2025/06/01 - 2025/06/05
38位(同エリア600件中)
Takashiさん
- TakashiさんTOP
- 旅行記147冊
- クチコミ67件
- Q&A回答14件
- 538,627アクセス
- フォロワー111人
この旅行記のスケジュール
2025/06/01
2025/06/02
2025/06/03
2025/06/04
2025/06/05
もっと見る
閉じる
この旅行記スケジュールを元に
レブンアツモリソウの花を見ようと礼文島への旅に出た。行きの飛行機とフェリーからは、雪を戴いた利尻岳の美しい姿を眺めた。
観光バスとタクシーを組み合わせてレブンアツモリソウの花を巡った。今年から公開された船泊の群生地では、沢山の花が集まった群落が見事で衝撃的だった。従来の群生地は、一つ一つの花を写すのに適していた。
宿泊先は利尻岳を望む花れぶん。おもてなしもお食事も素晴らしかった。お食事では解禁されたばかりのエゾバフンウニの味が忘れられない。おもてなしの中で特に驚いたのは桃岩展望台付近での早朝花散策だ。ミヤマオダマキ、レブンハナシノブ、レブンコザクラ、レブンソウ、ハクサンチドリなどの花を楽しんだ。
澄海岬付近のミヤマオダマキ、宗谷岬付近のクロユリも美しく、期待以上の内容豊富な旅だった。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 5.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 高速・路線バス 観光バス 船 タクシー ANAグループ 徒歩
-
レブンアツモリソウ。ランの仲間で、淡いクリーム色の大きな花を咲かせる。北海道の北の果て、礼文島にだけ自生している。レブンアツモリソウはアツモリソウの変種だ。アツモリソウは、より分布が広く、花の色は赤紫色である。両方とも希少で珍重されているけれど、やはり、清楚なレブンアツモリソウに憧れた。
レブンアツモリソウの花を見ようと、礼文島への旅を計画した。開花時期は5月下旬から6月中旬とされているが、最近は5月下旬から6月上旬までともいわれるようになった。年によって、ずれはあるだろうから、ドンピシャリは難しいが、このあたりだろうと6月1日出発とした。
宿泊先は花れぶん。礼文島に、いや道北にこの宿ありと広く聞こえている。ここでの滞在を楽しみ、新鮮な海の幸を味わうことも旅の目的に加えた。 -
2025年6月1日7時50分、中部国際空港発の札幌(千歳)行ANA便に乗った。到着予定は9時30分。ここで10時15分発の稚内行きANA便に乗る。乗り継ぎ時間45分で、通常なら大丈夫だが、万一乗り継げなかったり、荷物が遅れたりすると悲惨な事になる。その日のうちに礼文島に入る計画だからだ。それで少しでもリスクを減らす対策をした。
まず株主優待割引を使い、プレミアム席とした。真っ先に降りることが出来るし、荷物も丁重に扱ってくれるかもしれない。そして防寒用のヤッケやセーターなど、どうしても必要なものは機内に持ち込んでしまった。
心配することは何もなく、飛行機は穏やかに飛んでくれた。私は朝食のサンドイッチを肴にフランス製のスパークリングワインを楽しんで寛いだ。 -
稚内行きの飛行機は小型でプロペラ機である。礼文島の花は、まだ最盛期でないためか、機内は空いていた。私は許可をもらって左側の窓際に移動した。
しばらくすると利尻島が見えてきた。利尻岳が雪を帯び、夢の様に美しい光景だ。ポケットから取り出したスマホが何とかこの光景を捉えてくれた。
11時10分、予定通り、稚内空港に到着した。 -
飛行機の発着に応じて運行されるバスで、稚内空港からフェリーターミナルまで移動した。運賃は800円。ここで14時50分発の礼文島行の便を待つ。ターミナルの食堂が日曜日はお休みだったので、持参した、どら焼きを昼食とした。
