2025/05/04 - 2025/05/04
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ヌールッディーンさん
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令和2(2020)年7月から令和7(2025)年1月にかけて保存修理工事が実施されていたため、公開が中止されていましたが、令和7(2025)年4月25日から公開が再開されたので、どのように変わったか気になったので見てきました。
建物の歴史や概要については、以前の記事で述べたので繰り返しません。
https://4travel.jp/travelogue/10394487
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- 旅行の満足度
- 5.0
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まず、外壁の石材の色が白っぽい箇所が目立ちますが、これは敢えて石材を変えた個所が分かるようにしたと思います。以前は屋根から雨漏りのような状態になっていて(詳しいことは忘れましたが、雨水の処理がうまくいかない状態になっていたはず)、石材が傷んでいた箇所を修復したのではないかと思われます。(今回は詳しい説明を聞く機会がなかったので、今後確かめたい。)
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営業室の様子。受付の場所が建物に向かって左側のエリアに移り、その周辺がちょっとした記念品売り場になったため、白山丸模型(大型の船の模型)が営業室の方に移っていました。営業室の広々した感じが若干削がれたような違和感は感じましたが、建物に向かって右側の支店長室や応接室を見せることを考えると、この位置しかないのかな、という気がしました。
(そもそもこの模型を展示する必要があるのかという気もしますが、かなり昔から展示されていたように思うので、日本郵船という会社にとって重要なものだったのであればやむを得ないか、と…。)
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営業室天井。壁紙もきれいになっています。
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営業室のカウンターの柱。柱頭のアカンサスの飾りと下部の装飾が目を引きます。また、照明の形状はこの建物を建てた時代(1906年)に流行っていたアールヌーヴォーっぽさを感じます。
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北海道なので防寒対策のため二重窓。
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書類を保管していたという金庫室の分厚い扉。銀行の金庫室と同じように人が入るための人孔(マンホール)なども見ることができます。
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支店長室。営業室、第一応接室と隣接しているだけでなく、2階の貴賓室にも近い、合理的な設計になっています。
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大階段。手すり周辺の装飾が見事です。
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天井の中心飾りも見どころの一つです。
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大階段を上ったところ。右側の廊下を見渡すと、アーチで来賓用スペースとスタッフ用スペースの空間を区切っているのが印象的。
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この建築でもっとも豪華な部屋、貴賓室。
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貴賓室の見どころの一つが金唐革紙の壁紙です。
この部屋では奥の明るい箇所(修復後)と手前の暗い色の箇所(修復前)が分かるようになっています。以前より修復前のものも明るくなり、修復後の色は以前より控えめになった気がします。(2025年の修復は今回の工事の際に従来の色調が残っていると思われる箇所が発見され、それに基づいて修復されています。)
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復原された金唐革紙
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会議室。ここもこの建築の見せ場の一つで、この場所で日露戦争の際の樺太境界画定委員会が開かれたことも、この建築を語る際に常に言及されるトピックの一つです。
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