趣味の刀装具鑑賞で、美濃彫の特別展展示目当てに岐阜に行ってきた。ニッチな趣味の旅なので、ひとりで。<br />　美濃彫や美濃伝の日本刀の他、郡上八幡や長良鉄道、ご飯も一緒に楽しんだ。<br /><br />　二日目は長良鉄道と郡上八幡。

岐阜旅行：美濃彫を観に行く趣味旅４日間　２日目

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2025/05/02 - 2025/05/05

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エリア

郡上八幡(岐阜)

　二日目。
　昨日と変わって快晴。
　天気予報だと、今日から三日間全て晴天。
　今日の旅程は長良鉄道で郡上八幡。
　ホテルから関駅に向かう途中、遊歩道を見つけた。列車の時刻まで余裕があったので登ってみる。

安桜山公園展望台名所・史跡
　山の尾根部分を歩くと、街が少し見えた。
　大部分は緑で見えなかったが。

安桜山公園展望台名所・史跡
　途中の曲がり道で下っていったところ、道端にお地蔵さんの列。

関善光寺寺・神社・教会
　なんだろうと思ったら、関善光寺の裏手だった。
　昨日は雨で行く気力を無くした関善光寺の鐘楼脇の道を通る。

関善光寺寺・神社・教会

　駅に到着。
　切符は駅員さんから買った。厚紙の切符を使うのはもの凄く久しぶりだと思う。

関駅駅
　予定時刻通りに出発。
　関から郡上八幡へ。
　線路の先を正面から見通すのは新鮮に感じる。
　美濃市駅に到着。
　ここら辺から本格的に山間に入ってく。

美濃市駅駅
　GWなので鯉のぼりや藤棚など。
　この季節ならではの景色。
　長良川と橋。
　長良鉄道で期待していた景色。天気に恵まれて本当に良かった。

　まさに新緑の季節だったため、緑がとても映える。
　みなみ子宝温泉駅が、現在温泉施設閉業中なのが残念だった。営業していたら、利用してた。ネットで見ると、再開もあり得そうらしい。そうなったらいいなと思う。

みなみ子宝温泉駅駅
　郡上八幡駅に到着。
　跨線橋が床から天井から木造。レトロに感じる。

郡上八幡駅駅
　郡上八幡駅にある、レンタサイクルで自転車を借りる。
　駅の観光案内でレンタサイクルを利用したいと希望して、申請書に必要事項を記入する。レンタル料金（終日で￥1000）の他に、デポジットに￥500が必要。デポジットの返却を気にしないなら、郡上八幡の街中の特定の場所に置いていくことも可能とのこと。

郡上八幡駅駅
　せっかく自転車を借りたので、大回りで郡上八幡の街中を目指す。
　気分はサイクリング。
　大乗寺というお寺に参拝。
　郡上市唯一の日蓮宗のお寺らしい。

　城下町プラザに自転車を置いて、郡上八幡城を目指して登る。城付近に駐車場があるっぽいのだが、台数が満杯になると車を登らせず山の途中の駐車場に停めるよう誘導員の方がいた。なので途中から登る車の人もそれなりにいた。
　歩きやすい靴推奨。スニーカーで来てよかった。
　郡上八幡城に到着。長かった。
　木々の新緑がお城の白さが絵になる。

郡上八幡城名所・史跡
　周囲の木々のかなりの割合がモミジ。
　新緑のこの時期も綺麗だが、秋がすごく映えそう。

郡上八幡城名所・史跡
　天守閣の見学。
　入り口入ったところに戦国時代の武者っぽい格好した方がいた他、簡単に兜や陣羽織っぽいのを着て天守閣正面で記念写真を撮れるサービスもあった。自分には不要なので素通り。

郡上八幡城名所・史跡
　天守閣の中。
　この郡上八幡城(戦国時代に建立された方(今あるのは昭和の頃に再建されたもの))がいつ頃、誰に建立されて誰に使われてきたのかの変遷が紹介されてた。
　かなり戦国時代も江戸時代も含めて、思ったより城主一族がコロコロ変わってた。