風がやや強い日だったが、フェリーの休航は心配しなかった。全日休航は、6月には1回あるかないかとの情報があったからだ。
切符は事前にハートランドフェリーのウェッブサイトで購入していた。一等洋室で一人片道、約7,200円。写真の様にかなり空いている。 -
左手には利尻島が見える。船が進むにつれて光の具合が良くなって、また空が晴れ渡って来た。絶景である。デッキに出て写真を撮った。
-
16時45分。フェリーは礼文島南西部の香深港に到着した。花れぶんの方が迎えて下さり、車で宿へ。歩いて7分の距離だけれど、荷物があるのでお出迎えは嬉しい。
宿へ着くと女将さんを始め、多くの方々が盛装して歓迎して下さった。感動的だ。
案内されたのは最上階、9階の部屋。3泊なので優遇されたらしい。和洋室海側の部屋で、寝心地のいいベッドが用意されていた。最高のおもてなし by Takashiさん礼文温泉 花れぶん 宿・ホテル
-
窓の外には利尻岳。乗って来たフェリーが出航してゆく。
無事に目的地に着いたのだと寛いだ。
花れぶんは人気の宿なので、スケジュールに合った日に宿泊できるよう努力した。電話でオンライン予約開始の時期をお尋ねし、11月上旬とのご返事だったので、その頃にはチェックしていたのである。一泊2人、2食つきで77,000円だ。 -
夕食は6時から3階で。
先付けは礼文島産キタムラサキウニである。待望のウニだ。
これまで北海道でウニを美味しく頂いてきたけれど、今回は特に思い入れが深い。ウニが高騰していて、なかなかお目にかかれなくなっているせいもあるが、主に利尻礼文は、北海道の中でも最上級のウニが採れるとされているからだ。利尻昆布をエサにしているためと言われる。礼文島のウニはキタムラサキウニとエゾバフンウニである。より味が濃厚で絶品とされるエゾバフンウニは6月中旬解禁との記事を読み、今回は諦めていた。なおエゾバフンウニは礼文島では、しばしば単にバフンウニと呼ばれていた。
キタムラサキウニをじっくりと味わった。滑らかな味で素晴らしい! 礼文島に来たかいがあったと思った。 -
そして華やかな前菜の後、写真のようなお造り。ホッキ貝、ホタテ、蒸しアワビ、縞ゾイ、サケである。つづいて礼文島産タコのマリネ。
さらにアワビがたくさん入ったグラタン、ローストビーフ。ほっけの煮つけなどと続いた。土地の品々を上手く使ったお料理ですっかり満足した。 -
6月2日。早起きして5時55分より少し前に、ホテルの集合場所に行った。車で桃岩展望台近くまで行き、そこから歩いて高山植物を見る企画に参加したのだ。
桃岩展望台付近は礼文島随一の花の名所で、私たちもレブンアツモリソウを見たら、短時間でもこの辺りを訪ねようと思っていた。花れぶんに到着してこの企画を知り、大喜びで申し込んでいた。エキスパートの花ガイドが案内して、参加費無料だから、花れぶんのおもてなしは腰が据わっている。
予約した人は全員そろったと予定の6時より早めに出発。桃岩展望台登山口には行かず車一台が通れるだけのような脇道に入り高度を稼いだ。早朝で他の車がいないからできることだろう。
歩き始めるとまず現れたのはミヤマキンポウゲ。ありふれた花だが、しばらく花を撮っていないので、練習にパチリ。レンズはニコンの接写用105mmを使っている。
これから色々な花に出会うことになる。花盛りの時期はもっと後だが早春の花が咲いているのだ。翌日も同じコースを歩き、同じような花を見ているので、両日の写真を併せて説明しよう。桃岩展望台コース 自然・景勝地
-
チシマフウロがポツポツと咲いている。
-
早いペースで歩いたので、10分もかからず桃岩展望台に着いた。青い海が見え白い花の群落が広がる。エゾノハクサンイチゲだ。
桃岩、猫岩という特徴的な岩も見える。岩の写真は観光バスで行って撮ったものを、後で示す。
