2023/10/15 - 2023/10/15
69位(同エリア74件中)
きままな旅人さん
- きままな旅人さんTOP
- 旅行記79冊
- クチコミ3238件
- Q&A回答6件
- 436,889アクセス
- フォロワー8人
この旅行記のスケジュール
2023/10/15
-
市来知神社
-
炭鉱住宅
-
幌内神社
-
安全灯庫
-
旧幌内炭鉱音羽抗
-
旧幌内炭鉱常盤抗
-
千人塚史跡公園
-
幾春別神社
-
森林鉄道跡
もっと見る
閉じる
この旅行記スケジュールを元に
北海道空知地区の産炭地域は、夕張市から美唄市、三笠市、美唄市、歌志内市、赤平市、芦別市と広範囲に亘り、炭鉱閉山後はほとんどの施設が解体されてしまいましたが、一部は「炭鉱遺産」として保存されています
この地域は仕事で何回か行ったことがあり、炭鉱遺産を目にしていたのですが、今回改めて炭鉱遺産を回ってみました
今回は三笠市の炭鉱遺産を巡りますが、三笠市は何回か訪れているので、一部施行日以前の写真が含まれています
*写真は「旧幌内炭鉱幌内立坑櫓」
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 自家用車
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
三笠市の炭鉱遺産を巡る旅は、三笠市の西側から東へ向けて記録しています
先ずは、国道12号線沿いにある「道の駅・三笠」から道の駅 三笠 道の駅
-
「道の駅・三笠」は、北海道の道の駅登録第1号、つまり北海道で1番古い道の駅なのです
この道の駅には「食の蔵」として、産直農産物、弁当店、ピザ、スイーツなどの飲食施設など、多彩なお店が並んでいるほかコンビニもありました
敷地内には大きな水車やパークゴルフ場、日帰り温泉施設もあるほか、近くにイオンもある便利な道の駅です -
お土産売場
-
農産物産直市場には、新鮮野菜が豊富に揃っていて安い
-
大きな水車が回っていました
-
「道の駅・三笠」から東へ向い、高速・三笠ICを抜けて市街地に入った所に「レンガ煙突」があります
写真は「レンガ煙突」の説明板で、「明治34年頃まで空知集治監(刑務所)があり、レンガ煙突は典獄(刑務所長)官舎の煙突」だそうです -
地図には「レンガ煙突」と表記されているので、炭鉱遺産の一部と思い行ってみると、レンガ造りの煙突が立っていました
案内板の主題は「典獄官舎」で「レンガ煙突」は副題でした -
住宅地の中立つ「レンガ煙突」
説明を読まなければ何の煙突か想像もつきませんが、明治期の文化遺産として明治期の名残りを伝えています空知集治監典獄官舎レンガ煙突 名所・史跡
-
道道116号線沿いに建つ、真宗大谷派の「専勝寺」
本堂は新しく、境内には炭鉱や歴史に係る記念物はありません -
こちらも道道116号線沿いにある「市来知神社」
1882年に集治監(刑務所)が設置されて市来知村が開村し、1886年に囚人を使って建てられた神社だそうです -
「市来知神社」の社殿
ご祭神は天照大御神ほか計7柱で、五穀豊穣や商売繫盛などにご利益があるそうです
以前「市来知神社」の境内に競馬場があり、廃止された跡地に「三笠市総合病院」が設置されたとありました -
「市来知神社」の手水舎には「ふくろう」の置物が
周辺の森には「ふくろう」が住んでいるので、それに因んで作られたそうです -
市来知神社の境内に立派な「渡辺惟精翁顕彰碑」が立っています
「渡辺惟精」は、空知集治監(刑務所)の初代典獄(刑務所長)で、市来知村(三笠市の前身)開拓の祖だった人物です
記念碑の後ろに写るのが、競馬場跡地に建てられた「三笠市総合病院」です -
三笠市街の中心地に「三笠市役所」があります
中央入口から入って右に観光課があり、ここでマップを頂きました -
三笠市役所から南へ進んだ所にある「クロフォード公園」
ここは旧幌内線・旧三笠駅跡地で「三笠鉄道村・三笠ゾーン」として整備されました
公園名は、幌内線開設に貢献したアメリカ人技師クロフォードに因んで名付けられたそうです -
幌内線は、幌内地区の石炭を小樽港から搬出するため、1882年に日本で3番目となる「幌内-手宮間」の鉄道が開通しました
1987年に幌内線(岩見沢-幌内間)が廃線となり、旧三笠駅跡地に「三笠鉄道村・三笠ゾーン」として整備されましたクロフォード公園 公園・植物園