郡上八幡城名所・史跡

　天守閣の上階から見た景色。
　天気も良いのもあってか、見晴らしがいい。
　お城の見学を終えて山を降りる。
　途中にあった岸剱神社（きしつるぎじんじゃ）にお参り。
　街中を歩く。
　宗祇水が有名とのことだったので見に行った。水が汲めるらしいが、既に別のところで水筒に水は汲んでいたのでここでは汲まず。

お抹茶処宗祇庵グルメ・レストラン
　宗祇水すぐ脇の川。
　川縁まで降りれる。近くの橋の下が影になっているし、ここで休憩したりしても良さそう。風と水の音が気持ちいい。
　道を挟んだ宗祇水の反対側。比較的新しいめのお店が集まってる。カフェや古物屋、刃物・美濃紙のお店。
　すごくカレーのいい匂いがした。
　お昼ごはん。
　始めはお蕎麦が食べたかったのだがちょっと想定以上に待ち人が多くて……この辺の名物？であるらしいけいちゃん焼きを食べようとこちらのお店に入る。
　お店の外観（左上）が手前に停まっているカブの効果もあるのかリアル昭和感がすごい。

大矢食堂グルメ・レストラン
　ランチの『けいちゃん丼（￥1200）』
　ネットで調べたとき、けいちゃん焼きはお肉だけ(か玉ねぎくらい)だったので、それ以外の野菜が入ってたのは予想外。濃い目の味付けだったので、これは白米がすすむ。お味噌汁たっぷりだったのは嬉しい。

大矢食堂グルメ・レストラン
　お昼後の予定は全く考えていなかった。
　思い付きで岸剱神社と同じく郡上八幡春まつりの神社の他二社に行ってみることにする。

　まず八幡神社の方に到着。
　ほぼ人がいない。社務所は閉まっていたけれど、岸剱神社と同じく￥300ほど納めて御朱印が受け取れるようだったので、小銭をお納めして御朱印を貰う。
　八幡神社は郡上八幡の主な観光範囲の東端辺り？っぽかったので、西の方に戻る。

　途中、旧庁舎記念館の観光案内所で質問したところ、郡上八幡周辺だとどぶろくは売っていないらしい。取り扱いがあるのは郡上市でも少し違う地域とのこと。

郡上八幡旧庁舎記念館名所・史跡
　郡上八幡春まつりの三社目、日吉神社に到着。
　……子供のころ遊び場にしてた、地元の神社を思い出すローカル感。普通にここでも地元の人が遊んでた。
　どんなところだろうと来てみたけど、観光スポットではない。御朱印は同様に自分でお金を納めて勝手に取っていく形式。

　日吉神社に比較的近く、調べたら庭園がとても綺麗そうと分かったので、慈恩禅寺に寄ってみることにする。
　この辺はメインのエリアから離れているせいか、明らかな観光客がかなり少ない。本当にGWかこれ？あんまり観光客がいなくても、それはそれで観光客である自分が場違いみたいに感じてしまう……
　オーバーツーリズムよりは、いいとは思うけれど。

慈恩禅寺てっ草園公園・植物園
　観覧料払ってお寺の庭園に。

　ザ・日本庭園で、新緑の大盤振る舞い。
　京都や東京なんかでもこういった庭園は見たけれど、そことは少し違って奥の滝や背後の山野があるせいかより自然の中を切り取って来た風情。

慈恩禅寺てっ草園公園・植物園
　何より観覧者が自分一人でだったため、景色の独り占めする贅沢感を満喫。

　畳の端っこに座って、万緑の庭を眺めながら青嵐を浴びつつぼーっとする。音も風の音か、座敷で流れてる庭の説明音声くらい。
　二時間くらいこうしてても時間勿体ないとは思えなかったと思う。

慈恩禅寺てっ草園公園・植物園
　中庭の部分には枯山水もあった。日が傾いて来てたのもあったのか、写真だと寂寥感がある気がする。
　思いつきでやって来た場所だったが、とても良い時間を過ごさせて貰ったと思う。

　お寺を出た後は、乗ろうと考えていた電車の時刻結構ギリギリだったため、急いで駅に戻る。途中、誘惑に負けて駄菓子屋さんで郡上八幡天然水のサイダー買ったけれど。
　電車には無事乗れたので問題なし。

慈恩禅寺てっ草園公園・植物園
　関に到着。
　流石に疲れて、夕飯は実に雑になった。

関駅駅