展望台の辺りから花の種類が増えてきた。花ガイドさんは、この道をしばらく歩きますとおっしゃった。キンバイの谷の方向だ。毎日行けるわけではない。一昨日は荒天で企画中止。昨日は風が強く、展望台に到着するのがやっとだったそうだ。早いペースの登りについてこれない人が居る時も行かないらしい。2日続けて、いいコースを歩けて幸運だった。 -
白い花はネムロシオガマ。
-
レブンソウ。礼文島の固有種で、絶滅危惧種でもある貴重な存在だ。
-
キジムシロ。
-
ハクサンチドリ。本州の山でも見かけるがここでは数が多い。
-
ミヤマオダマキ。稜線部分に沢山咲いていた。
-
レブンハナシノブ。やはり群落を作っていた。
-
花を楽しみながら稜線を歩いていくと写真のようなレブンコザクラが目立つようになった。そしてコザクラテラスという場所に達した。ここから引き返してゆく。
出発点に戻り、辺りの花を見てから帰途に就いた。40分以上、花探索を楽しんだろう。7時少しすぎにはホテルに帰り、7時からの朝食に駆け込んだ。何とも効率的な素晴らしいプランだった。 -
美味しい朝ご飯を頂いたら、いよいよレブンアツモリソウだ。見学の方法は色々ある。一番いいのはレンタカーを使うことだろうが、今や車の運転から離れつつある。それで、まず、観光バスに乗ることにしていた。レブンアツモリソウ群生地で開花が始まると立ち寄ってくれるのだ。今年は5月19日に始まった。例年通りか少し早い。
切符は宗谷バスのサイトから入って購入していた。一人当たり3600円。フェリーターミナル8時40分発だけれど、ホテルのシャトルバスの時間に合わせて早めに行った。バスは写真で示すように2階建てである。この写真はツアーの途中に撮った。早く行ったので2階の前方に座れた。
稚内からのフェリーが着くと、次々に乗客が乗り込んできた。バスはほぼ満席らしい。 -
イチオシ
バスは東海岸を北上した。最初の訪問地は北西海岸にある澄海岬。礼文島で一番景色のいい所とされているが、曇っているのでうすら寒い印象がするだけだった。
景色は良くなかったけれど、岬へ歩いていく途中のミヤマオダマキは凄かった。写真の様に密集して咲いていた。 -
次に、いよいよレブンアツモリソウ群生地を訪れた。駐車場から少し歩いたところが主な観察場所である。沢山の花が咲いている。よく見ると、見頃の花と見頃を過ぎた花が混在している。
レブンアツモリソウ群生地 自然・景勝地
-
写真では左側の花は見頃を過ぎ、中央は将に見頃、右はつぼみから開こうとする花だ。左下は保護管理のための標識。
-
イチオシ
引き返して駐車場近くの見学場所に行った。ここの花はパラパラだけれど、近くに咲いているものもある。妻が見つけてくれて状態がいいのを撮影できた。
念願のレブンアツモリソウに出会えて写真も撮れたのである。明日は、さらにレブンアツモリソウに集中するので楽しみだ。 -
その後、バスはスコトン岬に向かった。礼文島最北端の地である。
スコトン岬 自然・景勝地
-
次に訪れたのは桃岩と猫岩を眺める展望台。海中の猫岩は確かに猫そっくりだ。
-
桃岩もモモによく似ている。
-
最後に北のカナリアパークを訪問した。映画のロケが行われた場所だ。一輪のレブンアツモリソウが咲いていたが、盛りを過ぎていた。
歩いている人の後姿から、気候が分かる。私は綿のセーターの上にヤッケを着るスタイルで礼文島から稚内を過ごしたが丁度良かった。この間、気温は最低気温が低い時で7度、最高気温が高い時で15度くらいだった。
12時30分フェリーターミナルに戻って来てツアーは終わった。充実したプログラムだった。ホテルへ帰る途中、どこかで軽食をと思ったが、食べすぎると夕食が美味しくないと取り止めた。ホテルでおやつを食べて寛いで、ゆっくり温泉に入った。しっとりとした、いい湯だった。北のカナリアパーク 名所・史跡
-
