引退記念世界一周旅行　1～4日目　メルボルンとその周辺

2025/04/04 - 2025/04/07

引退記念で世界一周旅行に行きました。1～4日目（4月4～7日）はオーストラリアのメルボルンとその周辺です。

計画時の様子ははてなブログに投稿しています。
https://omuysd.hatenablog.com/entry/2025/05/30/110555

エリア メルボルン(オーストラリア)

• 旅行の満足度: 5.0

4月4日、最初の訪問地はオーストラリアです。成田発メルボルン行きのJAL773便で向かいます。世界一周航空券はビジネスクラスを購入したので、成田空港のJALのラウンジにも寄りました。ラウンジは最初は感動したのですが、この後、ほかの航空会社も経験すると、JALが特別よいということはなかったです。機内での和食の機内食とCAさんの気配りは、さすがでした。成田を18:25に出てメルボルンに翌朝5:35に着く夜行便ですが、やはりビジネスクラスはエコノミーとは疲れが全然違いました。
空港からはエアポートバスでメルボルンのサザンクロス駅に着きました。

宿泊したHyatt Centric Melbourneはサザンクロス駅から徒歩10分の便利な場所で、大きなビルの一部を使ったモダンなホテルでした。午前中についたにもかかわらず、部屋を使わせてもらえました。

ハイアット セントリック メルボルン ホテル

街の各所に残る植民地時代の建物巡りをテーマに街歩きに出かけました。まずは、ホテルからヤラ川の河畔をながめながら、フリンダースストリート駅(Flinders Street station)を見ました。

フリンダース ストリート駅 駅

この駅の駅舎は1909年完成のフレンチ・ルネサンス様式でステンドグラスも美しいです。

次に、駅前にあるセントポール大聖堂(St Paul's Cathedral)を訪ねました。大聖堂(Cathedral)と名がついていますが、カトリックの大聖堂（司教座）ではなく、ネオゴシック様式の英国国教会の聖堂です。

セントポール大聖堂 寺院・教会

ステンドグラスとパイプオルガンが素晴らしかったです。

その後、駅の近くのフェデレーションスクエア(Federation Square)にあるイアン・ポッター・センター：NGV（ナショナル・ギャラリー・オブ・ビクトリア）オーストラリア(The Ian Potter Centre: NGV Australia)を訪ねました。ここは、オーストラリアの国立美術館であるNGVのコレクションのうち、オーストラリア作家のものを集めた美術館です。「オーストラリア作家」として近代の西洋画の作品だけでなく、古代～近代のアボリジニ文化の作品、さらに現代美術とも組み合わせた展示で対比が興味深かったです。

フェデレーションスクエア 散歩・街歩き

次の建物に向かう途中、州議事堂前のカフェCafé Excelloで軽い昼食をとりました。コーヒーはフラットホワイトをいただきました。フラットホワイトはオーストラリアで人気のコーヒーの飲み方で、エスプレッソに泡立てたスチームミルクを注いだものです。メルボルンはカフェ文化が発展していて、有名なカフェも多くありますが、ここは街角にある普通のカフェです。
昼食後に、州議事堂の裏手にあるセントパトリック大聖堂(St Patrick’s Cathedral)を見ました。こちらはカトリックの司教座聖堂です。

セントパトリック大聖堂 寺院・教会

こちらもステンドグラスとパイプオルガンが素晴らしかったです。

その後は、「世界で最も美しい図書館」の一つとされるビクトリア州立図書館(State Library of Victoria)へ行きました。ドームの下の閲覧室は確かに一見の価値があるものでした。「美しい図書館」といえばダブリンのトリニティカレッジやスイスのサンクトガレンが有名ですが、それらの中世の図書館とはまた違った趣があります。

ビクトリア州立図書館 建造物

その後、ホテルに向かいましたが、途中、ロイヤルアーケード(Royal Arcade)とブロックアーケード(The Block Arcade)を通りました。
夕食は、ホテル近くのステーキハウスRare Steakhouse Downtownでオージービーフをいただきました。

