どこかに参るin広島～今も残る115系に揺られて宮島そして徳山門司港の夜景+グルメ三昧の旅～

2025/04/29 - 2025/05/01

こんばんは。5月最後の旅行記では、4月末に出かけたJALのマイル特典「どこかにマイル」を使った旅模様をご紹介。今回は4つ出てきた候補のうち、選ばれたのは「広島」。よし！それなら岩国から今も残る115系に乗って西進し、一度やってみたかった徳山の工場夜景撮影と下関のふく料理、門司港の町散策を楽しんじゃおう！
ということで旅の予定はとんとん拍子で決まり、出発地羽田へ向かったのでしたとさ。

エリア 門司・関門海峡(福岡)

今回は10時過ぎの飛行機で広島へ！

羽田空港 第1旅客ターミナル 空港

青空に恵まれ、良い景色です～

順調な飛行で広島空港にはほぼ定刻で到着。

広島空港 空港

★12：15
広島空港到着後、ラーメンを食した後に宮島行のハイエースワゴンに乗車。こちらは近頃運行開始した、空港から宮島口まで直行できる乗り合いタクシー的なリムジン。

予約制で乗り換えなしで楽＆現地での特典多数で3800円。広島駅→宮島口の山陽線はいつも混んでてかったるいなぁと思っていましたが、これに乗ると宮島口まで空港からわずか1時間で行っちゃいます。

さらに着後、リムジン乗客専用の宮島口フェリー乗り場「etto」のロッカー無料利用権利、売店の500円商品券（9月まで）、指定ホテルまで荷物直送などのサービスもあり至れり尽くせり。

高速道路を快走し、予定通りほぼ1時間で宮島口に到着。

広電宮島口駅 駅

今回の旅目的は宮島ではありませんが、リムジンのおかげで時間に余裕ができたので観光しちゃいましょう。

etto宮島交流館 名所・史跡

宮島口⇔宮島のフェリーはJRと松大汽船の2社で運行していますが、運賃や本数等の状況は大差がありませんのでどちらに乗ってもOK。10分ほどの航海で宮島に到着。しかしインバウンドのおかげで島内は外人だらけ…

宮島フェリー 乗り物

実は宮島上陸は今回が初めて。島内の足は徒歩メインで、鹿さんの姿も。

宮島 紅葉

宮島に来たからにはここは見ておかなくてはなりませんね。

厳島神社 寺・神社・教会

世界遺産にもなった厳島神社の大鳥居。水が引いていたタイミングだったので、近くまで行って眺めることができました。

厳島神社 寺・神社・教会

記念撮影の観光客で鳥居の周りは賑わっていました。

厳島神社 寺・神社・教会

今回は宮島観光はあくまでおまけ。島内の食べ歩きなどはまた後日、ゆっくり楽しむとしましょう。

宮島 紅葉

この後は鉄道移動ということで、ある程度時間を気にしながら移動になります。

宮島フェリー 乗り物

ettoに戻り、荷物を回収した後商品券を使ってアイスを食しました。伊都岐珈琲さんのコーヒーソフトはなかなか美味でした。

伊都岐珈琲 etto グルメ・レストラン

★15：20
さて宮島口からは鉄道の旅。岩国駅で列車を乗り換え、ここからは今や絶滅危惧種となってしまった「115系」に揺られて西へ。久しぶりの国鉄電車は良いものです。