夕食は6時から。先付けはやはりウニ。キタムラサキウニと共にエゾバフンウニが入っている。解禁になりましたと嬉しそうに教えてくださった。後でネットを見ると礼文島のエゾバフンウニ解禁と出ていた。
橙色の強いのがエゾバフンウニ。口に入れると濃厚な味で、将に絶品であった。最高のおもてなし by Takashiさん礼文温泉 花れぶん 宿・ホテル
-
ホタテと旬野菜の後に毛ガニが登場した。
-
お造りはソイ薄造りとツブ貝。
-
縞ゾイ昆布船蒸しの後に牛肉赤ワイン煮込みが出てきた。
ブルゴーニュを思い出させる、いやそれ以上の柔らかく豊かな味であった。
そして、カスベの煮こごり、ごはん、香の物、清汁、水菓子と続いた。
昨日より、さらに充実した夕食だった。 -
6月3日。もう一度レブンアツモリソウを見に行く日だ。元々の計画は路線バスを使って浜中まで行きそこから歩くことだった。しかし出発が迫るころになって気が変わり、タクシーが空いているか調べた。幸いじゃらんnetを通して礼文ハイヤーを予約できた。3時間3万円で、追加料金を払えば延長も出来そうだった。
タクシーにしたのは正解だった。出発直前、新たに船泊の群生地が公開されたとの情報をネットで得たからだ。花れぶんの人たちからも船泊の群生地のことは詳しく聞けた。昨年までは秘密の場所だった。数日前に行ったら花が凄かったなどなどである。詳しい行きかたの情報も頂いた。これをもとに船泊と昨日の所と2つの群生地を路線バスで回ることは出来るだろう。しかしタクシーの魅力が大いに高まったのである。
昨日と同様の素晴らしい早朝花散策を楽しんで、ゆっくり朝食。9時に礼文ハイヤーの車に乗った。運転手さんは船泊の群生地のことは、もちろんご存じで真っすぐ車を向けて下さった。
群生地には数台の乗用車が止まることが出来るスペースがあった。バスは止まれないから来ないでしょうねとのこと。群生地を一方向に回る順路ができていた。しかし、まだ知られていないためか、ほとんど人が居ない。 -
歩き始めるとすぐに立派な群落があった。嬉しいことに花はまだ美しい状態を保っているようだ。写真を詳しく見ると傷み始めたものもあるけれど、現場では気が付かなかった。ギリギリで見頃に間に合ったと言えそうだ。
これは凄いと興奮して、ゆっくりと眺めたり写真を撮ったりした。 -
少し行くと別の群落が。
-
次々に現れる群落を、私たちだけで占有したような状態で夢見心地で渡り歩いて行った。このスケール感がたまらない。
-
通路のすぐそばにも大きい群落がある。上から撮ってみた。右下に通路のロープが写っている。
-
イチオシ
やや遠くにも大きな群落がある。
うっとりと花を眺め、写真を撮ったので長い時間が過ぎた。 -
集団の姿だけでなく一輪の花も撮ろうとしたが、花が接近していてなかなか難しかった。
やっと撮った一枚は光の具合が悪く、花に疲れも見えた。 -
別の所で、上から撮ったら少しマシだ。
-
そろそろ次へと昨日訪れた群生地へ車を向けて貰った。
まず昨日、急いでいて撮らなかった入り口の看板を撮影。背後の柵は見学路用のものである。レブンアツモリソウ群生地 自然・景勝地
-
イチオシ
昨日の経験をもとにして一つの花の撮影に集中した。
まず葉をしっかり入れた全体像で。 -
イチオシ
そして花のアップ。どうやら納得のいくものが撮れたようだ。
ちなみに、大きな袋状の唇弁は長さ3.5-5cmとのことである。 -
他の花も撮ってみた。
これはサクラソウモドキ。 -
ノビネチドリ。
-
まだ少し時間があると澄海岬へ寄って貰った。晴れ渡った空の下では絵になる景色である。
その後、ホテルに送って頂いた。丁度3時間だった。旅に出る前は桃岩登山口まで送って貰い、少し歩いてバスで帰る計画だったが取り止めていた。早朝の歩き以上の経験にならないだろうからだ。
ホテルの隣にスーパーがある。妻が買って来たおにぎりで軽い昼食。寛いだ後、温泉を楽しんだ。澄海岬 自然・景勝地
