2023/05/01 - 2023/05/01
136位(同エリア337件中)
やまたまさん
この旅行記スケジュールを元に
東京にはかつての巨大な城郭、江戸城がありました。
江戸城の周囲には城下町が配置されましたが、さらにその外側を外堀で囲み、城と町を一体化させた「総構え」と呼ばれる造りでした。
そんなかつての外堀周辺には、城門の櫓台跡や石垣の遺構が案外残っています。しかも、えっ、こんな所に!?といった意外な場所にあるものも!
赤坂見附・虎ノ門にある外堀関連の遺構をめぐってみました。
飯田橋~四ツ谷編もぜひあわせてご覧ください。
https://4travel.jp/travelogue/11974667
- 旅行の満足度
- 3.5
- 観光
- 3.5
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- JRローカル 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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東京メトロの赤坂見附駅から5分程歩くと、青山通り沿いに「弁慶濠」があります。弁慶濠は江戸城の外堀の一部だったものです。
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この弁慶濠沿いには見事に石垣も残っており、その上は散策できるように整備されていました。
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弁慶濠に架かっている弁慶橋はコンクリート製の橋ですが、木製の欄干や擬宝珠が付いており、なかなか古風な雰囲気を持っています。
橋のたもとにはボート場もあり、浮き桟橋やボートからフィッシングを楽しんでいる人々が多くいました。弁慶橋 名所・史跡
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その弁慶橋から青山通り沿いに東に約200m程歩いた場所に、江戸城外郭門の一つだった「赤坂御門」の石垣遺構が残っています。
赤坂見附なんて減多に来ない田舎者のワタクシですが、都心の一等地のこんな場所に巨大な石垣遺構が残っているなんてビックリですね。赤坂門跡は国の史跡に指定されています。赤坂見附跡 名所・史跡
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石垣は寛永13年(1636年)に筑前福岡藩主・黒田忠之により築造され、同年に門も完成しました。
江戸時代、江戸庶民の間で行楽をかねた大山阿夫利神社(現神奈川県)への「大山詣り」が流行ったそうだ。赤坂御門は、その参拝道だった大山道の起点として賑わったとのこと。 -
青山通り側から見た全体像。門の周辺の石垣も一式残っていました。
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弁慶橋側に戻り、橋を渡った先に「紀伊和歌山藩徳川家屋敷跡」碑が立っています。この一帯は徳川御三家の一つ、紀伊徳川家のかつての上屋敷だったんですね。
この地域には紀伊和歌山藩のほかにも、尾張藩徳川家の中屋敷や彦根藩井伊家の中屋敷もあたっとのこと。
それらの頭文字を合わせて、明治時代に「紀尾井町」という町名が付けられました。地名に歴史アリ、ですね。 -
紀伊和歌山藩屋敷跡には現在なにがあるかというと、こちらの大型複合ビル「東京ガーデンテラス紀尾井町」が建っています。
実はこの施設内にも赤坂御門跡のビユーポイントがあるらしいので、立ち寄ってみました。東京ガーデンテラス紀尾井町 ショッピングモール
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中庭から一段下がった場所に、石垣見学ができるこんな散策デッキがあるんですね。これは素敵です!開放時間は10時~21時まで。
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デッキの先には、赤坂門跡から弁慶濠側に延びた高さ約15mの石垣が現れました。
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積まれた石垣石には、築造をおこなった黒田家家紋の銭紋の刻印が多く見られます。その上の石には切り出した際の矢穴も見られました。歯形みたいなヤツですね。
街の歴史を感じられるスポットが設置されているのは、嬉しいですね。 -
次に地下鉄で虎ノ門に移動してきました。
虎ノ門といえばオフィス・官庁などがあるバリバリの都心部のイメージで、こんな所に遺構なんて?と思ったのだが、どうやらあるらしい。
駅から近い風格あるこちらの旧文部省庁舎へ。この建物は霞が関の現存庁舎としては法務省旧本館に次ぐ古い建物で、有形文化財登録されているとのこと。中央合同庁舎第7号館 喫茶室2 グルメ・レストラン
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休日で人気のない敷地内を進んで行くと、中庭になにやら妙な造りの空間が目に入ってきました。
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お~、こんな感じで石垣遺構が保存・展示されてるんですね。へぇ~。
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かつてこの辺りには、外郭の門の一つ「虎ノ門」がありました。これは門に続いて外堀沿いに築かれた、高さ約9mの石垣の一部なんだそうです。
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発掘調査についてまとめたパネルも充実していました。説明を見ると、当時の外堀構築がいかに大規模な工事だったかが伝わってきます。
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文部省庁舎が入っている中央合同庁舎第7号館の敷地内には、もう一ヶ所、石垣遺構の見学ポイントがあります。それが地上にニョキっと突き出たこちらの石垣。
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さらにこの石垣、地下からも見学ができるらしい。ということで、東京メトロ・虎ノ門駅の11番出口の地下に潜り込みます。
地下に下りると右手に地上への出口、左手に「史跡・江戸城外堀跡地下展示室」の案内プレートが。出口と間違えて左に向かう人、絶対いるだろうな(苦笑)。 -
階段を進むと江戸城の外堀工事の技術的な説明や、虎ノ門周辺の発掘調査に関する展示物がある不思議な空間が現れた。
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その先にガラス越しに先程地上から見た石垣が現れた。こんな風に地下から眺められる施設をわざわざ造っているのって凄いな。
石垣は虎ノ門から続く外堀の一部で、寛永13年(1636年)に築かれたもの。長さ20m・高さ7.4mの石垣を、一部は伝統技法による解体修理をおこない保存されたものなんだそうだ。
水族館の巨大水槽を眺めているような感覚を受けましたが、その印象もあながち遠からずで、展示室は水堀の水中からの視点になっているんですね。
地下鉄駅の立地を生かした、なかなかユニークな設定に感心した。 -
そして最後にもう一ヶ所、遺構をめぐります。
ここは旧文部省庁舎前の道路をはさんだ反対側。その遺構はこの植え込みの中に隠れていました。江戸城外堀跡 溜池櫓台 名所・史跡
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江戸城外堀跡の石標が、植栽に埋まっています。どれだけの通行人がこれに気づいているやら。。。
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裏手に回ると、櫓台の面影を残す石垣を発見!
こちらは「溜池槽台」の跡で、江戸城外堀の主要箇所に設けられた隅櫓の1つでした。当時は西側に、一対となるもう片方の櫓台があったとのこと。
以上、最後までご覧頂きありがとうございました。
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