岩国駅 駅

1日目はある目的のために徳山に宿泊。駅前のホテル「グリーンリッチホテル」のバスタブなしのシングルルームは、なんとも独特な客室レイアウトです。

グリーンリッチホテル徳山駅前 宿・ホテル

ですがとても綺麗な客室で広さも程よく、快適そのものです。

グリーンリッチホテル徳山駅前 宿・ホテル

水回りもUBではないセパレートタイプになっていますが、洗面台が少し狭いかも。

グリーンリッチホテル徳山駅前 宿・ホテル

トイレも個室になっていてとても綺麗です。

グリーンリッチホテル徳山駅前 宿・ホテル

★18：40
19時前だというのにこの明るさだなんて、さすがは西側の地域。徳山の夜といえばの光景と115系のコラボを見るため、バスに乗ってある場所へ向かいます。

徳山駅 駅

徳山界隈は家が多く、撮影ポイント選定に難儀するも何とか見つけた某所へ。

周南工場群 名所・史跡

時間の都合で撮影できたのは1往復のみでしたが、なかなかいい感じに記録できました。次はもう少し粘ってみたいですね。

周南工場群 名所・史跡

撮影後はバスで宿に舞い戻り、就寝したのでしたとさ。

徳山駅 駅

次の日は宿1階のレストランで朝食を頂いた後に出発。しかしこのレストランの店員がほぼバックヤードに籠っており、やる気がない感じでちょっと残念…食事はまあまあなのですが。

グリーンリッチホテル徳山駅前 宿・ホテル

徳山から西へ向かう115系に乗車し、瀬戸内海の絶景と115系のモーター音を堪能。これぞ鉄道旅の醍醐味です！

新山口では少し停車時間があるので翌日の切符を購入するため一度車外へ。115系の旅はのんびりと進みます。

新山口駅 駅

下関界隈まで来ても車内はさほど混むことなく、ゆったり旅することができました。

下関駅には12時過ぎに到着。徳山から2時間の長旅でしたが快適な転クロ装備の115系でなら全く苦になりません。

下関駅 駅

下関駅からは観光客で混雑するバスに乗り、唐戸市場へ。

ここではどうしても食べたかったもの…そう、下関の名物「ふく」！せっかくなので少し奮発して3850円の「ふくふく御膳」を注文。旅館の食事のようなボリュームとお味で大満足。

ふくの関 カモンワーフ店 グルメ・レストラン

関門海峡は海運の要所ということで、海外からやってくる大型貨物船など、面白い船が沢山見れます。

関門海峡(早鞆ノ瀬戸) 自然・景勝地

そんな関門海峡は、車（国道高速含む）・船・電車・新幹線・自転車そして徒歩（一応飛行機も空で越えてる）という、陸海ほぼすべての交通手段で渡ることができるのです。こんな場所は日本だと恐らくここだけで、海外を見てもなかなかないでしょう。

関門海峡(早鞆ノ瀬戸) 自然・景勝地

というわけで今回は「徒歩」で関門海峡を越えてみたいと思います！人道用の関門トンネルは徒歩もしくは自転車での通行（自転車は手押しのみ）が可能で、通行料金は徒歩無料、自転車20円となっています。

関門トンネル 名所・史跡

人道トンネルへ向かうには、自転車で乗っても大丈夫な大型エレベーターで地下に移動。

関門トンネル 名所・史跡

するとエレベーターを降りた先に、対岸門司へ続くトンネルが見えてきます。

関門トンネル 名所・史跡

ここは国道2号線の歩道扱いということで、すぐ脇に国道の車道トンネルが通っています。そのためかちょっぴり排ガス臭く、騒音も時折あるなど居心地はあまり良くありません。