-
6時から夕食。3階のお食事処では、海側、利尻岳が正面の個室に案内して下さった。海側の席は個室にはないと思っていたので驚いた。挨拶に来られた女将さんが、特別室でございますとおっしゃった。とても有難いことである。ことに今日は快晴なので暮れていく利尻岳を眺めながら食事できる。
最高のおもてなし by Takashiさん礼文温泉 花れぶん 宿・ホテル
-
写真は前菜と共に登場した海鮮と旬野菜である。華やかで美味しい。
白ワインのグラスを上げて、素晴らしかった今日一日を祝った。利尻岳を眺めながら。 -
そして海鮮アヒージョ、きんきの塩焼き、黒毛和牛サーロイン石焼など、大変美味しく頂いていった。
写真はホッキ貝の酢の物である。 -
ウニはご飯の時に登場した。キタムラサキウニとエゾバフンウニの区別がハッキリしているので、また、写真を載せておこう。
最後まで素晴らしい一日だった。 -
6月4日。稚内へ移動する日だ。天候不順など不都合なことが続いた時、レブンアツモリソウを見に行けるように午後の船を予約していた。
天候は一夜で変わった。雨が激しく、風もある。こんな時は、じっとしているに限るとチェックアウトしたら、ロビーに滞在した。ロビーは海に面し、センスのいい品が置いてある。礼文島関係の本もあり、花の名前の確認などをすることも出来た。 -
玄関前の植え込みにレブンキンバイソウがあったことを思い出し、撮影に出かけた。
野生のものは、もう少し後に咲くはずだ。 -
改めて館内を撮影した。
さりげない照明もセンスがいい。 -
部屋の前の生け花も、それぞれ、立派なものだ。
-
12時少し過ぎのシャトルバスでフェリーターミナルまで送って頂いた。
昼食はターミナル内の武ちゃん寿しで美味しいラーメン。
店内の張り紙を見てエゾバフンウニのお寿司を追加した。2貫なら2,000円。がぶりと豪快に嚙みついて頂いた。期待通り、極上の味だった。
14時20分発、16時15分着のフェリーで稚内へ抜けた。武ちゃん寿し グルメ・レストラン
-
今夜の宿は、サフィールホテル稚内。歩いて行ける距離であるが、悪天候のためタクシーをお願いした。
部屋は和室という妙なものだった。のんびりと構えて予約したら、海外の大旅行団とぶつかってしまって、こんな部屋しか残っていなかった。一泊、2人2食つきで46,000円。
夕食時も大旅行団と居合わせて大混乱であったが、すぐに旅行団は出て行った。少し遅めに出かけるべきだった。
ズワイガニは期待外れだったけれど、それ以外の海の幸は新鮮で、上質だった。写真、下側中央のミズダコ刺身は、柔らかく美味しかった。サフィールホテル稚内 宿・ホテル
-
6月5日。稚内空港発の便は午後にしていた。そしてサロベツ湿原センターで早春の花を見て、できれば鳥の撮影もと考えていた。しかし天候は思わしくない。観光へとプランを変更した。
10時に迎えに来た稚内日の丸交通のタクシーに乗った。まずホテル近くの稚内港北防波堤ドームへ。樺太航路時代の記憶を残す荘重な構造だ。稚内港北防波堤ドーム 名所・史跡
-
次にノシャップ岬だ。時計はなぜか1時間進んでいた。
ノシャップ岬 自然・景勝地
-
そして宗谷丘陵の独特な地形を見ながら宗谷岬へ。
宗谷丘陵 自然・景勝地
-
宗谷岬には間宮林蔵の像がある。間宮は間宮海峡を発見し樺太が島であることを明らかにするなど多くの功績をあげた。
宗谷岬 自然・景勝地
-
先端には日本最北端の地の碑が立っている。
-
お土産物屋がある。表示される気温は10度を切っている。
-
近くの食堂で昼食。
-
3500円の三色丼とした。カニとイクラは普通の味だったが、ウニは美味しかった。
-
イチオシ
運転手さんは一寸寄り道をしましょうと言って、宗谷岬平和公園近くのクロユリ群生地に案内して下さった。
こんなにたくさんのクロユリが群生しているのは見たことがない。写真は群生の一部を示しているだけである。
