしています。昔も食事付きならドナには20で現在も20って食事付きの場合は勝手に値上げしてません。てへ

フェリー乗り場に着くと巡礼が20人位待っていた。過去２回ではフェリーを待ってたのは一人か二人だったので、いかに聖年の影響が大きいかが分かる。

アルベルゲに着いてまずすることはシャワー。次はスーパーへ食料の買い出しです。途中、人通りの多い通りで若い女性がプラの皿に入った食べ物をガツガツと手で食べていたのでショックを受ける。普通の男が一緒にいて食べ物は男がくれたのだろうか？じろじろ見てはいけないので離れてから振り返って見たが異様な光景だった。

さてスーパーまで行ってはみたが財布を忘れてた！また往復しなくては。また物乞女子の前を通ると男はいなくて手に紙コップを捧げている。アルベルゲから財布を取って少しのコインを手に女子に「少しだよ」と上げるとグラシアスと返してくれる。

やっとスーパーで買い物ができて女子の方へ行くと場所を代えるのか大荷物を積んだキャスターで移動を始めだした。道路を渡った先には先ほどの男がいて、女子は何か話しているようだ。これってあれか？若い子に乞食をさせてる元締めか？映画にあった「乞食王子」そのものなんか？真相は分からないが女子のこれからの人生がどうなってしまうのか気になる出来事だった。

6/4(水)　7:10 サンタンデールを出発。さすがに大きな街なので市街を抜けるのに1時間以上も掛かる。休んでいると巡礼女子が近付いてきてニコニコと手を振っているのでアメリカ女子と気づく。「私を覚えてる？」と言ってきたが、本当の名前はジェイディンだがすぐに出てこないので「ジェジェ」と言ってるとイエスと言うのでほぼ正解かな？今日はやっぱり私が２日掛かりで訪れるSantillana del Marまで歩くそうだ。また会えると良いねとバイバイ。

最近は朝から体が重いので元気に歩くことができない。疲れが溜まっているのか栄養不足なのか？きっと両方だろう。なんとか解消したいもんだ。今日はBoo de Piélagosまでの14-5kmなので短めで良かった。

所々で見覚えのある風景が現れるが、それらの点を繋ぐ線はさっぱり覚えてないので、エーッこんなに離れてたのか？と驚くこと多し。ただ今日のアルベルゲへの脇道は覚えていたので間違わずに済んだ。知らなかったらカミーノ本線を行ってしまったかも知れない。

アルベルゲ前のバルに入ると見間違え様のないバックパックがあった。菅傘の巡礼は先輩独りだけだろう。今回3回目の出会い。他の巡礼もやって来たので乾杯しました。

さて肝心のチェックインでは私の予約が出来てないだとーっ！電話を持ってないけど6/4に泊まるとメールして返事も貰ってあるのだが、WhatsAppで予約が必要だと。電話がないのはWhatsAppも出来ないの知らないのかこのオバサンは。結局、予約してないので16ユーロのドミトリーはフルで36ユーロの個室のみだそうだ。ここまで歩いてきて泊まれないのはあり得ないので仕方なくお願いしました。20ユーロも余計な出費だよ。その後にチェックインした先輩はメールで予約してOK取れてちゃんとドミトリーに入れました。要するに高い部屋を空けたくないので嘘ついたんだろう。せこいアルベルゲだなー。

6/5(木)バス停に座ってバナナ。通りにパン屋があったのでクリームがたっぷり挟まったのとファンタレモンで小腹を満たす。時間はまだ10:18でアルベルゲコンベントの受付は13:00なので観光地ESantillana del Marに付いたらあちこち観て回りたい。アルタミラ洞窟は前にも見たから今回はパス。デルマルが近付いて来たら2方向のカミーノが現れるが親切に両方の距離が示されていた。

デルマルに到着。オランダグループ(？)がアルベルゲの呼び鈴を押して出てきた人にバックパックを置かせてとお願いしたので自分も乗らせてもらう。

ここは中世ヨーロッパの町並みが残る観光地なので身軽になれて歩けるが、バックパックの重りがないと腰がフワフワする。世界遺産らしい修道院を3ユーロ払って見物する(写真)。修道院に回廊はお馴染みだが立派な聖堂があった。まぁ見ましたって程度。

13:15になったのでチェックイン開始。部屋は二段ベッドが1台のみで手洗い水道まで付いている。施設も綺麗で素晴らしいアルベルゲだった。昨日のくそアルベルゲよりずっと快適に過ごせそうです。でも徐々に巡礼が入ってきて自分のベッドの上にも誰か入りました。まぁアルベルゲなんで仕方ないです。

間違えて他のアルベルゲへ行ってしまった先輩とシルビーもやって来たので昨夜のメンバーが揃いました。ここは朝晩とも食事が出るので楽しく食事ができました。食後も同じテーブルの６人で暗くなるまで翻訳の助けを借りて楽しい時間を過ごしました。

この旅行記へのコメント （4）

• 万歩計さん 2025/06/19 11:39:34

  ブエン・カミーノ！

  　おくさん、こんにちは。ご無沙汰してました。
  
  　今年もカミーノですね。今年はどんなコースですか？
  コロナも終息してカミーノも昔の賑わいにも戻ってるようですね。おくさんの気力体力には脱帽です。
  
  　私がカミーノを歩いたのはもう6年前、体力気力とも当時の７０～８０％程度に落ちてる気がします。１５年以上続けている歩数記録が、昔ave1.3万歩/日だったのが7年前くらい前から1.０万歩/日、去年あたりから０．８歩/日に下がりました。特に夏場には極端に歩数が減り、体力以上に気力が衰えたような気がします。
  　今は国内の重伝建巡りを続けていますが、そろそろ飽きてきました。なにか新しいテーマにチャレンジしなくては。
  
  　では、ブエン・カミーノ
  
  　　万歩計

  おくさん からの返信 2025/06/20 23:31:24

  Re: ブエン・カミーノ！

  万歩計さんこんにちは。
  絶賛カミーノ中ですが、今回は出発前にケガしたこともあり毎日しんどいです。
  いつもの半分程度に距離を押さえて何とか続けています。
  もう１月以上になりますが貴重な旅の合間に４toraへの投稿は意味がないような気がしてやめてます。
  誰も見てない気もするし。。。
  日本に帰るのは8/7ですが、帰って暫くしたらちゃんとしたのを投稿したいと思っています。

  万歩計さん からの返信 2025/07/03 08:12:23

  RE: Re: ブエン・カミーノ！

  　おくさん、再びブエン・カミーノ
  
  　日本でも酷暑が続いていますが、ヨーロッパも熱波襲来のようです。昨日のニュースでセビージャの最高気温が４４℃とありましたが、カミーノはどうでしょうか？昼間に歩けますか？
  
  　　万歩計

  おくさん からの返信 2025/07/04 03:32:11

  Re: ブエン・カミーノ！

  44度では生きられないんじゃ？
  夜明け前から歩き始めて、なるべく午後の2時にはアルベルゲに到着するようにしています。
  が、午前10時を回ると気温がぐんぐん上昇してくるので、日陰を見付けては体温を下げるようにしています。
  幸い、スペインはカラッカラに乾燥してるので朝晩は涼しいです。
  日本のあの、肌にまとわりつく暑さだと体力が奪われますね。
  万歩計さんもご自愛ください。