関門トンネル 名所・史跡

人道トンネルのエレベーターホール間の距離はわずか780ｍ。つまり10分ほどで海峡を横断できるほど近いというわけ。

関門トンネル 名所・史跡

少し進むと県境の場所に到達。この場所は記念撮影のスポットになるものです。

関門トンネル人道 (福岡門司側) 名所・史跡

そして10分ちょっとで門司側のトンネル入口地点へ到着。

関門トンネル人道 (福岡門司側) 名所・史跡

10分ほどで海峡を歩いて超えられるので、お散歩感覚ですね。

関門トンネル人道 (福岡門司側) 名所・史跡

踊り場の展示などを暫し見物した後、地上へ向かいます。

関門トンネル人道 (福岡門司側) 名所・史跡

門司側も下関側と同じく、地上へはエレベーターで上がります。

関門トンネル人道 (福岡門司側) 名所・史跡

エレベーターのメーカーが三菱製だった下関側とは異なり、こちらは日立製。契約などの都合なんでしょうか。

関門トンネル人道 (福岡門司側) 名所・史跡

エレベーターを降りると、門司側の陸地に到達。

関門トンネル人道 (福岡門司側) 名所・史跡

先ほどまでは関門橋の反対側の下にいたのですよね。さて、移動しましょうか。

関門トンネル人道 (福岡門司側) 名所・史跡

この後は門司港の観光トロッコに乗車すべく、めかりの駅へ。

関門海峡めかり駅 駅

こちらにはかつての関門トンネル向け機関車「EF30」と旧型客車。ただ保存されているだけと思いきや…

関門海峡めかり駅 駅

車内に入ることができ、何とお洒落なベーカリーカフェになっているのです！ちなみに車両デッキ部にあるトイレもウォシュレット付きに整備済みで、現役のトイレとしてちゃんと使うことができます。

関門海峡めかり駅 駅

この車両は長らく海風にさらされ、荒廃が進んでいたとのこと。パン類もおいしそうで食欲がそそられますが、昼にふくのフルコース、夜がステーキディナー予定の身では泣く泣くスルー…

関門海峡めかり駅 駅

結局地元名産のアイスのみを注文し、客車の中で食べました。次の機会にはパンも食べたいな～

関門海峡めかり駅 駅

さて、いよいよここからトロッコに乗車しましょうか。

関門海峡めかり駅 駅

関門橋下の新緑の中から飛び出してきた、かわいいトロッコ列車。こちらは南阿蘇鉄道の中古車両を改造したもので、遊園地の遊具のような雰囲気です。

関門海峡めかり駅 駅

トロッコの乗車時間は全線で10分ほど。ベイエリアの引き込み線をゆっくりと走ります。

門司港レトロ観光列車 潮風号 乗り物

短い区間にはトンネルもあり、トンネル内ではイルミネーションの演出も。

門司港レトロ観光列車 潮風号 乗り物

★14:30
門司港駅近くの九州鉄道記念館駅に到着。後は門司港のでのんびり過ごしましょう。

九州鉄道記念館駅 駅

まだチェックイン時刻まで少し余裕があるので、少し周囲をプラプラ。

プレミアホテル 門司港 宿・ホテル

この辺りの景色は夜になると美しくなること間違いなし！

ブルーウィングもじ 名所・史跡

なので一回りした後に一旦ホテルにチェックインして、ゆっくり過ごしましょう。

プレミアホテル 門司港 宿・ホテル

今回泊まるホテルは門司港の街を見下ろす一等地に立つホテル「プレミアホテル門司港」。せっかくなので一番良い「プレミア海峡スイート」ルームに宿泊です。

プレミアホテル 門司港 宿・ホテル

客室はゆったりしたベッドルームに、

プレミアホテル 門司港 宿・ホテル

開放的なリビングスペース。

プレミアホテル 門司港 宿・ホテル

窓からは関門海峡と門司港の街が一望でき、優雅なひと時を過ごせます。

プレミアホテル 門司港 宿・ホテル

水回りスペースはこんな感じ。デザイン性重視ですが機能的でとても使いやすいです。

プレミアホテル 門司港 宿・ホテル

そして海峡スイートを含む、上級客室の宿泊者限定で最上階にある「ラウンジ」を滞在中無料で利用可能。こちらではワインやおつまみなどを楽しむことができ、ホテル滞在のひと時を一層満喫できます。尚夜20時以降はかなり混んでおり、また期待していた夜景もラウンジからはほぼ見えないので要注意。