後日ネット検索すると、この日に北海道新聞が宗谷岬のクロユリが見頃にと報じていた。 -
まったく予期しなかった幸運に喜んで沢山の写真を撮った。クロユリが今度の旅のフィナーレとなった。
稚内空港に13時頃着いた。タクシー料金は時間制で22,500円と有難い値段だった。
15時45分発の東京(羽田)行に乗り、乗り換えて20時20分に中部国際空港に帰ってきた。
予想以上の素晴らしい旅だった。
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
この旅行記へのコメント (4)
-
- ドロミティさん 2025/06/22 16:06:15
- 礼文島☆彡
- Takashiさん、こんにちは!
礼文島で最高のお花めぐりをされたようでとても羨ましく拝見しました。
宿泊された花れぶんでは花ガイドさんによる早朝の高山植物鑑賞が体験
出来るのですね。素晴らしい企画だと思いました。
実は今年の夏休みは利尻島と礼文島に行きたいと計画していたのですが
夫が今月から名古屋で新しい職に就いて単身赴任となり、夏休みの計画が
頓挫してしまいました。
お花の見頃、ウニの解禁をメインにするとやはり6月前半が良いようですね。
Takashiさんの素敵なお写真の数々で礼文島に咲き乱れる高山植物を拝見して
一層行きたい思いが募りました。
特別室からの利尻岳は圧巻ですね。
最終日はお天気に恵まれなかったもののクロユリの群生をご覧になることが
できたのは何よりでした。
素晴らしい礼文島をご紹介くださりありがとうございます。礼文島に行く際
には参考にさせていただきます。
毎日厳しい暑さが続いておりますから、お体を大切に過ごされますよう
お祈り申し上げます。
ドロミティ
- Takashiさん からの返信 2025/06/22 21:39:07
- RE: 礼文島☆彡
- ドロミティさん
こんばんは
コメントを頂き、大変ありがとうございます。
旦那様は名古屋ですか。ご縁がさらに深くなった気がします。私は名古屋育ちで、名古屋に帰って来て30年の名古屋人です。名古屋人から見ますと、名古屋は暮らしやすい所と思います。
桜と同様に、野の花の見ごろも年によって違うでしょうが、運が良かったです。今年は冬が寒かったので、レブンアツモリソウの開花が遅れるのではないかと心配しましたけれど、むしろ少し早まったのには驚きました。5月の末には見ごろになっていたと思います。船泊の群落が、眺めている限りでは、見頃を保っていたのは、全く有難いことでした。
桃岩展望台周辺のお花も、それまで見たことがないお花が多く興奮しました。ドロミティさんたちですと、もっと長いコースを歩かれるでしょうが、私たちには早朝花散策で十分でした。時間を効率的に使うという点でも素晴らしいプランです。
私たちはレブンアツモリソウを中心に計画しましたけれど、花盛りの時期はもう少し後のようで、そのためかフェリーや飛行機が空いていたのも良かったです。
宗谷岬のクロユリにも驚きました。クロユリは探して眺めるものだと思っていた概念が引っくり返りました。
天候不順な状態が続いていますが、どうぞお元気で、楽しい旅をお続け下さい。
Takashi
-
- sanaboさん 2025/06/21 21:56:43
- 魅力溢れる礼文島の旅
- Takashiさん、こんばんは
以前、乗り継ぎ時間が45分と仰ってらしたのは、この礼文島への
ご旅行のことだったのですね。
前方のプレミアム席を確保され、お荷物も機内に持ち込まれて
万全の態勢で臨まれ、無事に乗り継がれて何よりでした。
早くにご計画されたのは、人気のお宿「花れぶん」の予約を
されるためだったのですね。
花ガイドさんと歩く「花れぶん」主催の早朝の高山植物鑑賞の
企画は素晴らしいおもてなしですね~!