-
管理棟の内部は、お土産品のほか鉄道グッズが多数販売されています
-
鉄道グッズが数多く並んでいます
-
旧三笠駅のものと思わる「跨線橋」が残されています
車両は、ディーゼル機関車「DD51548」 -
車掌車「ヨ8006」
車掌専用車として製造され、新たに石油ストーブや蛍光灯のほか便所も設置された画期的な車両です -
80系特急用気動車が6両編成で保存されています
先頭車のほか、グリーン車や食堂車なども連結されています -
なつかしい「キハ82系」
何度か乗った
乗ることができないのが残念です -
「クロフォード公園」から南へ、「三笠鉄道村・幌内ゾーン」を目指して進むと、道路沿いに「炭鉱住宅」が並んでいます
ちょっと裏側へ回ってみましょう -
前の写真の反対側が玄関ですが、全て閉鎖されていました
-
炭鉱住宅街の中に「幌内金谷共同浴場」がありました
入口はアルミサッシで、未だ営業している様です
営業しているのであれば、未だ炭鉱住宅に住んでいる人がいるのでしょう -
更に進むと「三笠鉄道村」の看板が見え、道路を挟んで広大な駐車場があります
-
国内では、新橋-横浜間、大阪-神戸間に次いで3番目に 幌内-手宮間に鉄道が開設された幌内線ですが、炭鉱の閉山と共に人口が減少し、1987年に旧幌内線が廃止され、旧幌内駅跡地に「三笠鉄道村・幌内ゾーン」が整備されました
三笠鉄道記念館 美術館・博物館
-
北海道の鉄道遺産を残す「三笠鉄道村・幌内ゾーン」にある鉄道記念館
「入館料大人530円」ですが、今回は入館を見送りました三笠鉄道記念館 美術館・博物館
-
三笠鉄道村にあるモニュメント
-
SLが動態保存されていて、試乗体験ができます
-
ローカル線用ディーゼル機関車「DD1615」
-
主に構内除雪用の「キ756」
-
ラッセル装置付ディーゼル機関車「DD1517」」
-
長尺貨物用の「チキ6147」とクレーンのような操重車「ソ81」
-
「三笠鉄道村・幌内ゾーン」の駐車場横には、炭鉱の坑内で使われていた、抗夫運搬用の機関車と車両が展示(放置)されていました
これこそ立派な炭鉱遺産なので、丁寧に保存してほしいと思うのですが... -
イチオシ
「三笠鉄道村・幌内ゾーン」から更に奥へ進むと「幌内炭鉱変電所」の表示があり、その前に駐車場があります
駐車場から変電所の全景が見えますが、現役かと思えるほど残されていました -
「幌内炭鉱変電所」の外観です
中に入れません -
変電所らしく、鉄塔や変電設備がしっかり残されていました
旧幌内炭鉱変電所 名所・史跡
-
「幌内炭鉱変電所」横に「幌内神社」への石段があり、上ってみました
-
「幌内神社」の鳥居が残されていました
-
鳥居の先に「幌内神社」の石碑だけがポツンと
ここが本殿の跡だったのでしょう -
「幌内炭鉱変電所」から奥へ進むと、道路沿いにレンガ造りの「安全灯庫」が現れます
説明板には「坑内の照明はカンテラの灯りだったが、坑道が延びてガスの発生も多くなったことから、電気式や電池式の安全灯が使われるようになった」とありました -
更に進んだ所に「旧幌内炭鉱音羽抗」の看板があります
-
「音羽抗」」の抗口が見えますが、入口は完全に封鎖されていました
-
更に進んだ所にある「旧幌内炭鉱常盤抗」
鳥居と小さな祠を挟んで、2つの坑口が見えます -
「常盤抗」の説明板
1938年から掘削が始まり、石炭の搬出にベルトコンベアーを使用するほど多くの石炭を搬出した炭鉱です -
常盤抗左の坑口は、石炭を搬出していた抗口で「本卸(ほんおろし)」と言います
入口は完全に封鎖されていました -
向って右の抗口は、人や資材の出入りに使用していた「副卸(ふくおろし)」で、左右の抗口で役割が異なっています
入口は完全に封鎖されていました -
来た道を戻り、幾春別川沿いの道道917号線を東へ進むと、「旧幌内炭鉱幌内立坑櫓」が現れます
道道からも見えますが、この一帯は北興工業の私有地で「無断立入禁止」の看板がありました旧幌内炭鉱幌内立坑櫓 名所・史跡
-
たたま入口近くにスタッフの方がいて「写真を撮らせてほしい」とお願いすると、「短時間なら」と許可を得て立坑近くまで行くことができました
立坑周辺は雑草が茂り、この角度からしか見ることができませんが、破損も少なく立派な炭鉱遺産で、やはり近くで見ると迫力が違います