プレミアホテル 門司港 宿・ホテル

★17:30
門司港が本気を出すのはこの後のお時間なので、その前に早めに夕食タイムに。

Red&Black SteakHouse グルメ・レストラン

ステーキのディナーコースを堪能し夕食に。今日はこの後も動く予定なのでこちらでのアルコールはなし。九州産黒毛和牛のお肉が柔らかくて最高でした～

Red&Black SteakHouse グルメ・レストラン

夕食後部屋に戻ると丁度良いタイミングで日没のお時間に。

プレミアホテル 門司港 宿・ホテル

今旅は天気に恵まれ、良い景色を存分に楽しめましたね。

プレミアホテル 門司港 宿・ホテル

★20:00
日没を迎える時間を見計らい、いざホテルの外へ。

ブルーウィングもじ 名所・史跡

日中にも入ろうと思いましたが、有料と分かったので門司港が本気を出す夜のみの訪問にした「レトロ展望室」。300円で見学可能で、料金はエレベーターで上に上がった後に払います。

門司港レトロ展望室 名所・史跡

最上階からの景色はこの通りで、門司港駅をはじめとしたベイエリアの夜景を満喫できます！

門司港レトロ展望室 名所・史跡

ただ展望室は意外と明るく、写真を撮るとなると映り込みに難儀してしまうのですよね…営業時間は22時までなので、ゆっくり夜景を楽しめるのが良いですね。

門司港レトロ展望室 名所・史跡

展望室からふもとに降り、夜の門司港を散策しながらホテルに戻ります。レンガ造りの重厚な歴史建築には暖色系のネオンが良く似合いますねぇ。

北九州市大連友好記念館 美術館・博物館

夜の門司港を歩いたからには、こちらも絶対見ておきたかった「門司港駅」の夜景。20時半位になるともう、駅周囲の人影はまばらに。おかげで駅前に誰も写っていない門司港駅の雄姿を収めることができました。いや～かっこいいです！

門司港駅 駅

★8：30
2日間目いっぱい楽しんだので、最終日はモーニングをゆっくり食します。バイキングでは月替わりのメインメニューが名物となっており、5月は九州のブランド卵を使った作り立てのオムレツ。これがまた絶品で、その他ふく汁などの名物と共に堪能し大満足。門司港のプレミアムな滞在に相応しいホテルでした。

プレミアホテル 門司港 宿・ホテル

★12：00
復路は新幹線に乗っても良かったのですが、115系天国の山陽線なのでついつい鈍行に乗っちゃいます（笑）車内は終始ガラガラで、今では希少になってしまった鉄道旅のひと時を噛み締めます。

下関駅 駅

ただし115系の終点岩国まで行くと予約している飛行機に乗れないので、徳山からは泣く泣く新幹線に乗り換えます。既に後継車227系の鋼体が工場にあるそうで、引退も近い115系。あと2～3回位山口に出向いて乗りに来たいな～

新山口駅 駅

その後は広島乗り換えのリムジンバスだと時間がかつかつだったので、超裏ルートとして東広島駅まで新幹線で移動。かつてのスピードスター500系は間近で見るとやっぱりかっこいいです！

東広島駅 駅

で東広島駅から空港への移動はタクシーで一気に移動。気になる時間と料金は25分6500円ほど。鉄道や広島空港からのリムジンバスでは味わえない、山間の景色はなかなか良かったです。

広島空港 空港

★16：30
復路も往路と同じく、2日前の座席開放を利用して普通席最前列の15列目を指定。帰りはこの席のシートピッチが超広い737+隣席Cが空席という状況で、クラスJを大きく上回る快適なフライトで超ラッキー。

しかもこの飛行機がまた、面白いルートで飛行してくれたのです！

河内駅 駅

静岡界隈では車窓左手に見える、富士の雄大な姿を絶妙な位置から鑑賞。

少し進んだ後に見える、雲海の中富士もまた、幻想的で素晴らしいです。

そして首都圏に戻った後も、越谷あたりまで北上するルート…

スカイツリーに新宿御苑、東京タワー…

東京タワー 名所・史跡

レインボーブリッジと、都心の名所を空から鑑賞し、旅の最後に「都内遊覧飛行」を楽しみどこかに参る旅は終わったのでしたとさ。