2日間とも好天に恵まれ、本当によかったです。
ご滞在中にエゾバフンウニが解禁となったのもラッキーでしたね。
一番の目的でらしたレブンアツモリソウは清楚な色合いながら
群生する様子は優美な華やぎがありますね~。
いつもながら渾身の美しいお写真で楽しませていただきました。
帰路の稚内では天候が芳しくなく鳥の撮影などを諦められたそうですが
クロユリの群生地に立ち寄って下さった運転手さんに感謝ですね。
期せずしてTakashiさんにとりまして最高の旅のフィナーレと
なりましたね☆彡
礼文島の魅力をたくさんご紹介いただき、ありがとうございました。
sanabo
- Takashiさん からの返信 2025/06/22 11:10:06
- RE: 魅力溢れる礼文島の旅
- sanabo さん
おはようございます。
コメントを頂き大変ありがとうございます。
そうなんです。sanaboさんの旅行記を読んで、45分の乗り継ぎで何事もないのだと意を強くしたのですが、出発が近くなると、やはり心配になりました。もしもの時は、その日のうちに稚内に着く方法を検討していました。もともと礼文島へ行く人は稚内に泊まり、早朝のフェリーで礼文島に入り、そのまま観光に移るケースが、かなり多いようです。
花れぶんのおもてなしには感動しました。旅行記には書きませんでしたが、出発の日、雨風が強いと、女将さんはじめ皆さんが、きちんとした身なりの上に雨合羽をまとってお見送りをされていました。おもてなしの核心に心意気があると思いました。
早朝の花歩きは、花れぶんならではの企画でした。時間が短いから、入門編だろうと思ったのですが、そうではありませんでした。案内人は達人の花ガイド。車の中で過ごす時間は少なく、この時期に桃岩展望台付近で見られる花は、ほぼすべて、しっかり見てしまったと思います。
諦めていたエゾバフンウニ出会えて嬉しかったです。私が味わったウニの中では、間違いなく、ナンバーワンです。当分、ウニは食べなくても大丈夫です(笑)。
おっしゃって頂いたように、レブンアツモリソウは清楚かつ華やかで、夢見心地で群落を鑑賞しました。群落が見事な船泊の群生地が、今年から公開されたのも幸運なことでした。
クロユリの群生地に行けたのは、まったく運転手さんのおかげです。サロベツ湿原センターは一度行っているので、時期を変えてくらいの気持ちでした。クロユリのことを知っていれば、はじめから、このコースにしたでしょう。天候が思わしくないのが、かえって幸いしたようです。宗谷岬のクロユリは検索すると、結構、記事が出てきますので、これから有名になってくると思います。
天候不順な毎日ですが、どうぞお元気で、ご活躍を続けられますように。
Takashi
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
この旅行で行ったホテル
この旅行で行ったスポット
もっと見る
この旅行で行ったグルメ・レストラン
礼文島(北海道) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
4
66