ロイヤルアーケード 散歩・街歩き

オーストラリア2日目（4月6日）は、MR JOHN TOURSさんのグレートオーシャンロード(Great Ocean Road)ツアーに参加しました。
7:50に近くのホテルでピックアップしてもらいました。この日で夏時間が終わったので、時間を間違えないように注意しました。３時間ほど走って（トイレ休憩１回）最初の降車地、ロッホアードゴージ(Loch Ard Gorge)につきました。３時間のドライブは長いようですが、初めて見るオーストラリアの広大な景色とガイドのたかえさんの楽しい案内で退屈は感じませんでした。
ロッホアードゴージは、写真のような断崖絶壁で、写真の部分だけであれば日本にも同様の地形はありますが、このような断崖が何十キロも続いています。

ロックアード ゴージ 自然･景勝地

続いて訪れた十二使徒(The Twelve Apostles)もこの断崖の続きで、オーストラリアのスケールの大きさがわかります。

12人の使徒 自然･景勝地

このツアーの醍醐味はこのような地形もさることながら、野生の動物が見られるところです。野生なので必ず見られるわけではないとMR JOHN TOURSさんのサイトにはありますが、この日は運とガイドのたかえさんのスキルでコアラもカンガルーも見ることができました。
ユーカリの林を突っ切って道路が通っているところがあり、当然両側にユーカリの木が生えているのですが、その上にコアラがいるのです。なぜ林の中ではなく道路沿いの木に来ているのかはわかりませんが、ふつうに道路沿いの木の上にコアラがいるのには驚きました。

昼食は途中のアポロ・ベイ(Apollo Bay)でフィッシュアンドチップスとハンバーガーをいただきました。

アポロベイ ビーチ

オーストラリアの人気アニメ、ブルーイにもオーストラリアを象徴する鳥として登場するキバタンです。

カンガルーも最初は丘の中腹にいるのを遠くから見たのですが、その後、ふつうの別荘外のグラウンドの草地で草を食べているのを見ることができました。当たり前に人間生活と野生生物が同居しているのが印象深かったです。

帰りには虹も見えました。

オーストラリア３日目（4月7日）は、午後からペンギンパレードを見に行くので、午前中は軽く街を歩きました。
まず、１日目に見たときは大行列だったブロックアーケードのカフェThe Tea Rooms 1892が朝はすいていたのでサンドイッチとパヴロヴァをいただきました。

ブロックアーケード 散歩・街歩き

ブルーイの妹のビンゴも大好きなパヴロヴァです。メレンゲをベースにしたスイーツで、ロシアのバレリーナ、パヴロヴァが来豪した際に考案されたという都市伝説があります。

その後、旧メルボルン監獄(Old Melbourne Gaol)を訪ねました。網走監獄、ロンドン塔、アルカトラス、ヴェネツィアのドゥカーレ宮殿牢獄など監獄が観光地になっているところは多いですよね。

旧メルボルン監獄 建造物

最後に王立展示館(Royal Exhibition Building)の外観を見た後、トラムでホテルに戻りました。

王立展示館とカールトン庭園 現代・近代建築

２日目と同様、MR JOHN TOURSさんのツアーで、近くのホテルでピックアップしてもらいフィリップ島(Phillip Island)に向かいます。途中、ふれあい動物園(Maru Koala and Animal Park)とチョコレート屋に寄りました。ふれあい動物園は、ベタですがカンガルーに餌がやれたりして楽しかったです。

マルー コアラ & アニマル パーク サファリ・動物観察

フィリップ島のペンギンセンターで夕食をとった後、ペンギンパレードの観覧場所に向かいました。ペンギンプラスというグレードの高いチケットにしたので全体的にはよい席なのですが、どこに位置取りするかは悩みどころです。最前列近くはペンギンが間近で見られるのですが、視界が限られてしまいペンギンが目の前を通るところしか見られません。後列になると、ペンギンからはちょっと遠くなりますが（それでも十分近い）、ペンギンが沖合から泳いできて波打ち際に上陸し、丘を歩いて巣穴のあるブッシュに入るまでの一部始終が見られます。我々は、途中で通路脇に先行上陸していた？ペンギンを見ていたため前列は取れず否応なく後列でしたが、十分満足できました。ペンギンはちょこちょこと歩いてもちろん可愛いいのですが、それだけではなく、人間なら溺れてしまうような荒い海で魚を取って帰ってくるたくましさも感じました。
ペンギンパレードはとても寒いと聞いていたのですが、この日はそれほど強風ではなかったこともあり、ウィンドブレーカとトレーナで大丈夫でした。
メルボルンはこの日（4月7日）が最終日、翌日（4月8日）の朝、ロサンゼルスに向かいます。

フィリップ島自然公園 自然･景勝地