「短時間」のため、写真を撮ってすぐに退散です旧幌内炭鉱幌内立坑櫓 名所・史跡
-
続いて「千人塚史跡公園」へ
案内板には「空知集治監(刑務所)で死亡した囚人の墓がある公園」と記載されていました -
「千人塚史跡公園」の入口
-
「千人塚史跡公園」にある2基の石碑
右「合葬之墓」は、遺骨を合葬した石碑で、1,158人が埋葬されているそうです
左「自由党志士原利八君碑」は、明治初期に起きた「自由民権運動」で収容された政治犯だった「原利八」の死を悼んで建てられたとありました合葬の碑 名所・史跡
-
続いて向ったのは「幾春別神社」
説明板に「炭鉱開発と事業の無事を願って建立された神社」とありました -
「幾春別神社」入口の鳥居から境内へ
-
石段を上り神社へ
-
「幾春別神社」の拝殿
ご祭神は天照大御神、大國主神、大山祇神などが祀られており、事業繁栄や健康長寿をはじめ多くのご利益があるそうです -
次に「旧奔別(ぽんべつ)炭鉱」へ
案内板に「1900年に開坑後、1930年に住友炭鉱に経営が移り、1971年閉山した。櫓の高さ50.5m、深さ735mで、東洋一の立坑で、当時の最高の技術が使われ、多くの石炭を産出した」とありました -
遠くから見てもその大きく立派な「旧奔別(ぽんべつ)炭鉱」ですが、ここから先は立入禁止です
旧奔別炭鉱立坑櫓 名所・史跡
-
近くで見たい炭鉱遺産ですが残念です
仕方ないので「旧奔別炭鉱」を望遠で -
次に「三笠市立博物館」へ
1979年に開設され、アンモナイトなどの化石や、恐竜や爬虫類の骨格などが展示されている博物館です -
「三笠市立博物館」入口
入館料は一般450円です三笠市立博物館 美術館・博物館
-
展示室1
白亜紀のアンモナイト中心に約1,000点の化石が展示されています -
アンモナイトは約600点が展示されています
-
ドイツで発見された直径2.5mのアンモナイトの複製で、世界最大のアンモナイトです
-
アメリカで発見されたモササウルスの実物骨格標本で、全長4.5mあります
-
これもアメリカで発見された恐竜「アロサウルス」のレプリカです
-
展示室2
三笠市出身の「医学博士・黒川利雄氏」の記念品
X線による消火器検査や内視鏡による胃ガン検査などの検診を始めた人物だそうです -
屋外には、炭鉱で使われた抗夫運搬用のトロッコが展示されていました
-
三笠市立博物館の裏手へ進み、幾春別川に架かる錦橋を渡ります
-
錦橋を渡った所に案内板があり、この先に「旧幾春別炭鉱」があります
川沿いに遊歩道が整備されているので、ハイキングがてら散策するのも良いかも -
「森林鉄道跡」の説明板
木材運搬のために開設された森林鉄道跡で、川沿いの遊歩道は旧森林鉄道跡地を整備して造られたとありました -
所々に遊歩道沿いに、旧森林鉄道の橋台跡を見ることができます
雑草に覆われて良くわかりませんね -
遊歩道を進むと分岐点に案内板があり、「旧幾春別炭鉱錦立坑櫓」は、この階段を上ります
-
階段を上ると「旧幾春別炭鉱錦立坑櫓」が現れます
旧幾春別炭鉱錦立坑櫓 名所・史跡
-
「旧幾春別炭鉱錦立坑櫓」の説明板
1920年に完成した立坑櫓で、北海道内で最も古いものだそうです
櫓の高さは10mですが、地下は215mもあるそうです -
上の説明板にある「巻揚機と櫓配置図」のアップです
-
建物の中を覗くことができます
中は何もありませんが、当時は石炭の搬出で賑わったことでしょう -
違う角度から見ると、先に巻揚機があります
-
旧幾春別炭鉱の巻揚機が良くわかります
近くで見ることができる、貴重な炭鉱遺産です -
三笠市博物館から更に東へ進むと「桂沢湖」があります
岩見沢市、三笠市、美唄市の水道供給を目的に造られた人造湖です桂沢湖 自然・景勝地
-
桂沢湖の湖畔では、夏はキャンプ、秋は紅葉、冬は湖上でのワカサギ釣りと、四季を通して楽しむことができます
-
桂沢湖の風景です
-
更に奥へ進むと、湖へ流れ込む川になります
このあたり紅葉がきれいですので、秋がお勧めです
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
この旅行で行ったスポット
もっと見る
三笠・南幌(北海道) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
84